お返事、みーちゃん← ( No.281 ) |
- 日時: 2011/01/16 19:01
- 名前: 桜庭 ID:IWlL.HV2
- タイトルどうしたww
大庭「おっと、みーちゃんからの手紙が・・・にあにあ」←
ど、どこに泣き要素がっ! しかし嬉しいよ!ありがとう^^!! 怖いよね、忘れんなよみんな!((誰に言ってるのかな
アミダで決めたなんていえなry アヤノがコウ役だったらそれはそれでおもしろくなったか(ならないお
なん…だと…! うごけ、おれのあし!的な←なんだそれは
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番外編.なんかおかしい ( No.282 ) |
- 日時: 2011/01/17 20:15
- 名前: 桜庭 ID:4j3sdddc
あおいおねえちゃんのいうこときいちゃだめよ
「口説いてみたら?」 「ふえ?」
マサラタウンにあるオーキド研究所に、ブルーの楽しそうな声色が聞こえ、マイの困惑を含めた声も聞こえた。
「え、えと……」 「だーかーらッゴールドに見てほしいんでしょ?」 「は、はい……」
ブルーは座っている背丈の高い椅子から勢いよく立ち上がると床で(なぜか)正座しているマイの手首を掴んで、そのままドアに向かって走り出した。
「ぶ、ブルーさん!?」 「まずは練習が必要よね? だから、まずはグリーンから口説いてみなさい?」 「ええ!? レベル高くないっすか!?」
ドアを開け、振り向きながらそうゆうと不敵な笑みを浮かべ電話をする。 掴んだ、手首を離し「ちょっとそこにいなさい?」と言うと、マイからは聞こえない位置まで移動し話しをしている。 マイはグリーンにでも電話してるんじゃないのかな、と思っていた。 まあ、その通りなのだが……
「グリーン? あ、レッドもいるの! だったら調度いいわね、今すぐ研究所まで来なさいよ!」 『は?』 「いいから! あとね、マイがいった言葉には絶対に反応しなさいよ! 大げさでもいいから! わかったわね!」
半場無理矢理、と言った感じか、電話を切ると研究所前で二人が来るのを待っていた。 その頃、ゴールドはというと……
「なあ、クリス。お前はどう思う?」 「私? そうねぇ……ゴールドは、好きなんでしょ? 私は――」
こちらもマサラタウン。場所はトキワシティでトキワジム。
「お前ら、何しに来たんだよ」 「グリーン先輩は黙ってくださいよ! オレ真剣なんスからッ」
あきれた顔でグリーンが視線を外す。視線を外したその先には、トイレに行ったまま帰ってこないレッドがいるはずのお手入れ。
(というかゴールドも鈍感よね、私のことなんてどうでもいいみたい) 「なークリス〜! お前だけなんだってばよー」
立ったまま話しているのが疲れたゴールドがあぐらで座り込み、クリスを見上げるような形になっている。 はあ、とクリスがため息。クリスが文句を言いかけたときに、グリーンに一本の電話が
「ブルーか……」 「グリーン! お待たせーって電話してるのか?」 『グリーン? あ、レッドもいるの! だったら調度いいわね、今すぐ研究所まで来なさいよ!』
そして、現在にいたるわけなのだが……
(どうしてゴールドやクリスまでいるのかしら〜!!) 「あ、あのブルーさん? 顔が怖いんですけ……ナンデモアリマセン」
この場(研究所前)にいるのは、ブルーの計算では自分を含めて4人のはずだったのに、なぜかプラス2で6人。 これでは計算外だ。それに、口説きを成功させないといけない本人までお出ましではないか。
「こうなったら、ぶっつけ本番ね! マイ、行きなさい!」 「ええッ!? 無理ですって……っひゃ!」
ブルーの後ろに隠れるようにいたマイが、背中を急に押されて、むぎゅっ! と効果音がしそうなくらいにぶつかった。
「ご、ごめなさ……ご、ゴールド」 「あ、ああ……えっと――よくあるこった、気にすんな」
なんだか気まずい二人ね、とブルーは一人思う。 ちらっと隣を見るとレッドが空気を読まなそうな顔で何かいいそうね、とハラハラし始めた時……
「マイは相変わらずドジだよなぁ! この前もシロガネ山で――んぐっ」 「すとっぷ! すとーぷっ!」
あっはは! と愉快そうな笑いと共に、予感が的中してしまった。 それもいけない方向に。 マイがゴールドからすばやく離れると、精一杯のジャンプで口元を抑えて、そのまましばらくいると、レッドが「んーんー!」とし始めたので離してやった。
「ご、ごめん。つい」 「ついじゃねーよ!」
後頭部をさするように謝るが、マイにとっては致命的な何かがあるらしく先輩に向かって"つい"タメ口をきいてしまった。本人たちは気づいていないようだが。
「ま、マイ?」 「ゴールド……あ、あのね! これには深い、ふかーいわけが!」
マイの白い頬に、一滴の汗が。 黒いオーラ全開のゴールドが迫っていく中、マイが必死になるが意味がないらしく、マシンガンが――――放たれた。
「あのなァ! オレはなマイに何かあると心配だから、絶対にシロガネ山に行くなって何回も何回も言ってやったよな! オレがもうちーっと強くなったら連れてってやるから待ってろよ! とかも言ってやったよな! 何よりも! オレ以外の男と!? 一緒に!? ふざけんなよ! いつ!? いつだ! あの日か! オレがいなかった日にか! ああ!?」 「…………あ、う」
ハアハアッと息を肩を上下させるゴールドに、マイは呆然と突っ立っているだけだった。 それよりも、ゴールドの後半の言葉にマイを除いた全員が首をかしげた。
「ゴールド、お前……」 「なんスか!?」 「いや、束縛してるっていうんじゃないのか」
見かねてグリーンが一歩前に出てきて、マイを下がらせる。 カッチコッチ。という表現がピッタリくる。しかし、ブルーが耳元でこうささやいた。
「今よ、マイ。口説いてやんなさい」 「い、いまっすか……あうあう」
また背を押されて、もじもじと指を絡ませて、マイはまだ息が荒いゴールドを見る。 なぜかクリスは、そんなマイに、先ほどとは打って変わって応援したい気持ちになったいた。
「なにかオレに言うことは?」 (おれさまかよー……なんていえばいいの? 口説きってなに?) 「早くいわねーと、お前家にかえさねーぞ」 「え!? そ、それは困る! あ、あのね! えっと、その……」
覚悟を決め、一息はくと、瞳を真っ直ぐと直視。 そして――
「ゴールドって太陽みたいだよね」
「え……?」
しどろもどろすることなくマイが、ズバッと言い切った。 もちろん、顔がりんごのように赤く染まる。どっちも? いいや、周りにいた、ブルーも含め全員が真っ赤になる。
「ぶっブルーさぁぁぁああああんっ」 「さ、最高よ。マイ……」 「顔が笑ってますー!!」
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わたしとあなた ( No.283 ) |
- 日時: 2011/01/24 22:46
- 名前: 桜庭 ID:J5Y4aut2
- 第172話 怪しき手紙
ミカンに渡した手紙は実は自分宛てだった、という奇妙は出来事が起こってしまった今では頭痛などは感じていなかった。 ゴールドに催促され手紙の内容を見て、首を傾げるマイ。 後ろに立っていたゴールドが手紙を覗き込むように内容を見て、同じように首を傾げる。 手紙の内容は次のように書かれていた。
拝啓マイさま マイさま、あなたは私の存在を知っているでしょうか? 知っているならそれで良し、知らないならそれで良し、私のことはどうでもいいのです。 なぜならマイさまは私のことをほんの少ししか知らないのですから。 ゴールドは元気ですか?マイさまに迷惑をかけていませんか? このような形でしか話せなくて申し訳ないですが、私はいつだってあなたとゴールドを見守っていますよ。たとえ形に無くても。 マイさまがここまでこれたのはあなたの力があるからです。いいですか、敵はいつでも傍にいるものです。 これからあなたはきっと「オアシス・オブ・ザ・シーズ」に乗るでしょうが、そこにはあなたの知らない敵が多く存在し、 あなたを混乱へと導くでしょうが恐れずに立ち向かうのですよ。 それでは、ジム戦頑張ってください。
手紙を一通り読み終わってマイの頭には疑問符でいっぱいだった。 読み返してみてもよく意味がわからない。
「マイ、知ってるか?」 「ううん。わからない……」
心配そうな顔つきでゴールドが尋ねてもマイは首を振るだけである。 嫌な予感を覚えつつも心のどこかで好奇心が沸いているのに気づく。
「あ、あのねマイちゃん。私がここに来た理由はマイちゃんに言わなくちゃいけないことがあるからなの……」 「なぁに?」
言葉にすることが難しいのか、言いにくいだけなのかマイとゴールドには分からなかったけれど、ミカンの表情が固くなっている。
「私のお友達に……ポケモンなんだけどね"アカリ"ちゃんっていポケモンがいるの。それで、その子は――」 「……」
黙って聞くマイをチラリとゴールドが見ると、何時にない真剣な顔もちで話を聞いているではないか。話を端的にまとめると、こうゆうことだ。 アカリというポケモンが何やら元気が無く心配で全力でマイと戦うことは出来ない、その元気のない理由はわからないが、このシティの海の向こうにタンバシティがある、 タンバシティには何でも治す万能の薬があり、それを飲ませれば治り、バトルが出来る。 しかし、そこに行くには"渦巻き島"があり今のレベルでは、タンバには行けない、それにミカンには勝てるレベルではないという。
「そっかぁ」 「うん、ごめんね」
しばしマイが俯いていて表情が見えなかったが、哀れんでいる顔ではなかった。 逆にチャンスを掴んだみたいな明るい表情で
「じゃあ、この手紙に書いてあった船に乗ればいいんだね」 「ああ、この前テレビでやってたろ。オレの顔パスでいけるさ」
運命の悪戯か、見事にマイは困ることなくスムーズに旅を続けることが出来るみたいだ。
「船なら明日着く予定だから、今日はゆっくり休んでね」 「あ、はい! ありがとうございました」 「じゃあね」
手をひらひらと振り扉を閉めていくと、聞こえるのはパタパタと走り去る足音だけだった――
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わたしとあなた ( No.284 ) |
- 日時: 2011/01/25 20:05
- 名前: 桜庭 ID:f7AqIWes
- 第173話 彼の名前を覚えてみよう
――船なら明日着く予定だから
「えへへ、えへへ、えへへ〜」 「なんだ?笑っててよ」
ミカンの言葉を思い出して俯き<うつむ>自分で抑えて笑っているつもりなのだが、ゴールドにはお見通しのようだった。 嬉しそうに顔を上げればもうソコはポケモンセンターから外へ出る扉の前で、自動ドアがウィィンと機械独特の音で開く、第一歩――
「寒ッ」 「う〜確かに寒くなってきたな……秋だもんなァ」 「長袖にしてよかったよ。あ、ねえ」
外に出てみれば、冷たい秋風がマイとゴールドの肌に触れてくる。 身体を震わせて両腕を擦りながら、マイがゴールドに問う。
「えっと、その"オアシス・オブ・ザ・シーズ"って船に乗ればいいんだよね?」 「ああ、チケットはいらないしな。すっげぇぞ?」 「そうなんだあ、早く乗りたいなあー」
手紙の内容を思い出すように言い、内心照れながらゴールドを見つめる。 ゴールドもマイの目を見て言葉を紡ぐ。後半はマイに期待をさせるような言い方であった。 ポケモンセンターから程遠くない海を思い浮かべながら歩く、海の香りが風と共に誘ってくる。
「あ! 見えた!」 「おー。久しぶりだな……」
ほんの少しだけ歩いただけなのに、豪華客船――"オアシス・オブ・ザ・シーズ"は威風堂々と海の上に居座っていた。 船体には夏だったら目がチカチカするくらい眩い白で塗られていて、秋色の海にてかっている。 懐かしそうに目を細めるゴールドを余所に、手首を掴まれて転びそうになりながらも走らされる。
「いらっしゃいませ。どうぞ船の旅をお楽しみくださいませ」 「おっ! マイ、アイツならきっとなんとかしてくれる」
砂浜に足を取られながらもなんとか船の入り口まで来た。 オレンジと茶色を混ぜ合わせた髪を片方だけバックにしている好青年が黒く清潔なタキシードに身を包んでお客たちを向かいいれている、それを発見したゴールドの出した言葉が――
「イー・モノフェリア・コリッカ=ナイトじゃん! オレの事覚えてっか?」 「ああ、ゴールドさま。おひさしぶりでございます。そちらの方は?」
明らかに年上の彼にタメで話すゴールド、それ以前に彼の名前をスラスラというゴールドにマイはただ目を丸くするだけだった。 その彼――イー・モノフェリア・コリッカ=ナイトが会釈をしてマイに微笑をかけてきた。 耳まで紅潮しゴールドの後ろに隠れ、マイは混乱する。名前に
「え、えと。マイです……」 「僕の名前は「言わなくていい。混乱してるから」そうですね、すいません。ナイトと呼んでください」 「あ……う、な――ないとさん」 「はい」
まだ隠れているマイを気遣ってイー・モノフェリア……いや通称"ナイト"はしゃがみ込み、敵意はないことをしめした。 名前を呼ばれると首をかしげて微笑む。営業スマイルとは違う微笑みだった。
「ゴールドさまは乗船でしょうか?」 「ああ。タンバシティに用があってさ」 「そうですか。ゴールドさまはブラック会員ですのでチケットはいりませんから、お気軽で乗船してもらって構いませんよ」 「おう。あ、ナイトがオレとマイの世話係頼むな」
マイに最後の最後まで微笑みを持ったナイトは立ち上がるとまた会釈をしてゴールドと会話をする。 世話係、という言葉にまた驚いたマイ。ナイトは、勿論でございます。とまた微笑んで船へと案内してくれた。
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わたしとあなた ( No.285 ) |
- 日時: 2011/01/26 22:38
- 名前: 桜庭 ID:pdt1r5os
- 第174話 ひとつの街のよう
「うっわ〜ぁ」 「どうだマイ? すっげぇだろ」 「うん! すっごい!」
船体の中に入ったら入ったで凄いのなんの。例えるならひとつの街のようだった。 先頭をきって歩いているナイトの後ろのゴールド、その後ろに目を輝かせて歩いているマイの姿。 船の中はゴミはもちろんホコリすら見当たらないほど清潔で、靴を脱いで歩いた方が気持ちがよさそうだ。
「僕たちはこの部屋を"メインルーム"と呼んでいて、右手をごらんください。こちらは世界でも5本の指に入るといわれている料理人たちが作っているレストラン街。左手はお子様……マイさまにもピッタリだと思われる遊園地です」
どうやらここがメインルームらしい。 中央には木々が生えていて、それを囲むように大理石が床を埋め尽くしていて、レストラン街と遊園地側には三メートルくらいの幅の赤絨毯<じゅうたん>が敷かれていて、道のようになっていた。 お子様と呼ばれてしまったマイは内心、これがアメリカンジョークか。と思っている。これはアメリカンジョークではない。ただの茶目っ気を見せてくれただけだ。
「上をごらんください」 「上? わっ――」
真上を見上げたマイは言葉を失う。太陽の光に負けないくらいのシャンデリアがこれまた威風堂々と輝き放っている。天井はないと思う。 あるとしてもかなり階数を登らないとサブルームみたいな場所には着かないだろう。 そして真上ではなく壁側の上を見れば、何階あるの? と疑問を持つくらいの階数に部屋数。 本当に顔パスで入ってきちゃったんだ、とマイはただただ驚くだけで、ゴールドは慣れているのかナイトに、あれはどうなっただの、あれはあーなったんだな。と言っていた。
「こちらがゴールドさまとマイさまのお部屋となっております」 「おう。ありがとな、何かあったら呼ぶから、もう戻っていいぞ」 「はい、では船での旅を満喫くださいませ」
エレベータで5階まで上がり、降りてすぐの所でナイトが手で、こちらです、と示した。 カギを受け取り、ゴールドが扉を開けたらナイトがまた会釈。 マイが部屋を見て夢中になっている途中でナイトはまた仕事へ戻っていった。
「わー! すっご〜い! 海が全部見えるっ」 「全部じゃねーだろ……でもま、退屈はしねーだろうな」
ここで部屋を紹介しておこう。 広さは縦に百二十メートル、横に四十メートル、バルコニーやミニバー、シャワールーム、ダブルベット、テレビ、電話……どこぞの家か、とツッコミを入れたくなるほど完璧完備された部屋だった。
「バーって酒飲めぇし。いやマイなら`あ。お水ある、飲ーもう`とか言って飲む可能性が十分にありえる。よく言っておくか……おーいっマイ」 「なぁーに?」
バルコニーに出ていたマイがガラス製の扉を開けっ放しで出てきた、寒い風がいっきに入ってきた。 目で「閉めろ」と訴えかければ顔が蒼白になってマイがシュバッと"足"で閉めた。
「ま、いっか。あのなマイ」 「う、うん」
バー用の椅子に座りながらゴールドが"ジョウト酒"と書かれたボトルを手に取ってマイに渡した
「え、くれるの? お水?」 「やっぱり……ほら貸せって……ここ読んでみ?」
フタを開けようとしたマイを阻止したゴールドがそのままの手でボルトの注意書きを見せた
「20歳未満は飲まないでください? ふーん、バレなければいいんだよね?」 「ちっがーう! どうやったらそうゆう性格になっちまうんだよ!」 (ゴールドの影響だよ、なんて言ったらどうなるかな。リューくん出しておけばいいかな)
心のうちに黒い思考が舞い込んできたのを吐き出すようにエンジェルスマイルで「冗談だよ〜」と笑いながら言えば、あまり納得いかないようなゴールドの顔がある。
「あ、そういえば。ここオレらみたいな格好の奴等いないから着替えようぜ。着替えならナイトがなんとかしてくれるはずだしな」
椅子から降りるとベットの脇に設置してある電話でナイトの携帯にかける。 一秒も立たないうちにナイトが出てくれた。
『はい。こちらナイトでございます――あ、ゴールドさまですか』 「ああ。悪いんだけどよ、着替えくれねぇか」 『着替え、ですね。少々お待ちください』
その少々が少々ではないほど早かった。 受話器を置き、マイがゴールドのところまで歩み寄っている間に扉の外側から音がする。
「お待たせしました。こちらでよろしいでしょうか?」 「おうって……色々持ってきたな」
あはは、とナイトにしては珍しい苦笑いで数々の服をハンガーラックにぶら下げて部屋にはいってきた。 ゴールドに似合うかも分からない服や、マイに似合うわけもない服やら……
(こちらの中からお選びくださいませ) (マイはどれにする?) (んー……これ)
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わたしとあなた ( No.286 ) |
- 日時: 2011/01/27 22:21
- 名前: 桜庭 ID:L.A3fF26
- 第175話 は、恥ずかしいね……
マイが選んだ服は落ち着いた感じで珍しい色を選んだ、黒色。 似合わないとは本人も思っているのか頬がさくらんぼのように染まる。
「ロングドレスですか、こちらのジャケットもどうぞ」 「あ、ありがとうございます」
ロングドレスと言っても膝よりちょい上の長さのドレスで、白色でふわりと羽織れるドレス用のジャケットをナイトが渡してきた。 照れくさそうに礼をいうと次はゴールドがこんなことを言った。
「んじゃ、マイがそれなら――オレはこれな」 「タキシードですね、きっと似合いますよ」
こちらもタキシードに似たように服を選んだ。 白いYシャツに黒色で袖がなく短いジャケット式のタキシードでYシャツの袖が長いのが気に食わないのかにらめっこをする。
「ご試着なされますか?」 「ああ、そうするよ。マイは……」 「メイドにやらせますね」
ドレスをナイトが持ち、扉を開けてゴールドは部屋で着替えて、マイはメイドの控え室に行くことになるから、ナイトがまた案内をしてくれた。 控え室から、メイドの叫びが聞こえるまでそう時間はかからなかった。
「あらま〜可愛い子ですね。よしよし〜」 「あ、あの……」 「どこから来たの? ママは? パパは?」 「馬鹿ねぇ。デートかもしれないでしょ!」 「あ、う」
沢山のメイド達に囲まれ頭を撫でられ――困った顔をする。 その騒動を見終わるとナイトは部屋から出て行き、仕事に戻るのだった。
***
「お、おまたせ……」 「おー。待ったぞって早くこっち来いよ」 「う、うん……」
扉から顔だけ出して中々部屋に来ようとしないマイを催促しようと座っていたベットから立ち上がり扉を強引に開けるとマイがつまずいて、ふわっ、と甘い香りと共にマイがゴールドの胸に当たる。
「いてて、ごめんね。ゴールド――ごーるど?」 「あ、いや……なんでもねぇ」
上目遣いで謝るが、返事が遅く帰ってきた。 オレも悪かったな。と珍しくゴールドも謝ると、間近で互いの格好を見る。 どちらも顔が赤くなり、マイは顔を俯けてしまう。
「に、似合ってるね。ゴールド……かっこいい、よ」 「だろ? お、オレは何着ても似合うんだからな……マイだって可愛いじゃねェか」
そっぽを向いたゴールドの耳が赤くなりながらいうのが俯いたマイから見えた。 声もかなり震えている。 なんだ、どっちも恥ずかしがってるんだと分かると悪戯に笑い、レストランに行こっ!と腕を掴んで部屋から出るのであった。
(ボール持ったか?) (うん! ジャケットの中だよ。あ、アイスあるかな〜) (……はぁ。今は秋だぜ?)
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わたしとあなた ( No.287 ) |
- 日時: 2011/01/28 19:57
- 名前: 桜庭 ID:/aExc9CY
- 第176話 ふー&あーん
「オレ、サーロインステーキ」 「わたしはねー、トリュフ入り和風シチューとドリンクバー」 「あ、オレもそれ追加ね」
メニューを指差さしてマイが言い、ゴールドは運ばれてきたお冷を飲みながら横目で言う。 オーダーを取りに来たシェフの名は、ナイト同様長ったらしい名前でマイはまた覚えることが出来なかった。
「いや〜空いててよかったな。ここ結構人気ある料理店らしいぜ?」 「ふえー。あ、これも頼めばよかったなぁ……」 「また後で頼めばいいだろ。っておいまじかよ、それ……」
ガラス製のコップから氷の弾ける音がすると一緒にテーブルに置く音、さらにそれと同時進行で椅子を傾けて、店名を指差す。 興味がないのか薄い反い。今興味津々なのはメニューのようだ。 どれだ? と椅子を元の位置に戻して未だに持っているマイのメニューを手に取り、うげっと苦い顔をする。
「えー。おいしそーじゃない? このチョコミントアイスのイチゴ盛」 「女子高校生か……いや、時期になるもんな」 「へんなゴールド――」
***
「わーい! おいしそ〜」 「おー。早かったな」
器用に片手で割り箸をわるゴールドに、両手で割るマイ。ここで性格は別れるらしい。 ゴールドとマイは満足気に運ばれてきた料理を一通り眺めてから、一口に食べた。 満足気にゴールドは次々と口に含んでいき、マイはというと、最初の一口で終わっている。
「おい……マイ?」 「ん〜ッ」
両手で口元を押さえて、ふるふると顔を横に振る。 目じりにはうっすらと涙する見える。
「なんだ!? どうしたんだよ!」 「ん〜ッん〜ッみ、みひゅっみひゅちょーらい!」
蒼白したゴールドが席から立ち上がって傍まで走り寄る。 足を小さくバタつかせて"みひゅ"をゴールドに要求するが"みひゅ"? と首をかしげる。 ぷるぷるとかなり振るわせた手を伸ばし、先にあったものは"水"
「あー"水"な」 「んくっんくっ……っふは」
ひと段落したので席につくと料理を食べ始めると思いきや、 料理そっちのけでマイが面白いのか肩肘をついてじっくりと見る。 顔がりんごのように染まっているマイが口元に水滴を少しつけて言った。
「わたし猫舌なんだよね」 「猫舌〜? 知らなかったぞオレ……いや、知ってたかもしれねえ」
旅に出る前に何度もゴールドの家で食事を共にしていた者同士だからこそ分かること。 思い出し笑いされて恥ずかしいのかシチューをスプーンで軽くすくって、にらめっこする。
「ふーふーすればいいんじゃねーの?」 「ふーふー?」 「んだよ、知らねぇの? こーすんだよ。貸してみ」
笑いをこらえながら言っているのかちょっとだけ声に振るえがある。 その声でマイは知らない単語を言われて疑問符が浮かび、ゴールドは言葉の通りスプーンを手に取って、ふーふーしてやる。 口が開いたままのマイ。かなり驚いていて顔までまた赤くさせた。
「これがふーふーなんだぁ」 「ああ。次食べる時やってみ。ほらよ、あーん」 「あーん。んぐんぐ……あ、熱くない」
ナチュナルにあーんをさせれ恥ずかしがるのもどうかと思ったのか平然と受け取る。 熱くない。と衝撃的だったのか思わず感想を述べてしまった。
(やっぱり見てて飽きないなあ、マイって) (ほえ? なんか言った?) (なんでもねーよ。これ食ったあと、何すんの?) (探検っ) (ですよねー)
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わたしとあなた ( No.288 ) |
- 日時: 2011/01/29 16:01
- 名前: 桜庭 ID:Njv61xkY
- 第177話 もうひとつの"メインルーム"
ここはゴールドたちが泊まっているオアシス・オブ・ザ・シーズのもうひとつの"メインルーム" 最上級のロイヤルロフトスイーツでただひとり、彼はコーヒーを口に運ぶ。
「う〜ん、おいしい。いつかこの味が分かる時が来るのかな?」
なぁ、キング? とコーヒーカップをテーブルに置くと、その置いた手で自室から持ってきたのだろうチェスのキングを片手で持ち上げると揺ら揺らと不安定に揺らす。
「しかし、まァ。キング、君は予想外の動きを見せてくれるな」
そっ、とキングをナイトの傍に置きなおすと、ポーンを改造させたカイリューだろうか、そのポーンをまたキングの傍に置こうとするが、引き離す。 口元が笑っている。愉しそうに、愉快そうに。
「さてと。ナイトくんは? どう動いてくれるのかねぇ」
お次はナイトをつまみ上げるようにして持ち上げて、また不安定に揺らす。 まるで船に乗って揺れているかのように。
「キングは気づいているみたいだけど? いや、気づいてない……かもな」
自嘲気味に笑いをこぼすと、手元においてあったベルを軽く振る。 ナイトを元の位置に戻すと同時に召使が来た。ナイトとは違う、本当の貴族のような。
「及びでしょうか? ――さま」 「おいおい、その呼び方はよせ。コードネームR<アール>でいい」 「申し訳ございません。Rさま……ご用件は?」
深く礼をする召使の名を呼ぶ"R"は外に出たい。とただ一言いうだけだった。 それほどこの"R"は上級者なのだろうか。軽いともいえない変装はどこか、また愉しそうにしていた。
「ゴールドーッゴールドーッ」 (おや? あの子は……)
メインルームのからこの"メインルーム"への階段を間違えて上がってきてしまったマイが口元を手で覆って、そして走ってゴールドを探していた。 よほど夢中に探していたのだろうか、"R"に気づかずに、思いっきり正面にぶつかってしまうのだが、見た目はヒョロイおじさんの"R"足腰がしっかりとしているので、そのまま後ろに倒れることなくマイを受け止めることが出来た。
「いてて。あっおじさん、ごめんなさいっ」 「ははッ大丈夫だよおじさんは大丈夫だよ。きん――お嬢ちゃんは大丈夫かい?」 「お、おじょっ!? だ、大丈夫です。ほんとごめんなさい……」
おでこを摩り涙目になったマイの涙をハンカチでふき取りながら"R"は言った。 途中で何かを言いかけたが、持ち前のポーカーフェイスでマイは気づかない。 なによりも、ぶつかってしまったことを深く反省しているようだ。
「お嬢ちゃん? きっとこの階段を降りていけばゴールド……くんに会えるはずだよ」 「へ? あ、ありがとうございます」
何も気にしていないよと、言わんばかりに笑顔を振舞う"R"は、マイの背を押してやり来た道へ戻してやる。 不思議そうに首をかしげながらマイは階段を降りていく、ふと振り返れば"R"の姿はどこにもなかった――
(あのおじさん、どこかで見た気がするんだけどなあ) (あッマイ! どこ行ってたんだよ!)
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わたしとあなた ( No.289 ) |
- 日時: 2011/01/30 13:33
- 名前: 桜庭 ID:LEJQxzVY
- 第178話 知らない、知られてはいけない物語り
バルコニーにいるマイの頬に当たる風が冷たい、秋なのだ。 船に乗っているから突き抜けるような風邪が刃物のような感じがする。
(あのおじさん)
あのおじさんとは"R"のことだろう。 今日、今は日付が変わってしまったが、未だに心残りがあるというか、何か引っかかる。 大切な思い出のような――
(どこかで会った)
ちらっと部屋の中を見ると、バルコニーに出る際、寝ているか確認したゴールドがぐっすりと寝ている。 それをみて安心したのか、夜空に輝く満月を見上げる。 マイの瞳が光と反射して、何かあると危ないだろうと、腰につけていたポケモンたちはまぶしそうに目を閉じた。
「たいようとひまわり、ねぇ」
誰にも聞かれないように呟いたその言葉は、海にぽつりと置かれたように思えたが……
「ねえ、出てきたら」
バルコニーに背を預けるように振り向くのはゴールドではない、隣の部屋とこのバルコニーを繋げるための板。 その板が180度回転して出てきたのは、マイにとっては"おじさん"の"R"だった。 余裕な顔でお出ましだ。
「おじさんさあ、わたしが旅に出てから」 「ん?」 「ううん、わたしが旅に出る前から、ずっとずっと見てるよね」
間髪いれずにマイはいう。 綺麗に手入れされて髪が夜風に弄ばれるのも気にせずにいい続ける。
「おじさん、だれ?」 「おじさんはおじさんさ」 「ふざけないでよ。こんなことできるおじさんいる?」
真剣な眼差しが一転、"R"の言葉に苦笑いをしながらマイはさらに問うが応えは同じだった。 そんな"R"に不愉快そうな。今のマイをしるものには、信じられない険悪の表情
「名前、教えてよ」
一瞥<いちべつ>しマイは短く吐き捨てるだけ
「ポケモンバトルで勝ったら、ね」 「上等じゃん」
二人の会話はそれだけ。"R"が指を軽快に鳴らすとバルコニーが一転。 暗い部屋になった。
「ここ、どこ」 「"メインルーム"さ」
先ほどとはうってかわって不安そうな表情。 やはり、まだ子供か、そんな風にため息をつけば、"R"はこういい放つ。
「ブレイクトレーナの"マイ"」 「ぶれ、いく?」
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わたしとあなた ( No.290 ) |
- 日時: 2011/01/31 18:41
- 名前: 桜庭 ID:Jie6AZe.
- 第179話 無敵?
身構えるマイに"R"は警戒心を解くためが近寄る。 腰についているボールを確認し、マイは油断を見せない。
「ひまわりとたいよう。知ってることを言ってごらん?」 「ッわたしがひまわりで、ゴールドがたいよう」
ボールを持った手を挙げようとしたのに、それさえも阻止された。 諦めたようにマイは知ることを話す。
「ねえ、どうして"ひまわり"と"たいよう"だと思う?」 「あなたには、関係ないでしょ」 「ひっどいなぁ? まあ、無理ないね」
今度は馬鹿にしたように笑う。 この時、既にバトルは始まっていた。"R"がマイの手を放したから――
「リューくんッいっちゃって!」 「ゾロアーク、行くんだ」
マイが出したのは一番のパートナーのハクリュー。 この暗い部屋に負けないくらいの輝きを放つ。 対するはマイの知らないポケモン。図鑑を置いてきたのが後悔だ
――たいようをみるひまわりみたいだね、きみは ――おじさんだれ?
「リューくん!?」
攻撃を指示する前にハクリューが倒される。 瞬きする暇もない
――おじさん? はは、おもしろい子だね ――お、おもしろいかなあ
「お次は、どうする?」 「キューくん!」
無傷のゾロアークが威風堂々とステージに座り、こちらを見ている。 どこかその表情は悲しそうで。 マイが声を上げてから約2秒、ロコンが飛び出して戦闘態勢に入るまでが3秒 合計5秒の間に、"R"は攻撃を指示してしまう。
「遅いッ名前を言ってから繰り出すのはタイムロスだ」 「……!」
正論を言われてマイは反論が出来ずに、どもってしまい相手が有利となる。 そんな弱気な姿を"R"はなんとも思わないのか、次のポケモンを出せ。という 勝負はもう分かっている。マイの敗北だ。それしかない。
「悲しむのは終わりにしたいか? ラストのポケモンを出すがいい」 「――ん。…………10万ボルトッ!!」
今まで名前を呼んでから繰り出していたので、いつもの動作になれていないのか声がなかなかでなかった。 しかし、それがまたよかったのか。"R"の指示が遅くなり、ゾロアークに小さいながダメージを与えた。
「! やるな……」 「ピーくん! 頑張って! 電光石火!」 「だが……」
やった! と嬉しさを顔に表している間に、違う笑みを浮かべる"R" マイのその一瞬の油断が、この悪夢を終わらせるのだった。
「ピッカァ!!」
赤子を投げ飛ばされるようにピカチュウが宙に舞い、マイの腕の中に落ちる。 息は無かった。
(う、そ……でしょ?)
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わたしとあなた ( No.291 ) |
- 日時: 2011/02/01 14:48
- 名前: 桜庭 ID:Ty4HiIGQ
- 第180話 悪夢のような悪夢
「――マ――いッ――マイ!」 「ほえ? あー」
朝だ。朝日がまぶしい。カーテンを閉めずに――眠ってしまった? ゴールドの呼ぶ声によって、あの悪夢から目覚めたマイはなんとも馬鹿らしい声を出してしまった。
「大丈夫か? 寝苦しそうだったけどよ、平気か?」 「う、うん……あ! みんなは!」
寝ぼけ眼と目覚めたばかりの頭でうまく動かないのか、おぼつかない足取りで"テーブル"の上に置かれていたボールをみる。
「いきてる……生きてる!」
ハクリュー、ロコン、ピカチュウをボールの中から見つめる。 朝から何事? と慌てたハクリューたちは、ご主人の潤んだ瞳を心配そうに見た。
「おいおいおい、朝からどーゆーこった?」 「えっとね――」
実に現実じみた悪夢、なぞの男の話をするマイは必死でゴールドも、うんうん、と真面目に聞いてやっている。 そして、一通り説明を終えたマイは、着替えていたはずの普段着を棚から出して着替えてくるね、と扉まで近付くといい、ゴールドは悟ったように
「ああ。オレも着替える。待ってるな」
それだけ聞くと、ばたばたと誰も居ないメインルームへの階段へ走っていくのであった。
(あのおじさんは――なにか、引っかかる)
ゴールドに起こされる前、嘘だと信じたかった自分へ、彼はこういった ――君は成長する、これから。もっともっと、な。そんな君に私のコードネームだけ教えよう。"R"だ。以後、よろしく
「R……どっかで聞いたような、そうでもないような」
口に出してみても、思い当たる節はない。 あれは夢だったんだから、とマイはこれ以上考えるのをよしとした。
「でも、強くならなきゃ。なんか、そんな感じ!」
立ち止まって宣言する。 誰もいない階段に響くマイの声は、今度こそ誰にも聞こえなかった。
「ただいまー」 「おかえり。遅かったな」
えへへ、と笑ってマイはゴールドを眺める。 当の本人は、自分の相棒たちの手入れやらをしていて、気づいていない。
(まだ、いっか) (まだ、いいよな)
――まだまだ旅は続くんだから!
「と、いうわけでゴールド! バトルしにいこっ」 「はぁ!? めんどくせーし……お前だけにしろよなあ」
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第11章おわり ( No.292 ) |
- 日時: 2011/02/02 20:14
- 名前: 桜庭 ID:SfyCP0Sc
- 第11章 あいあいあいあい!
第167話 >>201 第168話 >>207 第169話 >>212 第170話 >>237 第171話 >>249 第172話 >>283 第173話 >>284 第174話 >>285 第175話 >>286 第176話 >>287 第177話 >>288 第178話 >>289 第179話 >>290 第180話 >>291
今回は結構甘っちょろい系だったので書いてる時に吐きそうですたー あーでも次章とかどうなるんだー(( ゴールドがあんまり押せ押せじゃなかったんで、それが心残り…… 12は俺様とか入れなきゃねーとか思ったりしてるんだけどイマイチ思いつかないという(しょぼん
あ、どうでもいいおまけ↓
【くだらないことを】わたしとあなたが第11章を突破した記念として、オリキャラ4人に質問に応えてもらうことにしましたSPECIAL【またはじめたみたいだよ】
マイ「なんかやるみたいだよー」 アヤ「唐突に……」 コウ「面倒だな」 ソラ「俺まで?」
Qお風呂に入った時、どこから洗いますか? アヤ「いきなり下いはなry」 マイ「黙ろうか。わたしはねーえっと、顔から!」 コウ「頭洗って、身体だな」 ソラ「二の腕、かな?」 アヤ「……背中」
Q回転寿司に行ったら何を食べますか マイ「回転寿司ってあの安物の寿司屋さん?」 アヤ「安物って……まあゴールドさんといればそうなるわよね」 コウ「俺、回転する寿司見たことない」 ソラ「回転寿司だ!回転する寿司じゃないよ(笑」 応えになってないという
Q甘いものはどこまでいけますか? マイ「いくらでもっ生クリーム系ならもっといける!」 アヤ「案外嫌いじゃないわよ。和スイーツの方が好みかも」 ソラ「俺はパスだなーあ、でもバレンタインだったら別な」 コウ「ソラさんって……俺もマイと同じ、です」
Q普段は何をしていますか?(長編VERで) マイ「普段? んーとゴールドと一緒に遊んだりしてるかなあ」 アヤ「アンタいつか性.的な遊びしそうね。相手が相手だし」 マイ「いやそれはな……うん」 アヤ「否定しなさいよ! アンタ週に何回お泊りしてるの?」 マイ「多くて7日、少なくて4日」 アヤ「ああ、もう駄目だ」 マイ「?」 コウ「つか性.的な遊びってなんだ」 ソラ「マイが性.的な遊びを知ってるなんて(泣」
Q一日だけ体を取替えっこすることになりました。誰となりたい? マイ「コウちゃん! あ、アヤノかなあ……いやソラ兄ちゃん! ん、でも〜」 コウ「絶対嫌だ! お前、俺の身体でへんなことするだろ!」 アヤ「私もごめんよ! あんたとなんて……!」 ソラ「俺は構わないけど」 コウ&アヤ「 男前! 」
Q長い間ツルんでると嫌でもお互い見えてきますよねー本人が気づいてない癖とか! バクロしちゃってよ! 全員:チラチラと互いを見合う マイ「んーえーあー……コウ、道に迷う」 コウ「んなってめぇ! マイが使ったあとのスタジアムがボロボロになる」 アヤ「マイが使った後の洗面所が水浸し」 ソラ「マイ、夜ひとりでトイレに行けない」 マイ「なんでみんなわたしのことを!? てかもうひとりでトイレ行けるもん!」 ソラ「成長したなあ……」 コウ「ソラさん……アヤ、クリスさんの後にこっそりついていく習性がある」 アヤ「え!?」 マイ「アヤ、同性愛に興味ある。またはオタク」 アヤ「はぁ!?」 ソラ(仲いいんだなあ、みんな)
Q夏祭りに行きました。夜店でみんなが買って手にしているものは? ソラ「そんなわけでお祭りに来てみたぜー」 マイ「せんせー持ちきれません。焼き蕎麦とお好み焼きとたこ焼きと焼きモロコシとソースせんべいとフランクフルトとクレープと林檎飴と金魚で食べれません」 ソラ「はいすごいですね。金魚を間違えて食べないように(逃」 コウ「ソラさんこそ、両手にいっぱいの林檎飴が」 ソラ「ああ、これ? サイコロの出た目だけもらえるやつ。6が出たらプラス1って言ってた」 マイ「ソラ兄ちゃん、林檎飴もう一本頂戴」 ソラ「二本あげるよ、コウ、それは?」 コウ「輪投げと射的でゲットしたぬいぐるみ」 マイ「そんなことより、わたしと焼き蕎麦とたこ焼き持って」 コウ「餓鬼の子守してるわけじゃねーんだよ……――おら、貸せよ」 マイ「食べないでね」 コウ「食わねぇよ!」 ソラ「じゃあ、はい。林檎飴も」 コウ「4本もいらない!」 マイ「それより、アヤノは?」 コウ「そんなことよりって……」 ソラ「型抜きしてる」 マイ「殺気が出てる……」 コウ「折角アンパ○マンのおめんを後ろにこっそりかぶせたのに」 マイ&ソラ「 あれやったのお前か! 」
Qソラがつくるので一番おいしいのって? マイ「なんだろ、みんなおいしいよ?」 コウ「カレーは最高だなー」 アヤ「あれだ、あれ……餃子が」 マイ「あー! あれ美味しいね! ニンニク少ないし」 コウ「一度ビビったのは『今夜ウドンなんだけど、食べてくか?』って」 マイ「しばらく経ってからキッチンからビターンッビターンッって」 コウ「そんで全員で『おい! 打つところからかよ!』って突っ込んだよな」 ソラ「素材から作るからこそ、おいしいんだぜー?」 マイ「普通でいいよ、普通で」
Qあなたにとって腕時計って? マイ「必要なくね? ポケギアあるし」 アヤ「時間なんて気にしないわ」 コウ「俺も。いらねえ」 ソラ「右に同じ」 実はこれ心理テストで、時計=恋人らしいっス
Q50年後、どうしてる マイ「身長伸びてる!」 コウ「ちったあ現実見ろ、マイ」 ソラ「68かー……いけるな」 アヤ「生きてるといいね、みんな」 マイ&コウ「 なんか他人事〜 」
Q4人でいる時、どんな話してるの? アヤ「大体」 ソラ「こんな感じで」 コウ「グダグダしてる」 マイ「もうちょっと真面目に応える気はないの!?」
Q誰が一番歌、うまい? コウ「こればっかりは」 アヤ「・・・マイ、よね」 ソラ「だーよーなー」 マイ「いや〜それほどで「うざい」ごめんなさい」
全員「 お わ れ ッ 」
以上ですー( 応援宜しくお願いします(
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わたしとあなた 外伝 ( No.293 ) |
- 日時: 2011/02/03 19:54
- 名前: 桜庭 ID:SZLRAY8I
- 開かれた未来
この物語りは、歯車がそれぞれの場所で動いていた物語り――
「なぁ、マイそれ何だ?」 「あのねっわたしが考えたポケモン」 「へぇ……名前は?」
――えっとねぇ……"スイクン"!!
サニー地方とは、名前の通り"太陽"の国。
「禁忌子!? この子を処分するんだ!!」
太陽のように光り輝く瞳は、禁忌の印。 輝いてよいのは太陽だけなのだから――
「待って! この子を殺すなんて、そんなの出来ない!」
今まで生まれてきた子供は殺されるか、どこかへ流されるかで、 生き残っている生存者は少ない。
「ごめんね、ごめんね。あなたが"ソウルシティ"で生まれなければ……」
マイの住んでいたシティ……ソウルシティは"魂が呼びかう"街 ソウルは他のシティと違い、独特の宗教があった。
「金晴眼<きんめ>の子が生まれただと!?」
瞳の色が"金晴"だけで、恐れられてしまう。 だが、それはソウルシティだけで。他の地方では普通の子として扱われる。
「あなたは希望に溢れる子でこのシティで育って欲しかった たとえ禁忌の子であっても、"希"に生まれる子でいても、ひとからは頼られる、"依"存だってされてしまう子になってね――さようなら"マイ"」
ソウルシティから近いこのシティの寺院にマイは――置かれた。
「マイか――あふれる希望の"希"に、天の声を聞くという意味の"依"……ってか?」
このマイがソウルの歴史をかえるとは、まだ誰も知らない。
「ははっ。可愛いねぇ、食べちゃいたいくらいだ――」
そう言って、彼はマイのデコに軽く唇を落とし、微笑んだ。 寺院、一角の部屋の闇で、金色<こんじき>に輝く瞳が"2つ"
(さあ、マイちゃん。しばらくは退屈させないでくれよ?)
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わたしとあなた 外伝 ( No.294 ) |
- 日時: 2011/02/04 22:49
- 名前: 桜庭 ID:ScauXFBo
- 涙だけの世界
「ママ! ママぁ! しんじゃいやだよぉ!」 「よせよ、コウ。母さんが可哀想だろ」
嫌な夢を見て起き上がる。ごろ寝をしてしまったようだ。 汗ばんだシャツを脱ぎ捨て、そのまま床に寝転ぶ。
「おいおいコウ? いつからそんな趣味に走ったんだ?」
半裸でフローリングの床に寝転ぶ弟を見て笑う兄は、取り込んできた洗濯物を床に一旦置き、引き戸を開けて、また持ち上げて部屋に入ってきた。
「兄ちゃんには関係ないだろ? つか、趣味じゃねーしっ」 「恥ずかしがるなって! 可愛いなぁ、お前!」
ぐしゃぐしゃっと髪を乱暴に触る兄の顔は嬉しそうで、悲しそうな。
「なあ、兄ちゃん。兄ちゃんの体調がよくなるまで、オレが父さんを探すよ」 「いや、いいよ。結構面倒なんだぜ?」
10歳児をなめんな! と勢いよく立ち上がり、汗で滲んだシャツを洗濯籠に穂織り込む。
「あ! 折角洗った中に汚いもんいれんなッ」 「汚くねーよ! オレ、今から旅に出るから!」
部屋から勢いよく出たと思ったら、すぐに戻ってきた。 何事かと思ったら、外が寒かったらしい。
「ジャケットとーあ、あとその赤いシャツでいいや。これ、もってくな」 「あー? ん」 「さんきゅ」
コウのシャツを洗濯籠から出した兄は、違った洗い立てのシャツをコウと手渡し、着終わるとジャケットを手渡した。
「テキトーにリュック持ってくなー」 「はいはい……ってまじで旅にで――いないし」
振り向くとコウの姿はなかった。 まだこの時、兄は知らない。盗みを働くコウのことを。
(さぁてと! ジョウト地方にでも行くか!)
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わたしとあなた 外伝 ( No.295 ) |
- 日時: 2011/02/05 15:09
- 名前: 桜庭 ID:eJlFE0nU
- パンドラの箱を開けて
もうずっと前のお話を、また夢見てる――
「おはよう」 「おはようございます、お母様」
寺院の朝は早い。 太陽が昇ると共にスタートをするようなものでいて、幼いアヤノにはキツいものがあった。
「今日もたくさん愛をささげましょうね」 「はい。愛を……」
この家族は何故だか"愛"につよいものを感じる。 家族愛、友達愛、恋人愛……それは個人に送られるものの愛。 しかし、この家族はすべてに愛をささげようとしている。
(私だけには、向けれられない愛)
小さな頃から全てのものを愛すると誓わされ、個人に対しての愛を要求するなんて許されなかった。
(誰でもいいから、私だけを愛してほしいわね)
望みを聞いてほしい、かなえて欲しい。 もちろん、家族はアヤノを愛している。平等に。他人とも平等に。 それは屈辱的なものも感じられるかもしれない。 だから、こそアヤノは抜け出したかった。
「やっぱり二次元よね……はあ」
なんとも悲しいことにアヤノは二次元という世界にはまってしまった。 この世界だけなら、私だけを見てくれる。なんて勘違いをしている。 女の子同士の友情は素晴らしい。男の子同士の熱い友情も素晴らしい。 私もいつか、この女の子たちのような素敵な――
ここでアヤノは決定的に道を踏み違えてしまう。
(素敵な恋がしたいわ――女の子と)
誰にも告げずに、とはいかずにアヤノは二次元のように自分を好きでいてくれるひとを探したいと言った。 もちろん嘘を言えるわけのないアヤノの目は真っ直ぐで、反対をしようとした両親も
「これは、一種の愛なんだね。それなら我たちも見直さないとな」 「アヤノが決意を示したのは初めてで母さん嬉しいわ。行きなさい、アヤノ」
そう言って、アヤノは家を出た。暖かい家族の愛を背負って。 二次元にはまってしまう前からジョウト地方で凄腕のボランティアさんがいるという話を聞いた。 これも愛なのかな? と興味で見ていたアヤノは、男女問わずに関りももつ、凄腕――クリスタルに憧れを抱いた。
なんとも忙しいひとである。
(まずはクリスさまに弟子入りを、それから私をすきでいてくれる……)
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おめっとう! ( No.296 ) |
- 日時: 2011/02/06 14:24
- 名前: 天月 ID:HOT7uZXI
- 11章おめでとう!
甘いのいいよ甘いの^p^ ゴーマイは公式でいいよね!← 太陽と向日葵にときめいた(ぇ
外伝に泣きそうになった私が居ます。マイちゃんで( 金目、いいじゃないか。赦してくれよ(誰だよ
コウちゃんの行動力パネェっす^p^p^p^ 兄ちゃん、あなたの弟は盗みを働きました。← 最後の台詞のコウちゃんが、とても良い笑顔に見えました。
あwwwやwwwのwwww←笑いすぎです >素敵な恋がしたい で吹いたのは言うまでもry \キャーイカサーン/ 二次元?哀しくない、かなしくなry 男同士の愛情って!いいよn(決定的に間違ってるのは私です。
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みーちゃん ( No.297 ) |
- 日時: 2011/02/06 15:21
- 名前: 桜庭 ID:ROxAZU6s
- 参照: こんなんでいいかな
- みーちゃん
11までいったー!(( 甘いと吐くのよ、吐く(大事なことなのry たいひま!←
外伝は本来、こっからはじめてやろうじゃねーの的なもんだったので、昔のファイルから引き出しt(STOP) なので厨2病すぎて笑えた(悪い意味で
アヤノはもう全俺っス←俺は女の子に恋はしないが(当然っす ww吹いたのwww 恥ずかしいから変えようか迷ったのよ(( ベーコンレタスはわたしの小●校からの主食ですので^p^
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わたしとあなた 外伝 ( No.298 ) |
- 日時: 2011/02/06 22:51
- 名前: 桜庭 ID:ROxAZU6s
- 短くまとめたわたしのしんかろん
「はい……はい。なるほどね。わかりました、責任持って引き取りますね」
今、わたしはどんな顔をしているんだろう かんじょうっていうんだっけ? こうゆうモヤモヤした感じ。
「マイちゃん? あなたはこのお家で暮らすことになるからね」
だれ、このひと。 あの変なぼうずのひとに連れてこられた場所は、わたしがもともと来なくちゃいけない場所らしくて
「それじゃあ、よろしくお願いしますね〜」 「はーい。マイちゃん、バイバイはいいの?」
あのぼうずには嫌な思い出があるといえばないし いい思い出があるといえばな……ある
「ばいばい」 「おいおい、それだけか〜? まあ、お前らしいがな! 可愛い子になれよ〜?」 「さよなら、ばいばい」 「か〜可愛くねえなあ。まあ、お前もいつかは彼氏でも持つような子になるって信じてっからさ! あばよ!」
振り向かずもしないで、おうまさんに乗ってお寺に帰るあのぼうず。 なんか、さみしい。
「マイちゃんは身体が弱いのみたいねえ。それじゃ、別室の方がいいかな?」
だから、だれ。
「みんな〜新しい子よ、あいさつしてね」
たくさんいる。同じくらいの子は……いない?
「お前、名前なんつーの?」 (だれ) 「オレはソラ! お前ちっせーな」 (だれ) 「ソラ! マイちゃんは驚いてるのよ?」
ソラっていうんだ。なんだっけ、ふれんどりー?ってかんじな子 子って失礼?
「一通りあいさつは済んだわね? それじゃあ、マイちゃんは事務室にきてもらおうかな」
きょひけんはあるんですか。
「不思議な子ね。目の色が綺麗なのに、暗そうな顔したらもったいないわよ」 「……そうですか」
はじめて褒められた。 この目にほこりを持ってもいいんだ。
「これが書類ね……ソウル出身から――寺院……え? ソウル!?」
このおばさん、たしか園長せんせ。は驚いて目を丸くしたから、わたしも驚いたよ……
「私もソウル出身なのよ! すごいわね。ソウル……ソウル」 「目の色――」 「ああ! 気にしないのよ、私そうゆうの! だからマイちゃんも、その目に誇りを持っちゃいなさいな」 「はい……!」
嬉しそうに笑う園長せんせはしょるいとかいうものに目を通してる
「3歳、ね。はいはい、はいはい」
はいはい。が口癖? なのかな。面白いひと
「マーイーいるかー?」 「そあにいちゃん!」
ソラってひとと仲良くなった。 口でいうのは難しい……どうしてもソラって言えない。
「この部屋でひとりだもんなあ。辛いか?」 「そうでもないよ。なれっこ!」
ここにきて何年目かな、もう結構たつのかな?
「マイが来て3年目か〜」 「こころよんだ?」 「どっちでしょーか?」
うーん。いまいちソラにいちゃんはわかんないや。 でも、かんじょうは豊かになったねーってせんせーに言われた。うれしい。
「……あ、あのな」
いいにくそうなソラ兄ちゃん。 こんな悲しい表情はあんまり知らない。
「オレ、今度引き取られるンだ! なんでもシンオウとかいいえらーいひとの」 「えらーいひと?」
ひきとら? え? それって、考える前に違うこと言ったから あとからいいにくい……
「そ! えっらーいひとの!」 「どっか行くの?」 「――まあ、そうなるな」
そっか。そうなんだ。 でも、そうだよね。引き取られるためにここにいるんだもん。
「そうなんだあ。ばいばいだね」 「ごめんな。オレがもうちょっといれたら、お前も楽になれたかもしれないのに」
そんな会話で一日が終わった。 やっぱりソラにいちゃんは難しいひとです。
前にばいばいした時とは違う。悲しみが生まれて、涙が止まらなかった。
「それじゃ、オレいきます。今までありがとうございました」 「……そあにいちゃっ」
やっぱりいやだよう……! 抱きついたソラにいちゃんは暖かい。
「ごめんなあ。ごめんなあ」 「泣いちゃ、だめ。だよ」 「お前も、だろ?」
真っ黒な車、長い。あれはなに?りむじんっていう車? ほんとうにえらいひとなんだ…… 困ってる。だけど、優しそうなおじいさんとおばあさんだなあ
「そあにいちゃん。ありがと」 「なにいまさら……ありがとうな。あ、これ。渡そうと思ってた」
そういったソラにいちゃんは手首にしてあった金色と銀色のリングをくれた。 前から大事そうにつけてた――
「これ、大事な……!?」 「これは大事なもんだ。だから、こそマイにあげるよ」
あ。 ソラにいちゃん車に行こうとする。 だけど。 とめたらソラにいちゃんの人生をまた狂わせる――
「それは、マイの大事なひとに譲ってやってもいいから!」 「わかったよー!」
車に乗ったソラにいちゃんは窓から顔を出してそういった。 やっぱり、難しいひと!
「いつか会おう! あ、やっぱりそれまで譲るな! 目印だから! じゃーな!」 「わかった! またね! "ソラ"にいちゃん!」 「!! おまっいまさら――」
会話はそこまでしか聞き取れなかった。 けど、いいや!
「マイちゃん?」 「……うっふえ……やっぱり、よくないよお!」
よくないって! 最後の最後で! ばかあ!
「マイちゃん……また昔みたいに――」 「……」
なんか抜けた感じ。 また戻った感じじゃない、だって、ほら
「ここにいるもん!」
太陽とリングは光ってまぶしい! けど、ソラにいちゃんっぽいじゃん!
わたしの運命を変えるまであと一年――
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わたしとあなた 番外編 ( No.299 ) |
- 日時: 2011/02/15 00:23
- 名前: 桜庭 ID:GHtWK.gI
- サニー組に愛されちゃってるマイ
【バレンタインデー企画】
「マイに、チョコ?」 「ええ。たまにはデレてあげましょうよ」
サニー地方のとあるシティ。 ここはアヤノの住んでいるところで空気がおいしい。 バレンタインデーに呼び出されたコウは少しばかりの期待をしてアヤノの神宮に向かったのだが、まさかの他人あげるために呼び出しをくらったとは思わず内心ショックを受ける。
「デレってなあ……オレは別にあげる気ないし」 「いいじゃない! 作って喜ばせてやりましょうよ!」 「アヤってマイのこと、すきなんだな」
呆れ顔でコウが脱力しながらソファに座る。 アヤノは既にエプロンに着替えており、準備満タンといったところだ。
「だっかっら! そうゆう感情はないの!」
コウの発言に顔をりんごみたいに真っ赤にさせながら声をあげる。 チョコを刻むために持っている包丁がキラリと光り、なにやら病んでるようにみえた。
「まあ、お前がそこまで言うなら……」
あまり言っていない。
「よし! じゃあ、チョコを刻むからコウも私の次に刻んでちょうだ――ッ」 「おい、大丈夫か? 絆創膏、持ってくるな。どこにある?」
アヤが普段なれない包丁でチョコを刻もうとしたもんだから、手に刃が当たってしまい切れてしまう。 落ち着いてコウが絆創膏を持ってきて、貼り付けてやり、今度はコウが刻む番だ。
「落ち着いてやるから、大丈夫だっ――あ」 「"あ"じゃないわよ! なに切ってるの!? ハイ! 絆創膏」
今度はコウが切ってしまった。似たもの同士である。 チョコに数滴の血が混じっている。
「今度は私が――」 「今度はオレが――」
刻むたびに指が切れ、血が混じる。 何回も何回もそんなことを繰り返していくうちに、チョコが完成した。 刻んで、溶かして、型にはめて、というシンプルなものだが、綺麗な赤色が混じっている。
「バレるかしら」 「大丈夫だろ、あいつなら」
ふたりの中のマイは「単純」「バカ」のふたつで成り立っている。
「行くわよ!」 「お、おう!」
「なにこれ」 「チョコ」 「……ちょこ?」
ウツギの家に行くとマイが普通にいた。 チョコを食べていたのは見なかったことにするコウとアヤ。
「なんか、混じってる……」 「き、気のせいよ! き・の・せ・い!」
じー、と紙袋をあけ、真上から除くようにみている。 かなり目がじとっとしていてふたりをギクリとさせるのには充分すぎた。
「ゴールドからもらったチョコあるけど、食べる?」 「なんでもらってるの!?」 「いや、毎年もらってるけど……」
紙袋を閉じ、見なかったことするマイ。やはり、このあたりはコウとアヤで似ている。 そして食べていたチョコを差し出す。
「あんたねえ、客なんだから椅子から立って……聞いてないし!」 「ん? あーごめん。ゴールドの料理っておいしいの」 「へー……オレにちょうだい――ん、うま」
アヤとコウが客間まで来てもマイは椅子から動こうとしない。 このふたりにはとことん冷たい、というか雰囲気が違う。
「なあ、チョコ。食べないの?」 「そうよ。折角作ったのよ」
ゴールドの作った。という言葉にはあまり深入りはせずにふたりは一番の疑問をいう。 チョコを食べながら。 んー、とマイが少しの間考えていった言葉。
「なんか"おいしくなさそう"で。食べたくないんだよね」 「は」 「いや、だか「ちょっとマイさん? 私とバトルしませんこと?」な、なぜそうゆう展開に」
あまりにも衝撃の言葉で、アヤも気が動転する。 コウは言葉ひとつで終わっている。
「バトルは今度! 今はそーゆー気分じゃないし」
これ以上マイに何を言っても無駄だ、そう想いふたりは(出来るだけチョコを食べてから)家に戻って行った。 ふたりが帰って数分後――
「マイ! オレのチョコどーよ?」 「おいしいよ〜毎年ありがとね」
ブラックのマイを知らないゴールドが手提げバックにつまったチョコと共に現れた。 そして、気づく。今日、マイは外に出ていない。つまり、自分以外のチョコを持っているはずがない。なのに、なぜかテーブルの上にはチョコが入っていそうな可愛らしい袋がある。
「それ、誰からだ?」 「ん? あーこれ……」
椅子にゴールドが座ったのは確認すると、マイは大事そうなものを見つめるようにこういった。
(大切な友達からの贈り物。もったいなくて、食べれないの)
おまけ。
「やっぱりマイはゴールドさんがあげる大層なチョコのせいで、私たちのチョコがまずく見えただけで――」 「けしてオレたちが料理べたではないというわけで――」
ぶつぶつと呪文のようにアヤの家にいるふたり。 仲良くベットに腰掛けている。 そんな時、コウのポケギアに電話が来た。
「ゴールドさんだ……」 「え?」 「もしもし」 『おめえら、ちょっと聞いてろよ』
これは、まだゴールドがマイの家に入る前にかけたものだ。 ふたりが出ていく姿を見て、何か悟ったのだろう。
『それ、誰からだ?<ん? あーこれ>』
電話越しにはマイの声、そして
『大切な友達からの贈り物。もったいなくて、食べれないの』
そこでポケギアはきられた。
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わたしとあなた 連載 ( No.300 ) |
- 日時: 2011/02/19 17:22
- 名前: 桜庭 ID:eKeANDp6
- 第181話 ラブラブカップルのry
「ん〜やっぱり普段着が楽だよ」 「そうだよな。肩こるし……」
ぐっと背伸びしながら廊下を歩くマイ。隣では肩をグルグルとまわすゴールド。 ピカピカに磨かれた廊下の先には階段。そしてそれを上っていけば、バトル会場。 澄み切った青空の下で爽快にバトルが出来る。
「バトル会場まであるなんて、すごいよね」 「ああ。でもよ、ここのトレーナーふたり組みって感じしねえか?」 「そういわれてみれば……」
キョロキョロと見渡すと、どこもかしこもダブルバトル状態。
「ダブルバトルかー……」 「んだよ。オレと不満か?」 「そっそんなことないよ! た、ただ――」
口元に手を当て困り顔。一歩前に出てゴールドはマイの顔を不満そうな顔で見る。 慌てて両手で顔の前を何度も交差させ、違うよ! といい、そこまで来て言葉が詰まる。
「ダブルバトルってコンビネーションとか必要なんでしょ? ポケモンとか、わたしたちとか……」 「あー。それは問題だな。そういやオレまともにバトルしたことねえし」
珍しく正論を述べるマイに、そうだなーと考えるゴールド。 なかなかいい案が出ないのか、迷いはてる。
「ここはやっぱりお前が行くべきだと思う――」 「……わーお」
シングル戦でもいいんじゃないか、と思った矢先、ふたりの前に大きな影が。 ふたり組み。どうやらカップルのようだ。
「ボーイにガール? あたし達と勝負しないかしら?」 「望むところです!」 「オレの台詞!」
ハイテンションで話を持ちかけてきた女性は、20代前半といったところか。 腰まである金髪のロングヘアーを可憐に揺らす。 どこで火がついたのかマイの目が燃えている。ゴールドの言葉からいくとゴールドが言おうとしていた台詞を取ったらしい。
「可愛い子たちじゃないか。ボーイ君の名前は?」 「オレはゴールド。こっちはマイっス」 「マイちゃんにゴールドくんね……覚えたわ。あたしはコレット」 「トムだ。以後、よろしく」
握手をするゴールドとトム。その様子を一歩後ろに下がっているマイが黙ってみている。 そんなマイをみたコレットは長身な身体をゆっくりと降ろし、マイと視線をあわせ、微笑えんで落ち着かせた。
「トム、あたし達の実力みせてあげましょう!」 「ああ! 身体は2つ、心は1――「早くはじめてください」……わかった、行くぞ!」
ぐだぐだと話をしようとするトムに催促をするゴールド。ある意味すごい。 トムは赤く染めた長い髪をかきあげると、コレットからボールを受け取り空へと投げた。
(シキジカ!) (し、しきじか?)
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