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わたしとあなた
日時: 2011/04/06 21:37
名前: 桜庭 ID:JZNEHpnw
参照: いつまでここにいられるかなー・・・うー

クリックありがとうございます(`・ω・´)きりりっ

前回や、前々では
ポケノベでは3000HIT、カキコだと9000HIT本当にありがとうございます^^
http://www43.atwiki.jp/watasitoanata/ ウィキ作っちゃいました(ぇ

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[>連載
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第2章 第10話〜第17話>>2
第3章 第18話〜第45話>>3 >>4 
第4章 第46〜55話  >>5(51話の途中から無い)
第5章 56話〜90話
第6章 93話〜104話
第7章 105話〜126話 
第8章 127話〜137話 >>17
第9章 138話〜158話 >>39
第10章 159話〜166話 >>217
第11章 167話〜180話 >>292
第12章 181話〜>>

第12章 未定なう
第181話 >>300
第182話 >>305
第183話 >>306
第184話 >>319
第185話 >>320
第186話 >>325
第187話 >>329
第188話 >>332
第189話 >>334
第190話 >>340
第191話 >>
第192話 >>

[>外伝 >>
第1章 はじまりは未だ光差さず――
第1話 >>293
第2話 >>294
第3話 >>295
第4話 >>298
第5話 >>314
第6話 >>

[>短編兼番外編
>>41 ゴールド、告白してみた
>>42 マイ誕生日
>>43 マイ、はじめてゴールドの家に行く(攫われるともいう)
>>44 大庭が甘いのが書けないのがよくわかる小説@七夕
>>45 ゴールド誕生日、数日前編
>>46 ゴールド誕生日、前日編
>>47 ゴールド誕生日、当日
>>48 なんか凄いことになってる
>>49 BW発売が楽しみすぎる件について。
>>50 マイvsコウ マジバトル……?
>>51 コウちゃんと!
>>52 アヤノと!
>>53 レッド先輩たんじょーび
>>54 ゴールドと!
>>55 コウちゃん女装しちゃった(え
>>56 マイと!
>>165 ミニ誕生日!だいすきをありがとうっ
>>252 携帯電話(ぶらっく★マイちゃん)
>>265 ALLキャラかもしれない。マイ視点じゃないかんじ
>>276 誕生日ありがとう企画
>>279 いつもありがとう
>>282 口説いてみた
>>299 ばれんたいんでぃ
>>324 えいぷりるふーる ぱたーんつー
>>333 サニー組とゴールド

[>イメソン 
―マイ―
>>63 は? ん、いーよ
>>70 おちゃめ機能
>>84 アイスに首ったけ
>>87 mai
>>309ジョウトヒーロー!
>>323ポーカーフェイス
―ゴールド―
>>113心拍数#0721
[>大庭の駄絵@絵茶 >>115
[>登場人物 >>117
[>マイについて>>133

メンテ

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Re: わたしとあなた ( No.48 )
日時: 2010/09/06 23:50
名前: 桜庭



番外編@8歳くらいだと思って下さい←

死との直面した時の行動は実に疎かで


「…………」

ワカバを出るゲート付近に横60センチくらいの長さのダンボールがあった
特に気にしてもないのか、そのダンボールの横をスルーしていく人々の目は何処か覚めているようにマイは見えた

「…………っと」

たいした重さでもなかった
ダンボールには特に飾り気も無く何時でも開けられる状態になっていた
でも、ここで開けたくないな。と思ったマイは今日は少しばかり調子がいいのでとある丘でソレを開けることにした

――がた、ごそ
運んでいる時に聞こえた音は何か細いもので硬いものがぶつかり合っている音で、たまに、ぐにゃ。と鈍い音も聞こえた

「……!!」

人気がいない丘の奥で、周りは木々に囲まれていて神秘的だったのに
中身を見て、全てが台無しになった

吐き気がした

ただその感情だけだった
マイが病弱だから、とか関係なしに吐き気だけした

ダンボールの中身には生物だったものが入っていた
そう、だった。過去形だ
ツンと鼻に突き刺さる匂いは死んだため腐った肉や骨の混じった匂いのせいだろう

「ひどい」

言葉とは裏腹に涙など出てこなかった
涙腺崩壊なんてもの自分には存在しないみたいに感じたりもした
この中身はなんだったんだろう、そんな疑問しか出てこなくて

「……どうしよう」

箱を開けなければ匂いは臭わなかったと思うけど
もしあの場所で臭っていても誰も悲しむ人なんていないだろう

――寂しい世界
どうしよう。そんな時だ
そのぐちゃぐちゃの中から声がした、か細くて聞こえる人の方が少ないと思う

「……! まだ、生きてるの?」

応える声がない、気のせいだろな。と思ってたら不意打ちの声が
今度はハッキリと聞こえた
しかし、この中に手を突っ込むのは、なんて思ったが自分は寂しい世界の住民なんかになりたくないと思い手を入れようといた

まさにその時だ
葉々を踏みしめながら走ってくる音がしたのだ
それは段々と近づいてきたが、不思議と怖いものではなく安心するものだった

「マイ! どうしたん……そ、それ」
「ゴールドさん」

ゴールドもマイの箱の中身を見て、苦いものを噛んだような顔をした
この人も寂しい人なのかもしれない。とマイは思ったがその先の行動にマイは目を疑った

「声、聞こえたよな」
「は、はい」

マイの返事を確認すると、何の迷いもなくそのぐちゃぐちゃの中に手を突っ込み
探り出した
驚いた、この人が。とまだ目の前の行動を疑っていたかったが

「いた!」
「…………」

ぐい!と勢いよく出したのはオタチの赤ちゃんらしきものでマイに持ってろ。と渡してきた
特に嫌でもなかったので、平然とした顔で受け取ると
次はゴールドが待ってろ! と言って、マイとオタチをその場に置いてどこかに行った
ダンボールも置いたまま


「おーい!」
「わっ」

ゴールドは家に戻ったのかスコップを持ってきて、その丘の一部にさっそく穴を開けててマイも慌ててやった
オタチを心配に思いながら、その兄弟と思われる物体を生めてやるとようやく悲しみが溢れてきた

「スコップは無くなってもいいから! 急いでセンター行くぞ!」
「は、はい!」

オタチを未だに抱えているけど、片手で十分の重さだった
余っている片手の手首をゴールドに力強くつかまれて、走っていった
息が上がった、けど休む暇なんてないのがわかる

勢いよくセンターに入っていくと視線がこっちに集まる
当然といえば当然だ。ジョーイさんが血相を変えて走って来た
ゴールドが適切に説明をしている。マイは黙って、両方を交互に見ているだけ

「マイ、こっちだ」
「……あ」

いつの間にかジョーイさんに抱えられているオタチはこっちをチロリと見てきた
ありがとう。と言ってるようだった
原型をギリギリ保っているようなオタチだけど、温もりはあった
まだ、自分の腕に残っている
手術室扉前でゴールドがウロウロとしている、マイはやっぱり座っているまま


だけではなく、俯いて声を隠して泣いていた

(わたしが一番寂しい人間じゃないの)
「どうしたよ、マイ。まだ死んだわけじゃねぇんだ」
「そう、ですね」

顔を上げるとゴールドの鼻も赤くなっていて、泣いていたことが分かったけど言わなかった
もっと悲しくなりそうだったからではないけど、言うまでの勇気とか足りなかった

泣き止んだらゴールドも硬いソファに座って、じっと前を見ているだけだった
どこを見ているんだろ。と思い視線をたどれば赤く光るランプだった

マイも眺めていたが、しばらくして赤が無になった
手術が終わったのだ
慌てて駆け寄るゴールドにつられてマイも駆け寄る

「元気になりましたよ!」
「あ、ありがとうございます!!」
「…………」

ジョーイさんも嬉しそうにいい、ゴールドは頭を下げてお礼を言ったけど
マイは頭を軽く下げるだけだった

「マイちゃん、だっけ? ありがとうね、命がひとつ、助かったのよ」
「はい」

特に意味のない返事の気もしたが、ゴールドはなんとなく満足げだった
そのオタチはセンター内で預かられていて、しばらくするといなくなっていた

勇気を出してマイが聞いてみると、自分から森に返って行ったと言った
ゴールドもいたから聞けたとマイは思っているけど、特に助ける姿も見せないゴールドにジョーイさんは試してるのかな。と思っただけだった



◆◆◆
それから数年後
あのお墓に行き,帰りの事だ
博士の研究所前にオオタチが玄関の前で立っていた

「……! こっち見てる……」

オオタチがマイの存在に気づいてなんと駆け寄ってきた
普通のオオタチより低い気もした、それいぜんに何故こっちに来たのかってことが頭の中で交差していた

「くれるの……?」

そのオオタチが渡してきたのは、四葉のクローバでよく見つけたなあと思うくらい小さかった
そのオオタチが渡すだけ渡して(口で持ってきた)去っていった

家の裏を回って森に帰っていったのだが、マイも少しだけ着いていって
見たものは家族がいたこと

なんだか心が温まった感じがする
見ただけで帰って行ったマイの瞳にはいぜんとは違った変化があった


「涙、出てる」


――寂しい人間じゃ……なくなったんだよね


(あのオオタチってあの、オタチ?)
メンテ

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