油断大敵 ( No.55 ) |
- 日時: 2010/09/07 22:27
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 「あたしのターン! 水エネルギーをタマザラシにつけて、ギンガ団のマーズを発動。デッキから二枚ドローしたのち、相手の手札を表を見ずに一枚選択し、それをデッキの底に戻す。一番右のカードを戻してもらうわ」
ポケドロアー+がデッキの底に戻される。二枚で一つの効果を放つポケドロアー+がこのタイミングでデッキの底に戻ると言う事は、もうポケドロアー+の二枚で発動する効果を使うのは無理だろう。 「タマザラシをトドクラーに進化させてターンエンドよ」 今、俺のバトル場にはHP満タン(=HP110/110)で、炎エネ三枚のバクフーンと、ベンチに残りHPが僅か10(=HP10/80)のマグマラシ。そして姉さんのバトル場にはサンドバック状態になったトドゼルガ(HP70/130)と、ベンチには少しだけダメージを受けているデリバード(=HP60/70)と無傷で水エネが二枚ついているユキメノコ(80/80)と水エネ一枚ついたトドクラー(80/80)。 ポケモン的には俺の方が不利だが、流れは今俺に来ている。 「俺のターン! 手札の炎エネルギーをマグマラシにつけてバクフーンで攻撃。気化熱!」 トドゼルガのHPバーが0に近づく。60ダメージを受けて残りはわずか10ダメージ。ちょっとだけ残るのは少し癪だが、次のターンに倒せれる! 「あたしのターン。トドクラーに水エネルギーをつけてターンエンド」 姉さんの手札は未だ一枚のまま。手札が潤わなければ状況の打開も難しい。つまりこれは俺の優勢の維持を意味する。 「俺のターン。もういっちょバクフーンで気化熱だ!」 ようやくトドゼルガのHPも0になり、気絶。サイドカードを一枚引くと、ようやくたねポケモンのヒトカゲを引き当てた。一方で姉さんはユキメノコをバトル場に出す。 俺のベンチが危なっかしくて不安だったが、それからもようやく解放された。 次のターンが来れば、俺の不安はきれいさっぱりなくなる。 それが唯一の油断だったと思う。 「あたしの番よ。トドクラーをトドゼルガに進化させるわ」 「進化!? ということは……」 「この瞬間にトドゼルガのポケパワー発動。氷結!」 二回連続で二回連続コイントスを成功させるのは至難。あれ、二回連続が二回連続でうーん。 「よそ見してていいの?」 はっ、と気付いた時には時すでに遅し。バクフーンが目の前で氷漬けになっていた。氷結が成功していたのだ。 「今日はなんか運がいいわね」 バクフーンはトラッシュされ、今や残るは瀕死のマグマラシのみ。そして止めの一撃が襲いかかる。 「ユキメノコでマグマラシに攻撃。霜柱!」 再びいくつもの巨大の霜柱がフィールドに現れ、マグマラシを襲う。HPバーが尽きたマグマラシは力なく倒れる。 「マグマラシが倒れたからサイドを一枚引くわ。でも、今マグマラシが倒れて翔の(戦える)ポケモンがいなくなったからあたしの勝ちね」 ショックのあまり、膝をついて倒れる。 敗因はコイントス。運で負けるというのはどうも気が晴れない。無念。 ギャラリーの子供たちは姉さんの元に集まっていく。すごいねー、だのなんだのそういう声が聞こえた。 いつまでも地べたに寝転ぶのもどうかと思い、立ち上がろうとしたそのとき。子供のうちの一人が俺の顔の傍にやってきてボソッと呟く。 「全然ダメじゃん」 完全に立ち上がる気を失くした。
「ほらほら、翔。そんなに落ち込まないの。そうだ、今日は外食(弁当屋に弁当を買いに)に行こうか!」 「……」 「子供の言う事なんて気にしなくていいのよ! ほらっ、さっさと出かける準備準備」 「子供は正直に物を言う、だっけか」 「っ……」 その日俺はしばらく憂鬱な気分で過ごすハメになった。
雫「今日のキーカードはユキメノコね。 進化したとき、好きなカードを一枚サーチ! 霜柱もエネルギー二個で50ダメージ!
ユキメノコLv.45 HP80 水 (DPt4) ポケパワー ゆきのてみやげ 自分の番に、このカードを手札から出してポケモンを進化させたとき、1回使える。自分の山札の好きなカードを1枚、手札に加える。その後、山札を切る。 水無 しもばしら 50 場に「スタジアム」があるなら、このワザは失敗。 弱点 鋼+20 抵抗力 にげる 3
─── 日曜更新に間に合ったあああああ
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