(カードへの)愛VS(彼女に対する)愛 ( No.30 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:18
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 「手札のサポートカードを発動。プルートの選択! このカードの効果によって俺のロトムはダメージカウンターとエネルギーをそのままにしてフォルムチェンジができる。ヒートロトムを山札に戻し、フロストロトムを場に出すぜ!」
これがペラップ撃破への秘策。ロトムは電子レンジから離脱し、普通のロトムに戻る。ロトムがいなくなった電子レンジはふっとその場から消えると、代わりに冷蔵庫が現れた。飛び付くようにロトムは冷蔵庫に入り込み、フロストロトムの誕生である。 フロストロトムはポケパワー、フロストシフトで水タイプになることができる。が、やはり不要だ。 俺の場には炎一枚雷二枚の基本エネルギーがついたフロストロトム、ベンチにはそれぞれエネルギーなしのエレキブルとウォッシュロトム。全員無傷だ。手札は残り二枚。 相手の場には超エネルギー二枚ついている無傷のキルリアとHPの残りがわずか10のペラップ。手札は四枚。 ベンチにいるペラップの息の根を止めるのはヒートロトムには出来なくてフロストロトムには出来る技術だ。 「さらにベンチのウォッシュロトムに水エネルギーをつける! そしてフロストロトムで攻撃、あられ!」 あられというにはおこがましい、フロストロトムが冷蔵庫の扉を開くとそこから氷が相手側全方位に叩きつける。 「あられは相手のポケモンならばベンチだろうと届く技! 全員10ダメージだ。ペラップ撃破!」 ワザを受けたペラップが倒れ、喜田は「ああっ」という情けない声をあげる。 「サイドを一枚引いてターンエンドだぜ」 相手はむむぅと小さな声をあげる。 「俺の番。キルリアをサーナイトに進化させて超エネルギーをつける。サーナイトで攻撃、サイコロック!」 フロストロトムにサーナイトの念波が直撃する。冷蔵庫ごと後ろへ飛ばされてしまう。 「サイコロックを受けた君はポケパワーが使えなくなる!」 「うげっ、ロトムだけじゃないの!?」 「そういうことだ」 ポケパワー封じとは。ロトムはもちろん、発動条件が満たせていないがベンチのエレキブルだってポケパワーを使えるんだ。 それごと封じられるのは面倒。しかし、どうしようにも出来ないのも事実。 「俺のターン、ドロー!」 またエネルギーつけかえだ。だが今このタイミングで来たのは非常にいいタイミングである。 というのも、フロストロトムのもう一つの技は水エネルギーが必要なのだ。悪いがフロストロトムにはここでは壁になってもらう。 「雷エネルギーをエレキブルにつけて、エネルギーつけかえを発動。フロストロトムの炎エネルギーをウォッシュロトムにつけかえる。そして攻撃だ! あられ!」 しかしわずか10ダメージ。サーナイトはまだ90も残っていてピンピンしている。 「俺の番、ポケモン図鑑HANDY910isを発動。山札の上から二枚を見て、一枚を手札に、もう一枚を山札の下に置く。そしてサーナイトで攻撃! サイコロック」 攻撃をくらったフロストロトムは再び後ろへ吹っ飛ばされる。冷蔵庫から命からがらロトムは脱出するも、力果てる。俺は新しいバトルポケモンにウォッシュロトムを選択する。 「サイドを一枚ひく」 「俺のターン!」 エレキブルのポケパワー、でんきエンジンはトラッシュに雷エネルギーがあるとき、自分の番に一回だけ雷エネルギー一枚をエレキブルにつける効果だ。 だがサーナイトのサイコロックでそれは阻まれている。 「だったらバクのトレーニングを発動! 山札からカードを二枚引く。そしてエレキブルに雷エネルギーをつけてウォッシュロトムで攻撃だ! だっすい! このワザは30しかダメージが与えられないが、コイントスを裏が出るまでできる。そしてその数だけ手札をトラッシュさせるぜ!」 コイントスを起動する。……表、表、裏。 「よし、それじゃあ一番左とその二つ隣だ」 「ああ、ラルトスとサーナイトLV.Xたんが!」 ……たん? なにも聞いてないよな。 「これでサーナイトの残りHPも50だぜ」 「俺の番! 手札のポケモンレスキューを発動! トラッシュのポケモンカードを手札に加える。俺はサーナイトLV.Xを選択し、サーナイトをレベルアップさせる!」 「なっ」 サーナイトが光の帯に一瞬包まれる。この3D投影ではLV.Xと普通のポケモンが大差ないのだ。わかりにくい。 「そしてサーナイトLV.Xにたつじんのおびを持たせる。たつじんのおびをつけたポケモンはワザで与えるダメージと最大HPが20増える!」 「だがその代り、サーナイトLV.Xが気絶したら俺はサイド二枚もひけるんだぜ?」 「サーナイトたんだけで勝負を決める! サーナイトのポケパワーを発動。テレパス! このポケパワーは相手のトラッシュにあるサポーターのカードと同じ効果を得る。俺は君のトラッシュにあるバクのトレーニングを発動。山札からカードを二枚ひき、このターンサーナイトLV.Xのワザの与えるダメージが10増える」 たつじんのおびとバクのトレーニングの効果ですでに+30。非常に辛い。一撃圏内である。 「そしてサーナイトLV.Xで攻撃。しとめる!」 技の宣言と同時に衝撃音が響く。はっと場を見渡すと、いつのまにかウォッシュロトムが倒れ伏していた。 「しとめるはこのサーナイトLV.X以外で残りHPが一番低いポケモンをきぜつさせる! つまり残りHP90のウォッシュロトムをきぜつ!」 「一撃で!?」 「サイドを一枚引いてターンエンド」 マズい、次のターンで何か手を打たなければ負けてしまう。 「俺のターン! っしゃあああ! 行くぜ、エレキブルをレベルアップ!」 エレキブルは両腕でガッツポーズをとりながら光に包まれる。 「そしてエレキブルのポケパワー発動。でんきエンジン! トラッシュの雷エネルギーをこのポケモンにつける。そして攻撃。パルスバリア! 場の相手のポケモンのどうぐとスタジアムをトラッシュ! たつじんのおびごと粉砕だ!」 たつじんのおびが無くなったおかげでサーナイトLV.Xの最大HPが元に戻り、パルスバリアのダメージで残りHPはわずか20。 「でもあとわずか20だったね」 「それぐらいなんてことないさ」 「俺の番! でもここで終わりだ! しとめる攻撃!」 しかしさっきと同じ衝撃音は聞こえず、ガン! という鈍い音が響いただけだった。 「なんでエレキブルLV.Xは倒れない……」 「パルスバリアの効果だ。このワザの効果で相手のスタジアムかポケモンのどうぐをトラッシュしたとき、次の相手の番にこいつはダメージもワザの効果も一切受けない! 俺のターン、これで終わりだ、パルスバリア!」 サーナイトLV.Xが倒れ、サイドはまだもう一枚残っているが相手に戦えるポケモンがいなくなった。よって俺の勝ちとなる。 試合終了のブザーが響くと、俺は百合のほうに大きくガッツポーズをする。彼女は俺に微笑み返してくれた。 これだけでおなかいっぱいですともええ。
翔「今日のキーカードはエレキブルLV.X! エネルギーをのせた相手にダメージ! パルスバリアで守りながら攻めろ!
エレキブルLV.X HP120 雷 (DP2) ポケボディー ショッキングテール このポケモンがバトル場にいるかぎり、相手プレイヤーが、手札からエネルギーを出してポケモンに1枚つけるたび、そのポケモンにダメージカウンターを2個のせる。 雷無色 パルスバリア 50 場にある相手の「ポケモンのどうぐ」「スタジアム」を、すべてトラッシュ。トラッシュした場合、次の相手の番、自分はワザによるダメージや効果を受けない。 ─このカードは、バトル場のエレキブルに重ねてレベルアップさせる。レベルアップ前のワザ・ポケパワーも使うことができ、ポケボディーもはたらく。─ 弱点 闘×2 抵抗力 鋼−20 にげる エネルギー3
─── ポケモンカードゲームLEGEND発売決定おめでとう。 でもLEGEND導入するのは結構後。
喜田敏光の使用デッキ 「愛しのサーナイト」 http://moraraeru.blog81.fc2.com/blog-entry-650.html
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風見杯の真相 翔VS唯! 準決勝を懸けて ( No.31 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:19
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 風見杯も三回戦、言い方を変えると準々決勝に進んだ。既に準決勝進出者も一人決まった。藤原拓哉だ。
同じ教室にいるが存在感も薄く、翔に無理やり言われて戦ったが初心者すぎて相手にならなかった。そんなヤツが準決勝進出だと? よっぽど相手が弱いか何かだろう。対戦は時間の都合が合わず見れていない。 準決勝ではないが準々決勝に長岡も進んだ。今年から始めたばかりという割には、見た感じセンスがある。 いざという時のドロー力は翔に似たものがあるが、言い方を変えればドロー力以外秀でたものがない。「もし」長岡が次の相手に勝てば俺との対戦だ。 時刻はすでに昼を回り二時。まだ昼食を食べていない。参加者の中にはコンビニでおにぎりやら何やらを買った奴がいるらしく、飲食禁止のエリアで食べている。そういう奴らは係員に注意され、飲食許可のエリアへ追いやられる。 俺もその飲食許可エリアへ足を向けている。昼飯のためではない、人に会うためだ。 「こんにちは」 ちょうど昼を終わらせたのか、薄っぺらいコンビニの袋を閉まっているスーツ姿の女性に声をかける。 身長はわずか百三十程度で、頭二つも差がある。必然的に相手は俺を見上げるようになる。 「あら、風見君」 「こんなところにいたんですね」 「さっきまでは見てたわ。大会は順調みたいね」 「お陰様で」 「大会進行頑張ってね係長さん?」 身長は俺の方が上だが位は彼女の方が上だ。株式会社クリーチャーズのカードゲーム部門を取り仕切る彼女の名前は松野藍(まつのあい)。 係長というのは俺の会社での役職である。 うちの会社は父が大学の仲間と共に作り上げた会社で、一代で成した会社だ。 そのせいか、俺には金持ちの暮らしというより普通の暮らしをさせたがっていた。だが母がそれに猛反発し、父が忙しいのをいいことに俺を母が勝手に買った館に押し込まれていた。 そんな感じで小学校、中学校と過ぎ去って行ったのだが高校生になってから急に父が俺の元にやって来て言い放ったのだ。「うちの会社に入れ」と。 平社員として自分の父の会社に入る。可笑しいかもしれないが、父のこの判断を俺は非常にいいと思う。無能な息子が社長が後を継ぐより、息子が平社員から、「自力で」社長になった方が信頼もいいだろう。父はもう俺を息子としてではなく普通の一社員として他の人と同じ目で見ている。 今まで人づきあいなどほとんどしなかった俺が、一般社会へと飛び込む。最初は特別扱いされるのが嫌だったが、だんだんうちとけていく。学校生活もある中、それでも同じ課の人たちは俺を「社長の息子」ではなく「仕事の仲間」として手助けしてくれた。俺の毎日は学校、仕事、(仕事の)勉強だけで過ぎ去っていくが不満は一つもない。今までの人生で一番充実している。 そしてこの風見杯は俺にとって非常に重要なプロジェクトだ。この3D投影機を実践で初投入する。 これが上手く行けばポケモンカードゲームの公式大会でも採用してもらえるのだ。社運がかかっていると言えども過言ではない。 その取引先というのがこの松野藍だ。 「でもこの調子だと係長さん、風見くんが優勝しそうね」 「そのときはそのときです。ですけど優勝できるとは思ってませんよ」 「君ほどの実力者でも?」 「彼です」 俺は翔のステージを指差す。相手は……、同じクラスのあの転校生か。黒川唯、彼女はここ一番では強くないが安定した実力の持ち主。 丁度彼女がドンカラスをレベルアップさせたところのようだ。レベルアップさせると月光のスタジアムの効果で逃げるエネルギーなしでベンチに逃がしてヤミカラスへ交代させる。 ドンカラスにエネルギーがついていればポケボディー「やみのいでんし」でヤミカラスはエネルギーなしでドンカラスのワザを使える。考えられたいいコンボだ。 「注目選手みたいね」 「すでに一度負けてましてね」 「なるほど。是非ともお手合わせ願いたいわ」 「いずれ戦えるでしょう。どうせ春の大会には出るんでしょう?」 「もちろんよ」 翔のゴウカザルは攻撃に耐えきり、逆にいかりでヤミカラスを倒した。サイドが一枚になりリーチがかかる。 「本当にいい腕してるわね」 「デッキの回転の良さと、ここ一番の引きのよさ。そしてなによりコイントスが強い」 「過大評価」 「そうでもないですよ。本当に彼は強い」 「名前は?」 「奥村翔」 翔の名前を告げると、藍の表情が驚きに包まれる。 一方で黒川唯はドンカラスLV.Xのやみのはばたきで攻撃し、ゴウカザルを撃破した。やみのはばたきはこのワザで相手を気絶させたときトラッシュのカードを手札に加えることができる効果を持つ。ここからでは見えないがいいカードを手にしたのだろう。これで両者サイド一枚だ。 「奥村さんの息子ね……」 「翔の父と知り合いですか?」 「私の前任よ。非情に優しく朗らかな人だったわ。飛行機の交通事故で亡くなられた時はショックだった。今でも思い出すときついわ」 藍は目を手で覆い伏せる。 「……」 何か声をかけようとしたが声をかけられない。覆われた手の隙間から見えた彼女の瞳には涙が浮かんでいたのだった。 こういう時はどうすればいいか分からない。 仕方ないので翔の試合を再び見る。バシャーモにたつじんのおびをつけたようだ。勝負は決まった。 バシャーモの攻撃でドンカラスLV.Xは一撃で倒されてしまった。ドンカラスLV.Xが3Dから消えると試合終了のブザーが鳴り響く。 「さて、出番なので行ってきますね」 「君は……」 「うん?」 藍が俺を声で呼びとめる。彼女の眼には既に涙は消えていた。 「彼に負けて悔しいなどの気持ちを知った。そして、奥村くんに負けて君は人と触れ合うことを知った。これからもカードを通していろんなモノを学んでいって欲しいわね」 「さすが松野さん。おっしゃることが違う」 「応援してるわよ」 俺は今、彼女に応援されることを知った。 こうなれば翔には負けてられない、俺は意を決してステージへ足を向けた。
翔「今日のキーカードはドンカラスLV.X! やみのはばたきで敵を倒し、 使ったトレーナーやサポーターをサルベージ!
ドンカラスLV.X HP110 悪 (DP4) 無無 だましうち 相手のポケモン1匹に、そのポケモンの弱点・抵抗力・すべての効果に関係なく、40ダメージ。 悪悪無 やみのはばたき 60 このワザのダメージで、相手の残りHPがなくなったとき、のぞむなら、自分のトラッシュのカードを1枚、相手プレイヤーに見せてから、手札に加えてよい。 ─このカードは、バトル場のドンカラスに重ねてレベルアップさせる。レベルアップ前のワザ・ポケパワーも使うことができ、ポケボディーもはたらく。─ 弱点 雷+30 抵抗力 闘−20 にげる なし
─── バトルツアー09行ってきました。
でりでりの使用デッキ 「でりでり09」 http://moraraeru.blog81.fc2.com/blog-entry-652.html
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準決勝への道のり 至上命令! ( No.32 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:19
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 開始のブザーが鳴り勝負が始まる。
準々決勝第三試合。相手は田嶋玲子、俺よりも年齢が高いようだ。この準々決勝には中学生以下は一人も残っていない。やはりカードは財力とプレイングが大きく物を言うためであろう、年齢の低いものから抜けていく。 ふたを開けるとこうなるのは大会をする前から分かっていた。 「私のターン。ドロー!」 今回の先攻は相手からだ。相手のバトル場にはラプラス。俺のバトル場にはフカマル。互いにベンチにはまだポケモンがいない。 「シェイミをベンチに出し、ラプラスに水エネルギーをつけて、はこびこむ! 山札から『ポケモンのどうぐ』、『サポーター』、『基本エネルギー』を手札に加えるわ。草エネルギーとミズキの検索、しあわせタマゴを手札に加えてターンエンド!」 まずは堅実に準備から入ってきたようだ。 「俺のターン、ドロー!」 手札が進化系のカードばかりで動くに動けない。 「フカマルにコールエネルギーをつける。そしてこの瞬間にコールエネルギーの効果が発動! 自分の山札からたねポケモンを二匹までベンチに出す! タツベイを二匹を山札からベンチに出させてもらう」 ベンチエリアに隣同士でタツベイが並ぶ。 「コールエネルギーの効果を発動した場合、自分の番は終わる。ターンエンドだ」 「私のターン、手札のサポーターカードを発動。ミズキの検索!」 先ほどの番に手札に加えたカードをすぐさま発動か。ミズキの検索は自分の手札を一枚戻す代わりに山札から好きなポケモンを手札に加えれるカード。何を引いてくるか。 「手札を一枚戻して、私はエンペルトを手札に加えるわ! そして不思議なアメ発動! ポッチャマをエンペルトに進化させる!」 光の帯がポッチャマを包むとポッチャマはシルエット状態のまま姿を変えていく。見慣れたエンペルトのフォルムを形成すると、跡形残らず光の帯はスッと消えていった。 「エンペルトに水エネルギーをつけてラプラスのはこびこむを使うわ! 再び草エネルギーとしあわせタマゴ、ミズキの検索を手札に加えてターンエンドよ」 また同じカードをサーチ……。相手の手札はもうすでに八枚ある。そろそろ次のターンから一気に攻撃をしかけてくるだろう。 「俺のターンだ! 俺はベンチのタツベイを二匹ともコモルーに進化させる。そしてフカマルに炎エネルギーをつけてこちらも不思議なアメだ!」 ポッチャマと同じエフェクトがフカマルにも起きる。先ほどの小さなフカマルから大きなガブリアスに変わる瞬間は圧巻である。 「そして手札のサポーター、デンジの哲学を発動。手札が六枚になるまで山札からカードをドローする。今の俺の手札は一枚。よって五枚ドロー!」 ボーマンダ、ガバイト、炎エネルギー二枚、水エネルギー一枚。あまり好い引きとは言えまい。 「ガブリアスで攻撃。ガードクロー! このワザは相手に40ダメージを与えるとともに、次のターンに受けるダメージを20軽減する!」 ガブリアスの翼がラプラスの首めがけて襲いかかる。ドーンという派手な音で視覚にわずかにイマジネーションを与える。これでラプラスの残りHPは40。次のターンには撃破できるだろう。 「私のターン! もう一度ミズキの検索を発動! 続いてゴージャスボールも発動するわ」 ゴージャスボールは山札から好きなポケモンを一枚手札に加える優秀なカード。ミズキの検索も同じサーチカードなのでこのターンで手札に任意のポケモンが二匹加わることになる。 「エンペルトに水エネルギーをつけ、ベンチにチコリータを出すわ。ラプラスの水エネルギーをトラッシュしてエンペルトを新たにバトル場に!」 ラプラスとエンペルトはそれぞれ自分の足で入れ替える。ここで下手に犠牲を出すより即座に攻勢に移るのは非常に上手い。 「エンペルトをレベルアップさせるわ! そしてエンペルトLV.Xのポケパワーを発動。しじょうめいれい!」 ポケパワー宣言とともにエンペルトが右の翼で俺を指す。と同時に、青いレーザー光線のようなものが二本俺の手札に突き刺さる。 「しじょうめいれは自分の番に一回使える。相手の手札を表を見ずに二枚選んでそのカードを相手の番の終わりまで手札として扱わずバトル場の横に置いてもらうわ!」 手札封じ。ボーマンダと炎エネルギーが持って行かれた。次のターン即座に進化しようと思っていたが封じられてしまう。 「エンペルトLV.Xで攻撃。氷の刃!」 エンペルトは地面スレスレを凄まじい速度で滑ると、バトル場のガブリアスではなくベンチのコモルーに右の翼を振り下ろす。 「ベンチポケモンに攻撃する技か!」 「そうよ。そこのコモルー一匹は40ダメージを受けて残りHPもちょうど40。次の攻撃が通ればそのコモルーは気絶ね」 ここに来てしじょうめいれいがジワジワ効いてくる。もし、次のターンになんらかでボーマンダを手札に加えることができれば最大HPが変わるためすぐには気絶しなくなる。しかしボーマンダが引けなければ次のターンにエンペルトの攻撃でやられてしまう。 「俺のターン!」 引いたカードはゴージャスボール! 山札からボーマンダを選択すればコモルーが次のターンに気絶することはなくなる! 「ゴージャスボールを発動だ!」 相手は眉をひそめる。誰だって同じアクションを起こすだろう。 「山札から……」 残り十枚になった山札を探すが、そこにはボーマンダの姿がない。確かにこのデッキにはボーマンダが二枚あるはずだ。しかし一体どこに……。 山札と手札、トラッシュになければもう残っているのは一つだけだ。 「サイドか!」 声が聞こえたらしく、相手はひそめた眉を元に戻し、今度は余裕の笑みへ変わる。 「くそっ、フカマルを手札に加える! ガブリアスに水エネルギーをつけて攻撃だ。スピードインパクト!」 ガブリアスが頭からエンペルトLV.Xに突撃していく。会場に衝撃音が響きわたる。 「スピードインパクトは120ダメージだが、相手のエネルギーの数かける20ダメージ分のダメージが軽減される。エンペルトLV.Xには水エネルギーが二枚ついているので80ダメージ!」 最悪の状況はしのいだ。もしコモルーが倒されても次のターンでエンペルトLV.Xは倒せる。エンペルトLV.Xの残りHPは60なので次のターンにエネルギーをつけられてもキッチリ60ダメージだ。 そしてしじょうめいれいでハブられたボーマンダと炎エネルギーが再び手札に戻ってくる。 「私のターン。草エネルギーをシェイミにつけるわ」 いい切り替えだ。無理をせずに次のポケモンを育てる。さすがここまで勝ち進んだことはある。 「チコリータをベイリーフに進化! そして手札から、レベルMAXを発動!」 「レベルMAXだと……?」 「コイントスをしてオモテなら自分の山札からLV.Xのポケモンを一枚選べ、自分のポケモンに重ねることができるわ。コイントス!」 相手のベンチはシェイミとラプラスとベイリーフだ。LV.Xがあるカードはシェイミ。シェイミのレベルアップを狙っているのだろう。 通常レベルアップはバトル場でしか行えないのだが、このカードの効果でベンチでもレベルアップすることができる。 「オモテね。シェイミをレベルアップさせる!」 シェイミLV.X。中々厄介なポケモンがやってきた。手札を持つ左手に手汗が滲む。
翔「今日のキーカードはエンペルトLV.X! しじょうめいれいで相手を押えろ! ハイドロインパクトで大ダメージだ!
エンペルトLV.X HP140 水 (DP1) ポケパワー しじょうめいれい 自分の番に1回使える。相手の手札を、オモテを見ないで2枚まで選ぶ。選んだカードは、ウラのまま相手のバトル場の横におき、手札としてあつかわれない。次の相手の番の終わりに、それらのカードを相手の手札にもどす。このパワーは、このポケモンが特殊状態なら使えない。 水水水 ハイドロインパクト 相手のポケモン1匹に80ダメージ。次の自分の番、自分はワザを使えない。 ─このカードは、バトル場のエンペルトに重ねてレベルアップさせる。レベルアップ前のワザ・ポケパワーも使うことができ、ポケボディーもはたらく。─ 弱点 水+30 抵抗力 にげる エネルギー2
─── シルバーウィークの間にもう一話ぐらい更新したい……!
奥村雫の使用デッキ 「エネジックアクア」 http://moraraeru.blog81.fc2.com/blog-entry-656.html
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打倒シェイミLV.X 運と運で……! ( No.33 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:20
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- シェイミLV.Xの厄介さはなんといってもポケボディーであるかんしゃのきもち。シェイミLV.X以外の草ポケモンの最大HPを40も増やしてしまうのだ。
40はバカにならない。バカみたいな上昇幅だ。お陰様で相手のベンチのベイリーフの最大HPは80だったのが120まで上昇する。 そして厄介なのはもう一匹いる。 「エンペルトLV.Xのポケパワー、しじょうめいれいを使うわ」 再び先ほどと同じエフェクト。エンペルトLV.Xから発された青いレーザーには再びボーマンダのカードが含まれていた。 「エンペルトLV.Xにポケモンのどうぐ、しあわせタマゴをつけて攻撃。氷の刃!」 残りHP40のコモルーにとどめの一撃。コモルーはその丸っこい体が吹っ飛ぶと、そのまま力なく倒れ消えていく。 「サイドを一枚引くわ」 先にサイドを取られるのはとても大きい。取ったほうは勢いに乗れるし、取られたほうはプレッシャーになる。 次のターンでエンペルトLV.Xを倒せるとしても確実に後手にまわっている。 「ドロー! コモルーに炎エネルギーをつける。ガブリアスで攻撃、スピードインパクト!」 残り60のエンペルトLV.Xにとどめを刺した。俺もサイドを引く。引いたサイドはボーマンダ。自分の番が終わったため手札にボーマンダが被る。トラッシュにすでにコモルーがいるので一枚余計になってしまった。 そしてエンペルトLV.Xについていたしあわせタマゴの効果発動。このカードをつけているポケモンが相手のワザによって気絶させられたときに手札が七枚になるようドローするカードだ。相手はこれで三枚ドローできる。 相手の次のポケモンはシェイミLV.Xである。少々意外だ。シェイミLV.Xが倒れると、かんしゃのきもちは意味がなくなってしまう。 「私のターン。ベイリーフをメガニウムに進化させる。そして手札の草エネルギーをシェイミにつけてトレーナーカードを発動。エネルギーパッチ! コイントスをしてオモテならトラッシュのエネルギー一枚を自分のポケモンにつける」 コイン判定は表だった。 「水エネルギーをシェイミLV.Xにつけるわ。シェイミLV.Xで攻撃。シードフレア!」 シェイミの背中から緑色の波紋が発せられる。 「シードフレアの効果で手札の草エネルギーを三枚メガニウムにつけるわ! そして三枚つけることによってシードフレアのダメージが上昇。つけた草エネルギーかける20ダメージが追加され、100ダメージ!」 波紋と同時に目の前が揺れているような感覚を覚える。 シェイミLV.Xのもう一つの厄介な点、シードフレアだ。草エネルギー限定だがつけ放題はいくらなんでもやりすぎである。 ガブリアスは100もダメージを受けたため残りHPは30。次は耐えれない。 「しかしこの瞬間、ガブリアスのポケボディー発動。りゅうのいあつ! ガブリアスに攻撃をしたポケモンのエネルギー一枚を手札に戻す。俺は水エネルギーを手札に戻させる」 だがもう止まらない。流れは完全に向こうだ。 「俺のターン!」 引いたカードはガブリアスLV.X。一見逆転のドローに見えるがまったくもってそうでもない。 「俺はコモルーをボーマンダに進化させ、ベンチにフカマルを出す」 今引いたカードが水エネルギーだったとする。それをボーマンダにつける。ガブリアスは逃げるエネルギーが不要なのですぐさまボーマンダに交代する。 相手のベンチにはかんしゃのきもちの効果でHPが170となったメガニウムがいるのでボーマンダのポケボディーであるバトルドーパミンが発動可能となる。 バトルドーパミンによってじょうきのうずが炎と水エネルギーだけで使用できるので、シェイミLV.Xを一撃で倒せるのだ。 だが残念ながら水エネルギーはない。次のターンにシェイミはベンチに逃げるだろう。 「ボーマンダに炎エネルギーをつけてガブリアスをレベルアップさせる。そしてレベルアップした瞬間にポケパワー、りゅうのはどうを発動。このカードがレベルアップしたとき、コインを三回投げてオモテの数ぶんのダメージカウンターを相手のベンチポケモン全員に乗せる」 表、裏、表。ガブリアスが口を開くとこちらも波紋が周囲に広がる。波紋はシェイミLV.Xを通過してベンチ組にヒット。これにてベンチのラプラスとメガニウムに20ダメージずつ。しかしラプラスは残り20、メガニウムに至っては150もある。 「クソっ、ガブリアスLV.Xで攻撃。スピードインパクト!」 シェイミLV.Xにはエネルギーが二枚なので80ダメージ。これまた残りHP20でギリギリ残ってしまうのだ。 このデッキの弱点はベンチには手が出せないこと。このガブリアスLV.Xのポケパワーでしかダメージを与えられないのだ。 つまりHPがヤバくなっても逃げてしまえばとどめが刺せない。 「私のターン。水エネルギーをトラッシュしてシェイミLV.Xを逃がし、メガニウムを場に出すわ。メガニウムの攻撃。かじばのいちげき!」 メガニウムがこれまた頭から突っ込んでくる。車にはねられたかのようにガブリアスLV.Xの体は吹っ飛び、そのまま地面に大きな音を立てて倒れこむ。 「サイドを引いて、ターンエンド」 やけに自信に満ちた笑みである。 「俺のターン、ドロー!」 カードを引いた瞬間、急にブザーが鳴る。音源を探すと、隣のステージの試合が終わったようだ。長岡が拳を天井に向かい突き上げている様子をみると、勝ったようだ。今戦っているこの第三試合が最後の準々決勝。長岡もきっと俺の試合を見るだろう。無様な姿は見せられない。 「行くぞ! 手札の水エネルギーをボーマンダにつける。ポケボディーのバトルドーパミンによってワザエネルギーの無色エネルギーが不要になるのでじょうきのうずがエネルギー二つで使用できる。じょうきのうず!」 白い渦がメガニウムに向けて吹き荒れる。最初に170あったHPももう残り30まで削れた。 余程のことがない限り、この勝負は逆転が可能だ。炎と水エネルギーをトラッシュしたがまだ、炎エネルギーが一枚残っているのでかえんが使える。効果はないが50ダメージ与えれば十分である。 しかしその余程というのはメガニウムのウルトラパウダー。ワザ威力は20と少ないが、コインを三回投げて一回目が表ならどく、二回目ならやけど、三回目ならマヒにすることができる。 どくややけどはともかくマヒにされてしまうと本当に勝負がどうなるか。 マヒを食らうと逃げれない上にワザも出せない。状態異常回復系のトレーナーカードは一枚も入れてないのでなんとも。 「私のターン! メガニウムで攻撃。ウルトラパウダー!」 もしもここで三回目のコイントスがウラだと勝負はまだ終わらない。しかしマヒに出来なければ相手は余程のことがない限り詰みだ。 「……表、裏、裏」 メガニウムが首の花から花粉のようなものを撒き散らす。ボーマンダがなった状態異常は毒だけだ。 相手に見えないように右手の拳を小さく、強く握る。 「ポケモンチェックで毒のダメージを乗せる。そして俺のターンだ。ボーマンダに水エネルギーをつける」 このメガニウムが倒れるとバトルドーパミンの効果がなくなる。しかしかえんのワザエネルギーは炎と無色エネルギー。これでかえんはいつでも発動可能。次にラプラス、シェイミLV.Xが来ても一撃の圏内だ。 「ボーマンダで攻撃、かえん!」 先ほどの白い渦とは違い、口から真っ赤な弾が発せられる。大きな音を立ててメガニウムに被弾させる。 「メガニウムはこれで気絶。サイドを引いて終わりだ。ボーマンダに毒のダメージを乗せる」 相手の最後のポケモンはシェイミLV.X。すでにHPは20しかない。その一方でボーマンダはまだ100もある。相手の残りの山札は二枚。シードフレアでエネルギーを三枚つけられない限りなんとかなる。ダメージエイドを食らってもギリギリ20で耐えきる。 こういう、相手の勝利の可能性がまだ潰えていない時が非常に怖い。相手の一挙動が非常にスローに感じられ、自分の思考スピードが加速する。 負けてしまうのではないかという不安、いや、大丈夫だという根拠のない自信、そしてただの神頼み。 「私のターン!」 なんにせよこれが相手にとって最後のドローとなる。 歯と歯を強く噛み合わせる。目にも力が入る。目だけではない、体のあらゆるところに力が入ってしまう。 相手はなかなか動かない。必死に考えを巡らしている。共にジリ貧のようだ。そして彼女の出した結論は、 「……降参」 その宣言と同時にブザーが鳴り響く。相手はチラと俺に向けて自分の手札を見せるも、草エネルギーは一枚しかない。あとはトレーナーカードばかりだが、どれも逆転につながりそうなカードはなし。手札を裏向けると彼女はカードをさっさと片付けて潔く帰って行った。 俺もステージを降りると、翔と長岡がいた。二人は談笑していたが、長岡は俺を見かけると失礼にも俺を指差しこういう。 「俺はお前に絶対勝つぜ! 勝って翔と戦うからな!」 「ふん、貴様がここまで来た実力は認めてやるが、俺には到底及ばん。そのことを後で骨身に教え込んでやる」 不思議な奴だと思う。先ほどまで安堵の気持でいっぱいだったのだがこいつの今の一言で、普段の自分へシフトされる。 楽しい準決勝になりそうだ。
翔「今日のキーカードはシェイミLV.X! かんしゃのきもちで草タイプを支援! シードフレアでエネルギーをつけまくれ!
シェイミLV.X HP100 草 (破空) ポケボディー かんしゃのきもち 自分の場の草ポケモン全員(「シェイミ」はのぞく)の最大HPは、それぞれ「40」ずつ大きくなる。自分の場で、すでに別の「かんしゃのきもち」がはたらいているなら、このボディーははたらかない。 草無無 シードフレア 40+ のぞむなら、自分の手札の草エネルギーを好きなだけ選び、自分のポケモンに好きなようにつけてよい。その場合、つけたエネルギーの枚数×20ダメージを追加。 ─このカードは、バトル場のシェイミに重ねてレベルアップさせる。レベルアップ前のワザ・ポケパワーも使うことができ、ポケボディーもはたらく。─ 弱点 炎×2 抵抗力 水−20 にげる エネルギー1
─── 今年中に風見杯編終わりそうです。いや、終わらせます。
田嶋玲子の使用デッキ 「玲子スペシャル」 http://moraraeru.blog81.fc2.com/blog-entry-661.html
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恨み ( No.34 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:20
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 緊張してきた。何もないのになにかと辺りをキョロキョロ見渡したり、手を握って開いたり。
こんなにジーッとしていられなくなるとは思わなかった。緊張すること自体久しぶりなのだが緊張するってこういうことだっけか。 あと二回勝てばいいんだ。あと二回。まずは準決勝、同級生の藤原拓哉を倒すんだ。 そう、藤原拓哉。なぜ準決勝にいるのか。悪いがとてもじゃないがここに勝ちぬけるような実力の持ち主ではない。 運だけではまず予選は抜けれない。準決勝となればなおさらである。まず予選をいち早く抜けるという時点でずっと疑問になっていた。 『準決勝第一試合を始めます。選手は試合会場七番にお集まりください』 考えても仕方ない。とりあえず今は出来ることをするんだ。
3D投影機は大きい。その大きさ故にプレイヤー同士は非常に遠くにいることになる。普通の大会ならばテーブルの向かいで非常に近いのだが視力が悪いと相手の顔が見えない。 「拓哉、よくここまで来たな! 俺とお前で楽しい勝負にしようぜ!」 遠いとはいえたかが知れている。声が聞こえない訳がないはずだが、拓哉からは一切の返事がない。 「……」 仕方なくデッキをシャッフルし、手札を引いたりサイドを用意するも拓哉は一向に用意をする気配が感じられない。 「おい、拓哉!」 思わず声を荒らげる。気弱な彼だから、「ごめんね」と言って慌てて動き始めるのだろう。しかし向こうから返ってきた返事は想像とはかすりもしない言葉だった。 「何が楽しい勝負だ。ふざけるな!」 激しい剣幕で怒鳴られたため思わず手が止まる。 「俺様はお前を許さねぇ」 「何をだ」 意識しなくても引きに回っている。アニメではエフェクトで強い向かい風が来そうなほどだ。 俺の知っている藤原拓哉はこんな人間じゃない。 「あぁ!? どこまでもふざけた野郎だ!」 誰にでも優しいヤツだ。人づきあいが苦手で教室の隅にいるような人間のはずだ。 「お前が俺様に声をかけるまでは良かった。俺はいつも一人だったからな、正直言うとうれしかったよ。あの時はな!」 嫌味らしく語尾を強調するしゃべり方。相当俺が憎いのだろう。しかし全く覚えがない。会場は小虫の羽音も聞こえそうなほど静かだ。 「そしてお前は俺様にカードを教えた。カードもくれた。しかしもらうカードじゃとてもじゃないが足りない。そうだろ?」 「ああ」 「お前も金を出すことを勧めた。俺は為すがままにカードを買っていく。本来遊びたいだけのカードが次第に勝ちたいという願望に変わっていった」 「誰もが通る道だ」 「しかしお前も知ってると思うが俺様の家は貧乏だ。奨学金が頼りとなっている。その中ギリギリの小遣いを必死に切り盛りしてカードを買うものの、母にカードを見つかった。ギリギリの生活しているんだ。余計なことを買うなと怒るよな普通?」 「何が言いたいんだ?」 「俺様は怒り余って『こうした』んだよ!」 拓哉はニヤリと笑うと、左手に持っていたデッキからカードを無作為に一枚引きだしステージ外の観客に向ける。 何をと思ったのは束の間だった。カードから紫色の霧が発せられ、観客のいる中に霧が漂う。それらの霧は見慣れた形を為す。 「3D投影機外なのに……!」 ゴーストポケモンサマヨール。だがその姿は3D投影機で映るポケモンよりもより実体的に見える。 サマヨールは傍にいた子供の腕を掴むと、腹から出したブラックホールに引きずり込む。子供の姿が見えなくなると同時にサマヨールは再び霧となって霧散した。 サマヨールに吸い込まれた子供の姿はどこにも見当たらない。 「あの子はどうした!」 「『別の次元に幽閉した』んだよ。これが俺様の能力(ちから)だ!」 「それをお前の親にしたのか」 「ああ。お前がカードを勧めたせいで身に付けた力でな! お前がカードを勧めさえしなければこういうことにはならなかった」 「結果論だ!」 「なんとでも言え! お前はクラスで一人ぼっちだった俺様をお前らの仲間にしたわけじゃあない。お前の遊び相手を増やすという自己満足のために俺に近づいたんだ」 「そういう……」 ステージの外からは子供の母親と思わしき人の鳴き声がする。先ほどまで準決勝で盛り上がりムードだった会場が一変していた。 「とどのつまりは自分のことなんだ。他人を助けたつもりでいるが、結局は自分のため。俺はそういう偽善者を許さん。徹底的に潰す!」 「……、お前のその怒りも自分勝手じゃないか」 「お前が言ってんじゃねぇ!」 迫力のあまり言い返せない。ここは下手に刺激しないほうがいいようだ。下手に回ろう。 「この能力の残念なところは心がある程度ダメージを受けていないと別の次元に幽閉出来ないところだ。まずはこのカードでお前の心を叩き折る!」 拓哉の怒りが体にピリピリ伝わってくる。 「……。その代わり俺が勝てばお前が幽閉した人たちを解放してやれ」 「クククッ……! どこまでも偽善者だな! 悪いが俺様の意思じゃ解放は出来ねえんだよ!」 静かな会場に拓哉の高らかな笑いだけが響く。じゃあさっきのあの子はもう助からないっていうのか……? 「オラオラ、さっさと始めっぞ!」
翔「今日のキーカードはゴージャスボール! 好きなポケモンをサーチできるぞ! ただし基本は一回だけ。
ゴージャスボール トレーナー (破空) 自分の山札の「ポケモン(ポケモンLV.Xはのぞく)」を1枚、相手プレイヤーに見せてから、手札に加える。その後、山札を切る。 自分のトラッシュに、すでに別の「ゴージャスボール」があるなら、このカードは使えない。
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拓哉のゴーストデッキ!? ( No.35 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:21
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 初めのバトルポケモンは俺がアチャモ。対する拓哉はフワンテ。ベンチポケモンは互いになし。先攻は俺からだ。
「俺のターン! アチャモに炎エネルギーをつけて攻撃だ。ひのつぶて!」 ワザの宣言と共にコイントスボタンを押す。このワザはエネルギー1つで20ダメージを与えることができるのだがコイントスがウラだとワザが失敗してしまうのだ。 「オモテだ。ワザは成功!」 アチャモは小さな火球を口から打ち出す。フワンテに火球がぶつかると弾けて消えていった。 「俺様のターンだ! フワンテをフワライドへと進化させるぜ」 フワンテが光りだすとサイズがさらに大きくなりフワライドへと進化していく。 「そしてフワライドのワザを使う。のせてくる! こいつはワザエネルギーなしで使えるワザだ。デッキからたねポケモンを二匹ベンチに出し、そいつらにまたデッキから基本エネルギーを一枚ずつつけれる。俺様はムウマージGLとヨマワルをベンチに出し超エネルギーをそれぞれつける!」 どこからかムウマージGLとヨマワルがベンチに現れる。フワライドは風を起こし超エネルギーをそれぞれ二匹に与えた。 デッキ圧縮に加え超性能のサーチ。すでに相手は戦える準備がほとんどできている状態だ。 「俺のターン。ノコッチをベンチに出して不思議なアメを発動。アチャモをバシャーモに進化させる!」 何かされる前に急いで攻撃すべきだ。ここは速攻で行こう。 「バシャーモに炎エネルギーをつけてポケパワー、バーニングブレスを発動。フワライドをやけどにするぜ」 続いてバシャーモは口から真っ赤な炎を吹き付ける。フワライドのHPは90。先ほどの攻撃で70まで削ったが火傷に頼る戦法は正直期待できない。最終手段としておこう。 「バシャーモで攻撃。わしづかみ!」 バシャーモは地を一蹴するとフワライドのもとへ一っ飛びして腕をギッと握る。 「わしづかみは40ダメージと同時にフワライドを逃がさないようにさせる。トレーナーカードやポケパワー以外では逃げられないぜ。俺の番が終わると同時にポケモンチェックだ!」 「おらよっ!」 拓哉は乱暴にコイントスボタンを押す。結果は表だ。 「運は俺様を味方にしてくれてるようだ。俺様のターン! ムウマージGLに超エネルギーをつけて手札からゴージャスボールを発動。俺様はデッキからサマヨールを手札に加え、ヨマワルを進化させる! そしてフワライドで攻撃。おとどけ! トラッシュのカードを一枚手札に加える! 俺様はゴージャスボールを手札に加えるぜ」 これはうまいコンボだ。ゴージャスボールはトラッシュに同名のカードがあれば使えないカード。しかしそのゴージャスボールをトラッシュから引き揚げればトラッシュに同名カードはなくなるのでもう一度使える。ワザエネルギーなしでさっきのに続けこんなえぐいサーチ&サルベージかよ……。 「ポケモンチェックだ。裏! けっ、こんなダメージ今更だ」 「俺のターンドロー。ヒコザルをベンチに出しバシャーモに炎エネルギーをつける。そしてサポーターカードを発動。ハンサムの捜査。このカードの効果によってお前の手札を見せてもらう」 「ほらよ!」 拓哉の手札は六枚。さっき墓地から引き揚げたゴージャスボールに超エネルギー一枚とデンジの哲学。そしてエネルギーつけかえとシロナの導きにたつじんのおび。決して好い手札ではないがサーチ能力をもつシロナの導きとゴージャスボールがあるためこの手札は化ける可能性がある。 ハンサムの捜査は相手の手札を見るだけではない。手札を見た後相手の手札か自分の手札のどちらかを選択し手札全てを山札に加える。そして山札に戻したプレイヤーはデッキをシャッフルして五枚になるまでカードを引く。 俺の手札はこのサポーターを使って最後、今の手札は零だ。拓哉の手札が「危険になる可能性が『ある』」程度なのでまずは自分の手札を増強しよう。 「続いて俺は手札が五枚になるまで。つまり五枚山札から引く」 ゴウカザル、不思議なアメ、炎、オーキド博士の訪問、キズぐすり。こちらもあまり好い手札とは言いにくい。 「そして不思議なアメを発動。ヒコザルをゴウカザルに進化させてバシャーモでフワライドを攻撃。わしづかみ!」 これでフワライドを撃破だ。サイドを一枚引く。これで俺のサイドは二枚、拓哉は三枚。先手は取った。次の相手のバトルポケモンはムウマージGLが来た。 「俺様のターン! ゴージャスボールでヨノワールを山札から手札に加える。そしてサマヨールをヨノワールに進化させる! そしてムウマージGLに超エネルギーをつけてレベルアップさせる!」 「ムウマージGLをレベルアップだと!?」 「まだだ! 俺はこいつにたつじんのおびをつける。なんせムウマージGL LV.XのHPはたった100だ。バシャーモのほのおのうずで一撃でやられると後が困るんでな」 たつじんのおびはつけたポケモンのHPを20増やし、ワザのダメージも20増やすという厄介なカードだ。しかしデメリットはある。たつじんのおびをつけたポケモンが気絶するとサイドを二枚も引かれるということ。 つまり俺にとってはムウマージGL LV.Xさえ倒せば勝ちというわけだ。しかし後がうんたらという拓哉の表現が非常に気になる。 「そしてデンジの哲学発動! 六枚になるまでカードをひかせてもらうぜ」 あっという間に三枚になった手札がみるみる六枚へと増えていく。 「さあこっからが俺様の本領発揮だ! ムウマージGL LV.Xでこうげき。やみのまじない!」 ムウマージGL LV.Xが何かボソボソと呟くと対戦場が真っ暗闇に包まれた。闇は数秒で晴れる。今のが攻撃だったのだろうか、バシャーモは何事もないようにピンピンしている。 「俺様はサイドを一枚引いてターンエンドだ」 「なっ、バシャーモは無傷だぞ!」 「ベンチを見てみろクズが」 言われてモニターを確認する。ベンチにいたはずのノコッチのHPが0になっていたのだ。 「やみのまじないは自分の手札の数だけのダメージカウンターを相手に乗せることができる。俺の手札は六枚つまりダメージカウンターを六つノコッチに乗せたんだよ!」 ノコッチのHPもきっかり60。ちょうど気絶だ。 「これが俺様のデッキ! ベンチキル!」 拓哉の高らかな笑いが会場に木霊する。
翔「今日のキーカードはムウマージGL LV.X! マジカルリターンで手札を増やし、 やみのまじないで一気に決めろ!
ムウマージGL LV.X HP100 超 (PROMO) ポケパワー マジカルリターン 自分の番に何回でも使える。自分のポケモンについている「ポケモンのどうぐ」または「ワザマシン」を1枚、自分の手札に戻す。このパワーは、このポケモンが特殊状態なら使えない。 超超無 やみのまじない 自分の手札の枚数ぶんのダメージカウンターを、相手にのせる。このワザでのせられるダメージカウンターは、8個まで。 ─このカードは、バトル場のムウマージGL(ジムリーダー)に重ねてレベルアップさせる。レベルアップ前のワザ・ポケパワーも使うことができ、ポケボディーもはたらく。─ 弱点 悪×2 抵抗力 無−20 エネルギー1
─── 27話と28話で「気合いのタスキ」という架空のカードが出ていました。正しくは「たつじんのおび」です。訂正しておきました。 29話と30話の今日のキーカードの誤植を訂正しました。 以後同じミスをしないように気をつけます。
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恐怖のベンチキル! サマヨールを倒せ! ( No.36 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:21
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 「おらおら! お前のターンだ!」
「俺のターン、ドロー! ゴウカザルに炎エネルギーをつけてサポーターカード発動。オーキド博士の訪問! 山札からカードを三枚引いて手札のカードを一枚山札の底に置く。続いてバシャーモのポケパワー発動! バーニングブレス!」 「けっ、火傷なんかに頼りやがって」 「そしてバシャーモで攻撃。ほのおのうず!」 バシャーモは口からムウマージGL LV.Xを覆う大きさの炎の渦を吐き、ぶつける。ワザコストとしてエネルギーを二つトラッシュしなくてはいけないがその分100ダメージだ。次のポケモンチェックで裏を出せば火傷のダメージで気絶する。 そしてたつじんのおびを持っていたがために俺の勝ちが決まる。 「さあポケモンチェックだ!」 しかし事はそんなにうまく運ばない、表だ。 「俺様のターン! さあこっからが本番だ! 手札の超エネルギーをサマヨールにつけてエネルギーつけかえを発動。ムウマージGL LV.Xの超エネルギーをサマヨールにつける。そしてムウマージGL LV.Xのポケパワー発動、マジカルリターン! こいつ自身についてるたつじんのおびを手札に戻すぜ」 たつじんのおびの効果でHPが20上がっていたため、ムウマージGL LV.Xは気絶してしまう。自ら自分のポケモンを気絶させるとは。 「さあさあサイドを引きな!」 何を考えているのだろうか。相手の場をよく確認すると自ずと答えは出てくる。ムウマージGL LV.Xはおとりだったのだ。本命はサマヨールなのだろう。 「俺様の最後のポケモンはヨノワールだ。貴様なんかこいつだけで十分! ヨノワールにたつじんのおびをつけて攻撃だ!」 先ほどと似たように辺りが暗くなる。しかしまだバシャーモとゴウカザルは可視できる範囲だ。 「じゅおん!」 闇の中からヨノワールのものと思われる両腕が伸びてくると、バシャーモを握る。 「じゅおんはこれも相手にダメージカウンターを乗せる効果を持つ。乗せる数は五つと相手が取ったサイドの数、つまり合計七つを相手のポケモンに好きなように乗せれる。俺はバシャーモにダメージカウンターを七つ乗せるぜ!」 バシャーモのHPは130。二撃は耐えれない。オーキド博士の訪問でキズぐすりを底に送ったのがここでしっぺ返しとなって遅い来る。 「俺のターン、炎エネルギーをバシャーモに乗せてバーニングブレス! 続いて攻撃だ。わしづかみ!」 ヨノワールは一気に火傷と40ダメージのハンデを負う。しかし拓哉はそんなものはなんともないかのような顔を作る。 「ポケモンチェック。……表だ。俺様のターン、もう一度じゅおん! 今度はバシャーモだけじゃねぇぜ。ゴウカザルもだ。バシャーモにダメージカウンターを六つ、ゴウカザルに一つだ!」 再び闇と腕。しかし今度は右腕でバシャーモ、左腕でゴウカザルを握る。このじゅおんでバシャーモは気絶してしまった。 「サイドを引いてターンエンドだ!」 「ポケモンチェックをしてもらう」 「ふん、裏だ」 ヨノワールのHPは120。たつじんのおびの効果でHPが20増えたため合計140。まだ80もダメージを与えなければいけない。ここは考えたプレイングをしなければ。 「俺のターン!」 が、起死回生のカードは来なかった。次のターン何が飛んでくるかわからない。しかしここは最善の一手を打つしか。 「ゴウカザルに炎エネルギーをつけて攻撃。ファイアーラッシュ!」 「炎エネルギーをトラッシュして、その数だけコイントス。そして表の数かける80ダメージを与えるカードか。確かに二枚トラッシュすれば一回くらい表は出るかもしれねえなぁ。ああ?」 「俺は一枚だけトラッシュする!」 「一枚だと?」 炎エネルギーをトラッシュに置き、コイントスボタンを押す。頼む、出てくれ表……! 「……裏っ」 「あっはっはっは! 裏じゃなーんにもダメージ与えれねぇな、ざまぁねえ」 「しかしポケモンチェックはしてもらう」 「ふん、……表。火傷のダメージはなしだ。俺様のターン! もっかいじゅいん! ゴウカザルにダメージカウンターを七つ乗せてやれ!」 ゴウカザルはこれで80ダメージ。HPは110しかないので次の攻撃を食らうと終わりだ。 「次の俺様のターンで貴様は永遠の闇に葬ってやるよ! そして復讐劇の終わりだ!」 「……お前」 「あぁ? 聞こえないぞ」 「お前はカードをして楽しいと思ったことはないのか?」 「何かと思えばそんなことか。楽しいという錯覚をお前にさせられていたな!」 「カードは復讐のために使うもんじゃない、ましてや楽しむものだ!」 周りの雑音のないこの会場に、俺の叫びと拓哉の怒号が響き渡る。 「じゃあ俺はどうして母親に殺されかけた。どうして母親を異次元に送った。答えてみろよ!」 「それはお前が……」 ゴクリとつばを飲み込む。飲み込んで、吐きだそうとした言葉を整理する。 「カードを楽しもうとしていないからだ!」 拓哉は射抜かれたように動かなくなる。舌戦だけしてもこの試合は進まない。カードを引くことにする。 「俺のターン! 手札に炎エネルギーをつけてゴウカザルで攻撃。いかり! このワザのダメージは30プラスゴウカザルに乗っているダメージカウンターの数。八つ乗った今、与えれるダメージは110だ!」 「なんだとっ」 ようやく現実へ帰ってきた拓哉は目の前の悲運に唖然の言の葉だけを発する。 「カードを楽しもうとすれば、必ずカードは答えてくれる! お前は今までカードを楽しもうとしていたんじゃない! 居場所を守りたかったんだ!」 「そうだ……。俺はお前に手をのばしてもらって嬉しかった。だからこの最初で最後の居場所を守りたかった。カードを楽しむなんて考えたこともなかった……。復讐も居場所を守るのも出来なかったんだな」 ゴウカザルがヨノワールへと駆け出し、右腕を振り上げる。 「居場所ならあるじゃないか! お前が望む限りそれは絶えない! 次戦うときはこんな悲しいバトルじゃなくて、一緒に笑えるバトルにしよう」 ゴウカザルは右腕を振り下ろしヨノワールへ一撃を加える。俺が最後のサイドを引いて試合終了のブザーが鳴った。 それと同時に対面の拓哉が急に体中の力を失ったのか、その場に倒れこむ。急いで救護班が呼ばれて医務室へ連れて行かれた。 ステージを降りる前に応援客のほうを見ると拓哉に幽閉されていたはずの少年が元の場所に戻っていた。母親が必死に少年を抱きしめているも、少年は何が起きたか全く事情を把握していないようだ。 なんにせよ準決勝を勝ち抜き、少年は無事だった。後は決勝を勝ち抜くだけ。満を持してステージから降りて行った。
「もしもし、松野です。今風見杯会場なんだけどまた能力(ちから)が確認されたわ。今回は『異次元へ幽閉する』ってものみたい。えぇ。……いや、奥村翔っていう少年が能力を持っている少年を倒したわ。倒されたら急にその場に倒れこんで意識を失ったみたい。今は医務室に行ってるけど別段異常はないみたい、とりあえず大会を見届けて次第資料を作っておくわ。えぇ、それじゃあまた」 青色でシンプルデザインの携帯電話を閉じると地べたに座り込む。椅子がほしいところだけどもこの会場にはないようだ。 自分の身長では大きな鞄からノートパソコンを取り出し、忘れないように今起きた出来事を出来るだけ正確に打ち込む。ここ最近確認され始めたカードを使って本来ありえない力を発揮する能力者。大事が起きないようにあらかじめ対策を練っておかねばならない。 ブザーが鳴り、風見雄大の試合が始まったことにも気付かずひたすらにタイプしていくのだった。
翔「今日のキーカードはヨノワール! やみのてのひらで相手のベンチを削りつつ、 じゅおんでベンチキル!
ヨノワールLv.42 HP120 超 (DP1) ポケパワー やみのてのひら 相手のベンチポケモンが4匹以上いるなら、自分の番に1回使える。相手のベンチポケモン1匹と、そのポケモンについているすべてのカードを、相手プレイヤーの山札にもどし、切る。このパワーは、このポケモンが特殊状態なら使えない。 超超無 じゅおん 相手にダメージカウンターを5個のせる。さらに、相手プレイヤーがすでにとったサイドの数ぶんのダメージカウンターを、相手にのせる。 弱点 悪+30 抵抗力 無−20 にげる エネルギー3
─── 風見杯の山場その1。 書いてる方もようやく終わりが見えてきて非常に満足! デュエッ!
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遡行せよ、蘇生せよ! ( No.37 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:21
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 準決勝一回戦はハプニングがあったもののなんとか幕を終えた。試合が終わると共に体全身の力が失われたかのよう崩れ去った藤原拓哉は医務室へ連れて行かれた。その容態は意識を失っただけである。そのうち目が覚めるだろう。
そして準決勝二回戦。この試合に勝ったほうが決勝で翔と戦うことになる。 『準決勝第二試合を始めます。選手は試合会場八番にお集まりください』 先ほどの試合が終わってから松野さんの姿が見えない、俺の試合を観ると言っていたため少し気にかかる。 それも気にかかるのだがまずは目の前の一勝を取らなくては話にならない。たかが三十枚しか入っていないデッキを右手で握り、ステージへ向かう。 「風見、俺はお前に勝つぜ!」 堂々とした勝利宣言。まだカードを始めたばかりの初心者とは思えない、ある種の風格を漂わせるようになった。 「ふん。返り討ちにしてやる」 試合の準備も終わり開始の合図になるブザーが鳴り響く。 「俺のターンからだ!」 先攻は長岡。長岡のバトルポケモンはプラスル、ベンチポケモンはエレブー。俺はフカマルのみだ。 「手札からウォッシュロトムをベンチに出す。続いて水エネルギーをウォッシュロトムにつけてプラスルのワザを使う。よくばりドロー! 自分の手札が相手の手札の数より一枚多くなるよう山札からカードを引く。今俺の手札は四、お前の手札は六枚だ。よって三枚ドロー!」 「俺のターン!」 手札が非常によろしくない。ボーマンダ二枚に炎エネルギー、水エネルギー、スージーの抽選、不思議なアメ、ガブリアス。 このままだと何もできずに倒される可能性もある。運の強い長岡は俺の手札をも悪くしたというのか。こうなったら作戦変更だ。 「不思議なアメでフカマルをガブリアスに進化させる! そしてスージーの抽選を発動」 「スージーの抽選……。手札をトラッシュしてトラッシュした枚数に応じて新たにデッキからドローできるカードか!」 「俺は手札を二枚トラッシュ!」 トラッシュするカードはボーマンダと水エネルギー。モニター越しに俺の捨てたカードを確認した恭介が驚愕する。 「なっ、ボーマンダをトラッシュだと!?」 「そして俺はカードを四枚引いてターンエンドだ」 「何を考えてるんだ……。俺のターン! ウォッシュロトムに雷エネルギーをつけて手札からワープポイントを発動する!」 プラスルとガブリアスの足元に青い穴が開く。そして青い穴にそれぞれのポケモンが落ちていく。 「このカードの効果によって、互いにバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替える! 俺はプラスルをベンチに戻してウォッシュロトムを場に出すぜ!」 ウォッシュロトムの足元にも青い穴が開き、穴へ落ちていった。するとウォッシュロトムが落ちた穴からプラスルが。プラスルの落ちた穴からウォッシュロトムがそれぞれ出てきた。 「俺のベンチにはポケモンがいないのでガブリアスは入れ替わらない」 こちらは滑稽にもガブリアスが落ちた穴からガブリアスが這い出て来た。落ちる必要性がなかったなと一笑する。 「ウォッシュロトムでガブリアスに攻撃だ! だっすい!」 恭介は技の宣言と共にコイントスをする。だっすいは裏が出るまでコイントスをして、表が出た数だけ相手の手札をトラッシュさせるワザだ。普段なら厄介と言いたいところだが……。 「表、表、表、裏! 30ダメージと同時にお前の手札を二枚トラッシュするぜ。左側の三枚だ!」 「ボーマンダと炎、水エネルギーの三枚をトラッシュする」 ウォッシュロトムの攻撃が襲いかかる。弾ける水の音と共にモニターにダメージカウンターが加算されていく。二枚目のボーマンダがトラッシュされたためか、恭介がかすかにガッツする。 「俺のターン、ドロー!」 引いたカードこそ俺が待ち望んでいたカードだった。 「貴様がトラッシュにカードを送ってくれたことで俺のコンボが早々に完成することになった。そして貴様の策の愚かさに悔いるがいい! 俺はガブリアスをレベルアップさせる!」 ガブリアスに一瞬だけ白い光が包み込む。ガブリアスの咆哮と共にその光は弾け消えていき、モニターにもガブリアスLV.Xと表示された。 「そしてこのレベルアップした瞬間、ガブリアスLV.Xのポケパワーを発動。りゅうのはどう!」 それと同時にコイントスボタンを三回押す。 「コインを三回投げ、オモテの数ぶんのダメージカウンターを相手のベンチポケモン全員にのせる! 裏、表、裏! 貴様のベンチポケモンに10ダメージだ」 俺のポケパワーの説明が終わると、ガブリアスが再び体を前に傾けながら長岡のベンチにいるエレブーとプラスルを一瞥してから咆哮した。見えない力かプラスルとエレブーは衝撃波を食らったかのように後ずさる。 「お前の策ってのはこれか?」 「ここからだ! ガブリアスLV.Xのワザを使う。さあ、遡行せよ! そせい!」 ベンチゾーンに光る白い穴が開く。そしてその中からボーマンダが姿を現した。 「俺のトラッシュのポケモンを一体選び、たねポケモンとしてベンチに出す。その後トラッシュの基本エネルギーを三枚まで蘇生したポケモンにつける。ボーマンダに炎エネルギー一枚と水エネルギー二枚をつけてターンエンドだ」 「なっ、わざわざトラッシュしたのはこのためか! クソっ、俺のターン!」 苦虫を潰したような顔をした長岡だったが、引いたカードがよかったのか再び喜色満面。 「よし、まずはプルートの選択を発動するぜ。バトル場のウォッシュロトムを山札のスピンロトムと入れ替える!」 洗濯機に憑依していたロトムがそれぞれ分離する。すると洗濯機の足元に白い穴が開き、洗濯機が吸い込まれた。そしてその代わりに扇風機が穴から出てきてロトムはそれに憑依する。 「そしてスピンロトムに雷エネルギーをつけてエレブーをエレキブルに進化させる! まだだぜ! 風見、目ん玉ひん剥いてよーく見とけよ。スピンロトムのポケパワー発動。スピンシフト!」 この3D投影機のステージではバトル場、ベンチにポケモンがいると、そのポケモンのいるエリアにポケモンのタイプの色が出るようわかりやすく表示してある。 スピンロトムは雷タイプなのでバトル場は黄色に満たされていたのだが、急にその黄色が白色に変化した。 「スピンシフトは自分の番の終わりまで、スピンロトムを無色タイプとして扱うポケパワーだ!」 「なるほどな。ガブリアスLV.Xの弱点は無色タイプだ。貴様でもちゃんとしたプレイングが出来るんだな」 「負け惜しみは後で言いな! スピンロトムで攻撃、エアスラッシュ!」 スピンロトムが不可視の衝撃でガブリアスLV.Xを攻撃する。本来は60ダメージなのだが、無色タイプとなったスピンロトムはガブリアスLV.Xの弱点をついている。60ダメージが二倍となって120ダメージだ。残りHPが110だったガブリアスは気絶に追いやられた。 「そしてコイントス。裏ならスピンロトムのエネルギーを一枚トラッシュする。……表!」 「それだけじゃない。ガブリアスのポケボディーがこの瞬間で発動する。りゅうのいあつ! ガブリアスを攻撃したポケモンは攻撃後にポケモンについているエネルギーを一枚手札にもどさなければならない!」 「ならば雷エネルギーを手札に戻すぜ。そしてガブリアスLV.Xが気絶したから俺はサイドを一枚引く。ターンエンド」 長岡のエンド宣言と共に長岡のバトル場が白から黄色に戻った。 「さあ、お前の番だ!」 もう一ターンはもつと思ったんだけどな……。一気に形勢を逆転した自信満々な長岡の声が憂く思えた。
翔「今日のキーカードはスピンロトム! こいつは無色タイプにもなれる! せんぷうで2進化、LV.Xのポケモンを手札に戻してやれ!
スピンロトムLv.46 HP70 雷 (DPt2) ポケパワー スピンシフト 自分の番に一回使える。この番の終わりまで、このポケモンのタイプは無色タイプになる。 無無 せんぷう コインを1回投げオモテなら、相手と相手についているすべてのカードを、相手プレイヤーの手札にもどす。 無無無 エアスラッシュ 60 コインを1回投げウラなら、自分のエネルギーを1個トラッシュ。 弱点 悪+20 抵抗力 無色−20 にげる エネルギー1 ─── 台風うめええええええ うん、2010年なるまでに風見杯編おわれっかな
藤原拓哉の使用デッキ 「ペインフルナイト」 http://moraraeru.blog81.fc2.com/blog-entry-668.html
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努力の天才 智略のスピードインパクト! ( No.38 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:22
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 俺のバトル場には無傷で炎エネルギー一枚、水エネルギー二枚のボーマンダ、ベンチは空だ。一方で長岡のバトル場には雷エネルギー、水エネルギーそれぞれ一枚のスピンロトム。長岡のベンチにはダメージカウンターがそれぞれ1個ずつ乗っているエレキブルとプラスルがいる。
「俺のターン、ドロー」 引いたカードはミステリアスパール。行き当たりばったりだがやむを得ない。 「手札のトレーナーカードを発動。ミステリアスパール!」 「始めてみるカードだ……」 「このカードの発動後、俺は自分のサイドを確認して望むならポケモンを一枚相手に見せてから手札に加える。その場合、このカードをオモテにしてサイドに置きかえるカードだ」 そう言ってサイドを確認。炎エネルギー、フカマル、コモルー。ポケモンは二枚いる。ここはたねポケモンがほしいのでフカマルを長岡に見せて手札に加える。 ここでようやくたねポケモンのフカマルが来た。が、致し方遅い。ガブリアスはもうトラッシュにいるのだ。しかしまだ救済措置はある。……のだが、その救済措置はまだ出来ない。 「フカマルをベンチに出して炎エネルギーをボーマンダにつける。ボーマンダで攻撃、じょうきのうず!」 じょうきのうずの威力は120。スピンロトムも一撃圏内だ。ボーマンダの攻撃をモロに食らったスピンロトムは力なくその場に倒れこむ。 「じょうきのうずのコストとしてボーマンダの炎エネルギーと水エネルギーをトラッシュする。サイドを引いてターンエンドだ」 今引いたカードは炎エネルギー。ミステリアスパールとコモルーはその場に残した。 長岡の次のポケモンはプラスルである。 「俺のターン! エレキブルに雷エネルギーをつけてヒートロトムを場に出す。そしてプラスルの欲張りドロー! 今、互いの手札は三枚だからカードを一枚引くぜ」 「俺の番だ。フカマルをガバイトに進化させ、ガバイトに炎エネルギーをつける。そしてボーマンダで攻撃! かえんだ!」 ボーマンダが口から火球を発しプラスルにぶつける。プラスルはたちまちその場に崩れ落ちる。 「サイドを引くぞ」 長岡のデッキは燃費があまりよろしくない。お陰でこうした準備期間がかかってしまう。いや、今は相手の身になって考えるのは止めだ。自分が勝つことを考えるんだ。 次のバトルポケモンはやはりエレキブル。 「俺のターン。エレキブルに雷エネルギーをつけて、ポケパワーを発動する。でんきエンジン!」 突如エレキブルの体が電気で帯びられた。そして激しい電気の音と共にエレキブルの右手には雷エネルギーのマークが浮かぶ。 「このポケパワーによってトラッシュの雷エネルギーをエレキブルにつけることができる。そして手札の雷エネルギーをつけて攻撃だ! ほうでん!」 ワザの宣言と共にエレキブルの周囲に雷エネルギーが三つ円を描きながら現れる。 「エレキブルについてる雷エネルギーをすべてトラッシュし、トラッシュしたエネルギーの数だけコイントスして表かける50ダメージを与える」 「はっ、ボーマンダのHPは120。三回全て表じゃないと倒せない!」 「三回表にすればいいんだろ?」 思わず聞き返したくなるセリフだった。コイントスは実際にコイントスをするのではなくて機械のスイッチを押して機械が判定を出す仕組みである。よってコインに何かするなどという人為的な作用は一切効かない。 それで三回とも表にする確率は八分の一だ。これまででも非常にいいコイントスの結果があるのにこれ以上あってたまるか。しかし今のセリフは出してやるという気質を漂わせていた。 「ほら、表、表、……表だ!」 エレキブルの周囲を浮かんでいた雷エネルギーが突如弾け、波動状に飛び散っていく。 「うぐっ!」 あまりの眩しさと炸裂音に思わず声が漏れる。俺のベンチにはガバイトしかいないのでオートでバトル場へ出向いて行った。 「さあ、サイドを引いてターンエンドだ!」 ウォッシュロトムのだっすいに続きエレキブルのほうでん。本当に何か仕掛けをしたのかと疑いたくなるし、今起こっている状況に目も疑いたくなる。 やはりアイツは強い。しかも天性の強さ、何か見えないものから力でも授かっているかのような、いわゆる天才と言っても許されるだろう。 それに比べて俺はそんな天賦の才能はない。あるのはカードと知識だけだ。 そう、そうだ。俺は自分で考えてデッキを組み、考えに考えてプレイングしている。現に今までその努力の結晶が実を結び勝ち進んできた。 「へっへーん、どうだ風見! 参ったか!」 「ああ。強いな。……だが、貴様がカードの天才ならば俺は努力の天才だ! 俺のターン!」 今の手札で可能なことを考える。しかし今の手札だけではパッとしない。今の手札でダメならば新しい手札にすればいいのだ。今、手札には自分の手札が六枚になるまでドローできるデンジの哲学がある。それを最大限に活かすには……。 「まずはポケモンレスキューを発動する。トラッシュのポケモンを手札に加える。俺はガブリアスを手札に加え、ガバイトを進化させる! 続いてガブリアスに水エネルギーをつけてサポーターカード発動。デンジの哲学! このカードを発動させるとき、任意で手札一枚をトラッシュできる。俺はミステリアスパールを捨てたことにより手札はない。よって六枚ドロー!」 しかし万事休す、今の条件をひっくり返せそうな手札が来ないっ……。 「くっ、ガブリアスで攻撃。ガードクロー!」 ガブリアスがエレキブルに向かってダッシュし、右の翼でエレキブルに襲いかかる。攻撃後、バトル場に戻ってきたガブリアスは両翼を前で交差して守備のモーションをする。 「一気に決めるぜ、俺のターン! エレキブルのポケパワー、でんきエンジン発動。トラッシュの雷エネルギーをエレキブルにつける。さらに手札の雷エネルギーもつけるぜ! それだけじゃねぇ。レベルアップ!」 エレキブルが光に包まれ、雄たけびを発しながら光は拡散して消えていく。 「さあ、エレキブルLV.Xで攻撃だ。パルスバリア!」 エレキブルLV.Xは電気で四角形の壁を作りだすと、それを真正面にいるガブリアスへと押し出した。 「この瞬間ガードクローの効果発動。相手の攻撃を受ける時、ダメージを20だけ軽減する。よってガブリアスが受けるダメージは30! そしてガブリアスのポケボディー、りゅうのいあつが発動! エレキブルLV.Xの雷エネルギーを手札に戻してもらおう」 「それでも次のターンにでんきエンジンをして、今戻したエネルギーをつけなおしてエレキブルLV.Xでほうでんしたら俺の勝ちだぜ?」 ほうでんはコイントスでダメージを与えるワザだ、確実性にかける。……と言ったところでこいつには薬にも何にもならない。 しかし恐れていた事態は逃れた。なんらかして先ほどのターンに雷エネルギーをつけられ、ほうでんでガブリアスが倒されることもない、またはエネルギー3つ残したまま俺の番が回っても来なかった。 「貴様の運だけのデッキもここまでのようだ」 「なんだと……?」 「俺のタクティクス、しかと目に焼き付けろ! 俺の番だ。ガブリアスに炎エネルギーをつける」 「待った! その瞬間にエレキブルLV.Xのポケボディー発動。ショックテールっ! 相手が手札からエネルギーをポケモンにつけたとき、そのポケモンに20ダメージ!」 エレキブルLV.Xの尻尾から一筋の電撃がガブリアスにヒットする。 「時すでに遅し! さあ食らえ、ガブリアスの攻撃だ。スピードインパクト!」 ガブリアスが一瞬にして見えなくなると共に爆音が会場に響き渡る。ガブリアスは翼を折りたたんでエレキブルLV.Xに特攻したのだ。 「このワザのダメージは120から相手のエネルギーの数かける20を引いた数値。今エレキブルLV.Xにはエネルギーが一つ、よって100ダメージ。残りHPが70のエレキブルLV.Xはこれで気絶だ!」 最後のサイドを引くと試合開始の時と全く同じブザーが聞こえる。試合時間はごくわずかだったが、このブザーを聞くのは久しぶりのような気がした。 「貴様にしてはなかなかいい勝負だったぞ」 激戦を繰り広げた相手に言葉をかける。 「くっそー、自信あったのになぁ。またいつかリベンジだ」 ふっ、と笑う。どこまでも前向きなヤツだ。踵を返して背中を向けながらこう言ってやった。 「その時を楽しみにしている」 ステージを降りた長岡が翔やほかのヤツらに囲まれてワイワイ盛り上がっているのを少し羨ましく思った。
翔「今日のキーカードはガブリアス! ポケボディーでエネルギーをバウンスさせて、 スピードインパクトで決めてやれ!
ガブリアスLv.71 HP130 無 (DPt3) ポケボディー りゅうのいあつ このポケモンが、バトル場で相手のワザのダメージを受けたとき(このポケモンのHPがなくなっても)、そのワザを使ったポケモンのエネルギーを1個、相手の手札にもどす。 無無 ガードクロー 40 次の相手の番、自分が受けるワザのダメージは、「−20」される。 無無無 スピードインパクト 120− このワザのダメージは、相手のエネルギー×20ダメージぶん、小さくなる 弱点 無+30 抵抗力 なし にげる エネルギーなし
─── WCSの要項決まりましたね。予選からスタン6とは……。 そしてLEGEND発売おめでとう。 いろいろ壊れすぎクソワロタ。
長岡恭介の使用デッキ 「10000Ω」 http://moraraeru.blog81.fc2.com/blog-entry-672.html
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風見杯決勝運命の激突 翔VS風見! ( No.39 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:22
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- あの日。そう、ヤツと初めて戦ったあの日。
ヤツはカードにとって一番大事なのはデッキを、カードを信じることだと言った。しかし俺はタクティクスだ、構築だと信じていた。 そしてそのまま戦うことになり結果は惨敗。しかしそれでも俺はヤツのことを聞かず、リベンジをした。 前回使ったデッキを入れ替えたような戦いだったが負けだった。こうなると俺はヤツの言うことを少し、少し信じてみることにした。 だが一番関心となったのはカードを信じることではなく、ヤツ自身。 あまり人づきあいは好きではないがヤツらのグループに交わることでヤツの言うことも少しずつ分かってきたし、おまけに人づきあいも出来るようになってきた。 人づきあいが出来るようになってからカードを信じるという事が顕著に分かる。そして俺は今までにもカードを信じていたということが。 デッキを作った。そしてこのデッキではもう誰にも負けないと思う。これもカードを信じることの一つ。俺は今までにこの愉悦を幾度も味わった。 だがヤツと違ったのはその後。俺がカードを信じていたのはその瞬間だけである。ヤツは戦っている間もカードに期待し続けていた。この期待するということが肝心で、この期待するということもカードを信じるという一つである。 そして何よりヤツ自身も楽しそうだった。それに比べ俺はどうだ。下手なプライドのためにピンチになると焦り、苛立つ。思うようにカードが引けないとカードを信じるどころか罵倒し、ひどいとカードを破ることもあった。 無論今でもデッキにはタクティクスや構築が大事だと思っている。だがそれと同じくらいカードを信じるようになった。そうすればいつかアイツにも……。
『決勝戦を始めます。選手は試合会場七番にお集まりください』 ラストコールだ。時刻は既に午後の三時半を廻り、初めはたくさんいた人も減ってきている。 そして最後の最後に今まで共に闘ってきた三十枚のカードを見つめる。お前たちは非常に頑張ってきてくれた。お陰で俺はこうしてヤツと戦える。本当に感謝している。だから、もう少しだけ頼む……。 神社で祈るかのように俺はカードに願いを捧ぐ。そして、意を決してステージへ進む。 先にステージにいた翔は、ヤツにとっては特に負けられない戦いなのだがやはり満面の笑みでこう言う。 「さあ、楽しい勝負にしようぜ!」 「ふっ、望むところだ」 ガラになく緊張してしまったようだ。デッキを切る手がおぼつかない。ようやっとデッキを切り終わり、カードを引く。そしてサイドを三枚伏せてポケモンのカードを伏せる。 互いに準備が出来、ポケモンをリバースする。俺の最初のポケモンはフカマル。ヤツのポケモンはノコッチで、ベンチにヒコザル。 「さあいくぜ、風見。俺が先攻だ! 手札の炎エネルギーをヒコザルにつけてノコッチのへびどりを使う。その効果で山札からカードを一枚引いてターンエンド」 「遠慮はせん。俺のターン。フカマルをガバイトに進化させ、炎エネルギーをつける。そしてサポーター発動、スージーの抽選。その効果によって手札のボーマンダと水エネルギーをトラッシュし、山札からカードを四枚引く。更に、トレーナーカードのゴージャスボールを発動して山札からガブリアスを手札に加える」 これでこのターンで一気にデッキが半分を切った。手札とトラッシュは潤ったものの、ガバイトはノコッチにダメージを与えるワザが使えないのでここで自分の番を終わらせる。 「俺の番だ。ヒコザルをモウカザルに進化させて、アチャモを場に出す。そして俺もゴージャスボールを発動。山札からゴウカザルを手札に加え、もうひとつトレーナーカード、不思議なアメ!」 ベンチのヒコザルが光の柱に包まれる。そしてゴウカザルへとフォルムを変えると、光の柱は拡散しながら消えていく。 「まだだぜ。更にアチャモに炎エネルギーをつけ、ポケモンいれかえを発動。そしてノコッチとベンチのゴウカザルをバトル場へ出す!」 先に仕掛けてくるのは翔からだった。ノコッチを引っ込めてゴウカザルから攻勢に入る。 「ゴウカザルで攻撃、ファイヤーラッシュ! ゴウカザルの炎エネルギーをトラッシュしてコイントス!」 ファイヤーラッシュは自分の場の炎エネルギーを任意の数だけトラッシュし、表の数かける80ダメージを与える強烈なワザだ。 もしもこのワザが通ればHPが80しかないガバイトはすぐに気絶。ベンチがいない俺はこの時点で負けとなってしまう。祈っても無駄だろうが祈りたくなる状況だ。 しかし祈りが届いたのか、コイントスは失敗に終わる。 「調子があまりよろしくないようだな」 「これで勝負が決まるのもつまらないだろ?」 「ふん、俺のターン。ガバイトをガブリアスへと進化させて水エネルギーをつけさせる。ガブリアスでゴウカザルを攻撃、ガードクロー!」 ガブリアスがゴウカザルに右の翼を叩きつける。攻撃後、自分の場に戻ったガブリアスは両手を自分の前でクロスさせた。ガードクローは相手に40ダメージ与えるだけではなく、次の番に相手から受けるダメージを20だけ軽減させる効果を持つ。 もし次の番にファイヤーラッシュを食らってもダメージは60だけでHPは70も残る。そして俺の手札には水エネルギーがあるので次の番にガブリアスのもう一つのワザ、スピードインパクトを使って確実にとどめを刺せる。 「俺のターンだ。アチャモをワカシャモに進化させ、炎エネルギーをゴウカザルにつける」 これで翔の手札はなくなった。カードゲームに置いて手札がなくなるということは可能性がなくなるということである。既存の場でどうこうするなんてのは論外、手札と場を組み合わせてこそのタクティクス。 翔は戦略を切り、運に頼る方向に進んだのだ。 「ゴウカザルでもう一度ファイヤーラッシュ! ゴウカザルについている炎エネルギーを一枚トラッシュする。……表だ!」 「しかしガードクローの効果によってガブリアスが受けるダメージは60となる」 ゴウカザルの突進をガブリアスは両手で受け止める。ダメージは受けたが想定通り次のターンにゴウカザルを撃破できる。 「俺のターン。水エネルギーをガブリアスにつけて、トレーナー、ミステリアスパールを発動。発動後にサイドカードを確認し、その中のポケモンのカードとミステリアスパールを入れ替える。俺はタツベイを手札に加え、ミステリアスパールを表向きのままサイドに置く。そしてタツベイをベンチに出す」 今の手札はまだ使えそうなカードがない。ここは後のために温存して今は攻めるのみ。 「ガブリアスでゴウカザルに攻撃、スピードインパクト! このワザのダメージは、相手のエネルギーかける20ダメージぶん、小さくなる。ゴウカザルにはエネルギーがない、よって120ダメージだ!」 ガブリアスは翼を頭の前でクロスさせると、そのままジェット機のように加速してゴウカザルに突っ込んだ。派手な爆発音とボールのように吹き飛ぶゴウカザルが印象的だ。 「ゴウカザルはこれで気絶。サイドカードを一枚とる」 俺はミステリアスパールではないサイドカードを一枚手札に加える。今手札に入ったのは不思議なアメだ。ミステリアスパールではトレーナーカードを手札に加えれないので、このタイミングで取らないと次のターン使えない。 そう、今の俺の手札にはボーマンダもいる。次のターンにベンチのタツベイを一気にボーマンダに進化させ、ゆっくりベンチ育成させる。 そしてふとモニターを観ると、次の翔のバトルポケモンはなんとノコッチだった。ノコッチはエネルギーなしでワザを使えるが、デッキからカードを一枚引く「へびどり」と、相手に10ダメージだけ与えてベンチポケモンと入れ替わる「かんでひっこむ」のワザしかなくHPも60。確実に次のターン、ガブリアスの餌食となる。そうとわかっていて何故ノコッチだ。 「ノコッチだと……?」 「見てろよ風見! ここからが俺のタクティクスだ!」
翔「今日のキーカードはスージーの抽選! 手札のカードをトラッシュさせながら、 一気に複数ドローだ!
スージーの抽選 サポーター (DP4) 自分の手札を2枚までトラッシュ。 1枚トラッシュしたなら、自分の山札からカードを3枚引く。2枚トラッシュしたなら、4枚引く。
サポータは、自分の番に1回だけ使える。使ったら、自分のバトル場の横におき、自分の番の終わりにトラッシュ。
─── とびんが28話「風見杯の真相 翔VS唯! 準決勝を懸けて」の挿絵を描いてくれました! 心から最大の感謝!
挿絵つき28話のアドレスはこちら http://www.geocities.jp/derideri1215/library/card/28.html
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決戦の果て ( No.40 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:22
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 今、俺の場にはノコッチ。そしてベンチには炎エネルギーが一つついたワカシャモ。風見の場にはエネルギーが三つついたガブリアスにベンチにはタツベイ。
ガブリアスは残りHPを70までダメージ減らしているも、十分に風見のほうが優勢である。 「俺のターン!」 そして俺の手札は今引いた一枚だけ。しかし今引いたカードはサポーターのハンサムの捜査。このカードの効果によって相手の手札を確認し、自分か相手の手札のどちらかを山札に戻させて戻したプレイヤーがカードを五枚引くことができる。 つまりその効果を自分に使えば、戻すカードがないので単純に山札からカードを五枚補充出来る。 「俺は手札のハンサムの捜査を発動! まずは風見の手札を見せてもらうぜ」 風見の手札はボーマンダ、炎エネルギー二枚、不思議なアメ、デンジの哲学。不思議なアメとボーマンダが多少引っかかるも、ここは引く場面ではない。 「俺は自分の手札を山札に戻してカードを引く。だが、俺の手札は0なので普通にカードを五枚引くぜ」 来た、狙っていたキーカードが! もう残りの山札は九枚になってしまったが今はそんなことは気にしない、山札が切れる前に勝てばいいのだ。 「よーし、ワカシャモに炎エネルギーをつけて進化させる! そして進化したバシャーモのポケパワー発動。バーニングブレス!」 ベンチのバシャーモが風見の場のガブリアスに向かって赤い吐息を吐く。 「この効果によってガブリアスは火傷になる。そしてノコッチで攻撃、かんでひっこむ!」 ノコッチはガブリアスのもとへ進み寄ると右足に噛みつく。 「本来10ダメージしか与えれないが、ガブリアスの弱点は無色タイプ! よってガブリアスが食らうダメージは40で残りHPは30だ。そしてノコッチは攻撃した後、自分のベンチポケモンと入れ替わる。新しいバトルポケモンはバシャーモだ!」 ガブリアスの足元で、ノコッチは穴を掘り地中(?)を進む。ノコッチ不在のバトル場にバシャーモが跳躍一つで躍り出るとバシャーモが先ほどまでいたベンチエリアにノコッチが地中から姿を現した。 「そしてポケモンチェックだ」 「……表だ。ガブリアスは火傷によるダメージを受けない。俺のターン、手札の不思議なアメを発動してベンチのタツベイをボーマンダに進化させて水エネルギーをつける。そしてガブリアスをレベルアップさせる」 ガブリアスの体が一瞬光に包まれる。レベルアップしたことによってガブリアスは火傷から回復することとなった。 「そしてポケパワー、りゅうのはどうを発動。進化したときに三回コイントスをして表の数かける10ダメージを相手のベンチポケモンに与える。裏、表、表。よってノコッチに20ダメージだ」 ガブリアスの口から青色の球体が発せられ、ノコッチに触れると小さな爆発を起こす。 「更にデンジの哲学を発動。手札の炎エネルギーをトラッシュして山札から六枚引く」 デンジの哲学は手札が六枚になるまでカードを引けるサポーターだ。カードを引く前に一枚だけ手札をトラッシュできる。今、風見が炎エネルギーをトラッシュしたことによって手札が0となり、六枚引けたというわけだ。 「ガブリアスLV.Xのそせいを発動。トラッシュのポケモンをたねポケモンとしてベンチに呼び出し、トラッシュの基本エネルギーを三枚までつけることができる。俺はトラッシュのボーマンダに炎と水エネルギーをつけて蘇生させる!」 あらかじめベンチにいるボーマンダの隣に白い穴が開き、そこからボーマンダが這い出てきた。これでボーマンダが二匹並んだ状態となる。 しかも不味いことに俺のバシャーモはHPが130。ボーマンダのポケボディーのバトルドーパミンが発動してしまう。 「くっ、ドロー! ヒコザルをベンチに出し、バシャーモに炎エネルギーをつける! 更にサポーター、オーキド博士の訪問を使うぜ。山札からカードを三枚引いて一枚をデッキの一番下に置く。そしてバシャーモで攻撃、わしづかみ!」 バシャーモがジャンプ一つでガブリアスLV.Xまで距離を詰め、その喉元に右手を出してそのまま握力で締め付ける。 「レベルアップしてガブリアスLV.Xの最大HPを増やしただろうが、それでも残りHPは40! わしづかみのダメージも40だ、これでガブリアスLV.Xは気絶だぜ!」 「だがガブリアスのポケボディー、りゅうのいあつを発動。ガブリアスに攻撃したポケモンはエネルギーを一枚手札に戻さなくてはいけない。俺の次のポケモンは今蘇生したばかりのボーマンダだ」 「サイドカードを一枚引いてターンエンド」 これで状況はなんとかイーブンに持ち込んだ。まだムードは敗色濃厚だが勝てる可能性はまだある。 「あの状況をここまで持ち直すとは流石というべきか。俺のターンだ! 手札の水エネルギーをバトル場のボーマンダにつけて攻撃だ。じょうきのうず!」 白い渦がバシャーモを空へと持ち上げる。HPが130もあるバシャーモがたった一撃で10まで追い込まれるとは。 「じょうきのうずのコストとしてボーマンダの炎、水エネルギーを一枚ずつトラッシュ」 しかも俺のベンチにはまだ育っていないヒコザルと、すでに20ダメージを受けたノコッチ。それに比べボーマンダ二体がまだ風見の場でピンピンしている。 それにこの勝負には我が家の命運がかかっている。ここで絶対勝って賞金を受け取らないといけない。……のだが、俺の心はいまひとつ緊迫感がなく、むしろワクワクしている。 だってこんなに楽しいことがあるか? そうそうないぜ。風見だけじゃない、今まで戦ってきたライバル達が皆が皆強かった。こんなに一日中ワクワクするなんて。 「……。楽しいな」 そんな俺の心を見透かしたかのように風見が呟く。 「ああ、楽しいな。やっぱりカードはこうじゃないとな」 「まったくだ」 「よし、続けるぜ。俺のターン、ヒコザルをモウカザルに進化させてバシャーモに炎エネルギーをつける。そしてバシャーモのバーニングブレスでボーマンダを火傷にする! そして攻撃だ、ほのおのうず!」 ほのおのうずはエネルギーを二個トラッシュしなくてはならないが100ダメージも与えれる大技だ。これで風見のボーマンダの残りHPは30。 「ポケモンチェック。……裏なのでボーマンダは20ダメージ」 これでボーマンダのHPは10! 再び風見と並んだ。一見次のターンにあっさりと倒されるように思われるがそうではない。 ボーマンダのワザは「かえん」と「じょうきのうず」の二つ。しかしどちらのワザを使おうにも炎エネルギーが少なくとも一枚要る。しかしあのボーマンダについているエネルギーは水エネルギーのみで、風見が次のターンに炎エネルギーをつけれなければ攻撃出来ないのだ。詳しくは20話の本日のキーカード参照。 「俺のターン。手札の炎エネルギーをボーマンダにつける」 しかし淡い期待は見事に粉砕。しかしそれもそうか。風見の山札は残り四枚だけ。しかも手札は七枚。高確率で炎エネルギーが手札にあるのは分かっていた。 「そしてボーマンダでかえん攻撃だ」 ボーマンダの口から無慈悲なほど大きい火球がバシャーモめがけてぶつけらる。 「俺の次のバトルポケモンはモウカザルで行く」 「サイドを引いてターンエンド!」 風見はまたしてもミステリアスパールではないほうのサイドを引いた。 「ポケモンチェックをしてもらうぜ」 「裏っ! これで俺のボーマンダも気絶か。しかしボーマンダはもう一体いる!」 俺もサイドを一枚引く。またしても状況はイーブンに近いが今度はポケモンの地力が違う。HP120以上のポケモンが俺の場にいなくなったので厄介なボーマンダのポケボディー、バトルドーパミンは発動することはなくなったがそれでも十分強い。ゴウカザルに進化できればまだなんとか試合運びを優位にできそうだが手札にゴウカザルはまだない。 「俺のターン!」 引いたカードはワカシャモ。ゴウカザルではない。手札にはサーチカードも、ドローサポートカードもない。 「モウカザルに炎エネルギーをつけてほのおのキバ攻撃!」 モウカザルがボーマンダに接近し、真っ赤な翼にガブリと噛みつく。ボーマンダは苦しげに呻く。 「ボーマンダに30ダメージだ。そしてほのおのキバの効果は攻撃した相手を火傷にする」 モウカザルが噛みついた後が火傷の跡としてボーマンダに残る。 「ポケモンチェックだ。表、ボーマンダにダメージはなし。俺のターンだ。手札の炎エネルギーをボーマンダにつけてかえん攻撃!」 モウカザルよりも一回り大きな火球がモウカザルを包み込む。これでHPわずか20。モウカザルでボーマンダに太刀打ちするのはほぼ不可能に近い。 俺の山札は四枚、つまりゴウカザルを引き当てる確率は四分の一。いや、サイドカードがまだ一枚あるから五分の一。それも違う。オーキド博士の訪問でキズぐすりを山札の一番下に置いたのでやはり四分の一だ。 しかし確率論は机上論、引いてみなくちゃわからない。 「俺のターン!」 思わずドローした瞬間目をつぶってしまう。右目を恐る恐る開くとそこには一枚のサポーターカードがあった。 「きたあ! 二枚目のオーキド博士の訪問を発動!」 残った三枚の山札を全て引く。するとそこにはきっちりゴウカザルがあった。ああ、サイドカードにあるのはアチャモか。 「モウカザルを進化させて炎エネルギーとたつじんのおびをつける」 たつじんのおびはつけたポケモンのHP20増やし、与えるダメージを20増やす強力なポケモンのどうぐである。もちろんディスアドバンテージとしてたつじんのおびをつけたポケモンが倒されるとサイドを一枚ではなく相手に二枚引かれる。しかし現は風見のサイドは一枚、さしてディスアドバンテージにならない。 「そしてこれが最後の攻撃だ、ゴウカザルの攻撃。いかり!」 ボーマンダの残りHPは100。そしていかりの与えるダメージは30。いかりの効果はゴウカザルに乗っているダメージカウンターの数かける10増えるので、30に50ダメージが追加される。更にたつじんのおびの効果によってワザのダメージがプラス20されて総計100ダメージ。 ゴウカザルは右手に炎を纏い、ボーマンダに殴りかかる。エフェクトの輝きで一瞬視界が白に包まれた。
翔「今日のキーカードはガブリアスLV.X! そせいはなんとエネルギーなしで使える! トラッシュされた仲間を蘇生させよう!
ガブリアスLV.X HP140 無 (DP4) ポケパワー りゅうのはどう 自分の番に、このカードを手札から出してポケモンをレベルアップさせたとき、1回使える。コインを3回投げ、オモテの数ぶんのダメージカウンターを、相手のベンチポケモン全員に、それぞれのせる。 そせい 自分のトラッシュから「ポケモン(ポケモンLV.Xはのぞく)」を1枚選び、「たねポケモン」としてベンチに出す。その後、のぞむなら、自分のトラッシュの基本エネルギーを3枚選び、そのポケモンにつけてよい。 ─このカードは、バトル場のガブリアスに重ねてレベルアップさせる。レベルアップ前のワザ・ポケパワーも使うことができ、ポケボディーもはたらく。─ 弱点 無×2 抵抗力 なし にげる なし
─── 次の話で風見杯編終了となります。
風見雄大の使用デッキ 「ドラゴンエフォート」 http://moraraeru.blog81.fc2.com/blog-entry-675.html
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Re: ポケモンカードゲームLEGEND PCC編 復旧中 ( No.41 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:23
- 名前: レイコ
- こんばんは。
挿絵がつくとグッと雰囲気と迫力が出ていいですね。素敵な絵を見せて頂けて私もでりでりさんとトビさんに感謝です。 相変わらずカードゲームのルールを把握するに至らず少し申し訳ない思いで読ませていただいているのですが、 そんなことおかまいなしにドンドン進んでいく展開が、たとえルールがよく分からなくても何か凄い事起きたんだよ!と思わせるパワーを放っており、読んでいて楽しくなります。 こういう勢いの良さは小説の上で非常に大切なんだろうなと感じます。 執筆頑張ってください。では。
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Re: ポケモンカードゲームLEGEND PCC編 復旧中 ( No.42 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:23
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- レス返し
>レイコさん こんばんはー。
とびんが描いてくれたおかげです>< おお、そういう勢いがちゃんと伝わっていたなら万々歳です。 まあ一番はカードのこともちゃんと理解してもらえるように書けることなんですけどねぇ。 コメントありがとうございました!
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終わりと新たな始まり ( No.43 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:24
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 「───です。そして今度の3D投影機はベルト状になっていて、簡単な操作で簡単になおかつコンパクトに立体映像を伴ったカードバトルが出来るようになります。お手元の資料の十二ページをご覧ください。これが設計図案です。現在まだ正式名称は未定ですが、仮名として『バトルベルト』という名前としています。小売希望は十万円のラインを越えるか越えないか、調整中というところです。図案を見て分かると思われますが、バトルベルトは前回のステージ式3D投影機とは違いモニターがありません。モニターが不必要になるように、資料十三ページをご覧ください。ポケモンの立体映像が表示されている時、ポケモンの真ん中くらいに残りHP、ついているエネルギー、現在の状態異常が全て表示されるようにシステムされております。何か質問等ございますか」
昨日に風見杯があり、翔との壮絶な戦いをしたとは思えない程静かな毎日だが闘いはまだ続く。 今は株式会社ポケットモンスターで新しい3D投影機、バトルベルトの売り込みをしているところだ。 普段は高校生をしているのだが父親の命で休みの日や学校を終わってからの時間を返上して父親の会社で働いている。 俺の一人演説が終わり、静寂が再び訪れた会議室に小さな腕が一つ上がる。松野さんだ。 「価格はどうなの? 主なユーザー年齢的にも四万越えると苦しいわよ?」 「調整中です。出来る限り抑えるつもりですが」 「わかったわ、ほかに質問はないわ」 これでようやく会議が終了。会議室を出る人がそれぞれ伸びをしたり、うーだのあーだの言って視界から消えていく。これで会議室に残ったのは俺と松野さんだけになった。 「風見君、これから時間あるかしら」 「大丈夫です」 「ちょっと込み入った話なのよ。あまり人に知られたくないから」 「分かりました、部屋を手配しておきますね。……風見杯関係ですか?」 「惜しいわ。『風見杯に出ていた藤原拓哉について』、よ。連絡待ってるわ」 それだけ言い残すと松野さんは会議室から去って行った。一人取り残された俺は考える。 確かにあの日の藤原は日ごろ学校で見る彼とはまるで違う、別人格と言うべきか。そのような感じを醸し出していた。 そして少年を3D投影機無しでサマヨールを呼び出し、幽閉。恐らく松野さんの話とはここのことだろう。 不穏な心が渦巻く中、資料を整え会議室を出る。
風見杯から二日。前日の月曜は祝日だったので本日火曜から学校。 教室につくなり、いつもの連中以外に普段はそこまで話さないクラスメイトまで押し寄せてくる。どこからか俺の優勝の知らせを聞いたらしい。 その中で熱心なのが、緑色の短い髪が特徴の蜂谷亮(はちや りょう)だ。 「四百万ってすげえな!」 「まあもう手元にはないけどな。借金返してまたいつも通りすっからかんだ。俺みたいな素寒貧捕まえてもうまい棒一本さえ出てこないぜ」 「別に金目当てで集ってるわけじゃないさ。いや、そういうと嘘になるかもしれないけど、俺もポケモンカード始めようかなぁ」 「どうしてさ」 「賞金だろ賞金!」 蜂谷の眩しい笑顔に、賞金が出る大会はたぶん今回限りだと思うとはなかなか言いづらいかったのだが思わぬ横槍がやってきた。 「ばーか。風見杯が異例なんだよ」 「なんだ、恭介かよ。お前も初心者なんだろ? お前が言ってもあんまり信用できないな」 「しょ、初心者っつったってお前よりは経験者だ!」 急いで胸を張る恭介だが、とても虚しく見える。 「なあ、翔。今回だけなのか?」 「たぶんな。余程の事がないと賞金なんてでねーよ」 「一攫千金のチャンスだったのになぁ。……でも俺もちょっとポケモンカードやってみようかな」 「だったら俺が教えてやるぜ!」 再び蜂谷の目の前に恭介が現れるも、右手だけであっさり恭介はどかされる。 「俺にも教えてくれよ!」 「ああ、いいぜ蜂谷。放課後からやるか?」 「もちろんさ」 蜂谷が満足そうに自分の机へ戻っていくと次の来客者が現れる。 「おはよう、翔くん恭介くん」 「おっ……拓哉か」 一昨日の記憶が思わず蘇る。しかしあの時の凶暴性は夢だったのか、きわめていつもの気弱な拓哉だった。 俺が応答に少し詰まっていると、元気そうに恭介が拓哉に声をかける。 「おお、拓哉! 昼休みに俺と本気の勝負しようぜ!」 本気の勝負と聞いて拓哉の眉がピクッと反応する。 「俺と本気の勝負だぁ? いいぜ、ブッ潰してやる」 口調と声音が一昨日の凶暴拓哉だった。これは二重人格なのか? ハハハハハと高らかに笑いながら席へ着く拓哉をよそに、俺と恭介はただ固まるばかり。特に事情を知らないほかのクラスメイトは皆揃って口あけながら拓哉を見る。そして睨みつけられたのか、皆授業の準備に戻っていく。 「翔、アレって……」 「ああ。恐らくは二重人格だろう」 恭介の問いに答えたのはあろうことか風見だった。 「うおお、風見か」 風見は恭介を少し睨むと俺に対して話しかける。 「カードのこととなるとあの凶暴な人格が出るようだな」 「なるほどねぇ……」 「まあ翔との勝負で改心したのだろう、特に気にかけることはないな。それよりも三月に大会があるんだが、出ないか?」 風見の大会という言葉に俺よりも先に食いついたのは恭介だった。 「本当か!?」 「嘘をついてどうする。ポケモンチャレンジカップ、略してPCCという大会だ。もちろん出るよな?」 「ああ!」 「もちろん出るぜ」 俺たちの答えに風見は満足そうな表情を見せる。 しかしこの時新しい脅威が俺達の前に再び現れようとは思いもよらなかった。
─── これで風見杯編終了となります。 次回からPCC編、これからもよろしくお願いします。
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風見杯編を終わって ( No.44 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:24
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 終わりましたね、なんだかほとんど7月〜10月だけで終わった。
我ながらよくこんなに書けたなぁ。
ファーストバトル編の反省をいかして、風見杯編から始めたことがあります。 ファーストバトル編はバトルの進行をきちんと書かなかったため混乱することがあったので、
奥村翔 山札6枚 サイド2枚 手札3枚:炎 バトル場:バシャーモ炎10/130 ベンチ:ノコッチ 40/60 モウカザル トラッシュ:ゴージャスボール、不思議なアメ、炎、ポケモンいれかえ、ヒコザル、ゴウカザル、炎、ハンサムの捜査、オーキド博士の訪問、炎、炎、 スタジアム: 風見雄大 山札4枚 サイド2枚(ミステリアスパール) 手札6枚:ポケモンレスキュー バトル場:ボーマンダ炎水30/130 ベンチ: ボーマンダ炎水130/130 トラッシュ:スージーの抽選、ゴージャスボール、デンジの哲学、不思議なアメ、フカマル、ガバイト、ガブリアス、ガブリアスLV.X、炎、水、水、炎、水
という風に小説を書きながら対戦の状況をメモっていました。 これがメチャクチャ便利。 書きながら勝負を考えてるので、これがないとねぇ。 一番はやはり考えてから書くのだろうけどもそれじゃあ更新スピード的に苦しいので。
ファーストバトル編より幾分マシになったとはいえデッキのレベルが総じてしょぼい。 PCC編からは本当に実戦レベルのデッキを使わしてあげたいと思います。 まあその代わりとしてドロー支援カード被るかもしれないんですが。
とりあえず今後の予定は、ちょっと寄り道をしてからPCC編へと進みたいです。 それとタイトルをLEGENDとしましたがPCC編ではLEGENDのカードはまだ出さない予定です。DPtまでのカードでやる予定。 なぜ変えたかって? いや、なんか時代遅れみたいだし……。
そしてお知らせ。 この小説のキャラクター紹介等を載せたwikiがあることに気づいていましたか? 更新は非常に遅いんですが、あれ、こいつどんなんだっけと思ったら是非とも利用してください。
気長きままな旅紀行wiki http://www15.atwiki.jp/kinaga/
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ポケカはてなて。カード用語って何? ( No.45 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:25
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 恭介「風見ぃ!」
風見「急になんだ」 恭介「頼みがあるっ! カードの用語を教えてくれ!!」 風見「何かと思えばそんなことか。しかしどうして?」 恭介「ネットでポケカのサイト見てても用語だらけでさ」 風見「なるほどな。ならば俺が一覧表でまとめてやろう。●がついているのはカードゲームの用語で、○がついているのはポケカ専用の用語とするぞ」 恭介「おお! 助かる! 流石だぜ!」 風見「よし、あいうえお順で並べてやる。しかし代表的なものを乗せるので全てが乗ってるわけじゃないぞ。
●アドバンテージ TCGにおいて「アドバンテージを持つ」「アドバンテージがある」とは総合的な数値的優位に立つことを言う。 「アドバンテージを稼ぐ、得る」とは取引において数値的優位に立つことを言う。 また、「アドバンテージを失う、損なう」「ディスアドバンテージを負う」とは取引において数値的劣位に立つことを言う。 普通「アドバンテージ」と言う場合は、カード・アドバンテージを指すことが多い。 ○ウィニー 速攻でケリをつけるタイプのデッキ。 主体になるポケモンはエネコストが低かったり、 またはたねポケモンだったりする。 ○後ろ ベンチ、ベンチポケモンのこと。あまり一般的ではない。 ○エネ加速 ワザやポケパワーでエネルギーをつけること。 これによって、次のワザにスムーズにつなげることができる。 エネルギーがたくさん必要な重いポケモンや、エネルギーを大量にトラッシュするポケモンにとってかなり有効。 ○エネ拘束 ワザを使うときに必要なエネルギーに色の指定が多く、ワザが使いにくいこと。 ○エネ事故 事故の一種。 エネルギーをなかなかひけず、ワザがつかえなくて無駄なターンをすごすこと。 ●オーバーキル 相手プレイヤーへ過剰に攻撃する事を意味する。 こういった行為はマナーに反しているという見方もあるのでオーバーキルを行う場合は、「魅せる」、そして「お互いに楽しめる」ためのプレイングを心がけたい。 ●落とす 能動的にデッキまたは手札からカードをトラッシュに送る事。 または、相手にハンデスを喰らわせること。 また、前者の行為を肥やすということもある。 ○帯〜〜 達人の帯をつけたポケモンのことを帯〜〜(〜〜はポケモンの名前)と言う。 ●重い 基本的にエネルギーがたくさん必要なポケモンや、またはそのようなポケモンが大多数で構成されているデッキのことを指す。 対義語に軽いという言葉がある。 ●回転 「回る」とも言い、デッキが思い通りに動くことを言う。 一般にやりたいことがはっきりしているデッキは回転が良い。 あれもこれもと詰め込みすぎのデッキは回転が悪い。 回転の良さは手札事故の起こりにくさに繋がる、デッキ構築の重要な要素である。 ●壁 時間稼ぎの目的でバトル場におかれたポケモン。 その間に重いポケモンをベンチで育てることができる。 ●火力 ポケモンカードゲームにおいては、ワザによって与えるダメージの量を表す。 ワザのダメージが多いポケモンは火力が高い、あるなどと言う。 ●環境 今現在、「どんなカードがはやっているか」「どんなデッキが大会で大多数を占めるか」「どんなカードが存在しているか」をまとめて「環境」という。 大会で勝ち抜くためには環境を把握することが非常に重要である。 ●キーカード デッキの根幹を成すカード。 デッキによって種類はさまざまで、モンスターカード1つ取ってもフィニッシャーだったりサーチャーだったりする。 ●強化 主にカードの効果でポケモンの火力を上げること。 ●腐る あるカードが、他のカードの効果などの影響で使わないでいるうちに、役立たなくなってしまうことを表す言葉。 大抵は相手のカードやデッキと相性が合わない時、手札事故を起こした時等に使われる。 ただし、他のカードとコンボすることで状況を打破できることもある。 腐ったカードの事を紙という事がある。 ●壊れ ぱっと見、強すぎるようなカードにつかわれる形容。 新弾の情報が出たときに使われることが多い。 ただし、実際使ってみるとあんま強くない場合が多く、逆に発売当初、注目をあびなかったカードの方が長年愛されるケースも多い。 このようなカードを壊れカードと呼ぶことがある。 ●サーチ 主に、デッキに眠っている状態のカードを一定条件下で探すことを示す。 「デッキ内のカードを任意に選択し、コントロールを得る」効果全般を指す。 基本的に「デッキサーチ」と呼ばれる。 トレーナーにはサーチカードが多い。 ●サーチャー デッキからカードをサーチする能力を持つポケモン。 ○サイド落ち サイドカードに必要なカードがあること。 ●サルベージ トラッシュに存在するカードを手札に戻す(または加える)ことであり、「拾ってくる」「釣り上げる」とも呼ばれる。 ●事故 デッキが回りが思い通りにいかず、無駄なターンをすごすこと。 デッキ製作において、これを防ぐことは非常に重要な課題。 ●シナジー 複数の要因が重なることによって、それら個々がもたらす効果の和以上を生じること。 コンボが直接的な重なりを指すのに対し、こちらは間接的な重なりを指す場合が多い。 単体で活用でき、汎用性が高いカードを中心に決めるのが基本。 ●シャークトレード 一般的なレートとかけはなれたトレード。 主に、トレード相手がレートを知らないことにつけこんで行われる。 そのため、人道的によく思われない行為。 この行為自体や、どの程度までなら許されるか、などの見識については賛否両論である。 鮫、シャークとも表記することがある。 ○スタンダード 60枚デッキの通称。 スタンと略されることが多い。 ポケモンカード創設以来の枚数なので、ポケモンカードの基本の枚数とされる。 また、他の一部のカードゲームと違い、デッキの枚数は60枚丁度で、少なくても多くてもいけない。 スタンダードデッキでサイド6枚のときの勝負を「スタン6」、サイド4枚のときの勝負を「スタン4」と言う事がある。 ●スリーブ カードを保護するためのカバーのようなもの。 ほぼ全ての人がデッキをこれに入れている。 スリーブを二つ以上使う二重スリーブ、三重スリーブ等あるが大会によっては使えないこともある。マークつきのスリーブは使用不可。 ○立てる ポケモンを進化させるなり、エネルギーをつけるなりして、戦える状態にすることをいう。 ちなみに、進化させて、ポケパワーを使える状態にすることも、立てるという。 いかに早く立てれるかが勝負の鍵をにぎる。 ●デッキ圧縮 デッキ内の不要カードを減らしてキーカードを引き易くする事。 カードをドロー、サーチしたり、デッキ内の他のカードを墓地に送ったりするのが主な手段。 ●デッキトップ デッキの一番上のこと。 デッキの一番上にバウンスさせることをデッキトップという事もある。 ●デッキ破壊 相手のデッキの枚数を減らす行為を指す。 デッキデスということもある。 ●デッキボトム デッキの一番下のこと。 ●展開 ポケモンを場に出して育てたり、ドローソース系のトレーナーカードやポケパワーで補助しながら場を万全の状態にしていくこと。 コレが早いデッキはいわゆる「展開の早いデッキ」などといわれたりする。 語源は試合展開と思われる。 ●殴る ポケモンで相手を攻撃すること。 ●バウンス 場のカードを持ち主の手札に戻すこと。 ●ハンデス 相手の手札の枚数を減らす行為を指す。 なぜか手札破壊よりもこちらを利用することが多い。 ○ポケモン事故 種ポケモンや欲しい進化ポケモンをなかなかひくことができない状態。 ●メタ 「仮想敵を読む」というわけで、そのまま「仮想敵、流行」といった意味でも用いられる。 「○○対策」と言う意味ももつ。 ○ライン たねポケモン、1進化ポケモン、2進化ポケモンの数の事。 1つのデッキにヒノアラシ4枚、マグマラシ2枚、バクフーン3枚が入っている時は「ヒノ4−マグ2−バク3」と記すことが多い。 ●1KILL 1ターン目で勝つこと。 ●1:1交換 カードの発動と効果等の結果として、お互いのプレイヤーのコントロールするカードが同じ枚数分消費されること。 「1:1の取引き」「相殺交換」「等価交換」とも呼ばれ、数多くのTCGにおいて最も重要なカード消費に関する用語。 1:2以上の交換をしたときアドバンテージを稼ぐと呼ぶ。
とまあこんな感じだ。一部遊戯王wiki、ポケカ用語wiki様から本文抜粋させていただいた。これくらい覚えておけば困ることはないだろう」 恭介「こんなに覚えらんねーよおお!」 風見「あせらずじっくり覚えていくと良い」
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PCC編を読む前に ( No.46 ) |
- 日時: 2010/09/07 22:17
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 第三章PCC編を読んでいただく前に
タイトル変更を兼ねまして、カードテキストや用語をLEGEND準拠にさせていただきます。 具体的にはダメージカウンターをダメカンと読んだり、トレーナーをグッズと言い替えたり。 しかしレギュレーションはDPとDPtのみです。 またカード用語もどんどん使っていくので、「ポケカはてなて? カード用語って何?」をご参照ください。
最後に一つ。これが一番重要なんですが、
───この物語はフィクションです。劇中に出てくる人物、団体は架空の物と実在の物が存在しますが、実在の団体とこの小説に書かれることは何の関係もありません。───
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風見の用事 ( No.47 ) |
- 日時: 2010/09/07 22:18
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 二月下旬、非常に寒い季節は続く。私立高ゆえに土曜日も授業があり、今日がその土曜日。昼までだからと言えど喜ばしくない。
そんな朝、俺と風見はいつものように談笑をしていた。 「相変わらず寒いな」 「寒すぎて黒い塊が出そうだ」 「正体不明で白い息より怖いな」 「鼻からよだれが出る」 「どういう状況か分からん」 渾身のボケがことごとくかわされ、風見は笑うどころか苦笑いを浮かべている。 「翔、お前熱でもあるんじゃないか」 「失礼な! いや、中学時代の友達のまねごとをしたんだ」 「と、言うと?」 「大阪出身の友達がいてさ、こんな感じで面白い事言ってたんだけども俺には面白いこと言えないなぁ」 「しかしどうして急に?」 「久々にメールがあったんだ」 と言って制服ズボンの左ポケットから携帯を取り出し、受信メールを見せる。 受信ボックスの一番上には宇田由香里(うだゆかり)と書かれたメールが数通ある。その中の一つを表示して風見に見せた。 「『ポケモンチャレンジカップに出るん?』、か。こいつもポケモンカードをしているのか?」 「ああ、中々強いぜ」 「一度手合わせしたいもんだな。大会でぶつかれたらいいな」 ポケモンチャレンジカップ、略してPCCはまず全都道府県で地区予選を行い、その後は地方予選、全国大会となる。 由香里は中学時代だけ大阪で過ごし、今は大阪に戻って高校に行っているので遭うとしたら全国大会だ。 「ああ、そのためにはまず東京での激戦勝ち抜かなきゃならないな」 「そうだな」 その刹那、教室の扉が開く。担任かと思い振り返ると担任ではなく拓哉がやってきた。すかさず風見が声をかける。 「藤原か。悪いが今日の放課後暇か?」 「え? 僕? うーん、大丈夫と思うよ。急にどうしたの?」 「翔とお前とでちょっと着いてきてもらいたいところがあるんだ」 あれ? なんだその話は。 「あれ、俺が行くのはもう確定済みなのか。今初めて聞いたんだけど」 「よし、これできまりだな。放課後よろしくな」 「初耳なんだけど……」
放課後、風見の車に乗せてもらうことになった。いかにも高級感溢れる車だ。この車だけで我が家の総資産を超えることはほぼ間違いない。 「あまり好きじゃないんだがこういうときは便利だな」 助手席に座った風見が呟く。 「好きじゃない、とは?」 「ああ。個人的な話なんだが、今俺は一人暮らしをしてるんだ」 「ほうほう」 「親父の差し金だ。本来北海道に住んでたんだが、高校に入ると同時に上京したんだ。お袋は俺を金持ち暮らしに浸からせたいが、親父は俺を割と一般的な暮らしをさせたい。というわけで親父はお袋から俺を引きはがすために地元から東京に呼び寄せたんだ。俺も親父と同意見だから大歓迎なんだが、その際お袋が抵抗してな、こんな送迎車をつけてきやがった」 うらやましい悩みである。 「お母さんのこと嫌いなのか?」 「ああ。面倒にも程がある、今は一人で暮らせて快適だ。親の束縛がないのは非常に十分だ。……まぁこれは多少仕方ないが」 「いろいろあるんだなぁ」 「戸籍的には俺はまだ北海道に住んでることになってるしな」 「えらく長い旅行ですね」 「その言い方は腹が立つな」 「そういえば僕と翔くんはどこに向かってるの?」 拓哉が俺たちの会話に割ってきた。そういえばすっかり忘れていた。 「もうすぐ着く。着いてからの楽しみだ」 「俺と拓哉っていう組み合わせがイマイチ謎だな。恭介とかはいいのか?」 「ああ。用事があるのは翔と藤原の二人だ。それ以外は関係ない。具体的に言うと、翔とこないだの大会で翔と戦った方の藤原だ」 風見のひと声でスイッチが入る。急に隣にいる拓哉のオーラというか気配というか、そんな感じのが変わって殺気めいたものが溢れだす。 「俺様に何の用なんだ?」 「着いてから話そう。もう着く」 「勿体ぶってんじゃねえよ!」 「落ち着け拓哉」 「翔は黙ってろ!」 「ごめんなさい」 「な、なんだよ……。なんで謝んだよ……」 これが一番黙ってくれそうな返答だと思ったんです。どうやら当たりを引いたみたい。 ムスッとした拓哉を乗せて車は進む。 「高校生が六本木かよ」 「ここだここ」 「しかもヒルズかよ」 車が停車したので降りる。ヒルズの森タワーに入るのは初めてのことなのでちょっとドキドキ。 エレベーターに乗りそのまま十八階へ上がる。風見はまだ何も教えてくれないが、きっと風見の手にあるアタッシュケースが関係あるのか? 「こっちだ」 風見の後を着いていくと、株式会社ポケモンと書かれている扉が目の前にあった。 「えええ!? 株ポケかよ! 入っていいの?」 「翔、興奮するのはいいがもうちょっと静かにしてくれないか。入ってくれ」 扉を開けるとそこはオフィスが並ぶ普通の会社という感じのする一室と思いきやちょいと違う。辺り一面にはポケモン関連のグッズが所狭しと並び、そこに大きなテーブルや会議室っぽいの、デスクがいろいろ。結構広い。 しかしこの広い空間には社員と思わしき人物はなぜか一人もおらず、代わりにレディーススーツを来た小さな女の子がまるで俺たちを待っていたかのように立っていた。 「いらっしゃい、奥村翔君、藤原拓哉君」 その女の子はやけに大人びた笑みを浮かべた。
翔「今日のキーカードはハマナのリサーチ! たねポケモンと基本エネルギーがサーチできる! 試合展開をこれで早めよう!
ハマナのリサーチ サポーター 自分の山札から、「たねポケモン」または「基本エネルギー」を合計2枚まで選び、相手プレイヤーに見せてから、手札に加える。その後、山札を切る。
サポーターは、自分の番に1回だけ使える。使ったら、自分のバトル場の横におき、自分の番の終わりにトラッシュ。
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バトルベルト! ( No.48 ) |
- 日時: 2010/09/07 22:18
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 本編はこちら
http://www.geocities.jp/derideri1215/library/card/40.html
挿絵を描いてくださったレイコさんに感謝!
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力の証明 ( No.49 ) |
- 日時: 2010/09/07 22:23
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 株式会社ポケモンのオフィスで、学生とクリーチャーズの人が対戦を始める。全く意味がわからん。
そして風見は自社の新商品のテストをさせる。何が何だか、帰りたいです。 拓哉の最初のポケモンはフワンテとヨマワル。一方で松野さんのポケモンはポチエナだ。 今までの3D投影機とは違い、ポケモンの左下に緑色のバーがついてある。その緑色のバーのすぐ上には、たとえばフワンテには「50/50」、ポチエナにも「50/50」とある。これはHPの数値だ。きっとダメージを受けるとバーは減っていく仕組みだろう。 「先攻は俺がもらう! ドロー」 拓哉の使うゴースト(超)タイプは基本的に悪タイプが弱点となっている。相性で既に負い目を背負っている拓哉だがどう展開するのか。 「手札の超エネルギーをヨマワルにつけ、ベンチにムウマージGLを出す」 『バトルベルト』は3D投影機を簡易化にしたもののようで、目の前にはポケモン達が狭いオフィスに現れていた。 「あら、思ったよりも大したことないのね」 「ポチエナだけで何が出来るってんだ?」 「すぐ騒げなくなるわ。私のターン」 クリーチャーズの実力とはいかに。 「手札からスタジアム発動。破れた時空!」 松野さんはバトル場の左にあるスタジアム置きに敗れた時空のカードを置いた。すると、先ほどまでオフィスだった辺りが一気にダイパなどで見た槍の柱に変わる。松野さんのバックには破れた世界の入り口が現れる。 「このスタジアムがあるとき、お互いにその番に出たばかりのポケモンを進化させれるわ。その効果によって、ポチエナをグラエナに進化させる」 ポチエナがより立派な体躯に進化する。左下のバーの数字が「50/50」から「90/90」へと変わる。 「そして手札からスカタンクGを場にだす」 スカタンクG……。風見杯本戦一回戦を思い出す。あの毒コンボには苦しめられ……。 「拓哉! 気をつけろ!」 「スカタンクGのポケパワー発動、ポイズンストラクチャー」 スカタンクGの体から紫色の霧が噴出され、バトル場のグラエナとフワンテを覆う。 このポケパワーはスタジアムがあるとき、互いのバトル場のSPポケモン以外を毒にするポケパワー。風見杯の時は相手もSPポケモンを使っていたから毒を食らったのは俺だけだったが、グラエナはSPポケモンではない。自分のポケモンを巻き込んでまですることか? 「そしてグラエナで攻撃。グラエナのポケボディー、逃げ腰によってグラエナが状態異常の時、ワザエネルギーは全てなくなる。やけっぱち攻撃!」 「なんだと!?」 グラエナが暴れながらフワンテに頭から突進をかます。フワンテは「50+10」と書かれた数字を表記しながら思い切り跳ね飛ばされると、左下のHPバーがゲームのように減少して0になった。 「見やすくなっただろう?」 「ああ。さっきのフワンテに現れた数字は食らったワザダメージだろ?」 「そう。通常のワザダメージは青文字で。弱点補正が入るときはさっきみたいに+10が赤文字で書かれる。×2とかもあるぞ」 しかし気になるのは調子のいい風見ではなく、明らかに苦しい試合運びにされてしまった拓哉だった。 「サイドカードを一枚引くわ」 「クソっ、だったらムウマージGLをベンチからバトル場に出す」 「そしてポケモンチェック。グラエナは毒なので10ダメージ受けるわ」 グラエナが体を苦しそうに縮める。紫色の文字で10と表記表記され、HPバーがわずかに削られる。しかしまだ80もあるのだ。拓哉はこれをどう攻略するか。 「俺のターン!」 山札からカードを引いた拓哉は、怒りで沸騰しそうなほど不機嫌だった。 「クソッ! ヨマワルをサマヨールに進化させる! そしてスタジアムのおかげでヨノワールにまだ進化させる! さらに超エネルギーを……」 そう、ムウマージGLにはつけたくてもつけれない。ムウマージGLが超エネルギー一枚で使えるワザはサイコリムーブのみ。しかしこれは与えるダメージが10しかなく、グラエナは超タイプに抵抗力をもつため結果的に与えるダメージは0となる。ワザの効果も、コイントスを二回行い両方とも表なら相手のエネルギーを全てトラッシュするというものだがグラエナにはそのエネルギーが初めからついていない。 「ヨノワールにつけてターンエンドだ……」 グラエナは更に毒のダメージを受ける。HPは70となるも、拓哉からの攻撃はまだ一つも受けていない。 「私のターン。ベンチにポチエナを出し、さらにグラエナに進化させる。そしてクロバットGをベンチに出す」 クロバットGはHP80。今のグラエナを上回るくらいだ。忙しそうに羽を羽ばたかす。 「そしてこの瞬間にクロバットGのポケパワー発動、フラッシュバイツ!」 視界が一瞬白に変わる。まばゆい光に思わず目を腕でかばう。ようやく目が見えると、ベンチにいたヨノワールのHPが「110/120」に変わっていた。 「クロバットGのフラッシュバイツはこのカードを手札からベンチに出した時、相手のポケモン一体にダメカンを一つ乗せる効果を持つ。これでヨノワールも圏内だ」 風見が関心するように解説をする。圏内というのも、グラエナのやけっぱちは相手が自分よりつけているエネルギーが多いと与えるダメージが+30され、80ダメージになる。さらにヨノワールの弱点は悪。さらに30ダメージ食らうことになり一撃で倒されてしまう。ここまで計算されているプレイングは拍手物だ。 「さらにユクシーをベンチに出してポケパワー、セットアップを発動。その効果により手札が七枚になるよう、つまり五枚ドローする」 そう宣言すると、松野さんのデッキの上からカードが五枚突き出される。便利だ。 「そしてグラエナで攻撃。やけっぱち!」 ムウマージGLもフワンテと同じようダメージを受ける。50×2と表示され、80あったHPも一瞬で0となる。 「あら、ケンカ売ってこの程度? がっかりもいいとこね。これで残りのサイドは一枚よ」 「くっ……、俺の最後のポケモンはヨノワールだ。グラエナには毒のダメージを受けてもらう」 完璧、と言っても過言ではない松野さんのプレイングだが、たった一つだけミスを犯した。まだ可能性はある。 「俺のターン! まだだ、ヨノワールのポケパワー発動。消えてなくなれ! 闇の手のひら!」 ヨノワールが(HPバーをその場に残して)バトル場から姿を消すと、松野さんのベンチのグラエナの背後に移動していた。そして音も立てずグラエナを両手で握る。すると、そのままグラエナは消えてしまった。 「相手のベンチに四匹ポケモンがいるとき、そのうち一匹についているカードを全て山札に戻してシャッフルしてもらう」 「っ……」 松野さんが苦い顔をしてベンチに置いていたグラエナとポチエナのカードをデッキポケットに差し込む。すると、勝手にシャッフルし始めた。 「便利だろう?」 風見がやってやったと言わんばかりの表情でこちらを見る。そんなに自信に満ちた表情をされるとうなずくしかなくなる。 「ヨノワールにエネルギーをつけて呪怨! このワザは相手にダメカンを五個、さらにプレイヤーが既に取ったサイドの数のダメカンを乗せる。よって合計七個だ! そしてこれはダメカンを『乗せる効果』なので抵抗力は無視できる」 今のグラエナのHPは60。そして呪怨によってのせられるダメカンは七、つまり70ダメージ。ようやく逆転の一手だ。 しかも相手のベンチにはロクに戦えそうなポケモンもいず、どれもエネルギー一つさえ乗っていない。 「よし、サイドを引くぜ!」 「私の次のポケモンはユクシーよ。私のターン、手札のサポーター、ハマナのリサーチを発動。山札の基本エネルギーまたはたねポケモンを二枚まで手札に加える。私はポチエナとユクシーを選択」 デッキの中途半端な位置からカードが二枚突き出る。デッキの中のカードを勝手にサーチもしてくれるのか! いちいち自分でデッキを見るよりよっぽど早い。 「ポチエナをベンチに出し、グラエナに進化させる」 「なっ、バカな!? 三枚入れてるのか?」 「悪いわね、このターン引いたカードがグラエナだったのよ。運も実力のうちってことね。破れた時空をトラッシュして月光のスタジアムを発動」 辺りがやりの柱からオフィスに戻る、のもつかの間で今度は薄暗い夜の草原に変わった。松野さんの上空にはきれいな三日月が浮かぶ。 「月光のスタジアムがある限り、超と悪タイプの逃げるエネルギーはなくなるわ。ユクシーを逃がしてグラエナをバトル場に出し、スカタンクGのポケパワー、ポイズンストラクチャー発動。これでお互いに毒状態に」 拓哉が右手に作った拳は外から見ても汗ばんでいるのが分かる。 「そして逃げ腰でグラエナはワザエネルギーが必要なくなった。グラエナで攻撃。とどめよ、やけっぱち」 「くっ……!」 グラエナの攻撃によりヨノワールに「80+30」のダメージ値が表示され、HPバーは尽きた。 勝負の決着と共に夜の草原が消え元のオフィスに戻る。電気がなくても陽の光で明るいオフィスだが拓哉の周囲だけは異様に暗く感じた。
藍「今日のキーカードはグラエナよ。 特殊状態にさえなっていればワザエネルギーは不要よ。 やけっぱちとのシナジー性もバッチリね。
グラエナLv.47 HP90 悪 (DPt1) ポケボディー にげごし このポケモンが特殊状態なら、このポケモンのワザエネルギーは、すべてなくなる。 悪無 けったく 20+ この番に、自分が手札から「サポーター」を出して使っていたなら、20ダメージを追加。 悪悪無 やけっぱち 50+ 自分のエネルギーの数が、相手のエネルギーの数より少ないなら、30ダメージを追加。 弱点 闘+20 抵抗力 超−20 にげる エネルギーなし
─── 松野藍の使用デッキ 「期待への謀略」 http://moraraeru.blog81.fc2.com/blog-entry-687.html
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