カードティーチング! レッスン2 ( No.5 ) |
- 日時: 2011/02/02 22:25
- 名前: でりでり ID:qfIaB5Tc
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 何かが壊れる音がした。なぜだ? 写真立てが割れたからだ。なぜ割れた? 写真立てが投げられたからだ。誰が投げた? 俺だ。なぜ投げた? アイツと共に肩を組んで笑い合っている写真を見つけたからだ。
改めてこの一人の部屋に静寂が訪れる。ここには俺しかいない。俺しか住んでいない。 目に映ったカードの束をぶん投げようとしたが思い留まった。 「……」 もう、俺はアイツにも奥村翔にも……。
「ポケモンカードゲームは、自分の番にポケモンのワザを使って相手のポケモンにダメージを与えて『きぜつ』させて行くんだ」 「なんだかゲームっぽいな」 放課後、陽も傾き始める。自習している生徒の邪魔にならないようにちょっと小さめの声で恭介にルール説明の続きをしていく。 「ハーフデッキなら三匹、スタンダードデッキなら六匹先にポケモンを『きぜつ』させたら勝ちとなるんだ」 「ハーフデッキ? スタンダードデッキ?」 「ああ、後で説明する。それより、ポケカは基本的に他のTCG(トレーディングカードゲーム)と違って相手のターンに罠カードとかできないんだ。相手の番、自分は何もできないってことだ」 「状況が悪ければ負けを覚悟しなきゃならないのか」 俺は臨時用のデッキを机の上に置く。そこからカードをいくつか選んで手札にし、コータスを恭介に向けて置く。 「ワザの使い方を言うぜ。ワザを使うのにはエネルギーが必要なんだ。一ターンに一度、エネルギーを自分のポケモンにつけれる。一枚だけだぞ」 「それじゃあワザを使うのにエネルギーがたくさん必要なやつはすぐにワザが使えないんだな」 恭介の飲み込みの速さに感嘆する。 「よし、それじゃあこのコータスがワザを使うにはどうする」 俺が恭介に、炎エネルギー三枚と闘エネルギー二枚、きずぐすりの六枚のカードを渡す。 「えーとな。ほのおでこがすをするにはこの炎エネルギー一枚でいいのか?」 「そうそう」 「かえんだまは……。炎エネルギー一枚と無色エネルギー二枚か。だけど無色エネルギーなんてないぞ」 「無色エネルギーはどのエネルギーでもいいってことなんだ。だから、炎エネルギーはともかくそれ以外はとりあえずエネルギーが二つあればいいんだ」 「ははーん。なるほど」 「エネルギーは超過してても技が発動できるんだ。炎二枚、闘一枚とかだったら両方の技が出せるんだぜ」 「便利だな」 コータスの向かい側にリオルのカードを置く。 「じゃあ今度は攻撃するんだ」 「えっと、じゃあかえんだま」 かえんだまと書かれているテキストの隣の数値を指差す。 「ここに書かれている数値分だけ相手にダメージを与えれるんだ」 「なるほどね」 「これでリオルは50ダメージ。リオルのもともとのHPは50。これでリオルのHPはなくなり、『きぜつ』した状態になるんだ」 カード入れと共に入れていたダメージカウンターをリオルに乗せる。 「これはダメージがどれだけ食らったか覚えやすくするためのカウンターね。で、きぜつしたポケモンは『トラッシュ』におくられる。いわゆる墓地みたいな感じね」 「なるほど」 俺はリオルをトラッシュのエリアに置く。 「『きぜつ』したポケモンはそのポケモンについているカードを全て『トラッシュ』するんだ。エネルギーとかも丸ごとね」 「再利用はできないのか」 「そんな都合よく行ったらゲームバランスめちゃくちゃだ。そしてベンチのポケモンをすぐにバトル場に出すんだ」 「なるほど」 「そしてポケモンを倒すたびに『サイドカード』を一枚手札に加えるんだ』 「『サイドカード』?」 「そう。ハーフデッキだと三枚、スタンダードデッキだと六枚あって、それを全てひいたら勝ちになる」 「だからさっきポケモンを三匹か六匹きぜつさせたら勝ちって言ったのか」 「そう。そして、他にも勝利方法があるんだ。ポケモンをきぜつした時点でベンチ含む自分の場にポケモンがいなくなったらサイドの枚数関係なく負けになるんだ」 「なるほど」 「あと他のカードゲームと同じくドローする時に、デッキにカードがなければ負けってのもあるぜ」 「ふむふむ」 あ、そうだ。と思い出したように再び机の上にカードを展開する。 「そういや最近は新しく、『ロストゾーン』というのができたんだ」 「それはどんなのだい?」 「一部のポケモンの効果によって、ロストゾーンにカードを送る効果があるんだ。その『ロストゾーン』は『トラッシュ』と違って『ロストゾーン』のカードはそのゲーム中には再度使用することができなくなるんだ」 「なるほどね。厄介そうだ」 「それじゃあトレーナーカードの細かい説明を言うぞ」 机の上に「ポケモンいれかえ」、「エネルギーリンク」、「ワザマシンTS−1」、「ママのきづかい」、「帯電鉱脈」を広げる。 「トレーナーカードには三種類あるんだ。『トレーナー』、『サポーター』、『スタジアム』だ。更に『トレーナー』の中にも三種類あって『トレーナー』、『ポケモンのどうぐ』、『ワザマシン』があるんだ」 「ほう」 「『トレーナー』は自分のターンに何枚でも使えるんだ。その中で『トレーナー』はポケモンを回復させたりバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替える効果があったりするんだ。逆転が狙えたりするぜ」 たとえば。とポケモンいれかえを指差す。 「なるほどね。これもらっていい?」 「……。いいよ、余ってるし」 「サンキュー! 他のも教えてくれよ」 「『ポケモンのどうぐ』は場に出ているポケモンにつけるトレーナーカードなんだ。一度つけたら効果が働くまではそのままにしておくぜ。『ポケモンのどうぐ』は一匹のポケモンに同時に二枚以上はつけれないんだ。ゲームでもポケモンは道具を一つまでしか持てなかっただろ?」 「だな。このエネルギーリンクもらうぞ」 「はいはい好きにしてくれ。『ワザマシン』は『ポケモンのどうぐ』と同じく場のポケモンにつけるカードだ。このカードに書いてるワザは、このカードをつけているポケモンのワザとして使うことができるんだ。ニュアンスてきには『ポケモンのどうぐ』に近いかな。つけたポケモンが場からいなくなるまでつけたままだ」 「なるほどね。ワザの効果はあんまりよくないみたいだな」 「仕方ないさ」 恭介はワザマシンTS−1を俺の方に突き返す。なんだ、今度はいらないのか。 「続いて『サポーター』。『トレーナー』の次くらいに大事だ」 「ふむ」 「自分の番に一枚だけしか使えないトレーナーカードだ。基本的にドロー支援系のカードが多い。カードゲームにとって手札は命と同じぐらい大事だからな。一枚だけ使ったってわかるように、使ったら自分のバトル場の横に置いて自分の番の終わりにトラッシュするんだ」 「大事って言う割にはこの『ママのきづかい』は微妙だな」 「『サポーター』の中では弱い部類だからな。強いのだと二枚ドローしてから相手の手札を一枚デッキの下に戻すってのがある」 「へー。とりあえずもらおう」 「最後は『スタジアム』だ。これも自分の番に一枚しか使えないんだ。使ったらバトル場の横に置いておくんだ。どちらかのプレイヤーが別の名前のスタジアムを出したら、今場にあるスタジアムをトラッシュしなくちゃならない。場に出ているスタジアムと同じ名前のスタジアムを、手札から場に出すことはできないぞ」 「バトル場の横にある限り効果を永続的に発動するんだな?」 「そうそう。飲み込みがいいな」 「帯電鉱脈もらうぞ」 「いいぜ。後はターンについてと特殊状態で説明が終わる。これで恭介もポケモンカードができるぜ!」
翔「今日のキーカードはコータスだ! 危なくなってもかえんだまで、次のポケモンへチャンスをつなげ!」
コータスLv.28 HP80 炎 (DPtエントリーパック・ディアルガデッキ) 炎 ほのおでこがす 10 コインを一回投げオモテなら、相手をやけどにする。 炎無無 かえんだま 40 自分のエネルギーを一個、自分のベンチポケモンにつけ替える。(自分のベンチポケモンがいないなら、この効果はなくなる) 弱点 水+20 抵抗力 なし にげる 2
─── 風見雄大のデッキ公開 「虹色の竜」 http://moraraeru.blog81.fc2.com/blog-entry-472.html
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