フローゼルと諦めの悪い奴 ( No.25 ) |
- 日時: 2010/09/07 00:16
- 名前: でりでり
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 「僕のターン、ドロー。鋼の特殊エネルギーをジバコイルにつける。そして帯電鉱脈の効果発動、自分のターンに一度コイントスをし、表ならトラッシュの鋼または雷エネルギーを手札に加える」
鋼の特殊エネルギーは鋼ポケモンにこのエネルギーがついてると鋼ポケモンが受けるダメージを−10させる厄介なエネルギーだ。 そして帯電鉱脈のコイントスは裏。効果は不発に終わる。 「……。ポケモン入れ替えでダンバルとジバコイルを入れ替えてターンエンド」 ? 頭にクエスチョンマークが浮かんだ。なんでわざわざこんな。最初からダンバルをバトル場にすればよかったのじゃないか。 「あたしの番ね。ブイゼルに水エネルギーをつけてフローゼルに進化させる。そしてサポーターカード発動。オーキド博士の訪問! 山札からカードを3枚引いて、その後手札を一枚山札の下に置く」 オーダイル、不思議なアメ、フローゼルを引く。望んでいたのは水エネルギーだけど下の方で固まっているのだろうか。私は今ひいた不思議なアメを山札の下に戻す。 「ベンチのアリゲイツをオーダイルに進化させてバトル場のオーダイルで攻撃、はかいのしっぽ!」 オーダイルが尻尾でベチーンとダンバルを弾き飛ばす。HPが50しかないダンバルに60ダメージのはかいのしっぽは効いたようだ。 「はかいのしっぽの効果、相手の手札から表を見ずに一枚選んでそれをトラッシュ。私から見て右のカードをトラッシュしてもらうわ」 モニターで何を捨てたか確認。鋼エネルギーか。 「ダンバルは気絶したためサイドを一枚引いて私の番は終了ね」 「次はジバコイルだ」 あとはジバコイルを倒せば終了。今引いたサイドはまたしても不思議なアメ。帰りに飴買おうかしら。 ジバコイルはよほどのことがない限り倒せる。ジバコイルの技、クラッシュボルトは80ダメージだ。このターンでオーダイルは倒されるが、HPが90あるフローゼルはギリギリだけど耐えきる。 フローゼルでジバコイルを倒す算段はついている。 「僕のターン、帯電鉱脈の効果発動。コイントスをして表ならトラッシュの雷か鋼エネルギーを手札に加える。……、表なので鋼の特殊エネルギーを手札に加え、ジバコイルにつける。攻撃! クラッシュボルト!」 ジバコイルがオーダイルに向かって真っすぐ電気を飛ばす。 「オーダイルは80ダメージを受けて気絶! そしてクラッシュボルトの効果により雷エネルギーをトラッシュ。サイドを引いて終わりだ」 「次はフローゼルよ。そしてあたしの番」 鋼の特殊エネルギーが二枚……。これは計算違いだった。これでワザのダメージを与えても−20されてしまう。 「オーキド博士の訪問を発動。三枚引いてその後一枚を山札の下に置く」 ポケヒーラー+、水エネルギー、水エネルギー。今度はあたりだろう。不思議なアメをまた山札の下に置く。 「フローゼルに水エネルギーをつけてみずでっぽう!」 シンプルな技なのでエフェクトもシンプルである。 「このワザは、このワザエネルギーより多くみずエネルギーがついているならそのエネルギーの数かける20ダメージ。よって60ダメージとなる。ただ、ジバコイルの鋼特殊エネルギーの効果で40ダメージ」 120から80へ。思うように相手のHPが減らない……。 「僕のターン。帯電鉱脈を発動。……裏。続いてジバコイルのポケパワー、じばけんさくを発動。ジバコイルLV.Xを手札に加え、レベルアップ!」 「えっ」 思わず拍子抜けした声をあげてしまう。さっきのターン、じばけんさくを使わなかったからこのままレベルアップしないものと思っていた。 「ジバコイルLV.Xに雷エネルギーをつけて攻撃。サイバーショック!」 先ほどは真っ直ぐにとんできた電撃が、今度は拡散するように放たれる。 「自分の雷エネルギーと鋼エネルギーをそれぞれ一個ずつトラッシュし、相手をマヒにする!」 そしてサイバーショックのダメージは80。フローゼルのHPは10残り、首の皮一枚つながったように見えるがまったくもってそうでない。 終わった。 「ターンエンド」 麻痺。それは状態異常の一つである。 麻痺は二回目のポケモンチェック。この場合だとあたしの番が終わった後に回復する。 ただ、麻痺になったポケモンは逃げることもワザを使うこともできない。 手札のポケモン入れ替えを使いオーダイルに入れ替えるとフローゼルの麻痺は治るが、ロクにエネルギーのついていないオーダイルはただの木偶の坊。なにもせずにやられるのがオチだ。 詰んだ。これが正統な言い方。 翔の方を向く。ごめんねという表情を作りたかった。 「姉さん!」 翔の怒声が耳に反響する。 「最後まで自分のデッキを信じて戦ってくれ!」 ……そうだね。自分のことより、とりあえず一緒に戦ってくれたデッキのために最後まで精一杯頑張ろう。 最愛の父がいつも言っていた言葉を反芻する。「勝負事は諦めの悪いヤツが最後に笑うんだ」 「あたしのターン!」 引いたカードは……。 「ポケヒーラー+を二枚発動! このカードは二枚同時に使える。二枚同時に使ったとき、自分のバトルポケモンのダメージカウンターを八つ取り除き、特殊状態をすべて回復させる!」 「えっ」 フローゼルに明るく優しい光が包み込む。 フローゼルに乗っているダメージカウンターは八つ。つまり全回復となる。 「本当に首の皮一枚ね。フローゼルに水エネルギーをつけて攻撃。スクリューテール!」 フローゼルが巧みに尻尾を回転させ、ジバコイルにぶつ。 「スクチューテールの効果はコイントスをして表なら相手のエネルギーをトラッシュする。……表ね、鋼の特殊エネルギーをトラッシュ!」 しかしスクリューテールのダメージは30。−10されてわずか20ダメージ。しかしジバコイルについてるエネルギーは全て無くなった。 これで鋼の特殊エネルギーにダメージを減らされることもなくなる。 「僕のターン、帯電鉱脈を発動。……ウラ。雷エネルギーをジバコイルLV.Xにつけてターンエンド」 今度こそ詰んだ。ただし詰んだのはあたしではない。相手だ。 「あたしの番、フローゼルの水鉄砲! フローゼルには余分なエネルギーが二つあるので80ダメージ!」 ジバコイルLV.Xはこれで気絶。最後のサイドを引くと、ブザーが鳴り響く。 「勝った……」 目をつぶりながら上を向く。冷や汗は乾ききったようだ。 ステージから降りると翔がこちらに向けて駆けてくる。 「おめでと」 「ありがと。アンタのおかげよ」 翔はまんざらでもない表情を作るのだった。
翔「今日のキーカードはフローゼル! 相手のエネルギーをトラッシュしつつ、 みずでっぽうで一気に倒せ!
フローゼルLv.29 HP90 水 (DP1) 水無色 スクリューテール 30 コインを1回投げオモテなら、相手のエネルギーを1個トラッシュ。 水水 みずでっぽう 40+ ワザエネルギーよりも多く水エネルギーがついているなら、多い水エネルギー×20ダメージを追加。追加できるのは水エネルギー2個ぶんまで。 弱点 雷+20 抵抗力 なし にげる エネルギー1
─── 向井剛の使用デッキ 「マグネットバーン」 http://moraraeru.blog81.fc2.com/blog-entry-642.html
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