主人公 ( No.1 ) |
- 日時: 2010/12/12 13:23
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2 ID:pMCywn96
- 【神月 空羽】
この小説の主人公。 ヒナタ(朝海 陽向)とアリス(アリス・スターリング)は3歳の頃からの幼馴染で、ヒナタとはライバル関係にあたる。 アリスには時には親友、時には姉、時には保護者のように見守っている。いわゆる親バカである。でも、父親しかいないアリス曰く、クウに可愛がってもらえるのは嬉しいと思っている。
※話が進むにつれ、更新を増やしていきます
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プロローグ ( No.2 ) |
- 日時: 2010/09/24 20:27
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- 太陽は朝日としてやってきて、夕日として沈む。月は、毎日形を変えながら、周りの星達とともに暗い夜空を照らしてくれる。この輝きがあるからこそ、朝も、昼も、夜も空は輝いているのだ。
フェイス地方・ライトタウン。……少々田舎くさい街ではあるのだが、その田舎くささがあるものを輝かせていた。朝日の昇り、夕日の沈み、月や星々の輝きが見れるのはフェイス地方一番の街であった。
ライトタウン、朝の6時。 春だから、今の時間帯でも太陽の光は眩しい。何より、ライトタウンだから分かる眩しさと輝きであろう。 その北の方角には、普通より少し大きめの一軒家がある。神月家、とよばれる家計が住んでいて、その一人娘は現在10歳。 ……そう、ポケモントレーナーとして旅を許される年齢の少女がいたのだ。 その少女は、自分の誕生日から今までの半年間、ずっと旅に出れることを思い続け、“今日”という日がやってきたのだ。
「……んっ……」
少女の名は“神月 空羽”。 朝、パチッと目を覚まし、ベッドから体を起こす。少し屈伸をして、ひとつ、大きな欠伸をした。クウは、すぐに近くの目覚まし時計を確認し、朝早く起きれたことにほっとする。 下から少しだけ光がこぼれている窓のカーテンを開けると、眩しいくらいに太陽の光がクウの体を覆った。空は快晴、まさに旅の出発に相応しい天気だった。 彼女は顔を洗うため、自分の部屋がある2階から洗面所がある1階へ階段を歩いて降りていくと、リビングには待っていたわよ、とでもいう顔の自分の母親が椅子に座っていた。
「おはよう、お母さん」 「おはよう、クウ。……ついに、この日が来たわね」
うふふ、と笑う母親に、クウは少し顔を赤くして照れる。母親はいつものようにニコニコした笑顔でクウに言った。 クウは洗面台に向かい、顔を洗って歯を磨くと、いつも通りに、いつもの朝ご飯を食べていた。 ……こんな“当たり前”の生活は、今日からしばらくはなくなることになる。 ――――自分の娘が旅に出る。たくましくなったなぁという気持ちと、寂しいなぁという気持ちが、母親の心の中に溜まっていた。それと似た感情は、クウの中にもあった。 ……旅に出る楽しみと、旅に出る不安が混じり合っている。 これからは、ポケギアを通してしかお母さんと話せないんだ、お母さんを頼れないんだ。そういう気持ちが、そっとクウの心の中にあった。 母親は、今にも目から出そうな雫を踏ん張って出さず、代わりに気持ちを和らげるため、クウをそっと抱きしめた。弱弱しく、小さな声で、母親は言った。
「頑張ってね、お母さんは、いつでも貴方を応援しているからね。……その気持ちを、忘れちゃ駄目よ」 「……お母さん!」
ぎゅっとクウは母親を抱きしめると、少しずつお互い離れていき、クウは着替えるために、自分の部屋に駆け足で戻って行った。 ――一方の母親は、少し悲しげだけど、嬉しげな表情で、自分の娘を見ていた。
――――月は、人間を狂わせる、Lunatic Moon Ligth. ――――太陽は、人間を焼きつくす、Death Sun Shine. ――――星は、人間の夢を壊す、Destruction Starry Nigth.
――――あなたの運命は、さぁ、どれに等しい?――――
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旅立ち ( No.3 ) |
- 日時: 2010/09/25 23:26
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- クウは自分の部屋に戻ると、水色のクローゼットを勢いよく開けた。
中には、旅をするのにふさわしい、ボーイッシュな感じだがポップな感じもあふれている数着の服が掛っていた。 どれを着ようか、と悩んでいた。クローゼットには白いTシャツ、黒い半そでのカーディガン、チェック柄の白黒のミニスカート、後ろにリボンのついた黒いワンピースがあった。セットにするなら最初の3つだが、ワンピース単独でも悪くはない。クウは少し考え込んだ。 ……結果、Tシャツとカーディガン、ミニスカートのセットを着ることにした。……のだが、ワンピースも”念のために”バッグの中に持ち入れることにした。 そしてクウは、その3セットに着替え、最後に、藍色のキャスケットを深く頭に被った。 肩掛けのバッグには、フェイス地方の地図、望遠鏡、財布、寝袋その他を入れこんだ。 それを肩にしっかりとかけ、忘れ物がないかを確認しすると、自分の部屋から少しずつ出て行き、階段を下りて、玄関に行った。
「ちょ、ちょっとまって、クウ!」 「? お母さん?」
突然、玄関で母に呼び止められ、「ちょっと待ってね」というと、母は新品の藍色ののスニーカーと、新品の……ポケギアを持ってきた。 はい、と母は渡して、クウはそれを受け取った。 ポケギアをバッグにしまい、新品のスニーカーを履いた。「ありがとう」と一言いい、玄関の扉に手を伸ばした。……ふっと、後ろを向いて母と向き合った。
「行ってきます!」 「……行ってらっしゃい!」
笑顔でいう母子には、心の底で寂しい感情があったが、それを押え、お互い元気にそう言いあった。 そしてクウはすぐに玄関から飛び出していった。母は、自分の娘が帰ってくるころにはどれくらい成長しているだろう、と、楽しみが一つ増えていた。 一方クウは、“サクラ博士”という人からポケモンを貰う約束をしていた為、すぐに博士が居る南の方角にある“サクライト研究所”に向かって突っ走ろうとした、が、クウはある人物が居ることに気づき、すぐに止まった。
「クウちゃん、おはよう……朝、早いね」 「おっ、はよう、アリス! ……もしかして、まだ眠気が覚めてない?」 「だって、朝の7時だよぉ……流石に、ちょっと早いんじゃないかなぁ」
クウの幼馴染の女の子、“アリス・スターリング”は、ふぁーっと小さな欠伸をして、まだ眠気が覚めてないせいか、少しうとうとした目をしながら、腕の中にロコンというポケモンを抱えていた。 ……アリスは、ポケモンを持っていながら、戦わせたことはなかった。まぁ、お気楽な生活をしていたとは思うのだが。 アリスにとってロコンは家族同然であり、ロコンもずっとアリスと居たため、“家族”という絆を超えてるかもしれないのだ。 それでも、今回の旅では、そのロコンと共にフェイス地方を回るつもりであった。 ロコンは元気いっぱいで、今日もアリスの毛づくろいを終えてバッチリ、キュートな雰囲気になっていた。……性別はオスだが。
「今から、サクライト研究所に行くんだよね? ヒナタ君もさっき行ったばっかりだし」 「そうそう、早くポケモンを貰いに――――って、ヒナタもぉ!?」
2人の話題に出てきた人物は、“朝海 陽向”、この少年も2人の幼馴染ではあるのだが、クウとは犬猿の仲で、いつも何にでも競い合っている仲だ。……どっちが犬で、どっちが猿なのかは今後分かってくると思うが。 「抜け駆けは許さないぞ!!」とクウは怒鳴ると、猛スピードでサクライト研究所まで突っ走った。今度は、アリス(とロコン)を置いていって。 アリスは「二人とも早いよぉ」とアリスはロコンに呟き、ロコンも少し困った表情をして鳴いた。 アリスはロコンを降ろし、結局2人はトコトコとゆっくりクウを追いかけていった。
「おっせぇなぁ」 「っるさい! いつもはあんたが一番遅いくせに!!」 「それはそれ、今日は今日だろ? いつも遅くても重要な時に早ければそれでいいのさ」 「うぐっ」
御覧の通り、この少年はヒナタで、現在クウを見下しているところだ。 クウはいまだに納得ができなく、ずっとヒナタの愚痴ブツブツを言っていると、「負け惜しみだな」と、笑いながらクウに言った。 更にクウはキレるが、キレる寸前に、研究所の奥から博士……サクラ博士が手に何か丸いものを持って二人のもとへやってきた。 ……手に持っていたのは、まさしく“モンスターボール”であった。
「遅くなってごめんなさい。……それにしても、2人とも早いなんて、よっぽど楽しみだったのね」 「いえ、大丈夫ですよ。……それより博士、その手に持っているのはもしかして……」 「ええ、まさしくその“もしかして”、よ。二人がきっと、今日までに一番欲しかったもの。さぁ、出ておいで」
博士はにこやかに笑ってそういうと、2人の頭の中は一気にポケモンだけになった。 どんなポケモンをもらえるのだろう、どんな性格なんだろう、どんなタイプなんだろう、と、ドキドキして。 博士はボールの開閉スイッチを押すと、そのモンスターボールからは2匹のポケモンが同時に出てきた。2人はそのポケモンを見て、思わず何かを叫びたくなっていた。 そのポケモンは2人もよく知っている、“イーブイ”というポケモンのオスとメスだ。その知っている理由こそ、テレビによく出てきたり、本にも出ている、現在は7種類に進化するとも言われている進化ポケモンであったからだ。
「イーブイだぁ……!」 「ええ、オスをヒナタ君、メスをクウちゃん、貴方達に託すわ。大事に育ててね」 「「はい!!」」
2人は博士の言葉に、同時に元気に返事をした。 博士は「ありがとう」と言いとホッとすると、そのイーブイのモンスターボールも託した。 クウはメスのイーブイの所に少しずつ近づいていくと、クウに気付いたイーブイは、クウに向かって走っていき、ジャンプしてクウに抱きついた。 えっ!? とクウは初めてのことにおどおどしていたが、きっとすぐ懐いたのね、と博士の言葉で、クウは驚きと喜びでいっぱいであった。 そして博士は、2人に5個のモンスターボールも渡した。手持ちのポケモンは、6体、と決まっているのだ。 そして更に博士は二人に赤い箱のようなものを渡した。言わずとしれた、“ポケモン図鑑”が、2人に託されたのだ。 クウはよくわからなかったが、それを知っていたヒナタは凄く感動していた。
「博士、これはなんですか?」 「ポケモン図鑑といってね、ポケモンのデータを自動的に記録する、ハイテクな図鑑なのよ。まぁ、カントー地方のオーキド博士からの贈り物なんだけどね」 「「オーキド博士!?」」
次々と、2人は博士の言葉に驚いていく。 オーキド博士といえば、あの有名なオーキド博士だ。さまざまなトレーナーに図鑑を託し、“図鑑所有者”と仕立て上げた、サクラ博士も尊敬している大先輩だ。 つまり、この図鑑を受け取った2人は、ポケモントレーナーであり、そして図鑑所有者であるのだ。
「博士、本当にありがとうございます!!」 「いいのいいの、私からの餞別よ。それより、アリスちゃんは?」
……あ、とアリスは絶句すると、噂をしていたアリスは研究所にやってきた。 アリスもまた、モンスターボールと、ポケモン図鑑を渡され、トレーナー、そして図鑑所有者いになった。 「あ、そうそう、忘れるところだった」と、博士はまた研究所の奥に入っていき、何かのケースを3つ持ってきて、3人に渡した。3人とも色と模様が違い、ヒナタは空色に太陽のマーク、アリスは青色に星のマーク、そしてクウは黒色に月のマークのケースだった。 バッジケース。フェイス地方には、ポケモンリーグという、強いトレーナーが集まり、戦い抜く場所がある。そこに向かうには、フェイス地方の各地にあるポケモンジムのジムリーダーに勝ちぬき、ジムバッジを8つ、集めなくてはならない。そしてそのジムバッジを入れるケースを、3人に託したのだ。
「ここから近い所には、ネイチャタウンを越えたプラントシティという街にポケモンジムがあるわ。挑戦するなら、ポケモンを鍛えてね」 「「「はい!」」」
3人は元気よく挨拶をすると、一斉に研究所から出て行った。ヒナタ、アリス、そしてクウの、フェイス地方を廻る冒険の始まりだ。
「うおー! 興奮するぜ!」 「そうだね、私も冒険は初めてで緊張するよぉ」
ヒナタは相変わらず叫び、アリスは少し照れながらロコンを抱きかかえていた。 ……あっ、と、クウは何かを思い出すと、イーブイの入っているモンスターボールを取り出し、ボールからイーブイを出した。
「ニックネームを付けてあげないと」 「にっくねーむ?」 「そう、お母さんに言われたんだけど、愛着が持てるようにって」
そうだった、とヒナタもイーブイを出して、ニックネームを考えた。 2人はうーん、と考えると、クウはピーンと、名前が浮かんだ。“ライト”という名前だ。 ヒナタは、今快晴の空で輝いている太陽を見て、何か案を考えていた。そして、Sunshineのshine、“シャイン”という名が浮かび上がった。
「よし、今日からお前はシャインだ!」 「ブイ!」 「ライト、今日からよろしくね」 「ブーイ♪」
シャインはヒナタのように元気よく、ライトはかわいい声で返事をした。クウはもはや萌え死にそうな状態であった。重傷だ。 そして、3人はまず隣町のネイチャタウンに向かうことにした。 「お先!」とヒナタはイーブイを連れて駆け足でネイチャタウンに向かっていった。
「せっかちねぇ、アリス?」
思わずクウはため息をついて、ヒナタを子供扱いするように言った。 アリスは、あははははーと、ロコンと共に苦笑いしていた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あとがき
んー、なんか書きかたが変わるなぁ; 何が変わるって、改行です。台詞の所とか、通常は開けないんですが、横書きだと読みづらいんですよねぇ; まぁ、台詞の所は結局1行開けることにします。場面が代わるときは2行にしますが、かなり開いてみえるなぁ……。 そしてバランスが悪いという;
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Re: 題名未定 ( No.4 ) |
- 日時: 2010/09/26 13:43
- 名前: 天月
- すぐぇ(
文章がすぐぇ( プロローグすぐx(もういい レヴァイン…ってどっかできいたことあry
優「クウちゃんもアリスも可愛いよおおおおおお」← 悠「ひなたは?」 優「陽奈ちゃんじゃないs「それどういうことやねん」← 空(俺のユウト(の理性)を返せっ!)←
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Re: 題名未定 ( No.5 ) |
- 日時: 2010/09/26 14:00
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- >>天月
文章に力を入れてみようと思ってねw うん、でも天月のほうが文章力はあるよ´・ω・) あー、レヴァインねーw なんかさ、アリスは英語の苗字にしたくて、ググったらこの苗字に目が言った(理由はわかるかな? 妹様n(ry
空羽「ユウナちゃん! 久しぶり!!」 ア「あー、あー……;」 空羽「ヒナタ、マジでドンマイ☆」 陽向(理性ってなんだよ……´・ω・)
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Re: 題名未定 ( No.6 ) |
- 日時: 2010/09/26 14:32
- 名前: 天月
- あなたのほうがお上手でわすわ(((
あ、なるほど、そういうわ(きんk(ry
優「ひさしぶりー!!」 悠「理性とは、本能を抑えるためにあるもの」← 空「マジデスカ」
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Re: 題名未定 ( No.7 ) |
- 日時: 2010/09/26 15:01
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- >>天月
いやー、私描写とか苦手なんだよぅ´・ω・) そういうわけなんでs( あははははははははh(ry
ア(あう、知らない人がいっぱいいるよぅ;)←THE・新人 空羽「ヒナタ、そんなこともわからないの?wwばかなの?wwwww」 陽向「DA☆MA☆RE」
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Re: 題名未定 ( No.8 ) |
- 日時: 2010/09/26 15:16
- 名前: 天月
- 上手じゃねーかよーぅ(
アリスのロコーンはフォryですよn(黙
優「えっと、私がユウナで、こっちがユウト」 悠「で、俺の兄貴のクウト」 空「だぜ!」←
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Re: 題名未定 ( No.9 ) |
- 日時: 2010/09/26 16:32
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- 参照: もう100HITかΣ(・ω・´) ありがとうございますm(_ _)m
- >>天月
んなことねーよぅ( アリスのロコンはロリコンです嘘ですすみませんロコンです(黙
ア「えっと、ユウナさんにユウトさん、クウトさんですか!」 空羽「ま、すぐに覚えるよね」 陽向「……えっと、年上か?」 俺「いや、本当は同い年設定なんだけどね、お前らまだ幼少期」← 空羽「それ、幼少期っていうの? せめて過去とry」
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初めてのバトルと…… ( No.10 ) |
- 日時: 2010/09/26 16:54
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- 結局クウとアリスは、ヒナタと分かれて旅をすることになった。
アリスは困ってはいたものの、7年前からずっと競い合ってきたクウにとっても、ヒナタにとってもそれは好都合だったかもしれない。 負けないぞ! というクウの気持ちは瞳にも表現されていて、まるでメラメラと炎が燃えているようだ。 ……のだが、クウにとってアリスは放ってはおけない存在であったため、クウはアリスに合わせて旅をすることを決めていた。
「ご、ごめんね、クウちゃん」 「大丈夫大丈夫! アリスが万が一狙われた時、私が守ってあげられるようにさ! ボディーガードってやつかな?」
任せておけとでもいうようにクウは胸を張って自信満々にそういうと、アリスはくすっと笑って、「ありがとう」とクウに笑顔を見せた。 クウは少し照れていたが、ロコンは何かしら不満を持っていた。 連れ出していたイーブイ……いや、ライトを自分の肩に乗せて、アリスと一緒にまるでのんびりするかのように歩き続けていた。 ところどころの草むらにはポケモンがいて、それを見ながら歩いていた。 すると、近くの草むらが大きく揺れていたのだが、クウ達は気付かず歩いていると、その草むらからポケモンが飛び出し、クウ達の前に立ちふさがった。
「え、な、なに!? ポケモン?」 「クウちゃんクウちゃん! ポケモン図鑑を出してそのポケモンを調べて!」
出てきたのは紫色のネズミのようなポケモン。クウは突然の行動に動揺したが、ハッとアリスのその言葉のことを聞くと、すぐに取り出してそのポケモンの方向に向けた。 どうやらそのポケモンはコラッタと言うポケモンらしく、コラッタはライトを鋭い目つきで威嚇した。 ライトはメスながら怯えるどころか、挑発に乗るようにしてコラッタの前に出て、戦闘態勢を取った。 アリスはすぐにクウに「ポケモンバトルだよ!」と言うと、クウはこくりと小さく頷いた。 コラッタは、食べ物があればどこにでも住みつける。というのなら、あの前歯はどんなものでも噛みつけるであろう、とクウは考え、慎重にライトに技の指示を出そうと、ポケモン図鑑でライトが覚えている“技”の確認をした。
「ライト、電光石火!」 「ブイッ!」
電光石火は、先制攻撃を出来る技。ステータスによると、コラッタは割と素早さが高いので、先制攻撃をしてダメージを与える戦法だ。 野生のコラッタはでんこうせっかで倒れこむが、また態勢を立ちなおして、なんとか堪えた。 そしてコラッタはライトに引っ掻く攻撃をした。ライトはダメージを受けるが、まだまだ体力は残っている所で、クウはライトに次の技の指示を出した。
「ライト、鳴き声だよ!」 「ぶい、ぶーい!!」 「なきごえ? どんな技の効果があるの?」
鳴き声、それは物理・特殊・変化という技の種類の中の“変化”で、相手にダメージを与えるわけではないが、相手の攻撃を下げる……つまり、コラッタの物理技の威力をさげ、ライトに負担をかけないようにするためだ。 その大きなライトのなきごえに、コラッタは思わず攻撃ができなくなるほどであった。 これはチャンスだ、とクウはニヤリと笑うと、とどめの一撃を指すかのように、ライトに小声で指示を出す。
「突進攻撃!」
ライトは、コラッタに向かって前進で勢いよく突っ込んでいき、コラッタに突進する。 コラッタの持ちこたえていた体も、だんだんとよろけて、ぱたん、と、その小さな体は倒れてしまった。 アリスは思わずすごい、と言葉に出てしまって、クウは初戦で勝った喜びが絶えなかった。イーブイも、初めての戦いで勝ったことに喜んでいた。 ……だが、流石に、そのまま倒したコラッタを放置してはいけない、とクウは考え、近くの木から木の実を取り、倒れこんでいるコラッタのそばに置いてあげた。クウの、それなりの優しさであった。
「さ、行こうかアリス」 「そーだね」
――その後、クウのライトは野生ポケモンと戦っていき、着々と力量<レベル>を上げていった。 一方のアリスのロコンも、少しずつ戦いになれて、こちらも力量は順調にあがりつつあった。 様々なポケモンを見ることができ、バトルもそこそこ慣れてきていた頃に、2人はネイチャタウンへと到着した。 ネイチャタウン。<自然>というシンボルの街で、緑が多い街であり、まさに<自然>が美しい街だった。 クウ達はポケモンを回復するという、ポケモンセンターへ向かった。この辺りの知識は、母に聞いていたので、すぐに分かった。 大きくも小さくもないポケモンセンターに2人は入っていくと、結構な人が集まっていた。それも、きっとこの中にいる人のほとんどはトレーナーだと分かった。 2人はライトとロコンをボールに戻し、ジョーイさんにポケモンが入っているモンスターボールを渡して、回復がすむまで、ポケモンセンター内をうろうろした。 ポケモンセンターには、レストランや宿泊所があり、更に無料でポケモンを回復できるので、やはり利用者は多いのである。 クウとアリスは近くのベンチに座って色々話をしていた。話をしている途中にクウは辺りを見渡していると、ある人物に一瞬で目がいき、その人物のもとへ走って行った。
「っ、ヒナタ!? なんでここに!」 「げ、クウじゃねぇか。って、なんでここにいって言われたら、ポケモン回復に決まってるだろ」
ポケモンセンター内には、まさかのヒナタがいた。まぁ、理由はポケモン回復に決まってはいるのだが、「いやいや、そうじゃなくてさ」とクウはヒナタに突っ込んだ。
「あんたも野生のポケモンと戦って?」 「ああ。結構力量上がったぜ? なんだったら……バトル、してみるか?」
ヒナタは口角を少し上げてクウに言った。……よっぽど勝つ自信があるのか、妙にヒナタは上から目線だった。……まぁ、身長はヒナタのほうが若干大きいのだが。 そのヒナタの挑発に乗るように、クウは「やってやろうじゃないの!」と大声でヒナタに言ってやった。
「じゃ、ポケモンの回復がすんだらバトルって所だ。さっき来た道に広い場所があったから、そこでやろうぜ」 「臨むところよ!」
二人の間には、因縁の炎がバチバチと燃え上って、周りの人は愚か、もはやアリスでさえも近づくことが出来なかった。 この二人にかかれば、下手をすれば大ごとになりうる可能性もなくはなかった……。
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Re: 題名未定 ( No.11 ) |
- 日時: 2010/09/26 17:28
- 名前: 天月
- 参照:
- 100ヒットおめでとー!
ライトつうぇ(( ライバトルは燃えるよね(((((
優「ってことは…つまり、この話はry」 悠「そういうのは言わない」
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Re: 題名未定 ( No.12 ) |
- 日時: 2010/09/26 18:03
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- >>天月
ありがとー! 何か記念やろうとしたけど小説はまだ2話しか進んでないしいっかぁと( ライトつおいお、ライトちゃんマジ外道 ライバトルねぇ、個人的ジムリーダーより燃えるのは私だけでいっかぁ
陽向「ま、コイツは弱いしな」 空羽「あん? あんたのが弱いに決まってるでしょ!」 ア「((((((´Д`;;))))))アワワワワワ」
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Re: 題名未定 ( No.13 ) |
- 日時: 2010/10/09 22:48
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- 参照: http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1190568.jpg.html
- 今日が空羽の誕生日だと完全に忘れていた作者です。いやぁ、申し訳ない……;
一応誕生日は描いてはみたものの、失敗多数&色塗り下手+カオスという残念な絵に; 私の絵の下手さは異常だということはわかっていたのですが、これはひどい……^^;
パスワードは「1009」です。 何はともあれ、ハッピーバースディ、神月 空羽!
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注意事項 ( No.14 ) |
- 日時: 2010/12/25 13:53
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2 ID:y79/rkAI
- 空に輝く日々(そらかが)をクリック頂き、誠にありがとうございます。
この小説を読む前に、この小説を読むための注意点があります。必ず目を通してください。 もしこの注意事項を読まずにこの小説のクレームは受け付けられません。ご注意を。
本編の更新速度は基本的遅いです。たまーに本編のネタがなくなると短編・番外編無双になることもなりかねません。 シリアスがメインです。割合的にシリアス70%、恋愛20%、ギャグが10%と言う所です。微グロもあります; あと、しばらく全く更新不可能な場合は、レスにお知らせをつけてTOPにつけます。そのレスの中身が小説だった場合、あとがきの方に着けたされているのでご確認を。 基本漫画(ポケスペ)の設定で書かせてもらいます(キャラは名前くらいしか出ません) バトルスタイルはアニメを参考にしてます(例:○○を使って○○しろ! 等、かわせは流石にあまり使いません;) それから、技の覚えるLvに達していなくてもその技を覚えているのはアニメ同様、仕様です。
短編・番外編では、イベント(季節もの)やパロディ、擬人化その他もろもろ。 イラストは、基本駄絵で雑です(本人は渾身の力を使って描いてるつもりです) 誰かに捧げることもあります。駄絵で申し訳ございませんm(_ _)m こちら短編・番外編同様、イベント、パロディなどがあります。基本アナログです。
※臨時更新中※
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ライバル同士の初バトル ( No.15 ) |
- 日時: 2010/10/16 17:35
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- 「逃げるならいまのうちだぜ?」
「その台詞そのまま返すよ。そっちこそ逃げなくて大丈夫?」
ヒナタからの挑戦を受けたクウは、アリスと共に近くの広い草原に来た。 お互いがお互いを挑発するかのように、余裕の表情を見せていた。その姿は少しばかり情けかったが、アリスは2人が良ければいいかなぁ、と、2人の行動に合わせていた。 ひとつの風が吹き、辺りが静まると、さぁバトルをしてみようと言わんばかりんの雰囲気になり、お互いが腰に付けているモンスターボールを手に持ち、構えた。 そして一斉に開閉スイッチを開け、イーブイ達をボールから出した。 ライトとシャインのコンディションはばっちりで、すぐに戦闘態勢に入る。サクライト研究所にいたからなのか、2匹はいいライバル関係で、良い張り合いだった。 が、とうの本人……自分のご主人たちは、まるで火花を散らせるかのように、睨みあっていた。 先攻どうぞーと、クウは更に挑発を掛け、少し頭の中で何かが切れる音がしたヒナタはその挑発に乗ってやった。そして、とっさにヒナタはシャインに攻撃指示を出した。
「シャイン! 電光石火!!」 『ブイッ!!』
シャインはライトに向かって走って行き、どんどんスピードの勢いを増していく。そしてライトに命中し、ライトは少しダメージを受けたが、まだよろけるほどではなく、すぐに態勢を立て直した。 そしてクウからの体当たりの攻撃指示が出る。だが、シャインは華麗に攻撃をかわした。 だが、クウはライトに続けて電光石火の指示を出して、シャインにダメージを与えることができた。 ヒナタは一瞬動揺するが、すぐに気持ちを切り替えてシャインに指示を出した。
「尻尾を振る!」 「む……ならばこっちは鳴き声よ!!」 『ブイ、ブブイ!!』
尻尾を振るは、相手の防御力を下げる技なので、ダメージを少し与えやすくなる。対して鳴き声は、相手の攻撃力を下げる技だ。少なくとも物理技に関しては相手のを封じこめ、互角、というのが正しいであろう。 クウの技の判断は正しいものであった。ヒナタは小さく舌打ちをして、少し悔しそうな目で見た。 ふんっ、とクウは気高い感じで見下すようにヒナタを見た。するとヒナタは俯いたままシャインに技の指示を出した。 「?」技の指示が聞こえていないクウにはシャインが何をしてくるかわからない。 ライトも息を飲み込んで態勢をしっかりしている。……シャインは、地面に穴を掘っている……ように見えた。 クウとライト“には”。一瞬穴を掘るかな? と、クウは一瞬唖然としたが、そのシャインが穴を掘っていくスピードは遅い。 これは攻撃のチャンスだ、そう思っていた。
「ライト、たいあた」 「いまだシャイン! 砂かけだッ!!!」 「す、すなかけ?」
聞いたことのない技にクウは目を見開き、何かを思い出したかのようにポケモン図鑑を取り出し、技のチェックをした。 それはクウは気付かなかったがもともとイーブイが覚えている技であった。 すなかけ、相手の顔面などに砂を掛け、目を惑わし、技の命中率を下げるという、とても便利な技。 ヒナタはこれをシャインに利用させて、ライトが攻撃をしてこないようにしたのだ。 「……そういう戦法を取ったのね……ヒナタも、少しは成長したじゃない!」 「そういうお前は大丈夫か? お前のイーブイが俺のシャインに倒されちゃうぜ?」 『ブイ、ブイ!』
クウは焦りの感情を表に出さなかった。 だが、ヒナタはまるで余裕の顔。シャインも「どうだ」とでもいうように胸を張っている。 ライトは先ほどのシャインのすなかけによって目がやられて、周りを見ることができず、半目状態だった。これでは相手の攻撃をかわすことができない。 しかし、ヒナタは続いてシャインに体当たりを指示し、シャインはライトに突っ込んでいく。 クウは駄目もとで「かわして!」というが、そんなことはできずに攻撃はライトに命中する。流石のライトも、今の攻撃で一瞬だが足がよろけてしまった。 その一瞬たりとも、ヒナタとシャインはライトを見逃さなかった。そして、ヒナタはとどめの攻撃指示を出そうとした。 一方のクウは悩んでいた。目で見えなければ、攻撃がコントロール出来ずに自滅してしまう。目で見えなければ、相手の攻撃をうまく避けられない。それに、こちらがうまく避けられないのを利用して、ヒナタは上手く技を利用して攻撃をしてくるのかもしれない。 そう考えていると、クウは小さく歯ぎしりをして悔しそうにした。 なんとしてでも勝ちたい、その気持ちが心の心境をどんどんと上乗せしていき、複雑な気持ちになる。 ……これが、ポケモンバトルの心境なのだろうか、と。
(目が見えなければ何もできない。どうすれば……!) 「……シャイン、ライトの後ろに回れ!」 (う、後ろに……? ヒナタは何か戦法が浮かんだのかな? 一体何をして――)
“後ろに回れ”この言葉を考えていると、「そうだ!」とクウは何かが頭をよぎった。 ヒナタは今は余裕の顔だ。シャインも、もうじき倒せるだろうと余裕があった。 しかし、クウにもまだ余裕が残っていたことには知らに。
「ライト、音を聞いて! 音で相手の行動を感じ取って! ……耳で!!」 『っ、ブイ!』 「……何を言い出すかと思えば、そんな大したことじゃなかったんだな! シャイン、とどめの電光石火だ!」
ライトはクウの指示をすぐに理解し、深く目を閉ざして精神を耳に集中させた。 ライトの耳には、シャインの動きがすべて読みとれていた。すばやくても、まるでスローモーションのようにシャインの動き……風の動きが耳に残っていた。 そして、攻撃の瞬間を読み取り、上空に向かってジャンプをした。ライトは目を完全に見開いた。すなかけの効果が切れたのだ。 ヒナタは「しまった!」と思わず口に出すと、「反撃開始!」とクウは叫び、ライトは綺麗に地に着地すると、再び戦闘態勢に入った。
「突進!!」
そう指示をすると、ライトは勢いよくシャインに突っ込んでいく。 シャインはバランスを崩している所を狙って更に体当たりで攻撃する。そして、とどめには再びとっしん攻撃をした。 ……シャインは、倒れ込んだ。 しかし、突進には、相手に大きなダメージを与える代償として、自分にも反動のダメージがくる。 ……ライトも、疲れ果ててそこに倒れ込んだのだ。
「シャイン!」 「ライト……!」
クウとヒナタは、倒れ込んだライトとシャインに駆け寄って、抱きかかえた。 そこへ、これまでのバトルを見ていたアリスもロコンを抱えて駆け寄ってくる。 そのアリスの目は、これほどとは思えない程キラキラしていた。どうやらバトルに感動をしたらしいのだが。
「二人とも、すごいバトルだったよ! 思わず見とれちゃった!」 「あ、ありがとう。……すぐに、ポケモンセンターに連れていかないと」 「そうだな」
クウは左手で自分の頭の後ろを掻きながら照れていた。「馬鹿じゃねーの」とのヒナタの言葉に再びキレたのは言うまでもなかった。 そして3人は、再びネイチャタウンのポケモンセンターへと足を運んだ。その道の途中、「良いバトルだったよ」と2人がお互いに向かって小さく呟いていた。
「もしもし?」 ≪んー? なんかあったの?≫ 「……いや、いつ挑戦者が来てもいいように準備はしておきなさいよ?」 ≪え、挑戦者来るの!? 何人何人!?≫ 「んー、見た感じは2人だけど、もしかしたら3人になるかもねー……」 ≪本当!? やったぁ! よし、準備しておかなきゃ!!≫ 「……ジムリーダーならいつ挑戦者が来ても大丈夫なように準備をしておくものでしょ? ……まぁ、いいわ。それじゃあね、ルイス=v
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空に輝く奇跡 イメージソング ( No.16 ) |
- 日時: 2010/11/23 15:52
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2 ID:ypUwJivM
- ほりう
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捕獲 ( No.17 ) |
- 日時: 2010/10/27 22:42
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- 参照: http://noberu.dee.cc/noberu/gazoutoukou/src/file327.jpg
- 「新しいポケモンを捕まえてみない?」
ヒナタと別れ、再びアリスとの二人旅となったクウ達は、次の街のプラントシティにあるポケモンジムにて、ジムリーダーに勝ちバッジを手に入れるため、特訓をしようとしていた。 それはクウにとってもアリスにとっても、初めての旅で、初めてのジム戦には気合いが入らざるをえなかった。 ……しかし今の2人の手持ちは1匹だけだ。ジムリーダーはポケモンリーグ出場に欠かせないジムバッジを強いトレーナーに託すという、大事な役職だ。相当な実力があって間違いはないと判断はしていた。 そのジムリーダーに対して、ポケモン1匹はかなり無理があるだろう。それに初めてのジム戦は、なかなか慣れにくいものだと思った。 そこで、クウが提案したのが、「新しいポケモンを捕まえる」ということだった。 2人はネイチャタウンとプラントシティを結ぶ途中の道で、新しいポケモンを捕まえようということにしたのだ。
「よぉーし、ロコン、火の粉だよ!」 『コンッ!!』
アリスは、見つけた野生のピカチュウをゲットするために、攻撃をしていた。ポケモンを捕まえるためには、弱らせなければいけないのだということは、旅を出た3人とも知っていたのだから。 そしてロコンの火の粉を、野生のピカチュウは素早くかわす。そのピカチュウは、かなり素早いピカチュウであった。アリスは動揺するが、すぐに気を取り直した。 今度はピカチュウが攻撃態勢に入る。そして、頬の電気袋から、電気が音を立ててでてきている。アリスはすぐに技を図鑑でチェックした。電気ショックという技だ。
『ヂュー!!!』 「わわ、ろっ、ロコン、避けてー!!」 (いや、無茶にも程があるよ……)
心の中でクウがそう思っている間、ロコンには電気ショックが当たっていた。アリスはかなり慌てるが、そこまでロコンがダメージを受けていないことに気付くと、ほっ、とした。初ゲットのだから、アリスは緊張を通り越して動揺になってしまっているらしい。
『ピー!』 「よし、ロコン、ピカチュウの周りを火の粉で囲んで!」 『……ピ?』
何それ? とでも言いたげなピカチュウの表情。ロコンはアリスの指示通り、ピカチュウの周りを火で囲った。 ロコンの弱点とする防御の敵、物理技は少なくとも出せなくなり、更に電気ショックをうまくコントロールできないと、ロコンには技が当たらない。アリスはここまで考えたがどうかは分からないが。 燃え上る炎の中にピカチュウは取り残され、炎の中の火の粉がかすかにピカチュウに当たり、ダメージを与えている。これは、ゲットのチャンス以外の何物でもないと考え、すぐに背中に背負っているリュックを降ろした。 そして、すぐにボールを取り……出そうとするが、リュックの中の奥にしまいこんでしまったらしく、出すのにかなり時間がかかってしまった。逆に見ているクウがはらはらしていた。
「よ、よーし、な、投げるよーっ!!」 「あっ、アリス、ちょっと待」
アリスはきっちりとピカチュウに向かって宣言する。一方のピカチュウは炎の渦のような攻撃に惑わされているというのに、クウの言葉も聞かずに。 だがアリスはまだきちんとしたボールの投げ方を知らないのか、勢いよく、思い切りピカチュウに向けてボールを投げ、大きな音を立てて跳ねかえる。ちゃんとボールは開いたが、クウは思わず「!?」という顔になった。 そして、あとはボールに収まるのみ。ボールがカタカタと揺れていると、アリスは息を飲み込んだ。 ……そのボールは、やがて揺れるのをやめた。だが、ピカチュウはボールから出ては来ていない。……捕獲完了、ということだ。
「や……ったぁ……!?」
アリスはすぐに捕獲したボールに駆け寄り、手に取る。そして、開閉スイッチを押して、先ほど捕獲したピカチュウを繰り出した。 そのピカチュウは、とても元気がある。見た感じだと、オスのピカチュウだと思われる。クウは、アリスの初めての捕獲に、感動をしていた。
「すっ、すごいじゃない、アリス!!!」 「ありがとうっ、クウちゃん!」 「すごいすごい! よーし、私も負けないで、ポケモンをゲットするぞー!!!」
クウは空に向けて両腕をあげる。アリスのピカチュウは、アリスにすぐに懐いていて、とてもほほえましい様子であった。……どこからか狐の殺気が沸いてくるのだが。 そしてクウはひたすらとライトと共に草むらに入り込んだ。とにかくポケモンを探しに探したが、ほとんどが逃げられてしまったりとなり、なかなか捕獲ができなかった。 気がつけば夕方になっており、クウ達もかなり疲れ果てて、木の下に座りこんだ。一方アリスはクウの様子をずっと見ていたものだから、それがどれほどであったかがよく伝わってきている。流石は幼馴染だ。
「うぐぐ……見つからないよ……」 「クウちゃんクウちゃん、そこまで慌てなくてもね、まだ次の街についてないし、明日朝一に起きて探しても大丈夫だよ?」
何事もゆっくりだよ! と、基本マイペースなアリスがいうが、クウは更に気を落として、逆にアリスが慌てる。 もちろん、アリスのせいでもないし、誰のせいでもない。でてこないポケモンが悪いとかそういう問題ですらない。だが、あまりにも疲れて、アリスの声すら聞き取れないほどの状態だ。 本当は諦めたくない……ところだったが、今なら寝れるし朝一で起きれそうだなー、とクウも考えていた頃、アリスが少し遠く離れた場所で木の実を探してくると言って、どこかに去った。 ライトを膝の上に乗せ、木の下でぼーっと空を見つめていると、そのまま1人と1匹は夕方にも関わらず、本当に寝てしまったのだ。
「……ん、あれ……?」
クウは目を見開いて、右手で目をこすった。同時に、ライトも起きた。辺りを見渡すと、既にもう夜で、真っ暗。上を見ると、夜空の星が煌びやかに輝いていた。 ポケギアで、時間を確認すると、クウは驚いた。時刻は午前0時を回っていたのだ。あまりにも早く寝すぎたせいか、真夜中に起きてしまったのだ。
「やっちゃったなぁ……」
隣には、アリスとロコンとピカチュウが川の字になって寝ていた。そのアリスの表情は、良い夢を見ているのか、ものすごい笑顔だった。 そして、よく近くを見ると、カゴが置いてあり、にハンカチがかぶさっている。それを取ると、たくさんの木の実が入っていた。アリスが取ってきてくれた木の実だ。 クウは「ありがとう」と小さくつぶやくと、その木の実を手に取り、口に含もう――――と、したその瞬間だった。
「……え、えっ!?」 『ブイ!?』
クウは突然のことに驚く。何があったかというと、突然手にしていた木の実が宙に浮いたのだ。 浮いた、というか、木の実の周りに何か念を取り巻くようなものが見えた。正しく言えば、木の実を“操られている”ようだった。 すぐにクウは辺りを見渡す。手に持っていた木の実、“モモンのみ”の移動する場所を目で追うと、犯人が分かった。……いや、人ではなく、“ポケモン”であったのだが。
「こ、このポケモンは……?」
体が白くて、頭の部分は黄緑色、そして頭に赤色の角のようなものがあるポケモン。クウは図鑑を取り出して、確認した。 名前は、ラルトス。気持ちポケモンというらしく、頭にある赤い角は、人の気持ちを感じ取ることができるという、非常に優れたポケモンである。 そのラルトスが、念を使ってクウの手からモモンのみを取ったのだ。その念を使う限り、エスパータイプということはすぐに分かった。
「あー、えーっと、ラルトスっていうのかな? その木の実、返してほしいんだけど……」 『ラルゥ?』
何のこと、とでもいうかのようにラルトスは笑いながらクウに言う。クウの怒りバラ―メーターが少し上がった。 するとラルトスは、今度は先ほど木の実を取ったカゴの中の木の実を、念力でたくさん取り上げてしまった。アリス達は寝ていて気付いていない。クウの怒りが更に上がった。
「ねーねーラルトスちゃーん、その木の実とって何に使うのかなぁ?」 『ラル、ラル!』
ラルトスは勝ち誇ったかのようにクウに笑みを見せた。そして、クウの怒りバラメーターが限界を越えたかと思うと、とたんに小さな笑い声を出した。
「っふふふふふふ……よーし、分かった、分かったぞぉ。ラルトスちゃんはそこまでライトに倒されたいということがねぇー! ライト、突進!」 『ブイ!!』
木の実を盗られた腹いせに、クウはライトに指示を出す。そう、クウは、このいたずらラルトスの捕獲を確定させた。 ライトの突進はラルトスに命中し、ラルトスはダメージを受ける。そしてすぐにクウはモンスターボールを出して、ラルトスに向かって投げた。
(入れ……!!!)
ポケモンの捕獲に、クウは心の底から念を入れていた。ごくりと音をして息を飲み込む。アリスと同じような状況だ。 そして、結果は――――。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あとがき
参照は挿絵です。すごい見えづらいですが;; 場面は一応、アリスがピカチュウの捕獲の際に投げたボールのあれです。 アリスの(ボールの) スカイアッパー!▼ そして適当な駄絵で申し訳ありませぬ……orz
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Re: 空に輝く日々 ( No.18 ) |
- 日時: 2010/10/27 23:26
- 名前: 桜庭
- 参照: やっぱりこうゆう関係が好きだなー…
- へっへっh(ry
挿絵ごちそうさまです((
あずは小説家まじに目指してほしいと思う(`・ω・´)きりっ
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Re: 空に輝く日々 ( No.19 ) |
- 日時: 2010/10/28 16:57
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- >>おーちゃん
ふhっふっふhh(ry ごちそうさま……!? じゃあ貴方のを主食に頂きますお!!!(黙
そうかなぁ*´ω`)ほわん いやいやいや、私の駄文なんかで作家とかになれないよ´ー`) おーちゃんやミニ達の方が断然上手いし目指してほしいよb
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Re: 空に輝く日々 ( No.20 ) |
- 日時: 2010/10/28 20:29
- 名前: 天月
- 挿絵かわいすぎて萌えたz(((
ごちそうさまでしt(ry
ピカチュウは犠牲に、ラストスちゃんは自業自得ですn(おいこら 悠「ラストス(及び進化系)かわいくてかっこいいよな!」 空「落ち着きんしゃーい」
あずの文章って、なんかリアルに売り出されてる小説みたいで大好きだ!! おーちゃんと同じく、小説家目指して欲しいぬ>人<)
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Re: 空に輝く日々 ( No.21 ) |
- 日時: 2010/10/28 20:48
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- 参照: サトシのマメパトが♀だったなんてぇぇぇぇ...orz
- >>天月
可愛くないおっおっおー^ω^) なん……だt(ry
炎狐『ピカチュウざまぁwwwww』 電気鼠『ちね!!!』←
いやいや、リアルに売りだされている小説は神だからwww 私はそんな文才ないしb 天月にも目指してほしいなぁ(黙
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Re: 空に輝く日々 ( No.22 ) |
- 日時: 2010/10/28 21:52
- 名前: 天月
- 参照: あ、わかりまs(((((((
- 可愛いのよー!(
うふふふh(ry
希『(・ω・;)』← 光『ちね、だって!かわ『誤解されちゃうから、その先は言わないでよ?』…むー』
っつーことで、あなたも神です。 目指したいけど…絶対なれやしないぜb
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Re: 空に輝く日々 ( No.23 ) |
- 日時: 2010/10/28 22:58
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- >>天月
天月も、是非、挿絵の投稿を(殴 へっへっh(ry
月光『ようはあれだよ、ピカチュウも♂で、アリスにすぐ懐いたから、大好きなアリスを盗られるって――――』 電気鼠『僕そんなつもりないんだけど……』 日光『ん、意外。僕口調で、なんか見た感じ、幼いんだな』 炎狐『ますます気に食わん!』← 明(わけわかん(ねぇ/ない)……)
いや、貴方がネ申だ!!!((((( 目指せ! 夢は諦めたらそこでおわりなんだよ!!(何を言う
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Re: 空に輝く日々 ( No.24 ) |
- 日時: 2010/10/29 21:57
- 名前: 天月
- したいけどむりぽ\(^p^)/(駄絵だから
wwwwwwwww(
月『あーなるほど。嫉妬ってやつ?』 光『よく、レッドがしてる、あれかー …にしても僕口調なのかー…』 希『とりあえず、ロコンさんはアリスさんにとって一番でありたいと?』 霧『それができたら苦労しねぇ』←
いいえ、あなたが神ですわ(( よし、一緒にめざそうぜ!!((
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Re: 空に輝く日々 ( No.25 ) |
- 日時: 2010/10/29 22:15
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- 参照: オリキャラをNの妹様設定として作るのも悪くない気がしてきたんだ……!
- >>天月
そんなこったぁないぜ! 駄絵って、誰が言ったの? 今なら私ソイツをふるもっこn(ry
月光『あ、ジャラシーってやつっしょ?』 日光『ジェラシーな。にしても、流石はアリスとずっといる仲だな』 炎狐『ホープさん! 流石は同じ種族、話が分かってます!!!!』 明(いや、誰でもわかる(だろ/でしょ)……)←マジレス^q^q^q^
いーや、貴方がネ申なんだッ!!!! よし、じゃあまずは私と天月が対面する必要g(ry
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Re: 空に輝く日々 ( No.26 ) |
- 日時: 2010/10/29 22:39
- 名前: 天月
- 参照: おおおおおおおおおお!!!←
- そんなことあるぜ!!
え、あ、私です(((
月『ジャラシー…』 光『ジュエリー?』月『意味違う』 希『え、あ、そうですか…?』 霧『まんざらでもない。って顔してるよな』←
じゃぁ私は神官であなたが神だッ!!! よし、じゃぁ対面しようk(ry
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Re: 空に輝く日々 ( No.27 ) |
- 日時: 2010/10/30 12:14
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- とりあえず投稿してみるんだ! 話はそれかr(ry
よし、もっこもこうにしてやんよ!!!←
月光『あはは……』 日光『お前って、すっげー主人に似てるよな』 月光『そういうシャインだってそうじゃないかなあ? まぁ私達は犬猿の仲じゃないけど』 日光『うん。』← 電気鼠『じゃー、ロコンくんは、おなーじしゅぞくのホープさんにあこがれてるの?』 炎狐『そうそうそう! はなしがはや...あ、れ?』←
いや、私が神様の服で貴方がネ申(本体)だ!!!((((( とりあえずまずお互いのじゅーしょw(らめぇ
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謎、事情、幻聴 ( No.28 ) |
- 日時: 2010/10/31 22:13
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- 「なっ……!?」
クウが投げたモンスターボールに、ラルトスは入った。入ったのだが、捕獲には至らず、ボールが開いてラルトスが出てしまったのだ。 あれほどダメージを与えたつもりだった。ラルトスが逃げようとして、油断している隙に捕獲する、その作戦では明らかに捕獲のチャンスで、有利なはずだった。 そして、そのボールから出てきたラルトスは木の実を無視して、その場を逃げてしまった。クウとライトは追いかけようとしたが、あまりの暗さにすぐ見失ってしまった。
「うーん……まぁ木の実を盗っていかなかっただけまだいいけど……なんだか、あのラルトスが欲しくなっちゃった」 『ブイ?』
ライトはどうして? という顔でクウに首を傾げた。クウは少しんーと考えた。 初めてのクウの捕獲が、あのラルトスで失敗した。捕獲に失敗するほどなら、まだ体力は残っていたと考えられる。すると、結構の実力がある野生ポケモンと考えた。 それならば、あのラルトスを捕獲リベンジとして捕まえたい。あの野生のラルトスを、手持ちに入れてみたい……と、考えた。
「そうと決まれば、早速明日、あのラルトスを探してみよう!!」 『ブイッ!』
ラルトスなんて、何処にでもいる。しかし、あのラルトスには特徴があった。気持ちを感じ取ることができる赤い角、あの先端が少し欠けていたことをクウは見逃さなかった。 それに、あのラルトスはあまり移動するとは思えない。だから、明日こそ捕獲をしてやる、そう決めたクウは、先ほどの木の下に寝っ転がってゆっくりと眠りについた。
次の日、朝起きると午前8時を過ぎていた。眠い目を擦っていると、真夜中のラルトスのことを思い出した。隣のアリスはまだ寝ていて、起こさないようにこっそりとその場から離れた。 木の実を探しているのなら、きっと木の実が多い場所に取りに行っているかもしれない。正直甘い考えをしていたクウだが、なんと的中していて驚いた。 少し離れた場所に木の実がいっぱいなっている“ネイントの木の実畑”を発見した。名前の由来は、ネイチャタウンとプラントシティの真ん中に存在する場所であるから、二つの街の名前を取ったと言われている。 そのネイントの木の実畑に、昨日のラルトスがいた。間違いなく、赤い角の先端は欠けていた。クウ達はこっそりと近くの草むらに隠れて、行動を見張ることにした。 ラルトスは、マジカルリーフという技を使って木の実を取っていた。そこでクウは疑問に思った。 なぜ、最初からネイントの木の実畑から回収をせずに、私たちの木の実を盗ろうとしたのか――――
「……あ、移動したよ! 追いかけよう!」
クウは小声でライトに言うと、ライトも小さく頷くと、なんとかばれない様に木の陰に隠れながらラルトスについていった。 しばらくついていくと、人気がほとんどなく、花ひとつない場所についた。クウ達はラルトスにバレないようについて行っていたが、ピタリとラルトスは止まると、振り向かずにクウ達に向かってマジカルリーフを飛ばしてきた。 慌ててクウ達は避けるが、ラルトスについて行ってたことがバレてしまった。しまった、とクウは思ったが、ラルトスはそのまま、その奥の小さな洞窟に進んでいった。 クウとライトは顔を見合うと、まだ懲りずに、ラルトスが入った洞窟に向かった。
(暗い……)
水が滴っている洞窟の壁を手で触りつつ、足元に気をつけながら慎重に洞窟を進んでいく。ちょっと進むと、すぐに光が見えたので、そこに向かった。 すると、その先には、たくさんのポケモン達がいた。が、普通の状態のポケモンではなく……全身が傷ついたり、いかにも病気っぽそうなポケモンがたくさんいた。その中に、あのラルトスもいた。 ラルトスは、先ほど取った木の実をポケモン達に与えていた。しかし、そのラルトスでさえ少し体力が弱っていたこと。
(……分かった、ラルトスがどうして私たちの木の実を奪おうとしたのかを)
クウ曰く、ラルトスはここにいるたくさんのポケモン達に木の実を与えようと、木の実を探していた。しかし、自分もそれほどという体力はなく、昨日の晩はマジカルリーフすら出す気力がないほど弱っていた。 そこで、ラルトスは匂いか何かでクウ達の木の実を発見し、手っ取り早い方法で念力を使って木の実を奪おうとしたが、自分達にばれてしまい、攻撃され、捕獲されそうになった。 しかし、まだ自分はポケモン達を元気にするということを果たしていない、その気持ちが強くなり、捕獲されずに、その場を去った。だが、念力で木の実を奪うほどの余裕がなく、結局収穫はゼロで、ますます時間を無駄にしたということになる。 そして今日、一晩寝て少しだけ技が出せそうになったラルトスは、木の実を探している所を、ネイントの木の実畑を見つけた。 1秒でも早く仲間の所に木の実を持っていこうとしたが、再び自分達に追いかけられていることを知り、後ろを向かずマジカルリーフを放った。 ……と、いうことになるだろう。
『っラル!』 「っと」
再びラルトスがマジカルリーフを放ってくる。しかし体力がほとんど残っていないせいか、とてもスピードは遅く、すぐに避けきれた。
「……木の実が、欲しかったんだよね?」 『!!』 「私達は悪者じゃない。……あの時は貴方の事情も知らずに捕まえようとしてごめんなさい。でも、何か手伝えることがあったら……!!」 『ラルゥ!』
ラルトスはまだクウ達を信用してないせいか、まだマジカルリーフを放ってくる。そしてそのラルトスの威圧感は異常であった。 ここまで言っても、このラルトスは信用をしてくれない。それほど、クウ達に警戒心があるのだ。ここまでか、というほどクウは困ったことになるが、クウの前に、ライトが立った。
『ブイ、ブブイ!』
ライトは、ラルトスに何かを訴えている。クウはポケモン達の声は聞こえないが、なんとなく、会話内容は分かっていた。 クウの代わりにライトがラルトスを説得している。信用してもらうためには相手に分かってもらう必要がある。ラルトスに届かないクウの声を、ライトが変わりに必死に訴えていた。 しかしラルトスは、まだ信じられない、と、首を横に振った。するとライトは険しい顔でラルトスに睨みつけた。
『……お願い! クウは貴方達を助けようとしているのよ!』 「っつ………………え?」
――――幻聴。ポケモン達の幻聴が、ほんの一瞬だけクウの耳に届いた。 その一瞬の後、何事もなかったかのようにライトは『ブイブイ』鳴いている。しかし、本当に一瞬だけ、ライトが“普通の人間の言葉を放った”ように感じた。 否、正しく言えば、“そう聞こえた”だけかもしれない。が、自分にポケモンの言葉が分かる筈がない……。
『ブイ!』 「…………あ、うん、何?」
ライトはクウの足を何度も手で叩いた。ぼーっとしていたのか、とクウは我に返ると、ライトはラルトスの方に向かって手を出した。
『ラルゥ』
ラルトスは、ライトのお陰もあってか、クウを信用していた。先ほどの威圧感がまるで何処に行ってしまったかのように。 少しずつラルトスはクウに近づくと、ゆっくりと頭を下げた。どうやら、声のトーンの低さから、先ほどまで信用せずに攻撃ばかりしていたことを謝罪しているように感じた。
「いいよいいよー、気にしなくて!」
基本フレンドリーなクウは、それくらいのことはあまり気にしなかった。すると、ラルトスからは満面の笑みがこぼれた。 ……しかし、クウは辺りを見渡すと、元気じゃないポケモンがいることを見て、木の実が必要なことを思い出した。そして、洞窟からライトとラルトスを連れ出した。
「そっか。木の実だね。探しに行こう!」
おー! と腕をあげると、ライトとラルトスと共に、木の実を探しに洞窟を後にし、先ほどの木の実の木まで目指した。
「幹部、ネイントの木の実畑にてレーザーが反応しました」 ≪ネイントの木の実畑……ずいぶんマニアックな場所で反応したな。……まぁいい、そこを徹底的に調査しろ!≫ 「分かりました! ……あ、邪魔な人間が入り込んできたら?」 ≪排除しろ、慎重しな≫ 「了解!」
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Re: 空に輝く日々 ( No.29 ) |
- 日時: 2010/10/31 22:42
- 名前: 桜庭
ラルトスぅぅぅウウウウウry ラルラル言うらるとs
^p^じゅるり...ご馳走様としかいえない・・・! フレンドリーいいよフレンドリー ぜひ、俺ともフレンドn(ry
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Re: 空に輝く日々 ( No.30 ) |
- 日時: 2010/10/31 23:34
- 名前: あずらび◆4fprnT0Yg.2
- >>おーちゃん
らるとすうううおおおおおおお!((( ラルトスはラルラル言いすぎてラルってます(黙
じゅるり……? 御馳走様……!? friendly、フレンドリーはこの前英語で習ったばっかりなんだ^q^
空「是非! 是非是非! こんなあずらびがいつもお世話になってます!!!」 あ「うぉい!」 陽「こう見るとクウがまともに見えてくる……」←
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謎の組織とその男 ( No.31 ) |
- 日時: 2010/11/20 15:29
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:UCsCNYk6
- 参照: テラ厨二
- 「……困ったなぁ……」
クウ達は、今とても面倒なことになっていた。自分達を囲むように周りにいる7人の“敵”。 どうしてこういう状況なり、どうしてクウがこんなことを嘆いているか……少し前の記憶を遡ってみる。
「ん? なんだアレ?」
クウ達は弱っているポケモン達のために、ネイントの木の実畑に来ていた……のだが、何やら黒い服を着ている組織達がその周りの人間を入れないかのように、囲って、数人は何かの機会で穴を掘っている。 そこに人が何人か入ろうとするが、「駄目駄目」と断って、人々は仕方なく引き返していたり、という様子をバッチリ見ていた。 しかしクウは「仕方ない、諦めよう」なんて言葉で終わらせる性格ではない。何しろ今彼女の足元にいるラルトスの仲間は死にかけているのだ。それを見捨てるわけにはいかなかった。 そしてずかずかと木の実畑に近づいて行く。予想通り、その謎の人物に腕を掴まれた。
「君、この先は今ちょーっと入れないんだよ。悪いけど別の道を通ってくれないかな?」 「お断りします!」
クウは思い切りその人物の手を振りほどいた。そしてクウ達は木の実の生えている木に登って木の実を取ろう……としたが、その黒い服を着た謎の人物達はクウ達を囲んだ。 はぁ、とクウはため息をついた。自分の周りには7人敵がいて、謎の人物達も1匹ずつポケモンを出して、合計7匹ポケモンがいる。それに対してこちらのポケモンは2匹。だが、ラルトスはあまりHPもなく、負担はかけられない。そう考えると、ライト1匹で相手のポケモンに立ち向かうということになるのだ。 相手のポケモンは全匹同じ、青い体に羽がついていて、その羽の内側は紫。図鑑で調べようと思ったが、状況を見る限りその時間はない。クウはラルトスを守るため、自分の腕に抱きかかえた。
「ズバット! 吸血だ!」 「上にジャンプして! 電光石火!!!」
ズバット、という名前だけわかって、タイプは分からない。飛んでいるから飛行だと思うが、もうひとつタイプがある、とクウは匂っている。その間に、別のズバットからライトは攻撃されている。 クウにとって初めての複数戦。それだけじゃない、こちらのポケモンは1匹で、ライトはあっという間に7匹のズバットに倒されてしまった。 ……そして、今に至る。ライトをボールに戻し、ラルトスを腕に抱えて、どうすることもできない状況。クウの首からは、異様な冷や汗が流れていた。
「どーしたんだ? 勝手にここに入ってきて、圧倒的な差をつけて俺達に負けた。それに、もう戦えるポケモンもいないんだろ?」 「…………」 「一度だけチャンスをやる。今俺達に“勝手に入ってきてすみません”とでも言ったら許してやる」 「…………い、」
嫌だ。そう言いたいのだが、それを言おうとした瞬間だった。ラルトスがズバットに吸血をされ、更にHPが削られたのだ。
「おら、早く言わなけりゃ、お前のそのポケモンを」 「電気ショックゥウウゥウ!!!!」
それは謎の人物が言いかけている瞬間だった。遠くから強烈な電気ショックがズバットに命中し、一撃で倒れた。謎の人物は動揺する。 その技を指示したその声はクウにとって聞きなれている声。そしてその人物はクウの元に来ると、クウの険しい表情が、一気に和らげて言った。
「アリス!!!」 「遠くからクウちゃんが見えて……遅くなってごめんねっ」 「なんだなんだ、お仲間ちゃんか?」
アリスは最近捕獲したピカチュウを連れていた。そのピカチュウはとても攻撃する気満々で、頬の電気袋には電気がバチバチと出ていた。 謎の人物に向けてクウとアリスは睨みつける。しかしクウは何もできない。そこに、もう残りHP少ないはずのラルトスがクウの前に出てきて、こちらをじっと見てきた。「戦う」と目で伝えている。
「クウちゃん! 戦うなら今だよ。相手のポケモンは毒と飛行。エスパー技を出せばすぐに倒せるよ!」 「……あんた、大丈夫なの?」
ラルトスは少し汗を流しながらこくんと頷いた。相手は6匹いる。アリスには4匹任せて、クウは2匹のズバットを狙った。
「電気ショック!」 「いっけぇ! 念力!!!」
2匹の強力な攻撃技により、周りのズバット達は次々と倒され、戦闘不能にさせた。すると、ラルトスは力を使い果たし、その場に倒れ込んでしまった。 クウはすぐにラルトスの所に行くと、優しく抱きかかえ、そして謎の人物達に向かって技と鼻で笑った。
「どう? 私たちの力はこんなもんだけど!」 「…………!」 「何をしている、お前達」
謎の人物達が息を詰まられていると、上空から低い声が聞こえた。何かのポケモンに捕まっていて、地に下りてくると同時にポケモンをモンスターボールにしまった。
「カゲ様!!」 「もうここは放置しろ。あのセンサーはボスが時間稼ぎに用意したものらしい。例のものはウタ達が用意したと連絡があった」 (カゲ? センサー? ボス? 例のもの? ウタ?)
見知らぬその男は、謎の人物達のリーダー格のような匂いを感じた。しかし、その男の言っていることはクウにとってもアリスにとってもちんぷんかんぷんだった。 カゲ、という名の男はその人物達をまとめているあたり、何かの組織の幹部だと感じた。 その男をじっと見続けてると、男は振り返り、目があった。……あの謎の人物達よりはるかに幼い。……大体、クウと同じくらいの年代に見えた。
「……お前、ナイト団に立ち向かった女か?」 「ないと……?」 「…………ふん。」
いくぞ、そう言って男はその人物達を囲うように闇のマントを多い、次の瞬間、まるでマジックのように闇に消えていった。 まったく思考回路も回っていないクウは少し混乱気味だった。きっとあの組織は“ナイト団”という名前で活動しているのだろう。それにしても、不思議であった。
「なんでここに居たんだろうねぇ……?」
クウはそう呟くと、抱きかかえたラルトスを見てはっとし、先ほどまでの目的を果たすためにアリスと一緒に木の実を集めていった。
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感想だぜ! ( No.32 ) |
- 日時: 2010/11/20 22:35
- 名前: 天月 ID:vY/cAqDc
- 早速敵…だと…(((
クウちゃんやっぱりかっこいい…違う、かわいいなぁ← そして大人気ない大人たち←←
優「まぁ、そーいう奴らは、そーいうのばっかりだから(満面の笑み」 赤(わーお。怖い怖い) 空「にしても、アリスナイスだな!」 悠「何。だじゃれ?」「違うよ!!! 逆になんでそうなるかわからん!」 優(っていうか、文字数と「ス」しか合ってない…) 赤(うん。あえてつっこむな)
カゲとウタちゃんか…!登場がまちどおしいでs(ry ナイト…!夜ですn(だまらっしゃい
次回がwktkです(*^ω^*)
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返信:天月 ( No.33 ) |
- 日時: 2010/11/21 09:32
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:EnvV7ZNc
- 参照: テラ厨二
- 早速敵なんですよ´・ω・)しかも厨二(ry
カッコイイか……可愛いか……? 大人げない同意!←やっぱり悪の組織h(ry
空「流石ユウナ! 話が分かってるよ!!」 陽(お前ら親友になれんじゃねーの。色々な意味d「なんか言った?」イイエ) ア「くっ……クウ君、面白い…………!!!!」← 陽空(ウケてる……だと!?)
うへへ^q^q^q 分かると思うけどウタは女ね(いや、「ちゃん」つけてるよ ないと! しか浮かばなかったなんて(ry
あまりwktkしないほうがいいよ!←
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新たな仲間、街 ( No.34 ) |
- 日時: 2010/11/21 11:06
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:EnvV7ZNc
- クウ達はたくさんの木の実とラルトスを抱えて、ラルトスの仲間がいる洞窟に戻って行った。やっぱりポケモン達は弱っていて、息を切らしているものもいた。
アリスはポケモン達にたくさんの木の実を分け与えている間に、クウは弱っていたライトとラルトスに木の実を分け与えていると、2匹とも目が覚めた。
「気がついたー? もう大丈夫だよー、ポケモン達も元気になってるし!」 『あ……りがとう、』
んー? と、クウは頭と耳を触る。また、幻聴が聞こえた。またラルトスに話しかけると、普通に鳴き声を発しているだけ。でも、さっきのは何かが違った。 ライトの時もそうだった。その時だけ、口が普通の言葉を発しているみたいで、はっきりと喋っているのがわかった。……しかし、また戻る、ということは、やっぱり幻聴かもしれない。
『ラルゥ?』 「あ、うん、なんでもないよー、大丈夫!」 「クウちゃん、みんなに木の実与えて、みんな元気になったよ!!」
大丈夫、そう自分に言い聞かせている間に、アリスはポケモン達に木の実を与えさせていた。クウ達のここでの目的は果たした。ラルトスと、その仲間達はみんな元気になった。クウ達はラルトス達にバイバイをして、旅を再開した。 その頃、クウはラルトスをゲットすることをすっかりと忘れていた。一方ラルトスは、じっとクウを目で追い、そして気がつけば自分の足でクウを追いかけていた。クウは突然ラルトスがきたものだから、驚いていた。
「どうしたの? 何か……伝えたいことがあるの?」 『ラル! ラルル!!』 「……??」
幻聴は聞こえない。でも、ラルトスは何か重要なことなのか、必死でクウに伝えようとしている。するとアリスはクスリ、と笑った。
「一緒に行きたいんじゃ、ないかな」 「一緒に? つまり、私と旅したいってことなの?」
アリスにはラルトスの言いたいことがわかったらしく、ラルトスは必至に頷いている。そこでクウはラルトスをゲットしようとしていたのを思い出した。しかし、ラルトスには仲間達がいる。 ラルトスは仲間達に手を指してみると、仲間達もうんうんと頷いている。ラルトスに、「行っても良いよ」と言っているのだろう。 アリスが思うに、何度もラルトスを守ったり、自分の仲間達の命を救って元気にしてくれた。ラルトスはそんな優しいクウをトレーナーとして選びたいと考えていた、と考えた。
「いいの? あたしなんかで……」 『ラル!』
クウは、ひとつモンスターボールを出した。ラルトスに“ハート”という名前をつけ、モンスターボールに収めた。初めての捕獲だ。 ハートという名前に込められた意味。ふたつの意味があり、ひとつはラルトスは人間の感情をキャッチ出来る。感情、つまり気持ち、気持ちは心、ハート……ということだ。 もうひとつは、ラルトスの感情をキャッチする赤い角が、図鑑と少々違っているのに気がついた。その角の形が、見事にハートの形となっている。ある意味珍しい形なのかもしれない。 ラルトスを収めたボールを、クウは嬉しそうに笑いながら見つめていた。連れて歩いていたライトも新しい仲間ができてとても嬉しそうにしている。
「新しい仲間ができてよかったね、クウちゃん!」 「ありがとうアリス。それに貴方が来てなかったら私も色々困ったことになってたかもしれないし……」 「いいよいいよ。でも、起きたらクウちゃんがいないんだもん。心配したよー」
そういえば、とクウは朝のことを思い出す。今は丁度正午。朝から面倒なことに巻き込まれたんだなーと思いつつ、少し木の下で休憩をした。 ポケモン達を全員出し、顔合わせ。ハートも、そしてもう一度ピカチュウとも顔合わせをすると、ハートもピカチュウも友好的でみんな仲がいい。 ……が、ロコンはなぜかピカチュウだけを気に食わない様子だった。そしてクウとアリスはそれに気付かず。 クウはバッグから地図を取り出し、マップを確認する。大体今の場所はネイントの木の実畑。プラントシティは、この先を歩いて行くと大体10分でつく。走ればすぐにつくだろう。
「よし! 走るよアリス!!」 「えー!? たった今休憩したばかりだよー!?」 「でもっこの先にはジムがあるの! 早くジムリーダーに挑戦したいの! ね!!」 「うーん……」
クウはライトとハートをボールにしまい、バッグを肩にかけ、地図を持ったままプラントシティに向かって走った。アリスもロコンとピカチュウを慌ててボールにしまうと、リュックを背負って、クウを追いかけるように走って行った。
「おー走ってる走ってる……元気だねー」
一方、あの御方はというと、木の上に座ってクウとアリスの様子を楽しそうに見ていた。少しばかり前、“ルイス”という人物ににクウ達の様子を見てポケギアに連絡を入れたあの方だ。 透き通る声、すらっとした体、少し大人しげな感情。……でも、どこか幼い部分を持ち合わせていて。……あえて彼女の名前は出さないでおこう。 彼女は、ポケギアを出した。そして、ルイスに電話をかけた。あちらも、まるで待っていたかのように、一瞬にして連絡が繋がった。
「早いのね、ルイス」 ≪今ね、丁度貴方に連絡しようと思ったの。貴方が話していた男の子……ヒナタくんだっけ? さっきジム戦したんだけど、負けちゃって――……≫ 「へー、あの子なかなか強いのね。……そうそう、あの二人……クウとアリスはもうすぐプラントシティに着くころよ」 ≪あちゃー……今日はジム戦終わらせようと思ったんだけどなぁ……。ま、とりあえずポケモンセンターで回復させてから戦いに挑もうっと≫
彼女はふっと笑みをこぼすと、じゃあね、そう言ってポケギアを切った。 そして彼女は木から降りる。彼女のそばにいたポケモンも降りてきて彼女の肩に乗ってくる。
「いこうか、“カチュ”」
「じ、ジムリーダーが……い、いない!?」 「ええ、先ほど挑戦者が来てジム戦を終わらせたばかりで、今はポケモンセンターに……」 「ちょ……挑戦者?」
どうやらジムサポートの人によると、つい先ほどジムリーダーは挑戦者に戦いを挑まれて、今はポケモンセンターの回復に行っているということだ。今まで走ってきてきた疲れがどっと今になって出てきて、肩が重くなる。汗はたくさん出ていて、息も切らしていて、しかもさっきの休憩で何も食べてなく、お腹がとても空いている。
「あ、あの! 今挑戦を頼んだら、う、受けてくれますでしょうか……?」 「ええ。今は大体12時だから……3時辺りには受けてくれると思います」
サポートの人はニッコリ笑うと、クウとアリスは軽く頭を下げると、「ありがとうございます」と言ってジムから出て行った。やっと落ち着いてくれる……そう思ったアリスだったが、クウはまた走りだそうとしていた。行く場所はひとつ、ポケモンセンターだ。 ……が、クウはジムリーダーがどんな人か知らない。そんなことを知らず、ただポケモンセンターに走ろうとしていたのだ。
「ちょっ……クウちゃん! ジムリーダーが誰かわか……っ」
アリスがクウを止めようとしたときにはクウは既にポケモンセンターに向かって走って行ってしまった。姿はもう見えていない。 小さくアリスはため息をつくと、改めて自分がクウに振り回されていることを感じると、歩一度ジムに戻り、サポートの人にどんな人かを聞いた。まったく、面倒な“人間”だ。 でも、振り回されながらも、やっぱり大切な人なんだなぁ、とアリスは呟いて、その後、ゆっくりクウを追いかけて行った。
ものすごい勢いでクウはポケモンセンターに突入した。ざわざわしていたセンター内は一瞬静まったが、また少しずつざわめきが戻って行った。 クウは全力で走ってきて、息を切らして汗を流すほどとなっている、あまりのクウの慌てように驚いて、受付近くにいたジョーイさんがクウに話しかけた。
「どうかしましたか?」 「えっと……こ、ここに、この街のジムリーダーさんが来てるっ……て」 「ああ、ルイスさんのことですね、それなら先ほどポケモンを預かったあと、ポケモンセンターを出て行きましたが――そんなに遠くには行ってないと思いますよ」
クウはありがとうございますとお辞儀して、センターを出て行ていこうと自動ドアに近づくと、たまたま同じタイミングで人が入ってきた。その人は女性で、緑色の髪に、青い瞳。長いもみあげに後ろはショートカット、小さな花がついたピンで前髪をとめている。 綺麗な人だなー、とボーっとしていると、その女の人からくす、と笑われて、クウはずっと見続けていたことをはっと思いだす。そしてちょっと恥ずかしくなった。
「す、すみません……!」 「大丈夫だよ♪ ……あ、すみませーん」
女の人はその綺麗で透き通る声で一言だけ言うと、ポケモンセンターのジョーイさんのもとへ行った。クウはジムリーダー探しに再びポケモンセンターから出た。 今度はゆっくり探そう、と辺りをキョロキョロと見回していたが、あっ……と、クウは大事なことをすっかり忘れていた。
「ジムリーダー、どんな人だろ……?」
クウが今知ってるのは名前だけだ。容姿までちゃんと聞けばよかった、と、一度ジムに戻って聞いてみようとした。ただ、その手間はどうやら省けたらしい。 クウがたまたまジムに戻ろうとした途中、アリスが来た。アリスはクウを追いかけてポケモンセンターに向かう途中だった。その後、クウがアリスに少し説教されるのは言うまでもない。
「で、ルイスさんってどんな人なの?」
アリスの話を聞くと、ルイスは女性で、年齢は15歳。緑色の髪で瞳が青く、もみあげが長くて、後ろの髪は短い。前髪をお気に入りの花のピンでとめているらしい。 この街でそんな容姿をしている人はルイスくらいだから、すぐに分かるだろう、と。クウは先ほどポケモンセンターでぶつかった人のことを思い出した。
「あー……もしかしたら、あの人ルイスさんかも……いや、ルイスさんだ!!!」 「さ、さっき会ったの!?」 「うん! 綺麗な人だなーって見とれちゃってたんだけど……!」
だったら早く行かなきゃ! と、二人は全力疾走でポケモンセンターへ走って行った。一方“彼女”はまたそれを木の上から楽しそうに見ていたとか。
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ミニトーク ( No.35 ) |
- 日時: 2010/12/11 21:07
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:xPb.5KKg
- *最近更新が出来てないからとりあえずヒロイン3人にトークしてもらった+α
*ト書きです(ちなみに番外編ではありません) *ただ話してるだけのようで違うような気がする
↓ゆっくりしていってね!?↓
空羽「ども! 空羽でっす!」 陽向「お前……テンション高いな」 空「だってさ、作者この二週間まったく更新してないっていうかさ、全然小説書いてないよ」 アリス「うん、メモ帳に小説を書いてるんだけど、驚きの白さだったよ;」 陽「そりゃ駄目だな。なんとかならないのか?」 空「まー作者にも色々あtt……ないね」 陽「だろ?」 ア「じゃあ作者に伝えた方が……」 空「次元の壁を超えて? 無理無理」 陽「じゃあ、お前が代わりに言えばいいだろ?」 空「……そうだね、じゃあ宣言するよ」 陽「ん」 空「5 日 以 内 に 小 説 更 新 し ま す! ! !」 陽「ほー、ま、頑張れ」 ア「あうう...;」
+α
空「年末にはあんたに活躍してもらうからね」 陽「あ? なんの?」 空「年末に番外編やるから。タイトルは『絶対に笑ってはいけない宝来家24時!!』とね」 陽「ちょ、嫌な予感しかしないんだけど……俺だけなのか?」 空「いや、他のトコの男子達にも協力っていうか道連れになってもらおうかなって」 陽「なん・・・だと・・・?」 ア「天月さん、桜庭さん、ミニモネさん、羽蛇瑠さん、そしてその数々のオリキャラさん達には、作者あずらびによって大変ご迷惑をおかけいたします……」 陽「え、ちょ、なんだそrうわなにをするやm」 空「じゃんじゃん☆」
終われ\^q^/
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うふふっふふふ(きもい ( No.36 ) |
- 日時: 2010/12/12 20:14
- 名前: 天月 ID:LlntMbII
- 参照: シリアス!シリアス!(うっさい
- 5日間楽しみに正座してるぜ!(ぇ
優「色々…ないのね」 空「いや、でも天月もぼちぼち書いてるけど、途中で飽きて…」← 悠「うんうん…」
優「おー私の家ー!! 年末までちゃんと掃除しておかないとなー……ねぇ?」 赤「え゛……? 俺も、手伝え、と?」 優「Yes.」← 悠「道連れだって。兄貴頑張れ」 空「俺なの!? 俺だけなの!?;」
楽しみにしてるぜぇい!(
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>>天月 ( No.37 ) |
- 日時: 2010/12/12 21:10
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:pMCywn96
- 参照: シリアズ(キリッ(黙
- 正座らめええええええええええ
俺「ないのよ」 空「期待を裏切ってるね」 陽「それがあずらびだから。」
じゃ、じゃあ赤優の大掃除を是非番外編d(ry
空「うん、じゃあクウトを引きずりこんでも連れてくるようにお願いねー」 陽「何気にひでぇ……ってか俺はドウスルンダ」 空「もち」 陽「゜д゜」
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ジムリーダー“ルイス” ( No.38 ) |
- 日時: 2010/12/19 18:46
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:xN3u4/Uk
- 参照: まぁジム構造とかはアニメから引用しますた´・ω・)
- 「居た……!」
再びポケモンセンターに来たクウとアリス。その通り、ポケモンセンターの食堂にルイスが座って、昼食を取っていた。 視線を感じたのか、ルイスは二人が来ていたことにすぐに気がついた。そしてクウを見て、「あ、さっきの!」と目をパッチリ開けて驚いていた。 二人は挨拶をすると、ルイスはどうしたの、とでも言うような顔をしていた。そして二人は、ジム戦を申し込みたいとルイスに頼んだ。
「ふむふむ、ジム戦ねぇ」 「あの……駄目、だったりしますか? 私たち、いつでも待てますから!!!」 「っぷ……!」
クウはルイスにジム戦を必死に頼んでいるところ、ルイスはクウをじっと見るかと思うと突然笑い出した。そして、アリスまでもが笑い出した。 ポケモンセンター内の周りの人たちもチラチラとみてくる。何が起こっているかクウには分からず、動揺していた。
「い、今……クウちゃ……すごいお腹鳴っ……!」 「あはっ……だ、だいじょ……ぶ……?」
もはや二人はお腹を抱えて笑いを必死にこらえている様子。クウはあっ……と思うと、自分の腹に手をあてた。
「そんなに笑わないでください! アリスも!」 「ご、ごめんクウちゃ……ん」 「え……えーっと……ジム戦だっけ? 勿論無論受け付けるよ!!」
あまりの空腹に、クウのお腹はすごく鳴ったらしい。後から気付いたクウは少し恥ずかしくなっていた。 ようやく笑いが収まり、ルイスは満面の笑みで二人に言う。二人は「ありがとうございます」と頭を深く下げた。 ただし、とルイスが言うとポケモンセンター内の食堂を指差した。クウには何のことだかわからない。
「とりあえずご飯を食べなさい! 腹が減ってはバトルはできない、っていうでしょ?」 「あ……はは……すみません」
ジムリーダーにまで迷惑をかけたと思いこんで、クウは少し息がつまり、アリスは苦笑する。 それじゃ、とルイスはジムに戻って行った。二人は、とりあえず食べていない昼食を食堂で食べ、その後ジム戦を受けることにした。
1時間後、昼食を食べ終えた二人は、再びプラントシティジムを訪れると、まるでずっと待っていたかのようにジムに入るとすぐにルイスが背中を壁に付けて待っていた。
「やっほ! 待ってたよー。もう準備は出来てるから!」 「え、そうなんですか?」
恐らく二人が昼食を食べている間にジムの準備や調整は終わっており、万全な状態になっているらしい。 ルイスに案内され、二人はジムの中に入っていく。ジムのフィールドは、草が生い茂っていて、草ポケモンが有利なフィールドになっていた。
「……アリス」 「どうしたの?」 「ジム戦、どっちからルイスさんに挑戦する?」
ジム戦の前にクウが突然何かを思い出したようにそう言うと、アリスはんー……と考え込んだ。 アリス自身、自分は先でも後でも良かったが、アリスからしてクウはきっと先にバトルしたいんだろうと思い、先に譲った。想定通り、クウは先にバトルしたかったようだ。
「でも、どうしてわざわざ私にそれを言ったの? 私はいつでも譲るのに」 「んー、でもねぇ、アリスが先にバトルしたいって言ったら私は譲ってたんだよね」 「そっかぁ……。あ、じゃあ私は観客席に移動してるね」
フィールドの(詳しく言うと挑戦者)後ろに、観客席があって、長い椅子が数個ある。アリスはそこに座り、観戦することにした。 一方のクウは、フィールド上に立ち、ボールを構えるが、その手が震えている。きっと初めてのジム戦に流石のクウも緊張をしていることだろう。 だが向こう側にいるジムリーダーのルイスは余裕の表情で笑みを浮かべながらボールを構えた。
「その様子だと、ジム戦は初めてみたいね。ここ、プラントジムのジムリーダー、ルイス……私のエキスパートタイプは草! ……って初めに言っておけば良かったかな」
ルイスのエキスパートは草タイプ。その草タイプに有利なタイプを、クウは持っていない。しかし、とりあえず今自分が持っている手持ちで押し切るしかない。 ――プラントジムのルールは、ポケモンは2VS2で交代は無、あとはフィールドを自由になんでも使ってもいい、ということだ。
「きっと、勝ってみせます! 初めてのジム戦なんで、負けるわけにはいきませんから!」 「おー言うねぇ。でも私はそんな簡単にジムバッジを渡すほど甘いジムリーダーじゃないんでねぇ」
急にルイスの目つきが邪悪なものに変わった。先ほどの無邪気な笑顔とは裏腹に、怪しい笑顔を浮かべ、クウの体に鳥肌が立つ。
「これからジムリーダールイス挑戦者クウのジム戦を始めます」
ジムサポートの人……審判は台に立ち、ゆっくりと口を開く。ルイスとクウはひとつのモンスターボールを手に構えた。
「――――試合、開始」
ルイスとクウは、そのモンスターボールの開閉スイッチを、1秒の狂いもなく同時に押した。
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おーちゃん誕生日会 ( No.39 ) |
- 日時: 2010/12/24 16:10
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:UXu5y2ew
- 「――――ってわけだから、あんたらも引き連れてきたんだけどね」
「それってお前はいいとして、俺達も行く必要はあったのか?」 「でも、マイちゃん達はもちろん、ユウナとかも来るし、ぞろぞろと来るお?」
――――北風が少しだけ吹き付けてくる季節……12月。人々は今日は“クリスマスイヴ”というイベントがあり、ツリーのイルミネーションやリアルを充実している人たちやカップルはぞろぞろと街に歩いている様子も見られる。 しかし、この少女たち――――アズ、クウ、ヒナタ、アリスの4人は“別のイベント”のためにジョウト地方のワカバタウンという街に向かっていた。
「その、“おーちゃん”って人は――――マイちゃんの姉ちゃんなんだっけ?」 「うん。マイちゃん達は信頼してるみたいだけどー……あんたらは違うね」 「「ないね」」
クウとヒナタはほぼ同時にアズの言葉を否定した。というのも、アズはなんだかんだでクウの親の遠い親戚……の、娘の娘であるが、クウとはほとんど年齢も変わらないので、こんな風にタメ口で話している。 アズ本人はそれを嫌がっているのだが(なんだかんだ言って自分の方が年上なので)、クウとヒナタはまるでそれを無視している。
「信頼できるのはアリスだけだよ……トホホ」 「……で、でもアズさんが変人なのは事実だし……」 「っちょ! おま……!!」
アリスもアリスで優しいように見えて実は黒い。もしかしたら3人の中で一番怒ったら怖い人なのかもしれない……とアズ自身は思っている。 そこで4人は歩いて行くと、ワカバタウンが見えてくる。そしてアズは何かを発見し「あっ」と声を出す。
「おーちゃんの家だ!」 「あれがおーちゃんの家……って、でかいなぁ!?」
3人は目玉を飛び出すように声を出す。おーちゃん、という人の家は見た感じだとかなり広い。アズはもう見慣れているのか、あまりそれは気にしていない。 そして3人の驚きを無視しておーちゃんの家へと向かう。その家へ向かうと、家の前の門に『桜庭』という名字の札が貼ってあった。
(……ん? 桜庭おーちゃんっていうのかな……?) 「インターホンをポチッとな☆」
クウは心の中でそういう疑問を解いている間に、アズはおーちゃん……桜庭の家のインターホンを押した。 インターホンを押して数十秒の間が開くと、茶色の髪色の幼い顔の少女が家の扉を開けた。それはクウにもアズにも見覚えのある顔だった。
「「マイちゃん!」」 「クウお姉ちゃん! ヒナタお兄ちゃんもアリスお姉ちゃんも! ……と、あとはー……誰?」
少女の名前はマイ。クウ達のことも勿論知っている。……が、アズの存在は知らなかったらしく、首を傾げる。クウにはその時のマイの仕草が可愛くて抱きしめてしまった。
「マイちゃぁぁあああぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁぁあああああぁぁん!!!!」 「むぐぅ!?」 「ちょ、クウ! 窒息窒息! 窒息死するって!!」
抱きしめて発狂しているクウと苦しくなっているマイをヒナタは引き離した。アリスはというと……マイがアズの存在を知らないことに、影で泣いているアズを慰めていたとさ。 そしてクウから解放されたマイは、「上がって―」とぷりてぃ☆すまいるを見せると、クウ達はぞろぞろと桜庭の家へ上がっていく。
「あ、ブラウン、サラ、ヤッホー! インさんもこんにちは!!」 「クウさん、ヒナタさんもアリスさんもこんにちは!」 「やっほー☆」 「……ん」
クウは友人のブラウンとサラとイン(インは顔見知りだけだが)に手を振る。インはそっけない返事を返してる(本人はきちんとした挨拶してるつもり) ヒナタとアリスも軽く頭を下げる。しかしアリスは横をチラッと見るとアズが居ないことに気付く。辺りを見渡すと、アズは見知らぬ少女と話をしていた。 ――――ミニモネ。それが彼女の名前。アズよりひとつ年上で、どうやらインの友人らしい。しかしアズはタメ口で話していることから、よほど仲のいい友人だと分かった。
「そういえば、はずにゃんとまっさん天月は? この家のどこかにいるとか? それと、おーちゃんは?」 「羽月と天月はおーちゃんを連れて出かけてるの。帰ってきたときにドッキリ☆をさせるためにね。まっさんやパープル達はパーティのケーキを買いに行ってるの。でももう2時間以上経ってるんだよねぇ……」 「うむ……きっとそれってピンクも連れているだろうから、振り回されていると思うよぉ……」 「でも、アズミちゃん達とユウナ達はおーちゃんの家の中の装飾をやってるの。で、私たちはケーキ以外の食べ物の準備をするってことになったの。手伝ってくれる?」 「もちOK!! ……料理はできないけどー……」
はずにゃん、羽月は、アズのひとつ年下の女の子。みんなの癒し系の子。アズミ達……アズミとルトとマリンは羽月の親友の子である。 天月は、アズと同い年の子でアズの一番仲がいい子。ちなみに可愛い。ユウナ達……ユウナ、ユウト、クウトは天月の親戚とその友達である。 まっさん……羽蛇瑠は、アズの知り合いメンバーの中で唯一の男子。あたふたして女性にめっちゃ優しい紳士の人。そしてパープル達……パープルとピンクは、……まぁ、どういう経路であったかは不明だが、とりあえず親の友達の息子とその友達であるらしい。 ミニモネとアズは桜庭の誕生日の準備に取り掛かるため、台所へと移動した。一方、別の人々はというと……。
「……無理すんなよ兄貴。届かないなら素直に俺に頼ればいいのにさ」 「届くし! 頼らねーし! …………ぉゎ!?」 「あ」
――――ユウトとクウトは、とある場所を装飾していたのだが、身長が足りなくて困っているクウトを助けようとユウトは言うが、クウトは意地を張って自分でやろうとする。 するとクウトは後ろに下がりすぎて態勢を崩し、乗っていた台と共に床に倒れ込んだ。ユウトはすぐにクウトに駆け寄る。
「ってぇ……」 「だから無理するなって言ったんだって……バカめ」 「んな! バカっていうなバカって!!!」 (…………やっぱり、出来てるんだ……あの二人……!!!)
ユウトはクウトを心配してるのかバカにしているのか分からない。そんな二人を、アヤノという人物は影からじっと見つめていた。 “出来てる”アヤノのこの言葉は、どういう意味を指すのは、これを書いている作者でさえよく分からないような……気がする。でも、全否定はできない。 そんなことを遠くから見つめるアヤノの頭上に何かがはたき落される。ハリセンだ。こんな日にこんなものを持ってアヤノを叩く人物といえば……。
「っコウ!!」 「おい、サボんなよ。腐ってみてるのは自由だけどさ、今日はアイツの記念日だろ?」 「あっるぇー? コウちゃん、最初はイヤがってたのにー……あれれぇ?」 「!! っるさいうるさいうるさい!!!!」
アヤノの友人(?)のマイ・アヤノ曰くツンデレのコウ。何故ハリセンを持ってるのかは知らないが……どうやら自分は真面目に準備に取り組んでるのにサボっているアヤノを見てハリセンで叩いたらしい。 そしてアヤノをしぶしぶ連れ出しながら、自分達の作業に取り掛かった。
「ユウナさんユウナさん、これはどこに移動させればいいですかね?」 「あ、これはあそこで、あれはー……そうだね、ここに移動させればいいかな」 「分かりました―!!」
最年少組のアズミとルトとマリン達は、ユウナの指示通りに装飾を行っていた。ユウナは手に装飾設計図のようなものを手に、色んな人に指示をしていた。
「そろそろ疲れたんじゃなーい?」 「ヒィ!!!」
ユウナの耳に囁いた言葉の主は言わずとしれたクウ。この二人も、色々と共通点を持っていて仲がいい。 突然クウに話しかけられ、ユウナは一瞬心臓が飛び出そうなほど驚き、ぺた、と地べたに足をつけた。
「大丈夫? 休憩取った方がいいんじゃない?」 「ん……でもさ、この企画考えたのは私だし、責任を」 「はいはい! いっつも自分になんでも背負わせようとしてさ! ちょっとはそういうのを自重したほうがいいんじゃなーい?」
ユウナにその言葉を放つと、ぱっ、と設計図を取り上げた。ユウナは目を見開いて、「返して!!」というが、クウはその気はさらさらない。
「はいはい、責任者は休憩しましょーねー」 「……っで、でも」 「休憩、しましょーねー」
だんだんとクウは声のトーンを低くし、ユウナは降参したかのようにソファに座った。すると、近くにいたブラウンがユウナの所に来て、隣に座った。
「ユウナお姉ちゃん、お話しましょう」 「お話?」 「あぁ、これはサラから聞いた昔話なんですが――――」
ユウナの様子を心配していたブラウンは、その心を養うように、昔話を語り始めた――――。
「でーきたっ!!!」
ミニモネとアズは、様々な揚げ物の料理(主に天ぷらなど)を作り上げた。ちなみに、この家には合計23人が来るという大規模なパーティーになると思われる。 数分後、やっと羽蛇瑠達が帰宅し、メインの誕生日ケーキの準備が始まった。 大きなテーブルをユウナ側から用意し、ケーキは1ホール6人と考えて4個、色々な種類のケーキを買ってきた。
「んで、主役ももうそろそろ帰ってくるだろうね」 「じゃあ電気を消して……」 「クラッカーを用意して……」 「一斉に鳴らすだけだな!!」
全員がざわざわし出しながらも、ユウナは全員にクラッカーを私、電気を消した。あとは主役の登場を待つのみ。
「ちょ、ユウト狭いっての!」 「兄貴の横面積が広いんじゃね?」 「何!?」 「はいはい、喧嘩しないの!」 「お、おなかすいた」 「マイ、まだ食うなよ」 「え、呼んだ? 今クウって」 「呼んでない呼んでない」 「なんか暑苦しくなってきたぁ……」 「汗出てきたなぁ」 「俺はむしろ端っこだから寒い」 「うぎゅ」 「ん、なにこれ……あ、ルトのあしだ」 「痛い! 踏むなぁ!」 「あーやーのぉー、食べちゃだめー?」 「駄目だって! ってか桜庭遅いわねー」 「ねね、なんで“桜庭”なのにおーちゃんって呼んでるの?」 「……たいいたいいたいたい!! ブラウン痛いっての!!」 「ご、ごめんイン! 悪気はなかったの!」 「おなか空いたー……」 「私も空いた―」 「俺もー」 「あたしも……」 「ちょ、静かに!」
ざわ…… ざわざわ…… ……ざわ……ざわ…… ――――ガチャ
「!!」
扉を開ける音と、天月と羽月、桜庭の声が聞こえる。全員は一斉にクラッカーをスタンバイする。
「はい、ここ開けて」 「? どうしたの、畏まって――――!!」
――――ぱん!
桜庭が部屋に入ってくると同時に合計20個のクラッカーの音が部屋中に鳴り響く。羽月と天月も顔を合わせながらアイコンタクトをする。 一瞬の出来事に、桜庭は目を丸くして「ほえ?」と呟く。
『誕生日おめでとう、おーちゃん!!!』 「おっ、おたんじょーびー!!??」
全員が声を合わせ、桜庭に向かって言う。桜庭は今日が自分の誕生日と上手く把握出来てなかったようで、説明には少々時間がかかったのはまた別の話。
「ねね、ケーキ食べていい?」 「こらマイ!!」 「う、おお! おおおおおおおお!!! なんか興奮してきたよー!!!」
マイのKY発言を軽く無視して、桜庭は周りの装飾やケーキを見て興奮していた。そして辺りはざわざわとし出す。そして天月はろうそくに火をつける。
「じゃ、誕生日の歌ー!!」 『はっぴばーすでぃー、つーゆー、はっぴばーすでぃ、つーゆー!!』 『はっぴばーすでぃ、であ、おーちゃん!!!』
その歌の終わりと同時に、桜庭はたくさん立てられているろうそくに息を吹きかけ、火を消す。
――――その時のおーちゃんの表情は、きっと満面の笑みだったと思うんだ――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あとがき
まずおーちゃんに謝りたい。こんな駄文でごめん。無駄に長くてごめん。 そして天月、ミニ、まっさん、はずにゃん。貴方達のキャラを身勝手に振り回したり、なんかキャラ違ったりしたような気がします。ごめんなさい。 じゃあ書くな、って言われるかもしれないけどもう手遅れでした^q^ とりあえず色々設定無視したりとか自己解釈とか架空設定とか申し訳ないです^q^q^q^ でも、こんな形でしかおーちゃんに祝えないと思うんだ……なんて酷い祝い方だ……
こんな形だけだけど、 Happy Birthday Dear おーちゃん!!!
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あずにゃっ!! ( No.40 ) |
- 日時: 2010/12/24 17:24
- 名前: 桜庭 ID:J5Y4aut2
- うおおおおおお!うおおおおおおおおお(
最高だじぇええええええええええええええええええ((
無駄って!無駄じゃないよ>< ありがとおおおおおおおおお(これを携帯のメモに貼り付けたいくらry
最高の祝い方だよ!!! ありがとう!ありがとうあずにゃん!
うへへ。オイラマイの姉ちゃんなんだ。うへへ(じゅる…おっと…… すっげ嬉しいんだ!どうしよ今日寝れるかな…寝れない気がする
「マイ、まだ食うなよ」 「え、呼んだ? 今クウって」 「呼んでない呼んでない」
↑の文くそワロタwwwwwwwwwwwwwwwww 何回読んでもにやけるわwwwwwwwwwwwwwwww((
えふんえふん… ありがとう!!!! 最高すぎる・・・・・・・・!!!!!!!!!!
たくさんマイが動いてて幸せすぎる>< うざいくらいに言ってるけど、本当にありがとう!!
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>>おーちゃん ( No.41 ) |
- 日時: 2010/12/24 17:56
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:UXu5y2ew
- 最高!? 聞き違いですかその言葉は((((
自分で書いてて後から読んだら文章がクソ意味不明だったのに;ω; メモ……だと!? おーちゃんどんだけ優しいんだぁぁああぁぁぁああああぁあぁぁあぁぁ(((
こちらこそ生まれてきてくれてありがとう><
二人は書いてて似てるなーって気がしたもんで^q^ 睡眠をとろう! こんなんで眠れなくなったらトンデモ迷惑じゃn^q^
あぁ、その部分かwwwww そこは適当に思い付いたネタだったんだけどなーww うざおみ君並みにつまらないのn(黙(あとざわざわ・・・もネタd(ry
なんども最高って言ってくれてありがとううううううう>< みんな均等に登場させようと思ったけどやっぱり差が出てしまったのは反省しないと`・ω・)
うざくなーい!ウザクナーイ!(ウザイ こ ち ら こ そ あ り が と う !!!
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VSルイス(前編) ( No.42 ) |
- 日時: 2010/12/25 21:18
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:y79/rkAI
- 参照: 結論:エスパーはチートである
- 「クサイハナ!」
「ハート、お願い!!」
ルイスのボールから出てきたポケモンは、毒々しい雰囲気を出しているポケモン“クサイハナ”というポケモンだった。 クウはラルトスのハートを出した後、ポケモン図鑑でクサイハナのデータを確認した。
「毒タイプのポケモンで……」 「クサイハナの口から出ている液……蜜はね、どんなに遠くてもとーっても、くさい臭いを出すのよ!」
図鑑で確認する前に、ルイスは解説をしてくれた。 ただの唾液だと思われている蜜が、たとえ2キロ離れていようとも、その臭いは鼻を曲げるほどくさいというらしい。今は蜜を出してはいないが……それを出すと、猛烈に臭いだろう。 しかし相手は草と毒タイプ。前に同じ毒タイプのズバット戦のことを思うと、エスパータイプのハートはクサイハナには有利。だが、タイプ相性だけがバトルではない、とは思っている。
「先攻は譲ってあげるよー」 「ハート、念力!!」
ルイスの余裕な発言にお構いなく、クウは攻めに入る。ラルトスは念力で、クサイハナを中に浮かせた。
「よーし! そのまま――――」 「溶解液」
「地面に叩きつける」と口にする前にルイスは冷静にクサイハナに攻撃指令を出し、クサイハナは口から液を出し、地面に向けて発射した。やがてその液は、ハートの体にまとわりついた。 そのことに驚いたのか、力が抜け、先ほどまで浮かせていたクサイハナを地に降ろしてしまった。
「吸い取る!!」
地面に降りるとクサイハナはハートに近づき、吸い取る攻撃をした。 ハートはだんだんとクサイハナに体力を奪われる。しかし、クサイハナはピンピンでダメージ1つ受けていない。
「ハートっ!!!」 「――――がっかり、だね」
ハートは今にも倒れそうなほどの残り少ない体力になっている頃、ルイスは俯き気味でそう呟いた。それは、クウにも聞こえたことだが、クウはいまいち意味がわかっていない。
「あの子から話を聞いて、ちょっと期待してたのに……実力は大したことないし、賭けだしのトレーナーとはいえ……あれだね、“絆”が見られないかなー」 「…………絆?」 「そ、絆。貴方達からは“信頼”というものが見られないの。……ラルトスを見てごらん? 貴方のために頑張ってるっていうのに、貴方は大して技の指示をしていなければ、ぼけーっと見てるだけにしか思えないんだよねぇ」
ルイスは次々とクウに言葉を突き刺していく。……しかし、それは事実であり、ルイスの言うことはすべて間違ってはいなかった。 クウはじっとハートを見る。ついさっき仲間になったばかりで、ほとんどのトレーニングもせずに、向う見ずで自分勝手に振り回してしまっていた。 ――――それなのに、ハートは自分のために敵だと思っているものを指示通り攻撃しようとしてくれた。攻撃を息を切らしてでも耐えてくれた。 ……クウは、情けない気持ちになってしまった。
「ハート、もう少し……頑張ってくれないかな……?」 『……ラル……!』
クウは「あるがと」と呟く。先ほどまでの瞳とは少し変わった瞳になり、ルイスはうんうんと心で頷く。 ハートも態勢を元に戻した。残りHPは少ないはずなのに、まだまだ戦えそうな状態の体になって、クウもまだまだ負ける気はしなかった。
「“負ける気はない”って目だね。さっきとは大違い。……だからって、勝たせる気もないんだけどね!」 「そんなことは分かってますよ! ハート、影分身よ!!」 「無駄よ! 甘い香り!」
クウの心に火がついたように、堂々とフィールド上にしっかり立って、ハートに技の指示を出す。 ハートは幾つもの姿に分身して回避率を上げていく。が、ルイスは冷静にクサイハナに技の指示を出した。クサイハナから出た甘い香りは、ハートを惑わせ、回避率を下げさせた。
「私がそんな対策をしてないとでも思ったかしら?」 「まさかそんな。ジムリーダーですもの、強くて当たり前のことでしてよ☆」 「私は甘く見られる為にジムリーダーをやっているわけじゃないんでね!! 眠り粉!!」 (来た!!!)
クウはバカにするようにお嬢様口調でルイスを挑発する。ルイスもその挑発に乗るように技の指示を出すと、クウはずっと待っていたかのように目を輝かせた。 クサイハナは頭からたくさんの粉を出して、操るようにハートの頭上に降りかかる。
「念力で持ち上げるのよハート!!!」 「なッ!?」
クサイハナが振り撒いた眠り粉を、ハートは念力で持ち上げた。ルイスはその行動に驚きを隠せなかった。
「念力ごとクサイハナに吹ッ飛ばせぇぇぇぇ!!!」
その持ち上げた粉と念力を混ぜたハートの攻撃は、クサイハナに大きなダメージを与えた。 念力はエスパータイプの技、毒タイプの入っているクサイハナには効果抜群だ。それにその眠り粉でクサイハナはその場で眠り状態になってしまった。
「――――っ! クサイハナ!」 「ハート、とどめの念力よ!!!」 『ラルッ!!』
ルイスは「マズイ」という顔をした。ハートは力を振り絞って体全体から念を出していき、クサイハナにそれをぶつけた。 そして、眠り状態から覚めないまま、クサイハナは戦闘不能になった。ルイスはため息をつきながらクサイハナをボールに戻すと、小さく笑った。
「なんか……貴方達の絆は思っていたよりも凄いものね。……さっき出会ったばかりなのに」 「ぇ……知ってたんですか!?」 「私の知り合いがその様子を見てただけなんだけどね」
“知り合い”というものには突っ込まず、クウは何となくルイスに認められた気がして、緊張が少し解れた。しかし、まだポケモンは1匹残っている。
「でもそのラルトスももう体力は少ない。このポケモンで、決めさせてもらうわ!!」 「ハートはまだまだ倒れません。……いえ、倒させませんよ!」
二人はまだ目を合わせてニッと笑いあう。それは微笑ましい光景ではない、二人は燃えている目をしていた。 ルイスはスッと腰からひとつのモンスターボールを掌に乗せると、腕を伸ばし上に翳す。すると、それまで閉まってジムの天井が開き、青空が見えた。 その青空には、太陽がギラギラと輝いており、太陽の光が、そのルイスの持つモンスターボールに反射している。
「いけぇ、キマワリ!!」 「キマワリ?」
キマワリというポケモンは、細めで笑顔の植物ポケモン。クウには聞きなれない名と見たことのない姿に、再びポケモン図鑑を手に取って調べた。 暖かい日差しがエネルギーである、と図鑑に載ってある。そこで、クウはあることに気がついた。
「……成程、だから太陽の光が入ってくるように、天井を開いたんですね」 「そ。ジムリーダーは結構優遇されるのよね。その分ハンデとかもあるんだけど。……さて、エースのキマワリの恐ろしさ、教えてあげるっ!!!」
――――ルイスとクウジムバトル戦は、太陽の日差しが眩しいくらいになっている輝きの中の戦いになった。
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VSルイス(後編) ( No.43 ) |
- 日時: 2010/12/26 14:14
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:KvkGW2ak
- 参照: ※まだ終わってません※
- 「クウちゃんは凄いなぁ……」
一方、観客席に座っているアリスは、腕の中にはロコンを抱えて、先ほどからのルイスとクウのジム戦をじっと眺めていた。幼馴染のあの勇気と強さに、思わず見とれていた。アリスは、クウのあの勇敢な姿を、今まででも何度も見てきていた。
「いやーあの子本当凄いね。あのルイスでさえ手こずっているもの」 「ひ!?」 「あ、ごめんね。私あの子の知り合いで」
自分の真横から、聞こえるはずのない声が聞こえ、アリスは全身に鳥肌を立たせて声をあげる。アリスの横には、見知らぬ少女がちょこん、と座っていた。 彼女の容姿は、ピンクと赤が混ざった色の髪で、ショートヘア。純白のキャミソールを着て、腰に上着を縛りつけていて、デニムショートパンツを着ている、ちょっと……いやかなりアウトドアなタイプだった。 彼女の声は、見た目の幼さとは裏腹に、とても高く、透き通った声だ。アリスも淡々と話す少女の声に引きつけられていた。
「凄いですよね……旅に出たばっかりなのに、あんなに軽々と技を言えたりとか、白熱した戦いで……」 「……ふふ、貴方って面白いのね」 「ふぇ!?」 「瞳がすごい輝いているもの。……きっと、貴方だっていつかはあんな戦い方はできるわよ」
少女はその透き通る声でくすくすと笑っている。アリス本人は無意識に話しているようだが、少女からすればすごいキラキラした表情だそうだ。 すると、少女はアリスのロコンの頭にそっと手を置くと、頭を軽く撫でた。ロコンは、気持ち良さそうな顔になっている。
「昔からロコンと一緒にいるから、信頼は深いのね」 「は、はい! ついこの間もピカチュウを捕まえたんですよ! このロコンが居てくれたから私も新しいポケモンを捕まえることができて……!!」
少女はふふ、と微笑ましい笑みを浮かべる。アリスもその話を聞いてほしかったのか、満面の笑みを浮かべながら少女に次々と色々な話をしていった。
「よし、一気に決めるよハート! 念力!」 「あ、もう次のバトル始まってたんだ! ……あ、そういえば貴方の名前――――」
アリスが淡々と語っている間に、クウはもう次1匹のポケモンを倒して、ルイスの2匹目のポケモンと戦っていた。その時、数秒だけ少女から目を離してフィールドの方を向いた。 そして、名前をまだ聞いてないということに気付いて、再び少女“がいた所”に目を向けた。しかし、そこは“無”だった。
「……あれ?」
クウの指示通り、ハートは動く。念力をキマワリにぶつけてダメージを与える。しかし、ルイスはその場で反撃するような攻撃をさせずに、キマワリは素直に攻撃を受け入れた。 一瞬、何か反撃してくるとクウもハートも身を構えていたので、何も起こらないことに動揺を見せる。
「キマワリ、メガドレイン」 「めっ、メガドレイン……?」
キマワリは攻撃を受けているというのに、ルイスは落ち着いた顔と声で技を指示する。クウは聞きなれない技の名前に、どんな攻撃が来るかは分からなかった。 そして、キマワリはハートに近づいて先ほどのクサイハナの吸い取る攻撃と似たような攻撃をした。しかし、その吸い取る攻撃とは明らかにパワーが違う攻撃をして、ハートにダメージを与える。一方キマワリは、吸い取る攻撃のように自分のダメージを回復した。
「吸い取るよりも威力が高い、それがメガドレインよ。先ほどよりもたくさんダメージを与えてたくさん体力を回復したの。キマワリはもともと足が遅いから、いっそ攻撃を受けて回復させた方が都合も良いし。……ラルトスも、もう限界じゃないかしら?」 「そんなことないです! まだ……まだ行けますよ! ハート、念力ッ!!!」
相手の弱点を見つけて、まだハートを倒すわけにはいかない。すばやさが遅いなら、こちらがさっさと攻撃して倒せばいい、そうクウは考えた。 ハートはどちらかというと素早い方。先制は取れる。ハートはキマワリから距離を置きながら、念力でキマワリを浮かせ、攻撃“しようとしていた”。 ――――何かが、おかしい。
「宿り木の種」
ハートよりも遅い“はず”のキマワリが、ハートの素早さを上回って攻撃をした。その種は、ハートの体中に絡みついて、体力を吸い取っていった。
「――――ひとつ、言い忘れてたよ。キマワリの特性は葉緑素といってね、晴れている時素早さがあがるのよ」 「! そうか、初めからそれを狙って……!」
クウは、ルイスの“本当の狙い”に気付いた。このフィールドと、この天候は、キマワリにとってかなり有利な場所であると。
「キマワリ、行くわよ!」 『キマッ!』
キマワリはルイスにそれだけ言われると、葉っぱの手を頭に翳し、太陽の光を浴びると、その手の中から大きな玉のような物体ができる。それはとても輝かしいもので、眩しいものだ。 クウもTVで何度も見たことがある大技だ。ハートにかわさせる指示を出しても、ハートもその眩しさで辺りが見えない状態になっていた。
「ソーラービーム、発射!!!」
その瞬間、更に眩しい光線がフィールド上に広がり、クウもルイスも見えない中で、何かに直撃する音が聞こえる。 やがて、その眩しさ晴れた頃、フィールド上にハートの横たわっている姿が一瞬で目に入ってきた。
「ラルトス戦闘不能! キマワリの勝ち!」 「ハートっ!!」
審判がそう言うと、クウはすぐに横たわっているハートの元に行き、抱きかかえた後、モンスターボールに戻した。 これで、クウのポケモンもライトだけとなった。しかし、相手のキマワリの強さを見るに、正直勝つことは無理に等しいと考えた。だが、ここで諦めるわけにもいかなかった。 “まだ”1体いる。ライトに、全てを掛ける。絶対に勝って、バッジを貰うだけだ。
「ライト!!」 『ブイ!』 「イーブイかぁ! イーブイはそこそこに強いし、素早い。でも……勝たせる気は1%もないからね! 手加減なしに行くよ!!」
ボールからライトを出した。ライトはこちらに目を向け、「まかせて」という表情をした。一方のルイスも、容赦はしないのだが。 ――――決着まで、あと少し――――
「もしもしー?」 ≪ん? どうしたんだ、故郷にはもう帰ったのか?≫ 「うん、そのまま帰ろうと思ったんだけどね、面白い初心者トレーナー3人を見つけたから、じっくりとその3人の様子を窺おうと思ってね」 ≪……“また”、木の上からか?≫ 「だってバレるし。まぁそのうちの2人には姿を見せたけど、1人は気付いてない」 ≪…………≫ 「それに、ある組織が動いてるみたいなの。放ってはおけないでしょ? だからまぁ……2度目の旅を楽しんでる感じ、かな」 ≪……まぁ、無理だけはするなよ?≫ 「それは貴方が一番分かってほしいけど。……じゃあ、ね」
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旅の序章 ( No.44 ) |
- 日時: 2010/12/27 22:38
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:EtSQpPH.
- 参照: キマワリのマワリをマワリ、キマワリもマワル
- 「電光石火よ!」
「そんなことしても無駄よ、メガドレイン」
クウはとにかくダメージを与えようと攻めるが、ルイスがそれを拒むように回復技を指示する。 イーブイは、特殊耐久は高いのだが、キマワリの特殊攻撃はやはり結構のダメージを受けてしまう。このままだと、ハートの頑張りが台無しになってしまう。 なんとしてでも、キマワリを倒したいのだが……あの回復をずっとされてしまうと、相手にダメージを上手く与えることができない。
「もどかしいわね。一発で決めさせてもらうわ。ソーラービーム!!」 (! どうしよう、このままでは本当にやられちゃう。何か対策を――――そうだ!)
再びソーラービームがくる。この天候では一発で来てしまう。……クウは、周りに生えてる木々を見て何かを思い浮かんだ。
「ライト! キマワリの周りを回って!」 『ブイ!!』 「? キマワリ、きちんと狙いを定めてソーラービームよ!!」
ライトはクウの謎な指示に疑問も持たず、ただ言われた通りにキマワリの周りを回った。キマワリはパワーを溜め始めると、つられて回る。ルイスこそ、疑問に持つものだったが、それは至って冷静だった。 そして、クウは止まって、というとライトは止まる、しかし、キマワリは急にとまることができず、ソーラービームを発動した。
「上にジャンプ! そしてキマワリに電光石火!」 「!! キマワリ!?」
ライトは上にジャンプし、ソーラービームを発射している途中のキマワリに電光石火をくらわせ、それは少しずつ弱くなり、やがて止まった。 キマワリは目を回したまま、その場に立っていた。やがて我に返り、戦闘態勢に変わる。
「でも、どうして……」 「キマワリは強いのは確かです。でもルイスさんはさっき、“キマワリは遅い”と言っていましたよね? でも葉緑素で素早さは高い。……ならば、ある程度素早さのあるライトで周りを回れば、つられて回る。きっとライトより素早さは高くなっているので、急にとまることはできず、自分は止まったと思いこんで技を放ったと思うんです」 「成程、すごい発想ね。……でも、どうしてジャンプなんて危険なことをしたの? 当たるかもしれなかったのに」 「キマワリにはリスクがあった。貴方のキマワリのソーラービームは確かに威力が高い。でも、“細い”んですよ。だから、ジャンプしてかわすことができた、ということです」
クウは、ルイスの全ての発言を記憶していた。それでなければ、勝てる戦いではなかった。ルイスは「余計なこと喋っちゃったかなぁ」と苦笑していた。 それでも、キマワリはまだ倒れる気配はなかった。それは、ダメージの一部を与えることだけしかできなかった。攻撃をかわすことにすぎなかった。
「ライト、穴を掘る!」 「……地面技で来た? キマワリに地面技は効果はいまひとつよ!」 「キマワリに攻撃するために指示したわけではないです! ライト、地上に来て砂掛け!!」
他愛のない会話を終わらせて、再び戦闘態勢になる。クウは、ライトに穴を掘るを指示したが、ルイスは横からそんなことを口ずさんだ。 ……それは、クウにはとっくに知っていた。しかし狙いはダメージを与えるわけではない、“ダメージを与えさせない”ためだ。ライトは地下から地上に戻ると、キマワリに向かってたくさんの砂を掛けた。 ――――このフィールドは、草が生い茂っていて土がないため、砂掛けができなかった。しかし、“植物は地面から生える”ため、地下にはきっと……いや、確実に土があると図った。
「穴を掘れば、土が出てくる。だから、それをうまく利用したんです」 「貴方、見かけによらず頭がいいのね。でも、絶対に技が当たらないとは限らないわよ!! 葉っぱカッター!!」 「ライト、避けて体当たり!!」
意外にクウは頭を使って戦っている。バカなのは間違いはないのだが。 キマワリは葉っぱカッターを放った。しかし、目がくらんでいるのか、変な方向に飛ばしてしまい、ライトもそれをうまく避けるため、確実にダメージを与えることができず、ライトの攻撃も当たってダメージを受ける。 ルイスは油断をしてしまっていた。クウには最大のチャンスだった。キマワリも半分くらいはダメージを喰らっていた。今なら、倒せると。
「トドメだよライト! キマワリに突進!!」 『ブイッ!!!』
クウは大ダメージを与える突進を指示した。自分はダメージを受けても、まだHPには余裕があった。 ルイスは慌てて「かわして!」というが、目がよく見えてないキマワリは避けきれることができず、そのまま直撃、キマワリはダウンした。
「キマワリ戦闘不能、イーブイの勝ち! よって勝者……挑戦者クウ!!」
審判が旗をクウ側に上げると、クウの口角がだんだんと上がって、嬉しさが込み上げていた。後ろにいたアリスがクウの所に来て、「おめでとう!」と言った。 ルイスはため息をつくと、倒れたキマワリをモンスターボールに戻し、一言「ありがとう」と呟くと、二人の所にやってきた。
「いやぁ……貴方、本当に旅に出たばかりなの? すごく強くて……とても面白い戦いだったわ」 「ありがとうございます! ……でも、ルイスさんも相当強かったですよぉ」 「とにかく、戦えて嬉しかったわ。……じゃあ、これを」
ジムサポートの人が何かのトレイを持ってきて、ルイスに“それ”を渡すと、それを手に取り、クウに渡した。 それとは、ずっとクウが手にしたかったジムバッジだ。ちょっと変わった色をしていて、葉っぱの形をしていた。
「モエギバッジだよ。このプラントジムに勝った証なの。さぁ、どうぞ」 「あっ、ありがとうございます!!!」
クウは心の底から感謝の気持ちでいっぱいになりながらモエギバッジを受け取った。そして、サクラ博士から貰ったバッジケースの中へと収めた。
「――――で、アリスもジム戦やるんでしょ?」 「ぇ……わ、私は、いっかなぁ……」 「え、そうなの?」
クウはずっとアリスもジム戦に挑戦するものだと思っていた。だから、挑戦しないと聞いてかなり驚いていた。
「うん、残念だなぁ。……ま、しょうがないね。……貴方達、この先の街にも行くんでしょ?」 「あ、はい」 「私よりまだまだ強いジムリーダーばかりだけど……頑張ってね、応援してるよ」 「はい!!」
ルイスは初めて会った時のように、ニコリと笑うと、二人はジムを後にして外を出た。
「ねね、なんでジム挑戦しなかったの?」 「あ、うん……クウちゃんで苦戦してるほど強いから、私じゃ敵わないかぁなって……」 「――――そっか。よし、1秒で早く次の街に行こう! 走るよー!!」 「え、ちょっとまってよ、クウちゃん!!!」
クウの肩にはライトを連れて、全力質素で先に向かって言った。一方のアリスは、腕にロコンを抱いたまま、ゆっくりと歩いてクウを追っていた。 そして、クウが見えなくなったころ、ロコンが急にアリスに語りかけた。
『……クウ、ジムバッジを手に入れたんだな』 「うん。正直すごいなぁって思う。クウちゃんには、このまま頑張ってほしいよ」 『“言わなくていいのか”?』 「……ここでそんなこと言わないでよ。少なくとも、クウちゃんにはバレないようにしておいてよ」 『……お前とクウは、合ってないんじゃねぇか?』 「そんなことないよ。きっと……ね」
――――ジムバッジを手にしたクウと、何かを隠しているアリスの冒険は、始まったばかり、序章に過ぎなかった。
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第1章 目次 ( No.45 ) |
- 日時: 2010/12/27 22:56
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:EtSQpPH.
- 第1章 旅の始まりは
旅立ち >>3 初めてのバトルと…… >>10 ライバル同士の初バトル >>15 捕獲 >>17 謎、事情、幻聴 >>28 謎の組織とその男 >>31 新たな仲間、街 >>34 ジムリーダー“ルイス” >>38 VSルイス(前編) >>42 VSルイス(後編) >>43 旅の序章 >>44
第1章が終わりました! いやぁ、長かった……´・ω・) 1章が始まったのが9/25だから3か月もかかったのね。 11話でこんなにかかるって、これからの更新とかどうなるんだよ……; ジム戦で3話かかった。ルイスさん大人げない気がしたのは俺だけかな。 ヒナタが後半完全に空気ですが2章ではそれなりに登場すると思います……よ、多分><
では次回予告ってほどでもない次回予告をヒロイン3人とジムリーダー・ルイスさんに言ってもらいましょー´ω`)
空羽「はいはーい、次回予告はね……」 陽向「これからの物語が大きく動く前兆、だな」 ルイス「私の知り合いの謎の少女も登場するよ☆」 アリス「更にあの謎の組織“ナイト団”も動きだします!」 陽「新たな仲間もゲットするらしいぞ」 空「次の街に行ってジム戦もあるよ☆」 ア「でも、その街にあったものは……!」 ル「次回もお楽しみに☆ 私は出ないけど!」 空陽ア『ですよねー』
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おつかれ! ( No.46 ) |
- 日時: 2010/12/28 01:38
- 名前: 桜庭 ID:/aExc9CY
- うへーい!
一章おつかれ^^!
いやぁ実にいい勉強になったよ(何さまだ貴様) ルイスさんのキャラ好きよ、何気((
マイ「次回予告!」 コウ「いや、お前関係ないから!」 大庭「な、ナイト団…かっこいい名前」←ただのば.か アヤ「新たな仲間!心強いわね」
ちょww私は出ないけど!に吹いたわww
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乙カレー!( ( No.47 ) |
- 日時: 2010/12/28 11:29
- 名前: 天月 ID:B5KFf3vA
- 参照: シリアスってなんだっけか。
- 1章終了おつかれ!!
ルイス姉さんが好きです。けkk(黙ろうか 悠「お前はどんなタイプが好きなのかわからん」 天「え、そりゃ、魅力があって裏があってかっこよくて…あと赤は譲れない」← 空(例外が居る気がする。2人くらい) 優(……どっちも伝説上の人ですね判ります)
じかいよこーっく!(どうしたの というかもう3ヶ月過ぎてるのか…はやい、はやすぎるぜ! 優「ナイトと言えば…」 悠「H」← 空「いや、夜だろそこは!」 悠「うわ、兄貴えr「お前の思考回路がわからんわ!」 優(…むっつり?)←違うと思う
ルイスさんの再登場に期待します(ぇ
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返信! ( No.48 ) |
- 日時: 2010/12/28 12:53
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:0rW/dlJw
- >>おーちゃん
疲れたぜ´・ω・)ノ
勉強? あ、植物は土から育つってこt(違 ルイスさん大人げないけど結構キャラ濃いDEATHYO☆←
空「マイちゃん出ていいよ!」 陽「ぇ……でも、どうやって登場させるんだ?」 空「´・ω・」 俺「カッコイイかなあ? テラ厨二(ry」 ア「^ω^」
ル「出ないけど!」←大事なこtry
>>天月
うへへへ*´ω`)←きめぇ^q^
みんなルイスさん好きなのかい!www モテモテじゃないか^q^主人公テラ空気
空「あずはどうよ?」 俺「え、本命はもちろんうどんげだよ。でもさ、正臣君カッコカワイイし、あ、もちろんシルバーのことだって忘れてないよ!」 陽「これ自分の好きキャラ言ってるだけだよな?」
よっこーく↑← 早いね……あと3カ月後は……うぅ;ω;
空「うわー! クウトえrr(ry」 陽「アホかお前、そんな小学生と同類の言い方でいうなんt」 空「じゃあヒナタは夜がryの意味分かってるんでしょ?」 陽「しっしらん」← ア「´・ω・」
するかもね←
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おちゃめ機能 替え歌 ( No.49 ) |
- 日時: 2010/12/28 22:03
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:0rW/dlJw
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=gv-HBCXpasI
- おちゃめ機能 Ver.クウ
いつでも I love you. 君は パートナー 忘れられないから 私の大事なポケモン
ポケトレに主役はいない ならば私がなれば 全て計 画 通 り
ずっとそばにいるから ポケモンバトルは任せて 左から右へと ポケモンが あっち こっち どっち
君は私が好き? バトル頑張ってるけど いい加減に私から 離れたいと思わないの?
呟く小さい声 淡い独り言 『そばにいるなんて 私の主人だからに決まってんじゃん』
それでも信じる 強くなるようにポケモン鍛える そして些細な挨拶とこから 「ポケモン勝負よ!」
いつでも I love you. 君は パートナー 忘れられないから 私の大事なポケモン
ポケトレに主役はいない ならば私がなれば 全て計 画 通 り
草からガサガサ逃げちゃうよ逃げちゃうよ ポケモン逃げないででもゲットを 絶対にするから あと5分いや10分待ってよね
【後書き】
パートナー→ライト ポケトレに主役はいない→サトシ?レッド?誰それ? 君は私が〜→若干病んでる気持ち 『そばにいるなんて〜→ライトの台詞
ようはまぁ、若干病んでるクウをライトが救う的な^q^ 本当は挿絵(トレス絵)があったんだけどあと髪の色塗るって所でバグッて全部消えたからやめた^q^
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因縁の戦い ( No.50 ) |
- 日時: 2010/12/30 19:05
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:399BcPf2
- 参照: うわああああああ
- 「次の街は“アヤメシティ”って所だって」
「どれどれ……“研究員が集う街”? なんか嫌な感じしかしないんだけど……」
アリスは、タウンマップを見て歩きながらそう言った。クウもそのタウンマップを見てちょっと目を吊り上げながらそう呟いた。 前回、ジムバッジを手にしたクウは、アリスと共にプラントシティを跡にし、次の街へ向かおうとしていたのだった。
「でもジムあるよ、この街」 「本当!?」
ほら、と言ってアリスはタウンマップ上にあるジムのマークを指さすと、クウの瞳が突然炎のように燃え上る様子が感じられた。
「よぉし、一日でも早くその街についてジム戦を挑むぞー!!」 「ちょ、ちょっとクウちゃ……!」
既にジム戦ができるということにクウは燃え上っていて、アリスの言葉など耳にすら入らなかった。だが、アリスは大事なことを言いたがっていたようだが、クウの様子を見てそれを諦めた。 すると、近くの草むらからオレンジ色の小さなポケモンが出てきた。二人とも、よくぬいぐるみとかで見たことのあるポケモンだった。
「ひ……ヒメグマだぁ!!」
額の三日月模様が特徴的なヒメグマ。その愛らしい姿は、よくポケモングッズコーナーで見かけることも少なくはない。そして、クウもそのハートを撃ち抜かれた一人である。 そして、一瞬にして頭の中で“ゲット”という単語が出てきて、頭の仲をそれで埋め尽くした。ようは、捕まえるということだ。 クウは自分の肩にいたライトを戦闘に出し、攻撃指示を出た。
「ライト、砂かけ!」 『ブイッ!!』
ライトは野生のヒメグマに砂かけをし、技を当たらせない様にした。しかしそれでもヒメグマは我慢強いのか、それを耐えることができた。 その我慢強さに、クウはますます野生のヒメグマがほしい気持ちが高まった。今度は体当たりを指示し、ダメージを喰らわせていた。 攻撃は順調、あとはボールを投げるだけだ。バッグからモンスターボールを取り出し、すぐにヒメグマに向かって投げた。
「よし、シャイン、そろそろいいぞ。疲れただろ」 『ブイブイ!!』 「悔しい気持ちはわかる。でも――自分の体調管理をきちんとできねーと、いつまでたっても強くなれないぞ?」
同じ頃、クウ達とはそんなに離れない場所で、ヒナタはポケモン達とバトルの特訓をしていた。 しかし、ヒナタはいつもとは違う雰囲気でそれをやっていた。ちょっとだけ光のない目に、ポケモン達も我を忘れるかのように荒い特訓をしていた。 主人――ヒナタが元気ではない、というのもあるのだがが――――。
「確かに俺はスイセンさんに負けた。でもそれは、お前らが弱いんじゃない。俺の実力不足なんだ」 『ブイ! ブブーイ、ブイ!!』 「大丈夫だ、ゆっくり強くなって、またジム戦を挑もうぜ。その代わり、絶対にバッジをゲットするんだからな!」
どうやら、ヒナタはクウ達よりも一足先にアヤメシティに行き、ジム戦を行った。しかし、“スイセン”というジムリーダーに惨敗してしまい、ヒナタは一度引き返して特訓を始めた。 そんなヒナタのために一生懸命頑張るポケモン達を見て、ヒナタは無理をしてほしくないとでも思ったのか、特訓を中断し、休憩に入らせた。 そんな時、割と近くから聴き慣れた“奇声”が聞こえた。
「うぉっしゃああぁああああぁぁぁぁぁあああぁとったどぉぉぉぉおおおおぉおおぉぉお!!!!!」
ヒナタは一瞬で全身をビクッとさせた。よーく聴き慣れた声の主が近くにいる。そう察したヒナタは、他のポケモンをボールに戻し、シャインだけを出しておき肩に乗せて、その声が聴こえた方向に向かった。
「アイツ……こんな所で何やってんだ……?」 『ブーイ……』
とりあえずまぁ、アイツの所まで行ってみよう、べっべつにアイツのことが心配とかそういうんじゃねーからな! と心の中で自分に言い聞かせながらクウの所まで行こうとした。 ――――その時、目の前にオレンジ色小さな物体が。
「ふごっ!!」 「あ、ヒメグ――――って、ヒナタッ!?」
思い切りその物体……ヒメグマは、ヒナタの顔面に直撃し、ヒナタはその場に倒れ込んだ。
「ちょ、ヒナタ、だいじょぶ……?」 「………………」
――――返事がない。ただの屍の様だ。
「っつ……」 「あ、起きた。だいじょぶー?」 「この状態をどう取ったら大丈夫なんだよ……で、俺には何があったんだ?」
ヒナタが目を覚ますと、目の前にクウがいた。クウはまるで心配ひとつしてないようでヒナタは呆れかえってしまった。 そして、自分に何があったのかをクウに聞いたところ――――クウが先ほど捕獲に成功したヒメグマをボールから出した瞬間、目の前にいたヒナタに向かって直撃したらしい。
「……で、ヒメグマはどうなったんだ?」 「いや、だからボールから出てきて脱走して……あああああああああああああああ!!!!!!」 「アホか」 「何!?」
どうやらヒメグマと衝突したヒナタに付いてばっかりで、ついヒメグマのことを忘れてしまっていたらしい。そこをヒナタはからかうようにクウに挑発すると、見事に挑発に乗ったクウ。 何度も言うようだが二人は昔からのライバル同士。特にこういう状況においては色々と熱い。……ここだけの話、ヒナタはクウに好意を寄せてたり寄せてなかったり。
「ポケモン1匹まともに扱えないなんて、幼馴染として恥ずかしいな」 「あ? そっちこそ男の癖に私と身長1センチしか変わらないじゃないの!」 「そ……それはその内伸びる……って」
ヒナタはコンプレックスの身長の話を持ち出されて少し歯を食いしばる。決してヒナタは身長が低いわけではない。クウが普通より身長が高めで、それでよく人と比べられるからだ。
「じゃ……じゃあお前はあのヒメグマを扱えるのか?」 「うっ…………あ、扱ってやろうじゃないの! 絶対に探してちゃんと育てるんだから!」 「む……」
クウはヒナタに堂々と宣戦布告(?)をした。どうやらヒナタも乗ったようで、二人の因縁の戦いがまた始まったようだ。
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へい感想! ( No.51 ) |
- 日時: 2010/12/30 19:42
- 名前: 天月 ID:KSo1Lqb2
- 参照: 兄貴の本気。ヘタレの本気(ぇ
- アリスの受難は続く(お前
優「ツンデレいいよツンデレ!(グッ」 空「……。お前は相変わらずだな」 悠「自分がツンデレのくせに」←
スイセンかー…良い花だよね!(そっちかよ あれ、じゃぁルイスって花m(ry 優「次は“バショウ”ですn「ちょっと黙ろうかby空」 悠「水芭蕉ー胡蝶蘭、牡丹、百合、薔薇!!」 空「薔薇だけ強調すんじゃねぇ!」
幼馴染いいなぁ(*´ω`*) 争いごとが可愛いw←
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かんそーう! ( No.52 ) |
- 日時: 2010/12/31 00:13
- 名前: 桜庭 ID:Jie6AZe.
- 参照: マイアヤ書いてみたいかも…(おーい
本気の質問← その文才はどこで手に入れたんだ(きりっ
コウ「ヒメグマ…!」 マイ(あー、持ってるもんなぁ) コウ「ヒメグマ可愛いよなっ(なぜか顔が赤い)」 マイ(顔あかい…) アヤ「身長差は萌えるものy「アヤノ…」な、なによ」
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返信ー ( No.53 ) |
- 日時: 2010/12/31 11:10
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:.GsZgOC6
- 参照: うわああああああ
- >>天月
アリスはこのパーティの苦労人だからねぇ……w あ、でもアリスもちょっと頭イカれてるからこのパーティでまともな人いないや(((
陽「ツンデレ…?」 ア「ツンデレっていうのはね、ヒナタみたいな性格の人だよー」 空「ggrks」 俺(お前、ロリだよな…?)←15歳まではロリです^q^
ルイス……ん?ルイスはぁ…人名だ!(ぇ
空「百合ー!」 陽「なんで薔薇を強調したんだ? 好きだから??」 空「あんたほんっとう何も知らないのね」 俺「いや、10歳は知らない方がいいんじゃ」
>>おーちゃん
参照!参照!期待してもいいれすk(ry 文才なんて生まれた時からなかったわっ←
空「そうそう! ヒメグマ可愛いのよー!」 陽「コウ可愛いな」 空「Σ(゜д゜)ハッ!」 ア「やめてよクウちゃん」← 陽「?」
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絶対に笑ってはいけない宝来家24時!! 〜序章〜 ( No.54 ) |
- 日時: 2010/12/31 21:24
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:.GsZgOC6
- 参照: はーじまーるよー(棒)
- *天月様、桜庭様、羽月様、ミニモネ様、羽蛇瑠様のオリキャラを使わせていただいてます
*絶対に笑ってはいけない○○24時のパロです 正直笑えないです *色々ごめんなさいm(_ _)m *完結まで結構時間掛るかも^q^ *問題なければどうぞ↓
「どういうことだ?」
一人の男がそう言った時、一人の少女は怪しい笑みを浮かべながらこう、呟いた。
「こういうことよ」
「俺はマイにポケギアで誘われてきた」 「俺はピンクです」 「俺はブラウンに直接言われて」 「俺はユウナから電話で……」 「俺は“お前”から直接聞いてきた。――――で、これはどういうことだ?」
12月24日、コウ、パープル、イン、クウト、ヒナタはそれぞれの知り合いから“ユウナの家へ行こう”と誘われ、待ち合わせのとある公園へと来ていた。しかし、来ている知り合いは一人だけだった。 クウ。ヒナタを誘った少女で、5人の少女の中で一番悪知恵が働くと思われる彼女は、5人の男全員に警戒心を持たせていた。
「マイちゃんもピンクもブラウンもユウナも、みんな宝来家にいる。これは本当の話よ。ただ――――」 「ただ?」 「あんたらには24時間、“とあるゲーム”をしてもらおうと思ってね、主催者はユウナで、私はサポート役なのよ」
全員、嫌な予感しかしなかった。“ゲーム”といっても、鬼ごっことかそんな軽いものではないと把握をしていた。そして、全員同時に逃げようとした。が。 大きい音がしたかと思うと、5人の“尻”に激痛が走る。何者かに叩かれたかのように。そして全員奇声を上げたかと思うと、その場に倒れ込んだ。
「ナイスよマリン!」 「アズミもやるじゃない!」 「……序盤からこんなんで大丈夫なのか……?」
5人の尻を叩いた、黒い服を身にまとったとある3人組はそれを終えると、とっさに別の場所へと消えて行った。
「何のマネだ!」 「いや、罰ゲームですよインさん。逃げようと思ったらあの3人に叩かれますから♪」 「なん……だと!?」
インはブチギレながらクウに言うが、クウは黒い笑みを浮かべると、5人は硬直する。その時のクウの顔は、世にも見ないほど恐ろしい顔に見えたであろうか……。 そんなキリのいい所で、クウは一枚の紙……説明書を持ちながら“ゲーム”の説明を5人にした。
「これからゲームを始めるよ。まず単刀直入に言うと“笑ってはいけない”んだよ」 「笑っちゃダメ? どういうことだ?」 「笑うとさっきみたいにケツ叩かれます。あとポケモンはあっち(宝来家)に行ったら預けられるから。使えないから、マジで」
クウの言い方がウザいのは置いといて、とりあえず全員は「笑わなければいい」と把握していた。そして、そのルールは5人にとってはヌルいものだったが……。 ――――これからの悪夢を見ることになるとは、誰も予想していなかった――――
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あけおめー!!! ( No.55 ) |
- 日時: 2011/01/01 00:01
- 名前: 羽蛇瑠 ID:vFU1ftFA
- 参照: あけおめー
- 明けましておめでとうございます!!!
今年もよろしくお願いします!!!
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>>まっさん ( No.56 ) |
- 日時: 2011/01/01 13:43
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:c30L/EAQ
- 参照: はーじまーるよー(棒)
- あけおめ!
今年も色々とよろしくね(^ω^)ノシ
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絶対に笑ってはいけない宝来家24時!! 〜出発編〜 ( No.57 ) |
- 日時: 2011/01/01 17:16
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:c30L/EAQ
- 参照: 誰が誰ポジとかそういうのはないです。 あと普通に小説内で「w」を使ってます
- 「えーっと、じゃあ宝来家で執事として働いて貰うのでー、正装に着替えてもらうよ!!」
「正装? ああ、執事服ってことか。でも、何処でだ?」 「あそこ。あそこに5色のカーテン付きの箱があるでしょ。左からヒナタ、インおじさん、パープル、コウちゃん、クウトだからねん」
公園の隅っこに、赤、青、黄、緑、黒の5色のカーテン付きの箱……クウは試着室という言葉が出なかったようだ。 5人は、それぞれの試着室に入って着替えを始めた。一人、奇声をあげたものが居たのだが……クウはニヤニヤしながら5人の着替えを待っていた。
「全員着替え終わったしょー? じゃ、ヒナタから出てきてー」 「……」
ヒナタは無言のまま試着室から出てきた。彼は執事服を来ていたのだが……下半身が、半ズボンという非常にダサい格好になっていた。 勿論クウには笑いを堪えることなどできず、大爆笑してヒナタは顔面真っ赤になっていた。
「ダッサwwwwwwwプギャーwwww」 「う、うっせーなぁ!!!」 「まぁいいや。次インおじさーん」 「おじさんじゃねぇ!!」
あのヒナタが恥ずかしがっているにも関わらずクウは鬼畜にスルーして、イン(おじさん)を呼ぶ。 インはそんな突っ込みを入れながらも、試着室から出てくると、まぁなんとも似合っている格好だろうか、カリスマ臭漂う執事のようだった。
「似合ってますねー、じゃあ、パープルとコウちゃん」 「それだけかよ……」 「は、ハイ!!」 「……はい」
パープルは緊張しているのか、声を裏返らせながら試着室から出てきた。一方のコウは、まるで全体の雰囲気を暗くするかのような低い声を出した。 まぁ……二人とも、似合っているといったら似合っているのだが……微妙なラインだった。原因は、分からないのだが。 というところで、残るはクウトとなったのだが……クウが呼んでも、クウトはでてこない。
「ぜ、絶対出てやらないんだからな!!!」 「ピラッっと、カシャッ☆」 「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
嫌がるクウトの試着室のカーテンを無理やり開け、いつの間にかスタンバイしていたカメラでクウトのその姿を撮った。 クウトが奇声を上げるほど嫌だった理由は……彼の“格好”にあった。
「め、メイド……?」
隣にいたコウが唖然としながらそう呟いた。そう、彼……クウトは、フリフリミニスカート+猫耳カチューシャのメイド服を着ていたのだ。もちろん、彼の意志ではない。だが、クウトの試着室の近くでクウは「着ないと【自主規制】」と呟いて、仕方なく着ただけだった。
「えーっと、これとこれをユウトに送っ」 「ぎゃあああああああああああああああああああああ」 「――――あ、じゃあゲームはじめよーか!」
クウの鬼畜は止まらない。5人はその波に乗せられるまま、ゲームを無理やり始めさせられたのであった。
「もーすぐでリムジンバスが来るはずなんだけどなー」 「……なぁ、それって宝来家専用の?」 「うん、幾つも」 《すげぇ》
クウの口からはそんな言葉がポロンと出て5人は改めて「宝来家すげぇ」と思ったようだ。 そして、七色のリムジンバスがやってくると、5人とクウを乗せて、宝来家へと向かって行った。
――――このままで済むと思うなよ?――――
天の声が5人には聞こえた気がした。
バス内では、横長の椅子に5人がそれぞれ並んだ。(順番は左からコウ、パープル、ヒナタ、イン、クウト。クウはどっか行った) すると、とあるバス停からは、これから出勤するであろうメイド達数人がバスに入ってきた。(ちなみに現在の時間は朝の10時)
「ねーねーイーちゃん見てあれぇ!」 「うわ、半ズボンとかwwwwwダッサwwwwwwww」 「〜〜〜〜〜……」
プギャーという顔でメイド数人はヒナタに注目する。ヒナタは顔面真っ赤になって俯きながらかなり恥ずかしい思いになっていた。 と、その時、隣のインが(何故か)笑った。そして、インはハッとして先ほどのクウの発言を思い出す。『笑ってはいけない。笑ったらケツを叩かれるよ』と。 そしてその時はやってきた。次のバス停へ来た時、デデーンという謎のBGMがバス内に響いた。
――――イン、OUT――――
「ちょ、今のアナウンスの声サラ!」 「はいはーい、おケツ向けてくだちゃいねーインさん」 「っ……ってえええぇぇええぇ!!!」
謎のお尻叩き隊の一人がバス内に入ってきて、大きなハリセンを持って、インの尻を思い切り叩くと、インは苦痛のように奇声をあげた。 目の前でそんなのを見ていた4人は、心の中で同時にこう思った。
《このゲーム……恐ろしい》
ゲームは、まだ序章にすぎなかった。
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あwずwにゃwんww← ( No.58 ) |
- 日時: 2011/01/01 18:47
- 名前: 桜庭 ID:Ty4HiIGQ
- 参照: マイアヤ書きたいry
- ちょwwww新年早々腹筋できたかもしれんじゃんwwwwww
小説内に「w」使ってもいいんだよ!だってここは「あずの世界」だから!←
メイドー!ktkr ふっへへぇ((もちろん後でオイラにもくれるんだよry
二人が微妙な理由はおさなryですよね(じーちょーおー)
寒いが…バッ 全裸待機で待ってます(きりり
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新年初笑い( ( No.59 ) |
- 日時: 2011/01/02 12:09
- 名前: 天月 ID:Yrv.6TSE
- ちょwwwwwwww
想いっきりふいたwwwww おーちゃんにおもいっきし同意するよ!!←
悠「メイドッ……!」← 優「いや、それよりセー……何言ってんだ私」←変態イカが憑依ry
クウちゃん、あとで焼き増し(メイド)頼んだ!←
インおじさんどんまい♪(最悪だ
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大切なお二人に← ( No.60 ) |
- 日時: 2011/01/02 17:44
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:wW1tAOPM
- >>おーちゃん
参照……!期待してもいいですk(ry お、俺ワールド……わ、World is 俺!!!←
空「ああ、これはみんなに配るから写真屋さんからたくさん貰「ぎゃああああああああああああああ」なんか奇声が聞こえルー」
おさな(ry いいよね!( ふ、服きて!!! それで北海道来たら絶ッッッッッッ対タヒぬ!!←
>>天ちゃん←
そんなに吹いたのかwwww俺的には「うわ、ツマンネ\(^o^)/」だったのにwwありがとうwwwww あ、まぁ実際見たら笑わずにはいれないだろうなぁww
空「ユウト……部屋一面に張るのかな……いや、流石にしないか」 陽「クウトェ・・・」 空「セーラーも美味しいなぁ(ジュルリ」
ちょwww
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謎の洞窟にて ( No.61 ) |
- 日時: 2011/01/10 00:20
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:cSDljeR6
- 「見つけたわよヒメグマ! 今度こそ大人しくボールに入りなさい!」
クウ達は数分後にヒメグマを見つけ、クウはボールに戻させようとするが、ヒメグマはそれをかわしてボールに入ろうとしない。するとヒメグははまだ逃げ出し、クウもまためげずにヒメグマを追いかけた。 そんなクウに対し、ヒナタはクウに挑発を掛けるように言った。
「お前もさー、ポケモン一匹まともに育て立てないと、まともなポケモントレーナーになれねーぞー?」 「っさいなぁ……あんたは黙って見てればいーの!」 「へいへい、分かりましたよっと」
クウは今、ヒメグマを追いかけるのに夢中になっていて、怒り混じりでヒナタに返事した。ヒナタもヒナタで、面白い返事が返ってこなかったので、それ以降は何も言わなかった。 ヒナタとアリスの二人は、ヒメグマを追うクウを追っていた。そして、二人が追いかけた先は――――小さな洞窟だった。
「ここは……?」 「……何かの、洞窟か……?」
二人は、見たことのない洞窟に足を踏み入れたものの、辺りは暗く、なにも見えなかった。 すると、アリスは何かをひらめいたかと思うと、ボールからピカチュウを出した。すると、ピカチュウは自分の尾から光を出し、洞窟を明るくさせた。アリスはヒナタに小さくピースをする。
「……クウ、どこだ?」 「…………なぁ、なんか声が聴こえない?」 「声?」
ヒナタは首を傾げる。二人は無言になると、耳を澄ます。ヒナタには洞窟の中のポケモンの声は聞こえず、洞窟の水が滴る音だけが聞こえた。しかし、アリスには何者かの声が聴こえた。
「あっちの方向だよ!」 「ん」
耳の良いアリスには、声が聴こえて、その方向を指す。ヒナタは小さく頷くと、アリスの後を付いて行った。
「…………あれぇ?」
――――その数分前、無我夢中に走り続けていたクウが我に返ると、自分は見知らぬ所にいたことに驚いた。真っ暗な洞窟、人の気配すら感じられない。 しかし、自分はずっとヒメグマを追いかけていたから、ここにヒメグマが入ったのは確かだろう。……それに、迷わなければきっと、ヒメグマを見つけられるはずだ。迷わなければ、の話だが。
「……よぉし」
クウは気合いを入れるように腕捲りをして、その先へ進んだ。 奥に進んでいくと、だんだんと通路が狭くなっていき、天井も低くなってきていた。とうとう、それは人間が普通に歩いていては通れない程になっていた。 しかし、クウは自らその身体を低くし、腕を使って進むことにした。通路を壊すことや、ライトに行かせようとも考えたが、通路を壊すのは時間もかかるし、きっと何かがあると思ってやめた。ライトにいかせても、自分の目で確かめなければ意味はない、そう考えた。
「んぬぬぬ……」
腕を使って進むこと10メートル。なんとか気合いで進んでいくと、ポケモンの声が聴こえてきた。少し進むと、大きな穴にたどり着き、そこはたくさんのヒメグマがいた。おそらく、ここはヒメグマの住処だろう。 すごいなぁと思って見つめていると、一匹のヒメグマがクウの存在へ気付いた。鳴き声で仲間を呼び掛け、沢山のヒメグがが一斉にクウの前に立って、威嚇をした。
「ちっ、違! 私は別に貴方達の住処を荒らそうとか、そういうのじゃなくて……!!」
クウはヒメグマ達に訴える。が、ヒメグマは達は聞かず、クウに向かって攻撃しようとする。仕方なく、クウも自分のポケモンを使うしかなかった。
「ライト、電光石火、ハートは念力よ!!」
ライトとハートはヒメグマ達に攻めていく。すると、クウは先ほど自分が捕まえたヒメグマを発見した。……そのヒメグマには、ひとつ特徴があった。額の三日月模様が少し欠けているからだ。クウは、はっきりとそれを見ていた。 そして、ポケモン達に攻撃を任せている間、自分が捕まえたヒメグマの所まで掛けて行った。
「……ヒメグマ!!」
ヒメグマはクウの声に気付くととっさに仲間の所まで逃げて行った。……それが、どうしてなのかは分からなかった。クウは悪いことは何もしていない筈だ。 はっ、とクウは自分のポケモン達を見ると、やはり数が足らないのか、ボロボロで戦えそうにない状態だった。
「ライト! ハート!!」
2匹をボールに戻すと、再びヒメグマ達はクウに目を向けた。ヒメグマ達はクウに襲いかかろうとし、クウは息を飲み込んだ――――その時。 何者かの足音が聞こえてくると、突然爆破音がして、そこらじゅうに煙が出て辺りが見えなくなった。勿論、ヒメグマ達はクウに攻撃できなかった。
「ねー本当にここなのー? ってか通路が狭いから思わずボムっちゃったけど♪」 「っけほ、けほ……! なんなのよぅ、これ……」
クウが辺りが見えず、声の主だって誰かわからない。ようやく煙が晴れると、周りには数人の男と、真ん中には金髪の女が立っていた。 その男の恰好には見覚えがあった。少し前、ネイントの木の実畑にいた“ナイト団”だ。……真ん中の金髪の女の存在は知らないが。
「あー? あんただぁれ? なんでここにいるのぉ?」 「ちょ、それはこっちが聞きたいわよ! あんたらナイト団でしょー!? なんでここにいるの!?」 「……!」
女はギャルっぽくちょっと嫌な感じの口調でクウに問うと、クウも引きさがらず逆に喧嘩を売るように女に問うと、女は一瞬目を見開くと、「なるほどねぇ」と良いながら、自慢の自分の金色の髪を指で絡める。
「あんたー、カゲが言ってた女? うわ、面倒くさそ!」 「カゲ? ……もしかして、あたしが前に戦ったマント男?」
カゲのことはマント男としか覚えてないクウは女に適当に言うと、女もそーそーと言って、また自分の髪を指に絡める。 すると、女はクウの目の前まで来て、ひとつのモンスターボールをクウの鼻にぐりぐりと押し付けた。クウは腹が立ち、その腕を思い切り掴んだ。
「うちはウタ。ここはあんたのようなガキんちょが来る所じゃないの! 悪いことは言わないからとっとと出ていきなさい?」 「なんで指図されなきゃいけないのよ、オバサン!!」 「おばさ……!? これでもまだ15歳よ!? ……お前達、このガキを追いだすわよ!!」
ウタという女はクウの言葉に腹を立て、後ろにいた団員達にそう指図し、団員達はボールからポケモンを出していった。しかし、数が異常に多い上、こちらの手持ちポケモンはもう戦えない。
「ちょ……あたし一人よ!? 団体攻撃とか卑怯すぎるしょ!!!」 「あんたがうちのことをオバサンとか言うからいけないのよ! お前達、いくよ!!!」
――――クウは、絶体絶命の大ピンチに追い込まれていた。
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あずぅ( ( No.62 ) |
- 日時: 2011/01/10 14:54
- 名前: 天月 ID:nGL.H/lo
- ウタちゃーん!(どうしたの
ギャルか、ギャルい悪役k(黙ろうか
空「暗いとこにいてよく迷わなかったなー…」 悠「兄貴なら迷ってたんじゃない?助けないけど」 空「Σ(゜д゜)」←
33歳でおっさん言われる人もいるんだから大丈夫ですよウタさん(フォローになってねぇ ギャルって何故か老けてみえるよn←
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>>天月 ( No.63 ) |
- 日時: 2011/01/10 17:46
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:cSDljeR6
- 参照: どうも もす です
- ウタはナイト団ギャルオバでしたー!
「誰がオバサンよ!!!」←
空「クウト目、悪いの?」 ア「まぁピカチュウがいたら、ね(スペ1巻にて)」 空「ユウトのツンデレめー(*´ω`*)」←
おっさn(黙(ダンディっていいよね(ぇ それはどうi(ギャル=りあz(ry
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かんそそそっ ( No.64 ) |
- 日時: 2011/01/10 18:48
- 名前: 桜庭 ID:U.Dg/8gE
ギャルktkr! 攻略したくなるよね!!!!ギャルがいるt(ry
耳がいいのはコウちゃんと同じ属性つまり気があ(はいすとーっぷ おばさんってわたしもいいたい(ぇ
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>>おーちゃん ( No.65 ) |
- 日時: 2011/01/10 22:45
- 名前: あずらび◆2UZxO8bG3w ID:cSDljeR6
- 参照: \あたい/
- ギャルは攻略したくなる気持ちわかるよ分かる!(
そーいやゴールドは○○ギャルって言うよねw
ア「コウちゃんもなの? 仲間だねー!」 空「*´ω`)うふうふうふふふ」← 俺「オバハン!!」「オバハンじゃないって!!!」←
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