Re: 光と闇の時空神 ( No.70 ) |
- 日時: 2010/09/29 21:27
- 名前: 天月 ID:
- 参照: タッ・・・・・・・・・たいしょう!(は?
- 番外編 変わって気付くこと
それは、もう唐突過ぎたことで…… もうなんか、経緯とか説明はメンドーなんで、とりあえず結果だけいってみるよ!
「…入れ替わった。よね?」 「そうね」 「ぶつかったら中身が入れ替わるとか何処の漫画?」 「知らないわよ。というか…どうするのよ!?」
うん、私とクリスが入れ替わっちゃったんだよね 均衡に影響はないらしいからいいけど…… 本当、どうしようか
「クリスの予定は?」
自分の姿を見ながら他の人の名前を言うのはやっぱり違和感がある もちろん、クリスも同じ感覚なんだろうけど
「とりあえず……オーキド博士のお手伝い、だけど…そっちは?」 「特にないけど……。あ。家に戻らないといけないんだった」
クリスは滅多に私の名前は言わない。「あなた」かさっきの「そっち」くらい 暇人ね。と呟きが聞こえたのは聞こえないフリ どうせ、暇人ですよ。でも…いいじゃん、神サマの“奢り”なんだし
「まぁ、ゴールドとじゃなくてよかったね。私はオーキド博士のところに行くから、クリスは…レッドに見つからない程度にぶらぶらしてていいよー」 「はいはい。そっちもばれない様にね」
皮肉たっぷりに言われた。本音を隠す嘘は得意だけど、正体を隠す嘘は得意ですよー そう思いながら、研究所へ走っていった
*
入れ替わった…でも、よりによってなんでユウナ!? まったく…ゴールドと入れ替わったほうがいくらかマシよ…… …にしても、細い腕。何食べるのよ…… っていうか、動きにくいなぁ、ワンピース……よく走ったり飛んだり蹴ったりできるわね……
「ユウナ!!!」 「っわ、ご、ゴールド!?」 「ビビリすぎだっての。今日はレッドさんと居ないんだな。まぁあの溺愛っぷりには俺も引くけどよ」 「溺愛って……。今日はどうしたの“よ”?」
ピクッ、とゴールドの(不本意だけど)形の良い眉が動く まさか……バレた? でも…“何処で”?
「ははっ、どーした? また社交パーティでもあんのか?」 「な、ないけど?」 「ふーん。てっきりまた“役作り”かと思った」
っていうか、社交パーティ? 役作り……? そんなものユウナに縁がなさそうに見えるけど…… あっ、とゴールドは声を上げる どうしたの?と聞くと
「俺、ユウナの家行きてーな。良いだろ?」 「良いけど……」 「よっしゃ。じゃぁ早く、出せって」
くい、と何かを待っているかのように手を出す …………? あ。鳥ポケモン? えっと……なんだっけ…… 私がもたもたしてると、痺れを切らしたのか、私の(ユウナの)手を引っ張って、手にあるボールを取って、中からポケモンを出した
「ったく、ボサーッとしてたらミチルたちも心配するだろ。なぁ?」
ゴールドは、ミチルと呼ばれたチルタリスの首をなでながら言っていた ミチルは懐いてるみたいで、うんうん。と首を立てに動かしていた ちらり、と私をにらみつけた意味は…わからない
それから、私とゴールドはミチルに乗って、知らない地方に行った レイシン地方……と、言うみたい そこのカムイシティの外れにあるのが…… ユウナの家、らしい
「相変わらずでけーなー。ユウリさーん! おじゃましまーす!!」 「あ、えっと……ただいま……」
ゴールドの声が届いたらしく、部屋…いや、ホールの奥からユウリさんらしき人が出てきた ユウナと……正直言ってあんまり似てない でも、
「いつ見てもユウナとそっくりですねー、ユウリさんは」 「ありがとう、ゴールド君。……ユウナ?」 「は、はい!?」
急に呼ばれて、声が裏返った…… ばれて……ないよね?
「…あ、俺、まだ見てない部屋あったんですよ。見ていいですか?」 「ん、あぁいいよ。僕についておいで」
ゴールドは、なぜかちゃんとした敬語を使ってる オーキド博士にも使ったことのない、敬語を……
ユウリさんのあとを、付いていくと、地下へと続く階段を降りていった
そこは、薄暗くて、生き物が出す特殊な臭い……これは……
「血……と、腐臭?」 「なんですか? ユウリさん」 「……あぁ。なんでも、僕の曾お爺さんからあるらしくってね、昔は“神からの裁き”として、人や、ポケモンたちが……ここで拷問、または死刑にされていたらしいよ」
まるで、他人事のように聞こえて、つい言ってしまった
「……なんで、こんな酷いこ――――」 「無造作にポケモンを捕獲する人たちも、人のこと言えないんじゃないかな」
私が言う前に、ユウリさんが遮った…… そして、なぜかその言葉が図星だった
「ポケモンにも、家族がいるし、繋がりがある。その縁を切ったんだ “ただ珍しいだけ”、“ただ捕まえてないだけ”……それだけで、大切な人を失うんだ ……哀しくは、ないかい?」
ただ、珍しくて。ただ、捕まえていないだけ……… どれもこれも、図星だった。……もう、気付いていたって言うの……?
「君は、小さい子達の面倒をよく見、とても真面目な子だと、ユウナから聞いた どうやら、捕獲の専門家らしいじゃないか。それでオーキド博士に頼まれた……そうだろう? クリスちゃん…だっけ?」
もう、気付かれていた はい。と縦に私は頷いた。ゴールドを見ると、「やっぱりな」とでも言いたそうな顔をしていた ゴールドも、気付いていて、それでこの家に連れてきた、ってこと……?
「なんでユウナと入れ替わってるのか、とは訊かないよ。運命は常に変わっていくのだから ……君は、ユウナが苦手かい?」
ユウナは……まぁ、苦手、なんだと思う あの素直じゃないところや、皆が「ツンデレ」と言ってるところ しっかりしてるように見えて、全然してなかったりする、曖昧なところ なにより、自分の事を何も言わないのが、一番の原因、かな
「…だって、自分のこと、何も言わないんですよ!? 全然素直じゃないし…… そんなの、アノ子がわる―――」
パァン、と乾いた音がして、自分の頬が熱い事に気付く
「……レッドさんに見られても、転んだって言えよ。チクったら俺殺されるから …ユウナのこと、何もしらねぇお前がとやかく言う権利はまずねぇ。知らないのは、“知ろうとしてないから”だろ? 今のユウナは、聞けば大体は話してくれる。……それを知らねぇのも、お前のせいだろ ………孤独の辛さが判らないテメェに、ユウナの気持ちがわかるかよ」
知ろうとしていない……確かに、そうかもしれない……でも……
「じゃぁ、なんで、ゴールドは知ってるの……?」 「俺だけじゃない。レッド先輩達もシルバーも、知ってる なんで知ってるって言うのは……一言で言うと、ユウナが言った時、お前はその場にいなかった でも、ユウナはそんな事すぐに言える性格じゃねぇ。……でも、お前なら聞くことができたんじゃねぇのか? 結局、その差だろ」
………何もいえなくて、ただ俯いた ユウリさんはもう遅い、と言って私達は帰っていった 帰りは、私もゴールドも何も言葉を発しなかった
*
「あっ、クリスー!!」 「……ユウナ」
ゴールドと別れた後、ユウナと会った
「……家に、行ってたの?」 「えぇ……」 「ごめんね」
なぜか、謝られた。なんで……
「家に行った、ってことは、見たくないものも見ちゃったでしょ?」 「……うん」 「それに、言わない私も悪いし。だからごめんね」 「……私も、知ろうともしないで勝手に嫌って……ごめん」
謝ると、ユウナは笑って、「気にしてないよ!」と言った その顔は、本当に許してくれそうで……
「その代わり、」 「?」 「……これから、よろしくね!!」
そういって、ユウナは…レッドさんの家のほうへ帰っていった
「よろしく、か……。そう、ね」
本当は、優しくて、すごく、強い子…… それを勘違いしてるなんて、どれだけアホなんだろうね、私は…… まったく、バカすぎて呆れちゃうわ
「……今度、ちゃんと事情、訊こうっと」
そう言って、私も家へ帰った―――
終わり
こんな長いの初めてだ( とりあえず、私がクリスを苦手な理由がわかればそれでおk(((((( 入れ替わった原因は…マナフィで(爆
あとゴールドがレッドさんより男前だということm(ry
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