92話 月出処の神子 ( No.182 ) |
- 日時: 2011/04/05 09:50
- 名前: 天月 ID:NlMe0sM.
- 92話 月出処の神子 前編
――――ポケモンリーグが終った数日後……
「もしもしー…、って、ユウナ!」 《久しぶりー…ってほど経ってないか》 「いや、十分久しぶりです。3日が1週間…いや、1年に感じたんだよ!!!」
って、俺は中毒者か。まぁ、本当だから仕方ない あれから、俺は先にマサラに帰った。ユウナはユウナで用があるらしい シルバーは…………ブルーか、ゴールドの所、多分
「で? 俺に何のご相談?」 《……このエスパーが…。ま、話が早く進むからいっか。 あのね、私――――――――》 「うっそ、マジで!?」 《うん…。やっとね、私の……“やりたいこと”が見えた…と、思うからさ》 「そっか…。俺は口出ししないよ。それがユウナのやりたいことなら尚更。 でも、俺はずっと、ユウナの味方で居るから」 《ありがとう……。じゃぁ、近くなったらまた、電話するね!》 「うん、じゃあな」
プツッ、という独特な音がして、通話が途切れた なんだろう、この、まるで親の様な心境は。いや、ユウナは彼女だけど でも……自分の事のように嬉しいって、本当に親のようで (“普通”の家の、親の心境、だけど)
―あのね、私、家を継ごうと思うの ―やっとね、私の……やりたいことが見えた…と、思うからさ
あー親離れ…じゃないけど、かっこかわいいなぁ、ユウナは… 無理しなきゃいいけど、いや、ユウナだからするだろうな、多分 だから。ってわけじゃぁないけれど、傍に居よう。時が許す限り やっと見つけた、大切な人なんだから
――数日後 ユウナが「皆もつれてきて欲しい」と言ったので、皆(カントーからホウエンまで)を連れて、レイシンへと向かうこととなった 今はユウナの家へ向かって一同ゆったり歩いている
「ユウナが家を継ぐなんて、まるで親の様な心境ねぇ〜」 (同じこと思ってやがる……) 「まぁ、予想はしていたがな」 「ちょ……ほんっと、あんたは冷血漢ねぇ……。もっと喜びなさいよ!」 「まぁまぁ、ブルーさん。グリーンさんも喜んでる…はず、です」 「喜んでたとしても、グリーンは表に出さないと思うけどな。ジジコンのシスコンのくせn……すいません。殴らないで」 「……ったく」
あららぁ、顔が真っ赤かですよ、グレーンさん(←ふざけた) そんなこと言ったら、次は睨みつけるだけじゃ終らなさそうだから言わないけど そのやりとりを見て、我らが迷惑大王…じゃなくってゴールドが笑って言った
「あははっ、相変わらずッスね〜お二人さん」 「失礼でしょう、ゴールド!!」 「お前ら、言い争うにしても声のボリュームくらい落とせよ」 「「………はーい」」
シルバー、お前のお陰で言い争いは未遂に終ったよ、ありがとう 今から神聖な場に行くのに、ケンカなんてされたら俺でも怒るから(ケンカっつっても言い争いで暴力は…含まれてない。10回に4回くらいしか) そんなケンカトリオ・ジョウト組の後ろには、個性むき出し・ホウエン組が 故郷が故郷のせいか、少々寒そうにしているが、3人とも周りの綺麗な自然に目がキラキラしている 語っているのはルビーだけだが 残りの2人は、そんな語りに呆れながらもちゃっかり聞いている。根が優しいからかな
「…にしても、本当に綺麗だね、この街は」 「うん。こんな場所がもっと増えたら、ポケモンも嬉しいとに……」 「ここは、人にもポケモンにも優しい場所なんだなぁ……」 「こんなに美しい自然に囲まれて過ごしたら、さぞ野生のポケモンたちもBeatifllなんだろうなぁ!!」 ((また始まった……))
そんな会話たちを耳にしながら、ユウナの家についた 相変わらず、大きい。んで中世的だ。旧家はひと、ふた昔ほどの家だったのに 時代の移り変わりにはちょっとびっくりする
インターフォンを鳴らせば、のんびりとした口調が返ってくる いわずともわかる、ユウリさんだ。後のお父さんにあたる。俺の 代表してレッドとその他です。と言えば戸惑いもなしに扉は開けられる その他扱いされたみんなの一部からは冷たい視線が突き刺さる
「ようこそ、皆。さぁ入って入って」 「お邪魔します」
そしてまた代表で俺が言う。もちろん礼儀正しい皆は口々に「お邪魔します」や「失礼します」と言ったけれど
「ユウナはまだ着替えてる途中だから出れなかったんだよ」 「着替え!?」 「お前は中学生か」 「年齢的に言うと高校生ですけど、頭は中学生ですね、レッドさん」
うわーい、師弟(緑と黄)のダブル攻撃ー(←やけくそ) まぁ着替えに反応してしまったのは申し訳ない ユウリさんが出してくれた紅茶とお菓子を頂きながら、ユウナが出てくるのを待った その間ユウリさんは地方のことを聞かされたけれど 最後の質問はなんとも神の一族らしい質問で、 「そこに生まれ、育って幸せだった?」と 俺とブルー、ゴールド、シルバー、エメラルドははぐらかして答えられなかったけど、他の皆は「幸せ」と答えた 俺たち5人は、うん。イロイロあったから、イロイロ
そんな話をしていた最中(さなか)に、ユウナはやってきた
「皆ー、待たせちゃってごめんね」
振り向いたが最後。息が止まるかと思った
続く
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