Re: 光と闇の時空神  83話&お知らせうp ( No.137 )
日時: 2010/11/13 16:57
名前: 天月 ID:
参照: やっと終った^^;

84話 “勝”つか“負”けるか


「ちぇっ…さすがピカ。レッドにそっくりだよ、その天才さ」
「なにそれ、皮肉?」
「本心だよ。さて、次で最後。いっておいで!! ルナ!」
「フッシー!!」

お互い最後のポケモンをだす
ユウナは“あの時”の傷から完治したルナを、レッドはフッシーを


「本当、気があうね」
「だなー」
「まさか、勝敗も気があったり?」
「そりゃキツイなー。引き分けは」
「そうだね。……ルナ、“だまし討ち”!!」

ユウナの指示にルナはブラッキーとは思えないスピードでフッシーのもとへと向かう
ルナがフッシーの背中の花に攻撃しようとしたとき、レッドが口を開く

「“毒の粉”!」

指示を聞いた瞬間、花から紫色の粉…この場合、花粉を撒き散らす
ルナは一瞬焦ったが、すぐに意味深な貌をし、粉から避けるように身体を捻らせた
そしてそのまま回転しながらユウナの元へと降りる

『危ない危ない。もーちょっとで毒に侵されるところだったよ』
「ね。まぁ別に受けてもよかったんだけど…相手が毒タイプじゃ、ね」
『効かないんだよねー、まったく』

ふぅ、とルナは楽しそうに溜息をつく
ルナ…もといブラッキーの特性は「シンクロ」。己が毒・麻痺・火傷を負ったとき、相手にも同じ効果を負わせるという特性
だが、相手が毒タイプや炎タイプだった場合、毒と火傷は相手には受け付けない(麻痺は問答無用)
つまり、あのとき、ルナが毒状態になってもフッシーは無傷、というわけで、あの時避けられたのはルナの運が良かったということだ

「フッシー、“宿木の種”!」
「ルナ! “電光石火”で避けて!!」

フッシーから放たれる、種を俊敏に避ける、ルナ
鈍っていた、という様子もなく、怪我をする前と同じフットワーク力を見せていた
“電光石火”でフッシーの背後に迫ったとき、ユウナが口を開いた

「そのまま……“アイアンテール”!!!」

スピードを利用して、ルナは後ろ足で宙に浮き、黒い尻尾を鋼のように硬くしてフッシーに思い切りぶつけた

「フッシー!」
「へっへーん!! ルナ、“シャドーボール”!!」
「フッシー、“ツルの鞭”で動きを止めろ!」
「ルナ、気にせず、撃っちゃって!」

フッシーはすぐさまツルでルナにまきつくが、ルナは気にした様子もなく、口から黒い弾を生み出し、フッシーにぶつける
当てられて怯んだのか、巻きつくツルがゆるくなった隙をみて、ルナはツルから逃げ出した


「さーすが……。じゃぁ、こっからは…」
「小細工無しの一発勝負!!」
「だな!」

一発勝負、ということは、あと1つの技で勝敗を決めるということ
今のHPはルナの方が多いが、フッシーにはあの究極の技が残っているため、どちらが勝つかは、予想できなかった

「ルナ、“悪の波動”!!!!」
「フッシー“ハードプラント”!!!」

ルナからは、黒く邪悪な波動が
フッシーからは、緑に光った閃光が
波紋状に広がる波道と一直線に貫く光
2つの攻撃は、中心でぶつかり合い、黒煙を生む



――煙が晴れた頃、観客が見たものは………


「両者、戦闘不能!!」

審判が下したとおり、フィールド上に、2匹は倒れていた
ルナの場合、少しだけ血が滲んでいたが

「よってこの勝負、引き分け!!!」

お互い1勝1敗1引き分けだったため、ユウナとレッドの勝負は引き分けに終った
ユウナはルナを抱き上げ、レッドはフッシーをボールに戻す
2人はお互いを見つめて、ニッ、と笑った

準々決勝:ユウナvsレッド...引き分け

この時点で、次の勝負が、事実上の決勝となった
そして今この瞬間、時空の双子は、敵となる


         「「絶対、負けないから」」


続く