Re: 光と闇の時空神  79話うp ( No.100 )
日時: 2010/10/23 12:23
名前: 天月 ID:
参照: 100ェ…(´・ω・)   ミニおめでとう!!

バースディ記念品  神子たちの遊び


それは、ユウナがブランの家に遊びに来たときの事だった…

「ブラウンって、強いよねー」
「はいっ!?」

突然ユウナにそう言われ、持っていたティーカップを落としそうになるが、何とか持ちこたえた
普段落ち着いた“妹”のあわてる姿を見てユウナは微笑む

「それで……どうしていきなりそんな事言うんですか?」
「いきなり…か。まぁそりゃそうだよね
……今日ココに来たのは、初めからブラウンとバトルしにきたんだよねー」
「えぇ!? あの、私、バトルは……。っていうか、知ってて言ってます?」

そう聞くと、ユウナは笑顔で右手の親指をグッ、と立てた。どうやら知っててやろうとしてるらしい
その仕草を見て、ブラウンは……

「嫌です」
「なっ。つれないなぁ〜。…お姉ちゃん手加減するのに」

ブランの返事に次はユウナがカップを落としそうになる。が、やはり持ちこたえた後、ユウナは口を尖らせながら「ハンデをする」と言った
その言葉に、ブラウンはむっ、とする

「手加減無しでも、大丈夫です!」
「んじゃ、やりましょうか」
「へ? …………!? ユウナさん!!」

してやられた。今のブラウンにはこの言葉がしっかりとあてはまる
そうして結局、バトルしてしまうことになったのだった……

                  *(ブラウン視点、行きます!←)

まったく…つい挑発に乗ってしまいましたよ……
でも、言ったものは仕方ないですよね……
ユウナさんは、「楽しみ」と顔に出てる。本当、バトルが好きなんですね

「それじゃ、3匹フルバトルってことで。……アース!」
「判りました。…HASA」

私はHASAを、ユウナさんはハクリューのアースを出した
…あ、HASAの目隠しとらないと……

「ブラウン、その子の目隠し、取らなくていいよ」
「……いいんですか?」
「えぇ。その子が一体、視覚を失った状態でどこまでできるか、見てみたいからね」

先ほどの微笑みとは違う、見下すような…嘲笑うような、そんな笑みで言った
…自意識過剰、なんかじゃない。本当に自信があって言っている…そんな感じがした
ユウナさんは、HASAが周りの状況を理解するまで待っくれていた。あくまで“ズル”はしないんですね。……ユウナさんらしい

HASAが理解できた頃、ユウナさんの瞳が鋭く、真剣になった
これが……チャンピオンの瞳、というものなんでしょうかね?

「アース、“電磁波”」

電磁波…当たったら必ず麻痺になる技ですね。…先にHASAの動きを鈍くする、というわけですか
HASAは……“影分身”で電磁波を避けた

「へぇ、さすが。なんの技か理解できたんだね。ご主人が指示をしていないのに」
「何故指示をしていないかは、判っているんでしょう?」
「えぇ。アナタはもっとも自然に近い形でバトルすることを望んでるからね
………アース」

アースは、名前を呼ばれ、理解したように目を瞑った。影分身を使われたら、“普通”は混乱するはず。…どれが本物か、わからないから
HASAとその分身たちは、いっせいに飛び出し、鋏を鋼のように硬くした…“メタルクロー”ですね
羽ばたく音が五月蝿いのにも関わらず、アースは目を瞑っている。そして、本体と分身が攻撃しようとしたそのとき

「右に“龍の波動”」

その指示で目を開き、右を向いて“龍の波動”を分身……いえ、本体に食らわした
…どれが本物か、わかっていたんですね

「でも、なんで判ったんですか? 姿かたちも、羽音も一緒なんですよ?」
「んーとね。分身は本物が動かないと動けない。その0.何秒かの差でどれが本物か、考えていたの」

とっさに目を瞑って、そこまでやっていたんですか……。さすがですね
でも……

「ユウナさん、それ、本気の内にはいってないですよね?」
「…そうだね。私、相手が本気出さないと本気出せないタイプだから
……本気でかかって欲しかったら、本気になりなさい。ブラウン」

つまり……私が本気にならないと、ユウナさんは本気にならない。という事ですか……

「生憎、私も本気を出さないタイプなんです。…でも、優奈さん、本気で来てくれませんか?」
「仕方ないなぁ。……いいよ。葡羅蘊の頼みだからね」

そう言って、ユウナさんは髪を耳に掛け、すぐ指示をした

「アース、“大文字”」

虫・鋼タイプに効果抜群の炎技……。アースは、口を開き、「大」の字になった炎を吹き出す
HASAは炎に掠りながらも避けた。けれど……
HASAは、苦しそうに肩で息をしている。まさか……

「火傷……?」
「そうみたいね。…運も実力の内、大文字で火傷になる確率は1/10。
……そろそろ、トドメをさしていいかな? アース、“火炎放射”」

火傷の痛みで動きの鈍くなっているHASAに、文字通り「トドメ」をさすように、火炎放射が放たれる
これが……ユウナさんの本気、ですか。なんとなく、いつもの優しさがなくなって、冷たくなったような、そんな気がしますね

地面に倒れそうになるHASAをボールに戻し、次のポケモンを出す

「では…YUKI。行ってください」

                *(ユウナ視点だぜ!)

ブラウンが次に出してきたのはユキメノコかぁ、こりゃ大変になりそうだけど……
なんとかなるよね? アース、あなたなら
意思が通じたのか、アースは横目でこっちを向きながら頷いた

「YUKI、“あられ”!!」
「アース“龍の舞”!」

“あられ”で空にはねずみ色の雲がかかり、あられが降る
アースは嫌そうにしているけど、YUKIはなんともない。まぁ当たり前だけど
もし先手をとられて「アレ」を出されたら終わりだけど、“龍の舞”で攻撃と素早さをあげれば、勝機はあるかもしれない


「アース“火炎放射”!!!」

顔に降って溶けたあられを拭いながら、私は指示をする
ユキメノコのあの特性さえなけりゃよかったものの……ここも運任せってことね
運には自信があったけど、ユキメノコの特性「雪隠れ」で避けられてしまった
一発、一発当てればいいだけなのに

「YUKI、“吹雪”!!」

あられに紛れてYUKIは目の前まで来て、完全必中の“吹雪”を繰り出されたからたまったもんじゃない
タイプ一致で1.5倍、そして効果抜群だから2倍、あわせて3.5倍のダメージがやってくる
数字にするとたいしたことないように見えるけど、こりゃかなりヤバイ
ミチルを出したら、5.5倍ですぐノックアウトだろう
でも、タフなアースはギリギリ耐える。でも、すぐに“あられ”が無数にあたり、倒れてしまった

「アース、ご苦労様。さすがブラウンだね! …でも次はそうはいかないよ。いけっ…ピル!」

私が次に出したのはピル。普通ならホープをだすけど…まぁ、信じてるし

「ユウナさんらしくないですね。ピカチュウを出すなんて」
「そう思ってられるのも、今のうちだと思うなぁ? ピル“影分身”」

私の指示でピルは次々に分身を作り出す。YUKIちゃんは…主人に似て、冷静だね
ただ、その冷静が空(あだ)になっちゃぁ……無意味だよ?
「……ピルたち、ばらばらに広がって」
「……?」
「そして……“10万ボルト”」

ピルと分身たちは一斉に10万の電圧を放つ。YUKIちゃんは逃げようとしてるけど
……無駄だよ。だって、ばらばらに電撃を放ってるから、どこにいっても
ってことで、チェックメイト、いきますか

「ピル=A“アイアンテール”」

本物のピルはYUKIちゃんの真上に居る
あられと電撃で視界を阻まれて、よく見えないって言う不利を利点にした、ってわけ

ガチィ、と鋼がぶつかる音がして、ピルは綺麗に着地。YUKIちゃんは気絶して、倒れていく……前にボールに戻された

「さすがですね。……さぁ次へ。と思ってると思いますけど……これ以上庭を破壊されるとさすがに困るので……」
「え? ………あっ、ちゃぁ……。ごめんね;ブラウン」
「いえっ、大丈夫ですよ!」

綺麗だった庭は、ところどころがもう……ぐっちゃになっていた
夢中になりすぎるのも、だめだよね…


                 *

夕暮れ、ユウナさん帰る時間になったらしく、チルタリスの背に乗っていた

「庭の修正料は今度送るから。本当にごめんね!」
「そこまでしなくても……」
「いいのいいの!! ………またね」
「……はい。また、今度」

ユウナさんは、一瞬寂しそうに笑って、私の家を後にした


「…また、逢えますよね」


「…また……ね、か」



  ――“また”は、願いや希望の言葉だと、知るのはまだ先で――

fin

ミニの誕生日ぃぃぃぃぃ!!←
おめでとうございます^^そしてありがとう!

バトル描写がぐっだぐだですいません;
あいはつまってまs(ry

さいごに、生まれてきてくれて、出逢えて、ありがとう!