リベンジ! 翔VS風見(前) ( No.8 ) |
- 日時: 2011/03/02 22:13
- 名前: でりでり ID:qfIaB5Tc
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 期末テストまで二週間となり、そわそわしてきた生徒たち。
掃除も終わり、放課後となった教室には自主的に残る生徒が複数いた。もちろん、俺も恭介も残っている。 俺はさっさと帰りたいのだが恭介が残りたいというので仕方なく俺も勉強している。 そう、勉強しているはずなのだが、教室に先生はいないため軽い雰囲気が生まれて自由に会話している生徒が大半だった。 だが扉に音があると皆は背筋を急に伸ばし、いかにも「勉強してます」を装うとする。 また扉に音が。皆して机の上に適当に置いてあった問題集に向かう。 扉が開く。だが、いつもの担任教師ではなかった。俺らと同じ制服姿の風見雄大だった。 「奥村翔、お前に用事がある」 「良いところに来たな。実は俺もお前に用事があったんだ」 机の上にまとめてた物をさっと鞄に詰め込む。人によってはぶち込むとも言う。 椅子から立つ間際、隣の席の恭介に囁く。 「風見がリベンジを挑みにきたそうだ。もちろん来るよな?」 「……。仕方ないな。言ってやろうじゃねえか」 「なんでそんな上からなんだよ。それにどうせあんまりはかどってないんだろ。応援しか役目はないけど頼むぜ」 「うるせぇ。さっさと行くぞ」 嫌味を言ったせいか鞄で小突かれた。膝はやめろ。
再び来ましたTECK本社前。しかし何度見ても首が痛くなりそうな高さのビルだ。作るのにどれだけの時間とお金がかかったのだろうか。 風見の後を追い、前回と同じ手順で同じフロアに着く。三人とも終始無言なのが気まずいを通り越して苦痛だった。 「ここに来たことはどういうことか分かっているだろうな」 「もちろんだ。勝負を挑まれて断ることなんてしないぜ。相手が誰だろうと」 「俺は……。お前に勝つために日を費やしてきた。そのリベンジだ」 ここで一つの憶測が生まれる。まさか、ずっと学校休んでたのはこのせいなのか? 「それもいいんだが、忘れモンだ」 鞄からデッキケースを取り出す。そこに入れていたのはこの前の戦いで、風見が置き去ったガブリアスのデッキ。俺の用事はこれを返すことだ。しかし、風見に渡そうとするやいなや。 「その雑魚デッキにもう用はない。くれてやる」 まるでただのゴミを捨てるような言い方だった。それが許せない。 「お前……。それでもポケモンカードが好きなのか? 自分が折角作ったデッキをそんな捨てるようなこと……」 「負けたデッキに用はないと言ってる!」 「それは聞き捨てならないな。負けたデッキに用はない? 勝つだけが全てじゃないんだぜ」 「いいや勝利だけが全てだ!」 「……。言っても仕方ない、か。それに勘違いしているかもしれないがこのデッキは強いよ。俺が証明する」 そこまで言うのなら。風見はそう一息置く。 「ならばその雑魚デッキで俺に勝ってみろ。もしも勝てたら俺がそのデッキを取り戻してやろう」 えー、なんかおかしくない? あまりにも上からすぎない? 少し妙なことになった。が、まあそれでも十分だ。俺は風見にカードのことをもっと想って欲しい。負けたからカードを破棄なんて許せない。 互いに対戦場に向かいあい、デッキをシャッフル。そして手札を引いてポケモンをセット、さらにサイドカードを順にセットしていく。 「さあ、勝負だ!」 俺と風見のリベンジマッチが始まる。裏側だったカードが表側となり、3Dとして目の前に現れる。 と、同時に心配そうな声でそばにいた恭介が俺に向けて声をかける。 「……。おい、翔もしかして」 「ああ。そのもしかしてかもしれない」 俺のバトル場はオドシシ70/70、ベンチはフカマル50/50。 そして風見のバトル場はノコッチ60/60、ベンチはヒノアラシ60/60だった。 「俺のコピーデッキ……?」
翔「今日のキーカードはフカマル! 進化すれば超強力カードのガブリアスになるぜ!」
フカマルLv.9 HP50 無色 (DP2) 無 つきとばす 10 相手を相手のベンチポケモンと入れ替える。入れ替えるベンチポケモンは相手プレイヤーが選ぶ。 弱点 無+10 抵抗力 なし にげる 1
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