凍結! ( No.54 ) |
- 日時: 2010/09/07 22:26
- 名前: でりでり ID:
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 「俺はハマナのリサーチの効果によりデッキからヒトカゲとヒノアラシを手札に加える。そしてその二匹をベンチに出す。あらかじめバトル場にいるヒノアラシに炎エネルギーをつけてマグマラシに進化させる!」
バトルベルトに内蔵された3D投影機によってヒトカゲとヒノアラシが現れ、ヒノアラシはマグマラシへ進化した。 3D投影機は風見との対戦や風見杯、こないだの拓哉と松野さんの戦いのせいで俺らにとっては至って普通だが一般的には珍しい部類だ。 そのせいか、辺りの小学生がアクションを起こす度に黄色い声を上げるので耳が痛い。ていうか小学生の数が姉さんのターンのときより少し増えてる気がする。 「うーん、なんか調子狂うなぁ」 「翔、早くしなさいよ」 「はいはい。マグマラシで攻撃。火花! コイントスをして表なら技は成功、裏なら失敗する。……裏」 「あっはっは、運に見放されてるわね」 「うるさいなぁ」 次のターンに一体何があるか分からない。少しでも、ダメージを与えるのが吉であるのだが。これは痛い。 「あたしのターン! ユキワラシに水エネルギーをつけ、タマザラシをトドグラーに進化させる。更にユキワラシもユキメノコに進化させるわよ」 ポケモンが進化すると同時に子供たちの歓声もあがる。 「そして進化した瞬間にユキメノコのポケパワー、雪の手土産を発動! ユキメノコに手札から進化させた時、自分のデッキから好きなカードを一枚手札に加える。これもデリバードと一緒で相手にカードを見せなくてもいいわ」 姉さんはまたもうふふと笑いながら何かしらデッキからカードをサーチする。 「そして手札からサポーターカードのギンガ団のマーズを発動。このカードの効果によってあたしはデッキからカードを二枚引き、その後相手の手札を裏のまま一枚選んでデッキの下に置いてもらうわ。それじゃあ翔から見て一番左のカード」 げげ、バクフーンがデッキボトムへ行ってしまった。 「デリバードのプレゼントを発動。……裏ね」 「俺のターンだ。ベンチのヒノアラシをマグマラシに進化させ、手札のゴージャスボールを発動する」 カードの発動宣言と同時に、バトル場のマグマラシの横にゴージャスボールが現れた。 「俺はデッキからリザードンを手札に加える」 そう宣言するとゴージャスボールが開き、リザードンのカードの拡大コピーが数秒姿を見せる。 「そして手札の不思議なアメを発動。ベンチのヒトカゲを手札からリザードンに進化させる!」 お馴染みの不思議なアメのエフェクトは相変わらずのようだ。ヒトカゲを大きな光の柱が覆い、徐々にリザードンへとフォルムを変えていく。シルエットがリザードンになると、リザードンは光の柱をかき消して大きく吠える。 「手札からハンサムの捜査を発動。その効果によって相手の手札を見ることが出来る」 姉さんが俺の方に手札を見せると同時に、デリバードの前に姉さんの四枚の手札が先ほどのゴージャスボールと同じように拡大して現れる。 水エネルギーにワープポイント、トドゼルガとハマナのリサーチ。ワープポイントが気になるってところか。 「俺はハンサムの捜査の効果によって手札をデッキに戻してシャッフルした後、カードを五枚ドローする。しかし今の俺の手札は0なので、手札をデッキに戻す行為は省略だ」 手札が五枚まで潤う。 「手札の炎エネルギーをベンチのリザードンにつけてマグマラシで攻撃。火花!」 コイントスボタンをもう一度押す。子供らも見守る中で表示される結果は裏。子供らの笑い声が聞こえてちょっとムッとなる。 「それじゃああたしの番ね。ワープポイントを発動」 バトル場のマグマラシとデリバードの足元に青い渦が現れ、二体ともそれに引き込まれていく。 「ワープポイントによって互いのバトルポケモンを自分のベンチポケモンと入れ替える。あたしはユキメノコを場に出すわ」 「ならば俺はリザードン」 さっきと同様にユキメノコとリザードンの足元にも青い渦が現れて二匹を引き込み、バトル場に残っていた青い渦からその二匹が現れる。同じようにベンチにデリバードとマグマラシが帰っていく。 「手札の水エネルギーをトドグラーにつけて、トドゼルガに進化させるわ。そしてこの瞬間にトドゼルガのポケパワー発動」 「また!?」 「トドゼルガのポケパワー、凍結はさっきよりも強力よ? このカードを手札から進化させたときに一度使えるわ。コインを二回投げて全てオモテなら相手のバトルポケモンとそのポケモンについているカードをトラッシュさせる!」 「なにっ!?」 「さあコイントスよ!」 姉さんはまるで俺から運を吸収しているかのようにコイントスを見事に成功させる。子供らが感嘆の声をあげると、姉さんは子供らに向けて手を大きく振る。 「凍結!」 トドゼルガが足元から放つ冷気がリザードンを包み込み、リザードンは文字通り氷漬けとなった。 「このポケパワーで唯一残念なのはこの効果でトラッシュさせても、気絶扱いじゃないことね」 「俺はエネルギーが付いていない方のマグマラシをバトル場に出す」 このままだとまだ何かされそうだ。大事をとって育ってない方を。 「あたしはハマナのリサーチを発動。水エネルギーとタマザラシを手札に加えて、タマザラシをベンチに出すわ」 しかしそれでも姉さんの手札は水エネルギー一枚のみ。まだまだ勝負は分からない。 「ユキメノコの攻撃。霜柱!」 マグマラシの足元から人の背ほどあるような霜柱が何十本も伸びてきてマグマラシを襲う。こんな大きさの霜柱は果たして霜柱と分類していいのか。 しかし大きいのは霜柱だけでなく、被ダメージ量も半端ない。マグマラシのHPゲージがほとんどなくなり、色も緑から黄、赤色と変わっていく。 マグマラシのHPは80に対し、ユキメノコの霜柱のダメージは50。更に、マグマラシの弱点が水+20なので合計70ダメージとなり、残りHPはたったの10。でもまあ首の皮一枚繋がっただけまだマシか。 「俺の番だ、ドロー」 引いたカードはバクフーン。めぐりめぐりでようやく手札に戻ってきた。しかし来るタイミングが悪い。 「ベンチのマグマラシをバクフーンに進化させて、ポケパワー焚きつけるを発動。トラッシュの炎エネルギーを自分のベンチポケモンにつける。俺はバクフーンにトラッシュの炎エネルギーをつける」 手札がリザード、リザードン、不思議なアメ、ポケドロアー+、ワープゾーンしかない。ポケドロアー+に賭けてもいいが、これまでの戦況的に運に持ち込むのは自殺行為だ。 「俺もワープポイントを発動。マグマラシとバクフーンを入れ替える」 「あたしはトドゼルガと交代よ」 再び青い渦がポケモン達を入れ替える。思えばこれはかなり正しい選択だ。トドゼルガは逃げようにも逃げるエネルギーが多い。交代させられないままサンドバッグするのは良い判断だ。 「バクフーンで攻撃。気化熱!」 バクフーンが口から溢れんばかりの炎をトドゼルガにぶつけると、大きな音を立てて蒸発していった。トドゼルガのHPバーが半分近くの70/130まで削られ、トドゼルガの体から水エネルギーのマークが出てくると、水エネルギーのマークが真っ二つに割れる。 「気化熱は攻撃を与えた相手の水エネルギーをトラッシュさせる!」 「なるほどねぇ。これじゃあトドゼルガはどうあがいても、ワザを使う事も逃げることもできないってことね」 ようやく雲行きがこちらに傾いてきた。
雫「今日のキーカードはトドゼルガよ! コイントスで二回連続表は大変だけど、効果は絶大! ワザのアイスバインドは任意トラッシュかマヒの付属つき!
トドゼルガLv.51 HP130 水 (DP2) ポケパワー とうけつ 自分の番に、このカードを手札から出してポケモンを進化させたとき、1回使える。コインを2回投げ、すべてオモテなら、相手のバトルポケモン1匹と、そのポケモンについているすべてのカードをトラッシュ(この効果はきぜつでなはい)。 水水無 アイスバインド 70 相手プレイヤーが手札を1枚トラッシュしないかぎり、相手をマヒにする。 弱点 鋼+30 抵抗力 にげる 3
─── 日曜更新になってきた。
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