恭介出動! 初心者と熟練者 ( No.29 )
日時: 2010/09/07 00:18
名前: でりでり ID:
参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/

「あたしのターン!」
 相手のサイドはすでに一枚。それに対してこちらは二枚。形勢は圧倒的不利。
「オーダイルに水エネルギーをつけて攻撃。はかいのしっぽ!」
 オーダイルがガブリアスに襲い掛かる。
「ガブリアスはこれで気絶。サイドを引いて終わりよ」
「俺のターン。ボーマンダのポケボディー、バトルドーパミンの効果によりオーダイルのHPが130なのでワザに必要な無色エネルギーが必要無くなる。これで最後だ。じょうきのうず!」
 オーダイルのHPが尽きる。最後のサイドをとったようで、試合終了のブザーを鳴る。
「ここまで、か」
 負けてしまった。ステージからチラと見えた翔の顔は困惑でいっぱいだった。泣き出したい気持ちだが、そんなことをしたらとてもじゃないが翔が潰れてしまいそうだ。笑顔で翔の元に帰ることにする。
「ごめんね、負けちゃった」



 翔の姉ちゃんも負けちゃったか、やっぱり皆仲良く勝ち上がるのはさすがに無理だった。
 でも俺も百合のためにも負けられない。もうある種のデスゲームだ。こんなはっきりしたトーナメントに出場するのは実は初めてである。
 召集の放送がなったのでステージに立つ。俺の相手は小太りの男性である。成人してそうだ。ネームプレートは喜田敏光。脂汗は光っている。
「よろしく」
 首を縦に振るだけで無反応。なんだかやりにくそうだ。
 開始の合図がなる。俺は後攻だ。
 相手の最初のバトルポケモンはペラップ。俺のバトルポケモンはヒートロトムだ。ベンチポケモンは俺はエレブー。相手はなし。
「お願いします!」
「えっと、俺のターン。ペラップに超エネルギーをつけてさきどり発動。山札からカードを一枚引く」
 まずはカード補強か。翔はよく、「カード(手札)が多ければそれだけ戦略のパターンが増える」と言っていたな。
「俺のターン。ヒートロトムに雷エネルギーをつけてトレーナーカード発動。ゴージャスボール。山札から好きなポケモンを手札に加える。俺はエレキブルを加えるぜ」
 ゴージャスボールはノーリスクでポケモンを選べる強力なドローカードである。しかしその分弱点もあり、ゴージャスボールがトラッシュにあるとき別のゴージャスボールは発動できない。つまり基本的に一回だけ使えるという代物だ。
 一方でヒートロトムを見つめる。
 ロトムの強みはなんといってもポケパワー。それぞれのフォルムによっていろんなタイプになることができる。ヒートロトムのポケパワー、ヒートシフトを使うと自分の番の終わりまで炎タイプになれるのだ。これで草タイプのポケモンは倒せるのだが、相手はペラップ。いちいちポケパワーを使わなくても相性がいい。
 ……とはいえ、ヒートロトムがワザで攻撃するにはエネルギーが足りない。まずはチャージ。
「ヒートロトムの攻撃、あたためる。自分の山札の炎エネルギーを一枚、自分のベンチポケモンにつける!」
 チンと電子レンジ特有の心地よい音をロトムが放つ。そして自らが宿る電子レンジの扉を開くと炎エネルギーのマークがどことなく現れ、エレブーに吸収される。
「俺の番。ラルトスを場に出して超エネルギーをつける。そしてサポーターカード、ミズキの検索発動。手札を一枚山札に戻し、その後山札のポケモンを選んで手札に加える。キルリアを手札に加える」
 かなり流暢な手つきだ。熟練していそう。
「ペラップのさきどりを発動」
 再びドローだ。ペラップはエネルギーひとつでもう一つ別の技が使える。おんちという技でコイントスして表なら相手を混乱させる。ただ、10ダメージしかない。そう、10ダメージしかないのだ。俺のヒートロトムは無色タイプに抵抗力をもっているため、いくらおんちを使われてもダメージはない。その点正しいといえるだろう。
「俺のターン! よっし、まずはエレブーをエレキブルに進化させて、ヒートロトムに雷エネルギーをつける。つづいてウォッシュロトムをベンチに出すぜ」
 あっという間に手札は三枚。ウォッシュロトムはポケパワーウォッシュシフトで水タイプになれるロトムである。
「エネルギーつけかえを発動。エレキブルについている炎エネルギーをヒートロトムにつけかえる。これでヒートロトムで攻撃できるぜ。ヒートロトムで攻撃、ねつでこがす!」
 ヒートロトムが再び電子レンジの扉を開く。今度はそこから熱風がペラップを襲いかかる。
「40ダメージと弱点により10ダメージ追加。合計50ダメージだ! さらにねつでこがすの効果によりペラップは火傷状態になる!」
 ペラップのHPはこれでわずか10。ポケモンチェックで失敗するとあっという間にお釈迦のHPだ。
「さあ、ポケモンチェックだ。ペラップの判定をしてもらうぜ!」
 今まで何のミスもない。順調順調! 鼻歌も出るぜ。
「……表なのでダメージなし」
 があああ、なんだよー。そこは裏が出るとこだろ。まあどうせ山札からカードを引くだけなんだし怖くない。
「俺の番。ラルトスをキルリアに進化させ、超エネルギーをつける。続いてトレーナーカード発動。ポケモン図鑑HANDY910is!」
「ポケモン図鑑はんでぃきゅういちぜろ……なんだそれ」
「自分の山札のカードを上から二枚確認し、そのうち一枚を手札に加えてもう一枚を山札の下に戻す」
 なんだ、たった一枚だけ引くのかよ。それならもっといいサポーターとかでたくさんドローすればいいのに。
「ペラップの超エネルギーをトラッシュし、ペラップをベンチに逃がす」
 え。ええええ!? ちょっとなんで逃がすんだよ!
「キルリアをバトル場にだし、サイコリサーチを発動。このワザの効果は自分のトラッシュのサポーター一枚と同じにする。ミズキの検索を発動!」
 効果説明は割愛。またポケモンを手札に加えやがった。今度はサーナイトだそうだ。
「くそっ、俺のターン」
 なんとかあのペラップを倒せないものか。そして引いたカードは……。
「よっしゃあ! まずそこのペラップから倒してやる!」



翔「今日のキーカードはヒートロトム!
  なんと炎タイプにもなれる!
  相手の弱点を狙っていこう!

ヒートロトムLv.46 HP80 雷 (DPt2)
ポケパワー ヒートシフト
 自分の番に一回使える。この番の終わりまで、このポケモンのタイプは炎タイプになる。
無色 あたためる
 自分の山札の炎エネルギーを一枚、自分のベンチポケモンにつける。その後、山札を切る。
炎無色無色 ねつでこがす  40
 相手をやけどにする。
弱点 悪+20 抵抗力 無色−20 にげる エネルギー1
───
怒濤の更新ラッシュもここまでかな?
新学期始りますた。うわああああ

石川薫の使用デッキ
「夢への願いと古代の化石」
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