目指すもののために エナジーサイクロン ( No.24 )
日時: 2010/09/07 00:16
名前: でりでり ID:
参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/

 相手の場には無傷のモジャンボLV.X。しかもエネルギーも三つだ。それに比べ俺の場はエネルギーが一つもないガブリアス。
 戦略はこうだろう。俺がポケモンを育てている間に攻撃する。もし攻撃を受けてもモジャンボにはポケボディーのさいせいりょくそでポケモンチェックの度に10回復し、モジャンボLV.Xのポケパワー、モジャヒールによって自分の番に一回コイントスをし、表なら40回復できる。更にスタジアムの夜明けの疾走の効果により草エネルギーをつけると状態異常とHPが10回復する。
 持久戦に持って行くつもりらしい。
 俺の番が始まった。デッキからカードを一枚引く。
「ほぉ」
 俺の反応に思わず相手の顔が困惑に歪む。
「ガブリアスに炎エネルギーをつけレベルアップさせる! そしてガブリアスLV.Xのポケパワー発動。……と言いたいが、ガブリアスLV.Xのポケパワー、りゅうのはどうは相手にベンチポケモンがいないと使っても意味がない。ガブリアスのワザを使わせてもらおう。そせい!」
 ベンチの空きスペースに白い穴が開く。
「俺のトラッシュのポケモン一体をたねポケモンとしてベンチに出す。戻ってこいボーマンダ! そして蘇生したポケモンにトラッシュの基本エネルギーを三枚までつけることができる。炎二枚と水一枚だ。ターンエンド」
「私の番、カードを引いて、モジャンボLV.Xに草エネルギーをつけて攻撃。つるをのばす!」
 モジャンボLV.Xが大きな腕を伸ばして攻撃する。ガブリアスLV.Xに当たった……。が、それだけでは物足りないのかベンチのコモルーとボーマンダにも被害が及んだ。
「つるをのばすは相手のベンチポケモン二体にも20ダメージを与えます」
 これでガブリアスLV.Xは残りHP80。ボーマンダは110、コモルーは70となる。
「俺のターン。ガブリアスLV.Xに水エネルギーをつけてベンチに逃がす。ガブリアスに逃がすためのエネルギーは必要ない! ボーマンダを新たなバトルポケモンにする。そして攻撃だ。ボーマンダのポケボディー、バトルドーパミンによってモジャンボの最大HPが130なのでワザに必要なはずの無色エネルギーは不要となる。じょうきのうず!」
 ボーマンダについている炎と水エネルギーをトラッシュする。ボーマンダが可視の白い渦を巻き起こしモジャンボに叩きつける。これで残りHPは10。
「このポケモンチェックでモジャンボのポケボディー『さいせいりょくそ』を発動。HPを10回復させる。そして私のターン。カードを引いてモジャンボLV.Xに草エネルギーをつけるわ」
 夜明けのスタジアムの効果によりさらに10回復していく。が、それでも30。余裕で倒せる。
「ここでポケヒーラー+を二枚発動。このカードは同じカードと二枚同時に使え、二枚使ったなら自分のバトルポケモンの状態異常を全て回復させ、ダメージカウンターを八個とる!」
 これで110。あと20回復すれば元通りとなる。
「そしてモジャンボLV.Xのポケパワー発動。モジャヒール! コイントスして表ならダメージカウンターを4つ取り除くわ」
 そういい彼女はボタンを押す。しかし幸いにも裏。相手の手札ももう一枚もない。
 相手も諦めの表情を浮かべた。
「……。うーん、モジャンボLV.Xの攻撃、つるをのばす!」
 モジャンボLV.Xの攻撃がボーマンダとベンチのガブリアスとコモルーを襲う。……が、ダメ。気絶には至らない。
「ポケボディーさいせいりょくそで10回復ね」
「俺のターン。ボーマンダに水エネルギーをつける。……なかなか楽しめる試合だった、だがここまでだ。その眼にしかと焼きつけよ! ボーマンダについている炎エネルギーと水エネルギーをトラッシュして攻撃。じょうきのうず!」
 爆風と共に試合終了のブザーが鳴り響く。広げられたカードを片づけ試合会場から降りて行く。
 傍に目をやると長岡(恭介のことね)と百合がワイワイ騒いでいた。



「僕のターン」
 先ほどのターン、相手のキーカードであろうメタグロスを手札からトラッシュさせた。これで順当に次のターンメタングをトラッシュできる。
 そう決めつけたのは失敗だった。カードを引いた向井の顔が明るくなる。
「レアコイルに雷エネルギーをつけ、ジバコイルへと進化させる。そしてジバコイルのポケパワー発動。じばけんさく!」
「じばけんさく……」
「このポケパワーは毎ターンに一度使え、自分の山札の雷、鋼タイプのポケモンを山札から一枚相手に見せてから手札に加える。そしてその後デッキをシャッフルする。僕は山札からメタグロスを手札に加えてメタングを進化させる! そしてポケパワー発動。マグネットリバース!」
 メタグロスのポケパワー、マグネットリバースはコイントスをして表ならベンチポケモンとバトルポケモンを無理やり入れ替える能力だ。今、手元にポケモン入れ替えがあるが使っても無駄な抵抗である。
「オーダイルとワニノコを入れ替えさせる。コイントス!」
 しかし幸いに裏。マグネットリバースは失敗となる。
 思わず胸に手を当てほっと一息ついてしまう。
「メタグロスで攻撃。コメットパンチ!」
 右腕を大きく振りかざし、彗星のごとくスピードでオーダイルに鉄の腕を振り下ろす。
「コメットパンチのダメージは50。だけど次の番にもう一度コメットパンチを使うと与えるダメージは100になる! ターンエンド」
 オーダイルのHPは130から80へ。二発目のコメットパンチはあたしのオーダイル、ベンチのブイゼルとワニノコの全てが気絶まで確定一発である。
「あたしの番ね、ワニノコをアリゲイツにしてポケパワーしんかでげんきを発動。山札の上から五枚を見てその中の水エネルギーを相手に見せてから手札に加え、その後山札を切る。水エネルギーは二枚だったわ」
 これで今手札七枚のうち五枚が水エネルギーである。
「ブイゼルに水エネルギーをつけてオーダイルで攻撃するわ!」
 そう宣言すると同時にブザーが鳴り響く。首を右に傾けると隣の試合は終わったようだ。恭介くんがその彼女をなだめているように見えるから、やはり風見君が勝ったのだろう。これに勝てば次は彼か……。
 この大会は前の試合が終わればどんどん次の試合へと進んでいくので、休む暇なく今度は恭介くんが場に立つ。
「さて、オーダイルのエナジーサイクロンで攻撃! 自分の手札のエネルギーを好きなだけ選び、相手に見せる。このワザのダメージはその見せたエネルギーかける20ダメージとなる!」
 あたしは突きつける用に水エネルギーを四枚見せる。
「鋼特殊エネルギーでダメージが−10されるけど、それでも70ダメージよ! メタグロスをきっちり撃破ね」
 オーダイルの周囲に水エネルギーのマークが四つ現れる。そのエネルギーマークがメタグロスの足元へ移動し、水色の竜巻を起こす。
 オーダイルよりエネルギーマークの方がすごいのはわかった。
「エナジーサイクロンで相手に見せた水エネルギーは全て山札に戻してシャッフル。サイドを一枚引いて終わりよ」
 このターンでシャッフルは二回目である。
「僕の次のバトルポケモンはジバコイルだ」
「ダメージはあるけどサイドも同じだし、ジバコイルはまだエネルギーが一枚。これでほぼイーブンよ」
 右を見ると恭介くんは善戦しているようだ。仲良く皆で優勝。なんてできないけど、せめて彼とも戦ってみたいと思う。
 そのためにはまず目の前の一勝を。



翔「今日のキーカードはメタグロス!
  マグネットリバースで相手を狙い、
  コメットパンチを連打しよう!

メタグロスLv.58 HP120 鋼 (DP5)
ポケパワー マグネットリバース
 自分の番に1回使える。コインを1回投げオモテなら、相手のベンチポケモンを1匹選び、相手のバトルポケモンと入れ替える。このパワーは、このポケモンが特殊状態なら使えない。
鋼無色無色 コメットパンチ  50
 次の自分の番、自分が使う「コメットパンチ」のダメージは「100」になる。
弱点 炎+30 抵抗力 超−20 にげる エネルギー3


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明日から勉強合宿なので今日出来ることは今日のうちにしよう。
長谷部百合の使用デッキ
「森に育つ草」
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