刺激する細胞 バトルドーパミン! ( No.23 )
日時: 2010/09/07 00:15
名前: でりでり ID:
参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/

「俺のターン!」
 引いたカードは不思議なアメ。今の手札はコモルー、ガバイト、水エネルギー、ボーマンダ、不思議なアメとなる。
 不思議なアメを使わずコモルーにするのもいいが、コモルー程度でフシギバナに耐えれるか。
 ここは多少強引だが不思議なアメを使って力押ししよう。
「不思議なアメを使いバトル場のタツベイをボーマンダに進化させる!」
 タツベイの足元から光の柱が現われ、続いてボーマンダが姿を現す。
「ボーマンダのポケボディー。バトルドーパミンの効果により、相手の場に最大HPが120以上のポケモンがいるならこのポケモンのワザに必要な無色エネルギーは全て無くなる。ボーマンダに水エネルギーをつける」
 通常炎、水、無色二枚の合計四枚で発動できるじょうきのうずが炎、水の二枚だけになる。これは非常に心強いポケボディーである。
「そしてベンチのタツベイとフカマルをコモルーとガバイトにそれぞれ進化させてボーマンダで攻撃。じょうきのうず!」
 じょうきのうずは炎と水エネルギーの二枚をトラッシュしないと使えない。ボーマンダにつけているカードをトラッシュすると3Dのボーマンダがフシギバナに襲い掛かる。
 このワザは120ダメージ。140もあったフシギバナのHPがあっという間に20となる。
 手札は尽きたが相当だ。
「ターンエンド」
「私の番ね。トレーナーカード、ゴージャスボールを使います。デッキからLV.X以外のポケモンを山札から手札に加えます」
 ただこのゴージャスボールの弱点は、トラッシュにゴージャスボールがあると発動できないということだ。
 デッキには一枚入れる。これが常識であろう。
「私はモジャンボを手札に加えてモンジャラを進化させます。そしてモジャンボに草エネルギーをつけてフシギバナの攻撃ね。どたばたかふん!」
 フシギバナが背中の花を大きく揺らす。先ほどは黄色い花粉だけだったが、今回は赤に紫に白と色とりどりだ。
「フシギバナが80以上のダメージを喰らっていた時にこの技を使うと、相手を毒と火傷と混乱にするのよ」
 HPが残り90あるボーマンダがやけに満身創痍に見える。
「私の番は終わりだけどここでポケモンチェックね。まずは毒の10ダメージ。続いて火傷判定よ」
 火傷は毎ポケモンチェックのときにコイントスをし、裏なら20ダメージを受けてしまう。表が出れば回避できるが裏を当てるとその分痛い。
「裏だ」
 これで残り60。ボーマンダのリミットが始まる。ボーマンダのにげるエネルギーは3つもあるのでこれは諦めるほかない。
「俺のターン。サポーター、デンジの哲学を発動させてもらう。手札が六枚になるまで山札からカードを引く。俺の今の手札は0なので六枚ドローだ」
 現状維持はできるもののパッとしない手札だ。状態異常をなんとかすることができない。
「ガバイトをガブリアスに進化させる。ボーマンダに炎エネルギーをつけて攻撃する」
 と言いたいモノの混乱状態である。混乱は厄介な状態異常で、攻撃するときにコイントスをしなくてはならない。表だと攻撃は可能だが裏の場合は攻撃ができず30ダメージ。
 ここでコイントスを外すとボーマンダは気絶街道まっしぐらとなる。
「混乱の判定をする。……、表だ。かえん攻撃!」
 ボーマンダが口から大きな火球を吐きフシギバナに与える。残りHPが20のフシギバナは50ダメージを受け戦闘不能。
「これでフシギバナは気絶。サイドを引いてターンエンドだ。ポケモンチェックでボーマンダは毒の10ダメージ。続いて火傷の判定だ」
 しかし今度も裏。ボーマンダの残りHPが30となる。ボーマンダもここまでか。しかし今引いたサイドは……。
 相手のベンチポケモンはモジャンボしかいないので強制的にモジャンボとなる。
「私のターンね。モジャンボに草エネルギーをつけてレベルアップさせますわ」
 レベルアップする前とした後での違いが3Dで出ないのが悔しいところだ。
「モジャンボLV.Xに草エネルギーをつけてワザ、だいせいちょう!」
「ここでだいせいちょうだと?」
「だいせいちょうは自分のトラッシュの草エネルギーを好きなだけ選び自分のポケモンにつけるカード。私のトラッシュには草エネルギーが一枚だけなのでモジャンボLV.Xにつけて私の番は終わりね」
 舐めているのか。モジャンボの攻撃でボーマンダを倒せるはず。なのにどうせわざわざ倒せなくてもその程度と高をくくっているのか。
「ポケモンチェックだ。毒のダメージを乗せる。火傷判定だ!」
 荒々しくコイントスのボタンを押す。残りHPが20のボーマンダはここで火傷のダメージを受けると気絶する。
 が、結果は裏。こうなるかもしれないと予測していたのだが眉をひそめずにはいられない。
「ボーマンダが気絶したのでサイドを引きますわ」
 微笑みの浮かぶ相手に舌打ちをするしかない。
「俺の二番手はガブリアスだ!」



 向井の番が始まった。
「バトル場のダンバルをメタングに、ベンチのコイルをレアコイルにそれぞれ進化させる。メタングに鋼エネルギーをつけて攻撃。こうそくいどう!」
 気づくとメタングがものすごいスピードでノコッチに突撃していた。あたしが見たのは突撃を喰らって宙に舞うノコッチだけだった。
「そしてこうそくいどうの効果によりコイントス。表なら相手のターン、ワザのダメージや効果を受けなくなる。……、表だ」
 次のターンはメタングにダメージを与えられない。……が、与えるつもりなどなかった。どうせノコッチでカードを引くだけだ。
「あたしのターン、ドロー。ブイゼルをベンチに出し、アリゲイツに水エネルギーをつけてノコッチのへびどり。終わりね」
「僕の番だ」
 カードを引いた顔がしかめっ面になっている。いいカードは引けなかったようだ。
「スタジアム、帯電鉱脈を発動してメタングに鋼エネルギーをつける。メタルクローで攻撃!」
 辺りが電気を帯びた殺風景な鉱脈に変わる。この帯電鉱脈の効果は互いのプレイヤーはそれぞれの番にコイントスが一回でき、表ならトラッシュの雷か鋼エネルギーを手札に戻すカードだ。
 メタングがバトレボと同じように大きな腕でノコッチに重い一撃を食らわす。
 50ダメージもあるのでノコッチのHPは尽きた。
「サイドを引いて終わり」
 今度は笑った。どうやら欲しいカードはサイドにあったみたいね。
「あたしの次のポケモンはアリゲイツよ。あたしのターン!」
 来た! ようやく反撃の機会。
「アリゲイツをオーダイルに進化させるわ! そしてスーパーボールを発動。山札のたねポケモンをベンチに出すわ。あたしはワニノコを選択」
 アリゲイツはオーダイルへと姿を変え、ベンチの開きスペースに転がったスーパーボールからワニノコが颯爽と登場する。
「オーダイルに水エネルギーをつけて攻撃。はかいのしっぽ! このワザの効果により相手の手札一枚を表を見ずにトラッシュする」
 さっきサイドから引いたカードは一番右に入れられた。
「あんたから見て一番左のカードをトラッシュしてもらうわよ」
 向井はしかめっ面になる。ポーカーフェイスにはまだまだほど遠いようだ。
 オーダイルの大きな尻尾でメタングをぶつ。
「メタングについている鋼の特殊エネルギーの効果を発動。この特殊エネルギーが鋼タイプのポケモンについていると、相手のワザによるダメージを−10する。よってはかいのしっぽのダメージは60だが受けるダメージは10減って50だ」
 それぐらいは百も承知。あたしはその手札をトラッシュさせたかったのよ。
 そしてメタングの残りHPは30。さっき進化させられなかったということはメタグロスは手札にない。念のためにモニターを使って相手のトラッシュを確認する。
「おっ、ついてるついてる」
 向井のトラッシュの一番上はメタグロスだった。



翔「今日のキーカードはボーマンダ!
  相手が強いほど強くなる!
  じょうきのうずで熱くなれ!

ボーマンダLv.66 HP140 無色 (破空)
ポケボディー バトルドーパミン
 相手の場に最大HPが「120」以上のポケモンがいるなら、このポケモンのワザエネルギーのうち、無色エネルギーは、すべてなくなる。
炎無色 かえん  50
炎水無色無色 じょうきのうず  120
 自分の炎エネルギーと水エネルギーを、それぞれ1個ずつトラッシュ。
弱点 無色+30 抵抗力 闘−20 にげる エネルギー3


───
二試合同時だと目が回る……。