不思議なてかり! ガバイト! 翔VS風見(中) ( No.2 ) |
- 日時: 2010/12/22 19:24
- 名前: でりでり ID:z8M56BQA
- 参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/
- 「ヒノアラシに炎エネルギーをつける。そしてノコッチの攻撃、へびどり! へびどりの効果によって俺は一枚ドローする!」
「ふっ、そうやってせいぜい無駄なあがきでもすればいい」 株式会社TECKにて、開発中のなんたらシステムを使って同級生の風見雄大との対戦。今の俺のバトル場にはノコッチ60/60、ベンチには炎エネルギーがついたヒノアラシ60/60。一方風見のバトル場にはオドシシ70/70、ベンチにフカマル50/50。 俺の手札は炎エネルギーが二枚、ヒコザル、バクフーン、モウカザル、モンスターボールと非常に微妙な手札である。が、次のターンにモンスターボールを成功してマグマラシを手に入れれば少しは優位に立てるはずである。 「俺のターン。ドロー。手札の雷エネルギーをフカマルにつける。さらに、フカマルをガバイトへ進化させる」 風見がガバイトのカードをフカマルに重ねると、立体映像のフカマルの体が光に包まれてガバイト80/80へと進化を遂げた。 「すげぇ……。まるでアニメみたいだな」 「さらにパッチールをベンチに出す」 フカマルの隣にパッチール70/70が現れる。アニメ、ゲームと同じように足元がフラフラしていて落ち着きがない。 「そしてオドシシのワザだ、導く。この効果は自分の山札のサポーターを一枚、手札に加える。俺が手札に加えるのはオーキド博士の訪問! 俺はターンエンドする」 「俺のターン、ドロー!」 勢いよく引いたカードだが、それは炎エネルギーだった。今の手札には不要な、いや、いらなくはないか。 「手札からモンスターボールを発動する! コイントス!」 指でコインを弾く。表が出ればマグマラシを手札に加え、いきなりチャンスになるのだが……。 「裏……」 「残念だったな。お前の運もその程度だということだ」 「まだだ、炎エネルギーをヒノアラシにつける。そして新たにヒコザル(50/50)をベンチに出す。ノコッチのワザ、へびどりを発動。一枚ドローしてターンエンドする」 思わず舌打ちをしてしまう。向こうはオドシシ、こちらはノコッチとどちらも攻撃ではなくカードサーチ及びドロー支援のポケモン。まだしばらく試合が動く気配はないのだろうか。 「俺のターン、ドロー。手札からオーキド博士の訪問を発動する。このカードの効果によりデッキからカードを三枚ドローし、手札一枚をデッキの一番下に置く」 オーキド博士の訪問は強力なドローカード。さらに不要なカードをデッキの一番下に戻すことができるカード。 「さらにガバイトに炎エネルギーをつける。そして手札からトレーナーカード発動、ポケモン入れ替え!」 「なにっ!」 「もちろんオドシシと入れ替えるのはガバイト! ガバイトの攻撃、不思議なてかり。この技はコインを投げ、その裏表によって効果が変わる。オモテのときは相手のポケモン一匹にダメージカウンターを四個乗せる。ウラなら自分のポケモン一匹からダメージカウンターを四個とる」 風見は手元にあるコインをトスする。 「さあ刻め、俺の最強という道を!」 バトル場そばのモニターを見つめる。 「オモテ! そこのノコッチに40ダメージだ!」 風見が宣言するといなやガバイトは強烈な光を放つ。あまりのまぶしさに目を防ぐも、光はすぐに止んだ。そして視界が元に戻ると、先ほどの元気な体だったノコッチ20/60に傷が見える。 「3Dシステム恐るべし……」 「俺のターンは終了だ」 「ドロー!」 ここで引いたカードはマグマラシであった。 「……」 考えるんだ、この状況を。下手に犠牲を出したくはない。最小限の被害に食い止めるには……。 「ノコッチに炎エネルギーをつける。そしてそのまま、逃がす! そしてヒノアラシの出番だ」 ノコッチとヒノアラシは位置を入れ替える。 「ザコがいくら来ようとガバイトの敵ではない」 「まだだ、さらにヒノアラシをマグマラシに進化させる!」 ガバイトのHPは80。それに対してマグマラシ80/80の技、火花は40ダメージ。うまく行けば二ターンで倒せれる。 「マグマラシでガバイトに攻撃、火花! この技はコイントスをして、裏ならマグマラシの炎エネルギーを一枚トラッシュする!」 お気に入りのヒノアラシコインを指ではじいた。少し音をたてて落ちたコインは表を向く。 「よしっ、そのままガバイトに40ダメージだ!」 マグマラシの攻撃とともにバトル場に火花が舞い散る。パシンバチッ! という軽い音や痛い音を耳に挟んでいると、ガバイトはその火花に襲われていた。火花ラッシュはすぐに収まったが、ガバイト40/80の体は傷が付いている。 「ターンエンド」 「ふん。俺のターン、ドロー! ベンチにフカマル(50/50)を出す。そしてベンチのフカマルに水エネルギーをつける」 これで風見のベンチポケモンはオドシシ、フカマル、パッチールの三匹となった。 「さらに、攻撃だ、不思議なてかり!」 風見は再びコイントスで表を引き当てる。 「俺が攻撃対象に選ぶのは、ノコッチ!」 「何!? ベンチポケモンに攻撃だと?」 「フハハハハ、散れ!」 再びフィールドに光が襲いかかる。ノコッチ0/60は体力がなくなり、バタリとその場に倒れこむ。そして光に包まれフィールドから消えた。 「サイドカードを一枚引いてターンエンド」 形勢は一見悪いように見える。が、マグマラシの次の攻撃でガバイトも倒れ、形勢は振り出しに戻る。落ち着いていくんだ。 「ドロー! 俺はヒコザルをモウカザル(70/70)に進化させる! モウカザルに炎エネルギーをつけてマグマラシで攻撃宣言だ! 火花!」 コインを指ではじく。が、そう運は続かずバトル場に落ちたコインは裏であった。 「炎エネルギーをトラッシュするがガバイトに40ダメージだ!」 ガバイトは倒れ伏し、フィールドからいなくなった。 「次のポケモンを選べ!」 「言われなくても分かっている。パッチールだ」 「サイドカードを一枚とってターンエンド」 「俺のターン。……奥村翔」 「なんだ?」 名前を呼ばれてびっくりする。急に手札をフィールドに置き、こっちを見てきた。何をしでかす気か。 「正直お前程度に本気を出すまいと思っていたが、そうもいかないようだ」 「当たり前だ。俺とこのデッキは熱い絆で繋がっている」 俺がそう言った途端、風見の目つきがきつくなった。何かまずいことを言っただろうか? 「行くぞ! パッチールに炎エネルギーをつける。さらにフカマルをガバイト(80/80)に進化させ、パッチールの攻撃だ。出し抜く! この効果は、デッキの一番上と一番下のカードを手札に加える」 「さっきオーキド博士の訪問でデッキの下に置いたカードが!」 「そうだ。このカードはこのデッキで最強のカードだ! ターンエンド」 おそらくやつは次のターンにそのカードで仕掛けてくるだろう。次のドローで何か道は開けないものか……。
翔「今日のキーカードはマグマラシ! リスクはあるが40ダメージも与えれるぞ! ここから先にバクフーンに進化するぜ」
マグマラシLv.25 HP80 炎(DP2) 炎無 ひばな 40 コインを一回投げ、裏なら自分の炎エネルギーを一個トラッシュ。 弱点 水+20 抵抗力 なし にげる エネルギー1
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