風見杯予選! 翔VSM[ムービー]ポケモン(前) ( No.17 )
日時: 2010/09/07 00:13
名前: でりでり ID:
参照: http://www.geocities.jp/derideri1215/

「ありがとうございましたー」
「ありがとうございました……」
 これで四勝。負けはない。あと一勝すれば決勝進出だ。
 次の試合のコールはまだないのでとりあえずデッキ調整をしよう。
 今日はデッキを二つと、予備のデッキを少し持ってきた。主にトレーナーカードをいじるためだ。
 デッキを組む時はこれで完璧と思っていても、いざ使ってみると使えそうなカードが邪魔になったりと言うことがカードゲームにはよくある。
 その点ドロー支援のカードは万能だ。つくづくそう思う。
「おっす翔、そっちはどうだ?」
 恭介が声をかけてきた。
「四勝の負けなしだ。リーチだぜ」
「俺はまだ三勝零敗。一歩遅いな」
『エントリー番号38と97は試合会場14番に集合してください』
「おっと、それじゃあ後でな」
「おう! 負けんなよ?」
「決勝会場で会おう」
 恭介は自分の試合のために急ぎ足で去って行った。
 この大会には借金返済がかかっている。本来はもっとプレッシャーがあっていいはずなんだが、まるで感じられない。
 これはこれでいいのかもしれないが複雑な心境だ。
『エントリー番号36と15は試合会場3番に集合してください』
 お呼びがかかった。行こう。



 この大会の変わった点を挙げれば、いろんな都道府県の人が参加できることと、当日参加可能と、なにより子供と大人が混ざって戦うところだ。
 普通、実力差があるため子供と大人は部門別で分かれているのだがこの風見杯は子供も大人も同じ土俵に立つ。
 勝って優勝というよりも大会に出るということがメインのヤツと当たると悪いが楽に勝たせてもらえる。
 実際俺の目の前の相手は小学生。楽に決勝に進めそうだ。
「よろしくお願いします」
 互いに礼を交わし、順番を決めてデッキをシャッフル。カードを引いてたねポケモンをセット。表反して試合が始まる。
 俺の最初のバトルポケモンはノコッチ、ベンチポケモンはヒトカゲ。
 一方相手の小学生はバトルポケモンはギザみみピチューM、ベンチポケモンはミミロルM。
「M(ムービー)デッキねぇ……」
 ファンデッキだなこりゃ。瞬殺とまでは行かないがこれは楽だな。
「僕のターン。えっと、ギザみみピチューMに雷エネルギーをつけてともだちパーティー発動! 山札から好きだけMとついたポケモンをベンチに出せる!」
 ギザみみピチューがおいでおいでしてる。
「ピカチュウMとニャースM、ポッチャマMとパルキアMをベンチに出します」
 一気にベンチが埋まる。この辺はプレイングが甘い。この後にいいポケモンが手札に考えたときのケアがまるでない。ギザみみピチューのHPが低いという点はあるのだが。
「ドロー! ヒトカゲに炎エネルギーをつけてノコッチのへびどりを発動。カードを一枚引いて終わりだ」
「僕の番だね。カードを引いて、スタジアムカード、ミチーナ神殿を発動!」
 3D投影機によって対戦相手の男の子の背後に映画で観たあのミチーナ神殿が映る。
「さらにトレーナーカードの命の宝玉を発動! デッキからエネルギーカードを五つまで選択して手札に加える。僕は水エネルギーを三枚、雷エネルギーを二枚手札に加えます。その後五回コイントスをして表の回数だけMと名のついたカードにエネルギーをつけることができる」
「なっ」
 早すぎる。しかし相手の山札はすでに十一枚。下手にサーチしすぎるとあっという間に山札が無くなる。
 この間風見と戦ったときよりこの3Dマシンは進化している。どの点が進化しているかというと、コイントス機能がついたことだ。
 ボタン一つを押すと自動的にコイントスを行ってくれる。非常に公平なシステムだ。
 裏、表、表、裏、表。つまり相手の男の子は三枚までエネルギーをつけれる。
「パルキアMに水エネルギーを二枚、雷エネルギーを一枚つけます。そしてパルキアに水エネルギーをつけます。ギザみみピチューの雷エネルギーをトラッシュしてにがし、パルキアを新たにバトルポケモンにします」
 これは弱ったな。水タイプのカードを出されるのは困る。炎デッキの俺には鬼門となる。
「パルキアMの攻撃! いっとうりょうだん。コイントスをして表ならベンチポケモンにもダメージを与える」
 裏。ヒトカゲは無事だった。パルキアMがノコッチに向かって右手を振り下ろす。重低音と共に、モニターのノコッチにはダメージカウンターが五つ乗った。
 やばいぞ、これは思ったよりも強い。



翔「今日のキーカードは命の宝玉!
  Mと名のついたポケモンにエネルギーをたくさんつけれるぜ!

命の宝玉 トレーナーカード (オリジナル)
 自分のベンチにいる「名前にM[ムービー]がつくポケモン」の数だけ自分の山札から基本エネルギーを選択し、開いてプレイヤーに見せてから手札に加える。その後、山札を切る。さらに、山札から手札に加えた基本エネルギーの数だけコイントスをし、表の数だけ自分の「名前にM[ムービー]がつくポケモン」に基本エネルギーをつける。


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11日ぶりの更新。夏休みの間だし進めれるだけ進みたい。