あとがき
遂に完結となりました!!
元々読み切りとしてスタートし、連載するとは思ってなかった作品なのですが…
まぁ、これも数奇な運命のひとつなのだろう! と、今では感慨深く思います…
実質、去年の1月中旬に2話を公開し、そのまま約1年にかけて連載が続きました。
元々、この作品は長期作品でみるか短期作品でみるかは悩んでいたのですが、結局の所他の連載と相まって短期の道を歩む事となりました…
全12話で無事完結となったのですが、長期の場合はもっとキャラも多くなり、倍以上の連載になってたんだろうなぁ〜という予想は容易に出来ます。
とはいえ、そうなったらなったで作者に対する負担も莫大になり、本来進めるべき連載を疎かにしかねない為、短期での完結を決定いたしました!
纏まりとしてはそこそこ綺麗になったかな?とは思っていますので、とりあえず肩の荷はひとつ降りたと思っております♪
さて、それではここからは恒例のキャラ紹介&思い入れです!
『メイリン・ルカ』(ライチュウ)
主人公であり、ある意味最も動かしやすかったテンプレの熱血ヒロイン!
種族はアローラリージョンのライチュウであり、一応設定上ハワイに顕現した…という設定です。
(作中では結局明かす事も無かったですが…)(^_^;)
いわゆる、成長型ヒロイン…と見せかけて色んな意味でダメダメ系の頑張り型性能!
とにかく、実力は悪くないのに性格的に結果は出ないというタイプで、自己犠牲が過ぎるテンプレでもあります…
元々銃をメインに近接で戦う性格であり、完全に出る作品を間違えたタイプですね!
エスパーという個性もあり、超能力的な能力も一応活かしましたし、決して電気一辺倒ではない!!
性格は真面目で優しく、主人公としては手垢だらけの属性ですが、彼女の体を張った戦いは胸を打たれるのもまた事実!
決してネタだけに終わらず、しっかりと主人公らしく最後まで戦い抜いたと個人的には思っております♪
この手のヒロインとして恋話も定番なのですが、今作においては両思いながらあえて進展は保留としました…その後の展開については、皆様の想像にお委ねいたします♪
『サイア・ミスティカ』(ネイティオ)
読み切りから既に登場のいわゆるライバル枠。
とはいえ、1話時点ではその設定は何一つ無く、ただの名有りモブに等しい扱いでした…
とはいえ、正式に連載が決まった事により設定を煮詰め直し!
結果として、定番ではあるものの序盤から立ちはだかるエースという有りがちな設定に落ち着きました。
その強さは作中間違いなく最強であり、ぶっちゃけ最後までその強さは変わっていません。
結果的にメイリン少尉は勝ちましたが、少なくともサイア中尉の油断もあったのは間違いないと言えるでしょう…
(最初からバリアランサー2本を駆使していたり、超能力による妨害を絡めていたらメイリン少尉はなす術もなく倒されていたでしょう…)
良くも悪くも、味方でありながら主人公とは相容れなく、性格的にも対立をした定番の設定…
…とは言うのですが、ライバルが完全に上位の存在で下位存在の主人公に突っ掛かるというのは、ある意味掟破り?
個人的にも終盤でサイアVSメイリンはやる予定はあったものの、ある意味やる必要あったのか?と言われると、本当に理由が微妙です!
これに関してはサキちゃんも作中でツッコンでいるのですが、正にメイリン少尉が言った『それが、心を持った人間だから』…というのは的を得ていると思っております。
端から見たら意味が無いぶつかり合いなのですが、当の本人たちからしたら意味のある戦いだったのです。
そこには理屈云々ではなく、ただ譲りたくない信念が互いにあった結果なのだと、個人的には思っております…
なお、作中で表記がブレまくっていますが、武装はあくまで槍型の『超振動カッター』です。
ブーメラン状なのはサイア中尉がそう思い込んで使っているからであり、本来なら様々な形状に変形したりして使える万能武器というのがコンセプトで、実際にはバリアランサーという正式名称が示す通り、分類上槍となります…
『鹿島 萌』(ネギガナイト)
3人目の仲間として、当初から決まっていた参戦枠。
折角の新世代ポケモンという事もあり、見映えの良さも重視してあえての日本軍です!
色んな意味で時代錯誤な性格であり、真面目を通り越した不器用な軍人。
加えて突きに特化した戦闘スタイルで、モデルは言わずと知れたアレ…
短期でのシナリオが決まってた事もあり、活躍の場はかなり減ってしまいましたが、本当ならしっかりした特訓イベント等も想定してあって、師匠等の設定も実はあったりします。
サキちゃんに敗北してしばらく日本に戻り、そこから師匠に奥義を伝授してもらってから復帰…という熱い展開も予定していましたが、残念ながらお蔵入り!
そのせいもあってか、終盤にかけてはやや活躍が少なかったかな…?とも思います。
しかしながら、やはり剣劇のスタイルは純粋に格好良くイメージ出来、戦闘シーンでの見映えは良かったと思います。
(…それがちゃんと伝わったかは置いておいて!)
『エリーン・フラン』(ニャイキング)
こちらも当初から参戦決定していた新世代枠です。
実の所、初登場は本編ではなく『美猫会議』だったりしたのですが、気付いた方はおられるでしょうか…?
既にあの時点で参戦は決まっており、会議ではあくまでまだプロトタイプの形だったのですが…
結局、自分的にも気に入ってしまいそのまま貫き通す事になりました!
一人称は『ワシ』と、割かし珍しいタイプの姉御肌で、金にがめつくお色気担当…
と、この辺はほとんど作中で活かされなかった裏設定となります!
この辺も短期で埋もれた悲しみですね…
長期ならニューゴロドの珍兵器も色々出したかったんですけど、結局出せずじまいでした。
良くも悪くも、艦砲射撃重視の活躍であり本人としての戦力はあまり表現出来なかったのが悔やむ所です。
キャラ的にはかなり自分好みでデザインしたので、お気に入りなんですけどね〜
なお、ニューゴロドのモデルは知る人ぞ知る有名な珍兵器です♪
気になった方は1度調べてみると良いでしょう!
『ジェフリー・スタンダップ』
独立部隊インディペンデントの艦長であり、アメリカ軍長官。
長官と言うものの、あまり立場は強くなく軍内部からは疎まれています。
本来ならこちらももう少し語るべき所はあったのですが、それ等もオミット…
ただ、長期の場合この人は終盤犠牲になる可能性も高く、短期で無事に生き残ってくれたのは作者的にはやや思う所もあります…
(若干、本人の台詞にそういう部分が垣間見れるかと…)
良くも悪くも、活躍を犠牲に生き残ってしまったパターンですね…
実の所…それなりに実力はあり、その気になれば白兵戦も人並み以上にこなせる設定で、長期なら終盤インディペンデント内での戦闘なども想定はありました。
なお、全く活かされなかったのはやむを得ず…
後、長官はかなりの珍兵器マニアであり、エリーン大佐と共に酒を交わすシーンも本当は書きたかったんですよね〜…
『マイク』
フルネームすら設定してない通信士。
とはいえ、登場頻度は高くそれなりに印象は強いメンバーだったかも…
こちらも長期なら他のクルーとの絡みとか書いてた予定です。
短期ではまさに名有りモブ一歩手前に…
もう少しキャラは掘り下げるべきだったのかも。
『アンナ』
こちらも実はフルネーム設定してません!
出す場面が無かったのもありますが、活躍に対してやや意外な部分かも…
とはいえ、内容的にそういう部分はあまり重要でないのも事実であり、メインメンバーのセカンドネームもほぼ1回しか出していませんし、それを呼ばれる事もほぼ皆無…
事実上、あるにはあるんだよ?位の感覚なので、ぶっちゃけ覚えていない人も多数おられると思います。
(ぶっちゃけ、メイリン少尉とノア以外は2度以上出ていませんし…)
とりあえず、アンナ中尉はサイボーグであり兵器担当の博士枠。
一応技師の設定ではあり階級は設定したのですが、中尉という事にしてます。
基本天才肌であり、どこぞの魔改造さんと似たような枠。
ある意味メイリン少尉の為の博士でもあり、最も理解してくれる理解者でもあります。
とはいえ、序盤はちょっとしたすれ違いもありふたりはそこまで理解しあえていないという、解りやすい展開も…
アンナ中尉は一見冷徹な言動もしますが、その根幹には人類の存続を第1に考えているからであり、最悪己を犠牲にしてでも未来を取れる勇気を持った人でもあります。
最後のメイリン少尉との掛け合いも、長期であればもっと違った展開を予定しており、この辺はやや迷った部分でもありました…
(当初はサキちゃんと一緒に宇宙に旅立つ展開を予定しており、どこぞの某○ノベイターさんと似たような展開にする予定だったのです…)
結局、あの形でラストを飾ったのですが…まぁあれはあれで、ねぇ?
個人的には問題無いのですが、もしかしたら読者的にはもやもやする部分だったのかも…
『ノア・サクラガワ』
メイリン少尉の想い人であり、人類最強の最終兵器。
ぶっちゃけ、作中最強の存在でありその気になれば単騎で敵全滅させかねない化物です。
当初からこの設定は変えておらず、ぶっちゃけ長期なら相当後半まで伏せる予定の部分でした。
なので、裏の細かい設定はほとんど語られず、必要最小限の情報のみでの活躍と、やや唐突感が高くなってしまったやも…
実際の所…かなり危うい設定もあり、場合によっては人類と敵対する可能性すらあったという。
その場合は当然かなりメチャクチャな展開になったと思いますし、落とし所としてはこんな物じゃないかなぁ〜?と、個人的には思っております。
良くも悪くもミステリアス過ぎたかも…
『サキ・ハナイロ』
永遠旅団の上位個体であり、総意に反旗を翻した異端者。
ぶっちゃけ長期であれば何度か交戦してメイリン少尉たちと打ち解けていく設定だったのですが、短期故にかなり早いタイミングでメイリン少尉と邂逅させました。
ぶっちゃけ作中のキーであり、全てを解き明かす為の最後の存在。
そもそもダクタリアンとは何ぞや?の解答をするキャラであり、当初から変更はほとんど無かったキャラでもあります。
これと言ったモデルも特に無く、ある意味完全オリジナルのキャラでポケモン関係無いやん!と言われたら、ぐうの音も出ない程の異端者。
ある意味ウチの作品のキャラらしいのですが、読者的にはどう写ったでしょうか?
彼女はあくまでオリジナルキャラですが、それでも物語には必須の仲間であり、ラスボスを倒す為の鍵でもある。
作者個人として、サキちゃんもヒロインのひとりであり、遠ポケさんの世界においては最重要人物なのだと思っております…
……さて、いかがだったでしょうか?
短期としてはほぼ予定通りの全12話の物語…
色々至らない点は散見されたかもしれませんが、それでも楽しんでいただけたなら作者は感無量であります!
それでは、約1年とはいえここまでお付き合いいただき有り難うございました!
今後もまだまだポケモン小説は制作していきますので、よろしければ他の作品もお楽しみください♪
『2019年6/20〜2021年1/3にて無事に完結を、ここに報告いたします』