美猫会議
第三回 『ブレイジング・牙皇さん』
タマ
「祝! チョロネコ内定決定ー!!」

コンル
「ぱちぱちぱち」

味金
「…で、当人が不在ってどういう訳よ?」

天の声
『残念ながら紫音は現在、高校生活を満喫中だ、なので今回は3人でやってもらう』


と、突然部屋に声が響いて何者かが説明をする。
私は、はぁ…と深いため息を吐き、肘をテーブルに立てて手で顎を支えた。


味金
「で? 今回の議題は?」

天の声
『待てっちゅーの!! まだゲスト来てないだろ!?』

タマ
「味金は短気にゃ〜そんなんだから未だに内定貰えないにゃ〜」

味金
「黙れシード猫! 今に見てなさい? 絶対最後に笑うのは私なんだから!!」

コンル
「とりあえず、ゲストは?」

天の声
『あーはいはい、そんじゃテキトーに始めといて〜』


そんなやる気の無い声と共に、ひとりの女性が現れる。
体付きはムキムキのレベルで、明らかにそっち系の女だとは予想出来た。
大体それらしいマスクで顔隠してるし、間違いなくそうでしょ!


マスク女
「あんだ? 思ったより客いねぇな…」

天の声
『客じゃないからね!? 言ったでしょ! 今回はトークバラエティ!!』


天の声がそうツッコム。
段々面倒になって来たわ…もうさっさと始めてさっさと終わりましょ。


味金
「はいはい、私は味金、エネコロロよ」

タマ
「タマはタマにゃ! 皆のアイドル、ニャースだにゃ♪」

コンル
「コンルと申します、マニューラです」

マスク女
「おう! 俺はブレイジング・牙皇! ガオガエンでプロレスラーやってる!」


まぁ予想通りね。
衣装は普段着で特に変哲も無いTシャツとズボン。
性格は荒々しそうな感じで、見た目通りって所かしら?


味金
「はい、タマ今回の議題〜」

タマ
「少しはやる気出せにゃ〜…とりあえず今回は剣盾の事について話し合うにゃ〜」

コンル
「詳しくは公式HPをどうぞ」


って、それだと会議の意味が薄いでしょうが!
まぁ、ここでの話はあくまでフィクションだから鵜呑みにされても困るんだけどね…


タマ
「まず、いきなりリージョン公開されてキャラアドレス食われた件について」

味金
「意外と切実ね…まぁ、アローラ同様そこは原種を出さない方向でやるから問題は無いんじゃないの?」

タマ
「とはいえ、リージョン限定で進化系まで出したのはどうかと思うにゃ〜」

コンル
「解らなくもないですね、設定上問題無いとはいえ、ある意味マイナー救済の追加進化となると…」

牙皇
「そもそもマッスグマはマイナーか? ありゃ普通に要注意ポケモンだと思うが」

タマ
「確かにそうなのにゃ! つまり今回の進化はぶっちゃけ救済の意味にはならない!って所が問題なのにゃ!!」

味金
「まぁ、原種と違うって事はタイプも変わるし、何より種族値が違ってくるものね」

コンル
「進化して素早さが遅くなる事に定評のあるアローラ勢の事がありますし、タチフサグマも明らかにそっち系と思われます」

タマ
「ちなみに、ガラル種が原種という事が既に発表されてるから、原種はガラル種になるのにゃ〜」


そう言えばそうだったわね…つまり原種とホウエン種って呼ばなきゃならないのかしら?
でもジグザクマは他の地方にもいるし…ああもうややこしいわね!!


味金
「とりあえず、ここでは暫定的にホウエン種と原種(ガラル種)って事にしておくわ!」

コンル
「了解です、暫定的にでも決めておいた方が読者も混乱しませんからね」

タマ
「とにかく、タチフサグマの性能が何とも言えにゃいけど、進化はあくまで原種だけという事になるにゃ〜」

牙皇
「この場合…元々、腹太鼓神速がメイン戦術のホウエン種と比べて、同じ事がタチフサグマに出来るかって所だな」

味金
「仮に出来たとしても特性が食いしん坊じゃなきゃ使いこなせないわよ?」

タマ
「まぁ、そっちは隠れ特性になる可能性が微レ存にゃ」

コンル
「多くの場合、3つの特性から入れ換えたりしてますからね」
「アローラライチュウなんかは、これのせいでダブルでピカチュウに使用率負けてましたし」

牙皇
「特性は重要だからな…ガオガエンも威嚇使える様になってから覇者になったし」

味金
「つーか、ガオガエンは間違いなく殿堂入りだから!」
「何なのよGSでも使用率トップって!?」

タマ
「ガオガエンは猫ポケのヒーローにゃ〜」
「でもアイドルの座は譲らんにゃ!?」


ビシィッ!とそう言ってタマは牙皇を指差す。
牙皇はギャハハ!と笑って腕を組んでいた。


味金
「とりあえず、タチフサグマがどれ位の種族値になるか予想してみましょうか」
「まず、元のジグザグマとマッスグマを表示するわね…」


私はそう言って壁に設置されてる大きいテレビモニターをリモコンで点灯させた。
すると、画面にはジグザグマとマッスグマの種族値が表示される。



ジグザグマ
H38 A30 B41 C30 D41 S60 計240族

マッスグマ
H78 A70 B61 C50 D61 S100 計420族



コンル
「こうして比べると、やはり低いですね…」

牙皇
「それでも太鼓神速のシナジーは強力だからな、逆に無駄は省いてるから良いとも言える」

味金
「ちなみに威力指数ならマリルリの太鼓アクジェやメガクチートの剣舞不意打ちを軽く越えるわよ?」
「ファイアローの珠疾風ブレバに匹敵する指数ね」

タマ
「で、問題は進化した場合の合計種族値がどうなるかにゃ!」

味金
「とりあえず今回は一例としてハーデリアとムーランドを出してみるわ…」



ハーデリア
H65 A80 B65 C35 D65 S80 計370族

ムーランド
H85 A110 B90 C45 D90 S80 計500族



タマ
「ふむふむ、ハーデリアはマッスグマよりも50低いけど、進化で130も上がるにゃ」

味金
「ちなみに、同じホウエンから追加進化組で比較すると、ロゼリアが合計400族、ロズレイドに進化して515族にまで上がったわ」

コンル
「だとすると、やはり元の数値から考えても100〜110位はプラスされるのでしょうか?」

味金
「だけどゴルバットなんかは進化しても80しか上がってないわね、やはりバランスを鑑みても、530族辺りが限界な気もするわ」
「ちなみにクロバットは535族よ」

牙皇
「妥当なら 100で520族か…御三家並みのステータスだな」

タマ
「その御三家でもガオガエンは530族とラグラージに次いで高いにゃ!」

コンル
「では単純に既存のマッスグマからどうなるか予想してみましょう」



マッスグマ
H78 A70 B61 C50 D61 S100 計420族

タチフサグマ( 100と予想)
H108 A100 B101 C50 D101 S60 計520族



味金
「…素早さをかなり下げたとして、中々ヤバイ数字になったわね」

タマ
「耐久指数がミュウより高いにゃ!? 火力も物理に限れば同クラス!」

牙皇
「あくまで耐久に厚く伸ばした形だな…タイプ的に受けには向かないと思うが、神速使えるならガチになりそうだな」

味金
「ちなみにマリルリの耐久を軽く越えてるから、食いしん坊無しでも十分に太鼓神速は狙えるわね」

コンル
「間違いなく要注意入り…とはいえ格闘4倍が引っ掛かりますが」

味金
「まぁ一例よ、ちなみに火力に尖らせたと予想するとこんな感じかしら?」



マッスグマ
H78 A70 B61 C50 D61 S100 計420族

タチフサグマ( 100と予想)
H98 A130 B81 C50 D71 S90 計520族



タマ
「これまたかなりのアタッカーにゃ…Aラッタは泣いて良いと思うにゃ!」

牙皇
「A130族の太鼓神速とか、考えるとかなりヤベェな」

味金
「試しに物耐特化ガオガエンにぶちかましたら確定1発だったわ…」


牙皇はゲッ…と顔をしかめ、その威力を予想した様だ。
まぁ、あくまで机上の空論なんだけどね。


コンル
「しかし、あくまで 100を想定ですし、そこまで上がるとも限らないのですよね?」

味金
「当然だけどね、まぁ次はやや残念な方向で想定した 80で予想してみましょうか?」



マッスグマ
H78 A70 B61 C50 D61 S100 計420族

タチフサグマ( 80と予想)
H88 A100 B81 C90 D81 S60 計500族



タマ
「うむむ…これは〜」

コンル
「途端に何とも言えない数値に見えますね」

牙皇
「耐性微妙で4倍弱点有りで鈍足二刀…どっかで見た様な配分だな」

味金
「ちなみにクイタランに毛が生えた位の配分よ」
「クイタランの方が合計低い分固いって所かしら…火力は逆に負けてるけど」

タマ
「そ、そう言われると途端に弱ポケみたく聞こえるにゃ…」

味金
「ああそうそう、そう言えば悪タイプって事でニューラとも比較してみるわね」
「ニューラは合計430と比較的マッスグマに似た合計値よ」
「ちなみにマニューラは510族で 80」

コンル
「となると、やはりここは最低値の 80で見た方が良いのでしょうか?」

牙皇
「汎用性の違いはあるけどな、悪とノーマルの一貫性は高いし、アタッカーで見るならどうなるか解らない」

味金
「とりあえずこの予想で今回は最後にするわ、 80と予想して3パターン程…」



マッスグマ(ホウエン種)
H78 A70 B61 C50 D61 S100 計420族

タチフサグマ(バランス特化)
H98 A90 B71 C80 D71 S90 計500族

タチフサグマ(攻撃特化)
H88 A130 B71 C60 D71 S80 計500族

タチフサグマ(耐久特化)
H108 A100 B81 C50 D81 S80 計500族



タマ
「これなら割と妥当かにゃ? 個人的には攻撃特化が強そうにゃ!」

牙皇
「耐久型も太鼓神速ならマリルリ並みの耐久だな、成功したらリターンもスゲェぜ?」

コンル
「逆にやはりバランス型は悩み所ですね、マッスグマは元々特殊も技が豊富ですが」

味金
「あえて特殊に振るとその分クイタラン臭が増すわね」
「とはいえ、スカーフでそれなりの相手も抜けるし、最低限の役割は持てるかもしれないわ」

タマ
「うーむ、考えれば考える程、未来性がありそうにゃ〜」

コンル
「あくまで予想ですので、実際には技も特性も噛み合わない…なんて事もあるかもしれませんよ?」

牙皇
「どっちにしても、素早さをどうするかで評価は決まりそうだな」
「鈍足で神速も太鼓も使えません…だったら空しい事になりかねねぇし」

味金
「切実な問題ね、結局は特性と技のシナジーでホウエン種のマッスグマは評価をされたんだし、タチフサグマが上位互換…にはまずならないと私は思ってるわ」


全員が唸る中、とりあえず今回の議論はこれで終わりだ。
しかし、私は微妙に引っ掛かっていた。
いや、別に気にしなくても良いとは思うんだけど、何となーく、気になってしまったのだ。


味金
「…そういえば貴女、違和感なく議論に混じってたけど何かの補正?」

牙皇
「うん? まぁ良く解らん! 何か知らんけどここの空気でポンポン用語が出てきたんだろ!」


牙皇はハハハハッと豪快に笑って腕を組む。
はぁ…まぁ、別に良いか。
気にしだしたら頭痛くなりそうだし…


牙皇
「とりあえず楽しかったぜ! 今度は俺の試合も見に来てくれよ!?」

タマ
「さよならにゃ〜今回は有意義な会議だったにゃ♪」

コンル
「お達しゃで…」

味金
「じゃあね、まぁ頑張りなさい」


牙皇はそのまま部家を出て行く。
私たちも今日はそれで解散となった。
やれやれ…真面目に議論するのも楽じゃないわね。









…To be continued

Yuki ( 2019/08/11(日) 14:04 )