常葉 茂編
第1話

間違っている部分、キャラにおかしい部分あれば遠慮無く指摘を。

突ポ娘 X とポ女



 「……ん? くそ、頭痛ぇ」

俺の名は常葉茂、どこにでもいるような23歳、システムエンジニアだ。
俺には独身なんだが奇妙な家族がいる。
その家族は人間化したポケモンなんだ。
ひょんな事から異世界を旅したり、帰ったら歴史が変わってPKMがわんさかいたり、大変な事ばかりだけど今日まで元気に生きている。


 「気のせいか、ベッドが堅いな」

俺を頭痛に悩まされながら起き上がろうとすると、布団がやけに軽かった。
時は既に10月末、保美香が冬布団に交換していた筈なんだが?


 「痛て……それにしても二日酔いか? 昨日はビール一杯しか呑んでない筈なんだがな……」

暫くその頭痛は続いたが、いい加減ボケている訳にもいかない。
学生時代程の元気さなんてないが、まだまだ若いつもりだからな。


 「さてと、さっさと着替えて会社に行く準備は……え?」

俺はベッドが出ると、冷静にその現状を確認した。
まずそこは俺の寝室じゃない。
俺の寝室はベッドが一つと、ノートパソコンの置いてある机とクローゼットだけのシンプルな個室だ。
だが、ここは内装も広さも違い、俺の部屋とは何もかも違った。
俺はそれに戸惑っていると、突然外側から扉が開かれる。
俺はその扉の先に注目すると。

ガチャリ。

超乳のメイド女
 「聖様? いかが……」

そこにいたのは嫌が応にも目を引く超乳のエロいメイド服を着たPKMだった。
大きな茶色い耳と、その抜群のスタイルの良さはミミロップ娘を早期する。
とりあえず。


 「アンタ、だ〜れ?」

ミミロップ娘
 「いやん♪ ハッ!? ネタの神が私にも!?」

この子、初代ポケモンのCMネタ知っているとは何歳だ?
俺が産まれる前の話なんだが。

ミミロップ娘
 「……あまりの衝撃にフリーズしてしまいましたが、貴方はどなたでしょうか? 何故聖様の部屋にいるのでしょうか? 返答次第では……!」

そう言うとミミロップ娘は俺を殺意に似た感情で見つめてくる。
あ、これやばいわ。


 「うん、真面目に答えるけど俺の名は常葉茂、ここにいる理由は俺にも分からん。それとそのサトシサマという人物も知らん。後質問だがここは何処で君は誰だ?」

ミミロップ娘
 「……嘘はついていないようですね、失礼しますがボディチェックさせていただきます、それと私の名は愛呂恵(あろえ)と申します」


 「あいりょめぐみさん?」

愛呂恵
 「愛呂恵です、わざとでしょうか?」


 「い、いえ……ごめんなさい」

愛呂恵さんに俺は両手を上げてホールドアップすると、彼女は俺に密着してボディチェックを開始する。


 (うお、やべぇ……華凛並の超乳が肌に密着して……!)

愛呂恵さんは全く気にしてないのか、テキパキとチェックしており、俺は顔を紅くして顔を逸らす。
しかしその無意識のエロ行為に俺のナニが反応しちまう。

愛呂恵
 「? 股間に何か隠してますね?」


 「な!? ち、違うこれは不可抗力で!?」

愛呂恵
 「問答無用です、洗い浚い調べさせていただきます」

そう言うと愛呂恵さんは股間に顔を近づけ、ズボンを一気にガバッと下に下げてしまう。
そして晒されたのは愛呂恵さんの目の前で元気におはようする俺の息子だった。


 「いやあぁぁぁぁぁぁっ!!?」

ドタドタドタ!

キュウコン娘
 「なんやなんや!? 一体どないしたんや!?」

ピカチュウ娘
 「悲鳴が聞こえたけど……」

俺は股間を隠して蹲ると、ドタバタと色んなポケモン娘が駆け込んできた。
俺は凄まじい羞恥心に包まれておりますもはや泣きそうだった。


 「畜生、見ず知らずの女性に見られるって、どんな罰ゲームだよ……」

ゲッコウガ娘
 「見られる? し、失礼でござるが其方は?」


 「常葉茂、そこのエロウサギにズボンを引ったくられた憐れなSEだよ、こんちくしょー!」



***



阿須那
 「成る程なぁ、つまり知らん間に聖の部屋に居ったちゅう訳か」

守連
 「うーん、でもそうすると聖さんはどこ行ったの?」

あれから、俺の息子を見ても全く動じなかった愛呂恵さんからズボンを取り返すと、俺はキッチンで彼女たちに詳しい説明をした。
一応説明すると、茜位の小さな女の子はピカチュウ娘の守連ちゃん。
この中では一番まともそうで、とりあえず無難に安心できる。
そしてやたら個性的な喋り方をしているのはキュウコン娘の阿須那さん。
身長はナツメと同じくらいだが、胸はかなり大きい。
それこそナツメとは比べものにならないレベルだが、ここでその上が凄まじい。
そして凄まじいアンバランスボディの持ち主はゲッコウガ娘の華澄ちゃんだ。
身長は茜と同程度で中学生のような幼さがあるのに、その胸はカリンレベルにアンバランスだ。
所謂ロリ巨乳という奴で、これが相手なら茜もまだ普通に見えてしまうな。
更に難しそうに何かを考える頭に大きな花を載せた女性はドレディア娘の菜胤さん、ここでは身長が高い部類だが、それでも160あるかないか、ウチの家族と比べると小さい方だ。
スタイルはとても良く高校生ならかなりの美人モデルになれるだろう。
性格も理知的なようで、どちらかと言えば話が通じる方だろう。
そして最後がずっとウトウトしている些か謎のポケモン娘だ。
本人曰くミュウスリー、と言うらしくミュウかミュウツーの要素を持つかなり小さい女の子だ。
名前は三海と言うらしい。


 「えと、三海ちゃん? 眠たいならベッドに行ったらどうかな?」

三海
 「う〜……」

三海ちゃんは難しい話にきっと疲れたのだろう。
正直俺も質問責めで疲れている位だ。
とはいえ、知らない間にまた歴史改変が行われたのか?
何故俺は知らない家にいるのだろう。
かつてゲートに吸い込まれた時も家族とは長らく離ればなれとなった。
今回も同じような事が起きたのか?
しかし、それにしては前兆がなかった。
突発イベントにしても冗談が過ぎるぜ。

華澄
 「三海殿、もうすぐご飯でござるよ、頑張るでござる」

三海
 「ん〜、頑張る」

三海ちゃんは目をゴシゴシすると、テーブルに行儀良く座った。
俺はそれを見て無意識に三海ちゃんの頭に手を伸ばしていた。


 「よしよし偉いぞ三海ちゃん」

三海
 「ん〜、ナデナデ〜♪ お手々大っきい〜♪」

つい小さい子を見ると無意識に頭を撫でてしまう癖がここでも出ちまった……。
幸い三海ちゃんは目を細め喜んでくれたが、余所の子にするには控えないとな。

阿須那
 「なんやロリコンか?」

菜胤
 「しかし三海さんは全く警戒しておりませんし、とりあえず安全な方でしょう」

三海
 「ン〜、温かい人? あ、かね?」


 「!?」

俺は三海ちゃんの言葉にドキリとした。
彼女は俺の掌に自分から頭を撫でつけ、楽しんでいるようだが彼女はエスパータイプ、幼いようでいて、その力は絶大なのだろう。


 (茜……無事だよな?)

俺はまたもや離ればなれにされしまった茜の事を思い出す。
茜も同じようにナデナデが大好きで、控えめだがそれ要求するような子だった。
どこか三海ちゃんとダブったのだろうか?

三海
 「悲しいのー?」


 「ん、いや、あはは……そうじゃない、そうじゃないさ」

俺は三海ちゃんから手を離すと、三海ちゃんは残念そうにした。
だがこんな小さな子に心配をかけちゃ駄目だ。
俺は一応大人だから、子供に情けない姿は見せられない。

愛呂恵
 「皆さん、朝ご飯にしましょう」

やがて暫くすると、愛呂恵さんが朝食の用意をして現れた。
その姿はなんとなく保美香を想起させ、今も家事を熟しているのか心配になる。

愛呂恵
 「常葉様の好みが分かりませんでしたので、無難に調整させていただきましたが、よろしいでしょうか?」


 「朝飯恵んで貰えるだけ、重畳だよ」

俺は配膳されていく朝食を見て掌を合わせる。


 「それでは、皆さん掌を合わせて、頂きます」

華澄
 「頂きます」

菜胤
 「いただきすわ」

守連
 「頂きま〜す♪」

そうして、俺達は賑やかな朝食を食べ始めるのだった。


 (保美香とは味付けがやっぱり違うな、こっちはこっちで美味しいけど、俺には保美香の料理の方が合うらしいな)

俺はそんな事を考えながら食べていると、約二人ほど凄まじい勢いで食べる子がいた。

守連
 「ハムハム!」

三海
 「ングング!」

菜胤
 「相変わらず呆れる食べ方ですわね……」

愛呂恵
 「申し訳ございません常葉様、お見苦しい所を」


 「……いや、よく食べよく寝る子は良く育つって言うしな」

とは言うが、呆然としているのは事実だ。
茜も大食い早食いだが、ここまでフードファイターじゃない。
しかしこうやって見比べると、二人はあまり作法は気にしないらしく、茜h早食いにしては綺麗に食べていたのが分かる。
まぁ保美香が見たら、『見苦しいですわよ!?』と一喝して、箸の使い方からレクチャーしていたろうな。
そういう意味ではこの家はアットホームでのびのびとしている。
極めて食べ方が綺麗なのは菜胤さんで、華澄ちゃんも物静かに少量ずつ食べている。
阿須那さんは至って普通に食べていた。

守連
 「お替わりー!」

三海
 「ワタシもー!」


 「は、ははっ」



***



朝食後、俺は聖君という少年の部屋を探すが、そこに俺の持ち物は一切無かった。
それはつまりスマホも財布もないと言う事だ。
そのどちらかさえあれば、なんとか家に帰る手段もあったのだが、現実は非情らしい。
そんな俺を見かねて愛呂恵さんは提案をする。

愛呂恵
 「この家の倉庫にある信頼できるお方の住む城に通じるワープゲートがあります、他言無用でお願いしますが、その城の主ならば常葉様のお悩みを解決出来るかもしれません」


 「ええ?」

愛呂恵
 「着いてきてください」

愛呂恵さんはそう言うと先導する。
俺はその後ろを着いていくと、そこは一軒家ではよく見る屋外倉庫だった。

愛呂恵
 「主の名は白那様、パルキアという空間を司るポケモンです。決して粗相の無いよう」


 「パルキア!? 成る程確かにパルキアならば……」

おそらく愛呂恵さんはその白那さんというやんごとなき御方に俺を元いた場所に返して貰うように頼むつもりだろう。
確かにパルキアの力ならば可能かもしれない。
最悪財布と携帯電話でも手に入れば家に電話だって出来るし、電車でもタクシーでも使って帰れるからな!
序でにパルキアなら行方不明の彼らの主聖君だって呼び戻せるだろう。

うむ、なんだこれならちょっとしたアクシデントで済んだな。
一体なんで俺と聖君という少年がすり替わったのかさっぱり分からんが、時の偶然とでも思えば良いか。

愛呂恵
 「では、参りましょうか」


 「ああ、頼む」

愛呂恵さんは倉庫の扉を開くと、その先は異空間だった。
俺は一瞬それを怖れるが、意を決して踏み込む。
すると、一瞬だけ浮遊感を覚え、あっという間に俺は別の場所に立っていた。
俺は目の前を見上げる。
そこには廃墟と化した無残な城の跡が聳えていた。


 「え?」

愛呂恵
 「な!? これは一体!? 白那様たちに何が!?」

それは、愛呂恵さんにとっても異常事態らしい。
俺は周囲を見渡すと、無残にも散らされた惨たらしい造園を見つける。
争いでもあったのか? それにしても気配さえなく、地面は抉れ、空は禍禍しく赤黒い。

愛呂恵
 「異常事態です、常葉様は速やかに退避を……な!?」

愛呂恵さんは危険を感じて俺を元いた場所に戻そうとするが、そこに戻るべき道はなかった。

愛呂恵
 「出口が塞がれた? 常葉さ……常葉様っ!?」

愛呂恵さんが俺の方を振り向くと、焦って叫んだ。
俺は後ろに気配を感じて振り返る。
すると、そこには巨大なビームソードを手に生やしたボロボロの女性が立っていた。
女性は俺を見つめると、ニヤニヤと狂気的に笑っていた。
女性はそのまま一言も発さないまま、その巨大なビームソードを振り下ろす!

愛呂恵
 「危ない!」


 「ライザーソード!? いや、ソーラーブレードか!?」

愛呂恵さんは凄まじいスプリントを見せると、俺を抱えて、10メートル以上離れた場所に跳んだ。
ラランテスと思われる女性はまるでゾンビのような動きで振り返った。

愛呂恵
 「浮狼さまなのですか?」

ラランテス
 「……ラキ」


 「は?」

ラランテスの女性は突然口を開くと出てきたのは謎の奇声だった。

ラランテス
 「ラキラキキキキ!」

口角を思いっきり釣りげて笑う姿は壊れた人形のようだ。
愛呂恵さんは俺を降ろすと、パンパンとスカートの埃を払って、戦闘態勢をとる。

愛呂恵
 「浮狼様によく似ていらっしゃいますが、別人のようですね。ならば容赦は致しません」

ラランテス
 「ラキ?」

ラランテスは両手からビームソードを生成する。
再びそれを振り上げると――。

愛呂恵
 「遅いですね」

振り上げた瞬間、既にラランテスの顔面には愛呂恵さんの飛び膝蹴りが炸裂していた。
あの強靭な脚力から繰り出される一撃はラランテスの顔を大きく歪ませ、ラランテスは地面に激突した。

ラランテス
 「ら、ラキ……」

愛呂恵
 「質問を致します。この城で何があったのですか? 貴方は浮浪様によく似てらっしゃいますが、実力は似て異なる、貴方では本物の浮狼様には遠く及ばず、また白那様たちに太刀打ち出来るとは思えません」


 「あの、質問だけど浮狼様って?」

愛呂恵
 「この城の庭師です」

庭師……つまりガーデンの管理者か。
皮肉にもこの造園滅茶苦茶に荒らされており、その管理は無残なものだ。
そして質問されたラランテスだが、俺はそのラランテスの動きを見逃しはしない。
いや、正確には目線だ。

ラランテス
 「ラキ♪」

ラランテスは小指を俺に差し向けた。
そして指から細長いビームが射出される。
俺はそれを軽くかわす。
いくら速くても、相手の目は俺から一時も離さず、ずっと怪しい笑顔でありゃ警戒もする。
クリストのような狡猾さもなく、ただ単純なだけなら問題ない。


 「お前、一切俺から目を離さないよな? なんでだ?」

愛呂恵
 「常葉様!?」

愛呂恵さんも流石に驚いたようで、ラランテスを速やかに押さえ込む。
俺はラランテスを睨みつけるが、ラランテスは笑っていた。


 「愛呂恵さんなんて初めから眼中にない、ただ俺だけを狙う? な何故だ? まぁ答えられなさそうだよな」

ラランテス
 「ラキ……」

愛呂恵
 「常葉様、危ないのであまり近づかないでください」


 「ごめんごめん、まぁこう見えて洞察力は良い方なんでね」

伊達に素人であの戦争を生き残っちゃいないからな。
俺にあるのはこの洞察力と、戦場を瞬時に把握する分析力だ。
これだけが、現代社会ではなんの役にもたたない俺の個性だった。


 「愛呂恵さん、このラランテスを無力化しましょう」

愛呂恵
 「分かりました。これ以上の尋問は無駄でしょうから」

愛呂恵さんはそう言うと発達した大きな耳でラランテスの頭部を殴打する。
両手で相手の四肢を拘束して、その耳を手のように扱う様はプロフェッショナルらしい。
ラランテスが意識を失うと、愛呂恵さんは立ち上がった。

愛呂恵
 「ロープか何か見つけましょう。再び動かれては厄介です」


 「ああ……!? 愛呂恵さん見てくれ!?」

俺はロープを探していると、ラランテスの異変に気が付く。
ラランテスは突然闇が広がると吸い込まれていくのだ。

愛呂恵
 「な……、これは一体?」


 『ククク……常葉茂』


 「女の声!?」

それはどこからともなく聞こえる女の声だった。
愛呂恵さんは全身の毛を逆立たせて警戒するが、声は空間に反響し、その姿を捉える事なんて出来はしない。
ただ悍ましい邪気とでも言うべき気に俺は寒気を覚えた。


 『運が良い奴だ……まぁいい、オレは奴の方に行く……ククク』


 (奴の方、だと?)

声はそれっきり聞こえなくなると、禍禍しい気は消え去った。
俺は女の言葉を吟味すると、答えを探るが奴という言葉の正体は分からなかった。
ただ判明したのは俺は狙われているという事だ。
奴は俺の名前を知っていた、そして俺に殺意を向けていた。
あのラランテスは差し詰め俺を殺すためだけの殺人ポケモンなのだろう。


 「愛呂恵さん、これからどう……愛呂恵さん?」

見ると、愛呂恵さんは目を見開き口元に手を当てて震えていた。
そして彼女はボソリと呟く。

愛呂恵
 「そんな……事って、し、白那様?」

それはたしかこの城の城主の名前だった。
ならば、この城を破壊したのはまさかその白那様か?
だがそうだとしても、俺に殺意を向ける理由なんて俺にはないはずだ。
俺は何か忘れているんじゃないか、頭をフル回転させるがやはり答えには辿り着きそうもない。


 「愛呂恵さん! 気を確かに持って!」

俺は彼女の両肩を掴むと、彼女の目を真剣に見つめた。
彼女は強い、力は俺なんか目じゃなく、それこそ美柑や凪並みに強いかもしれない。
それでも今彼女は不安な筈だ。
そもそも彼の主人である聖君という少年も行方不明で、頼みの綱だったこの城も無残な有様、オマケに声の主が白那様かもしれないって言うんなら、正に絶望のダブル役満だろう。
だからこそ、俺は大人として毅然に彼女と向き合った。


 「この事件、どうやら俺が君を巻き込んじまったらしい、だからこそ俺は君を護る! 愛呂恵さん、だから安心してください!」

愛呂恵
 「……常葉様、いえ此方こそ申し訳ございません。迂闊にも動揺してしまいました。しかしもう大丈夫です」

愛呂恵さんは俺から離れると、頭を下げた。
なんて言うか、愛呂恵さんはロボット染みたパーフェクトメイドだが、その内心は普通に喜びも悲しみもあるのだろう。
俺なんかじゃ、まだまだ彼女の底は見えないが、彼女の強がりは分かる。


 「兎に角何か、手がかりを探そう、案内してくれる?」

愛呂恵
 「畏まりました、それでは此方です」

愛呂恵さんは再びいつもの調子に戻ると、城へと先導する。
城は今にも崩れそうで、この城がトラップだらけなのか、それとも俺にとって希望があるのか分からない。
だが、俺は諦めない。


 (そうだ、華凛だって救った! 俺は伝説のポケモントレーナーだろ!? やってやるさ!)



突ポ娘 X とポ女 01 完

#02に続く。

Yuki ( 2019/05/01(水) 21:40 )