オリジナルポケモン ホワイト編
トーホクポケモン図鑑 オリジナルポケモンの特徴・元ネタ解説
001 ゴウセツ ふぶきポケモン(こおり・あく)
相手を射殺さんばかりの鋭い瞳と背中から生えている硬い氷柱が特徴。
ジョウトの三神と同じ経緯で誕生したが寒い地方へ飛び、後にゴウセツ山と人々から呼ばれる事になる山に棲みつく。
オーロラアンノーンと呼ばれる七色に光るアンノーンを従える程の圧倒的なパワーを持ち、吐く息は吹雪と化し人を一瞬で凍て付かせる。
性格は極めて冷徹。カオス総帥・アズマの計画に加担し人間とポケモン両方の数を減らし生態系のバランスを取ろうとしていた。
元ネタ 結晶塔の帝王 エンテイのイメージまんま投影
ポケモン小説を書こうと言う明確な目的の前に何となく生まれた最初のオリジナルポケモンで、ホワイトの根幹を成す伝説ポケモンになっています。
ブラックの場合は邪神、ホワイトではゴウセツを主軸にしながら他の幻ポケモンをちょいちょい登場させて物語を作る程度にしか当時は考えていませんでしたがまさかこれ程までに長くなるとは思っていませんでした。
自分のライフワークとなった長編の主役であり主人公の前に立ち塞がる最強の壁なので威圧感を持ちながらも威厳を持つ喋り方でまとめました。
映画ネタは自分の大好きなこの結晶塔とミュウツーの逆襲から来ているものが殆どです。
002 コエン(こぎつねポケモン) コシャク(ななびポケモン) コセイリン(しんかんポケモン) ほのお・こおり
2本の尾が生えている狐の様なポケモン。最初は四足だが進化してコシャクになると2本足で戦う様になる。
口から炎を吐き出す事も出来るのだが不得手であり、専ら掌から炎の球を作り出して投げ付ける戦法を得意とする。
トーホク御三家と呼ばれているポケモンの中の1匹だが実は1匹しかこの世にはおらず、秘密を持っている。
リンギツネ エンギツネと対をなすポケモンの純粋DNA改造ポケモン
コセイリンよりも一回り大きく性格は粗暴。遺伝子改造によって強力な力を持つポケモンのDNAを多数組み合わされ誕生した。
モンスターボールの解放ボタンを押すと元の姿(リンギツネ)に戻ると言う仕掛けが施されている。
元ネタ キュウコンを立たせてみましたバージョン+神官装束を(あくまでもイメージとして)着ている神秘的なイメージ
主人公と一緒に旅をするポケモンの中でも、レッドの相棒であるライチュウ並に重要な『主役級ポケモン』であり、後の展開としてゴウセツを倒さねばならないと言う使命を持っているポケモンです。
説得力を持たせる為に遺伝子改造ポケモンと言う設定を入れましたが、当初は普通の御三家と言う設定でした。
ゴウセツと相反する存在としてコセイリンの時には非常に丁寧で御行儀の良い品行方正なポケモンにしています。
003 ホエルコ マッコ シロナガス(はくげいポケモン) みず・こおり
トーホクの分裂変種進化(寒い気候による進化の違い)により誕生したトーホク御三家の1匹。ユキナリの兄であるホクオウの手持ちポケモンでもある。
純白の身体はホエルコの大きさを遥かに上回り、厳寒の海でも耐えられる巨大な身体を手に入れた。
元ネタ ホエルコ→歪な進化
オリジナルポケモンと言いつつ楽をしたかった当時の自分はポケモンがちょっと寒さで変化しました程度のポケモンばかり作っていました。
変種進化と言う発想も楽してぇから生まれた設定でしたが応用が利いたので結果的には採用して正解だったのかなと思っています。
みず・こおりタイプでホクオウの切り札でもあるので強いポケモン=でかいポケモンと言う安直さも持っていますねw
004 カレッキー コボク カレヤナギ(うそかれきポケモン) くさ・こおり
トーホクの変種進化(種族自体の変化)によって誕生したポケモン。ウソッキーの種族自体が変わり別のポケモンに変貌した結果こおりタイプを持つに至った。
気の弱さと逃げ足の速さは相変わらずだが風に乗せて噴き出す吹雪は強力。
元ネタ ウソッキー→歪な進化
ウソッキーが枯れたら枯れ木だろ と言う駄洒落感覚で生まれたオリジナルポケモンです。カレヤナギと言いユキナリの持ちポケヤナギレイと言い何故か妙にヤナギさんぽい名前が増えてますねw
どの作品でもヤナギさんが出てくる事は一切無いのですが、無意識にこおりタイプ使いのヤナギさんをリスペクトしていたのかもしれません。
005 ハネッコ アワッコ ボタッコ(ゆきぐさポケモン) くさ・こおり
トーホクの分裂変種進化により誕生したハネッコの変種ポケモン。綿胞子の代わりに雪の綿帽子を付けておりそこから技を繰り出していく。
体色は水色。赤いつぶらな瞳は変わっておらずやんちゃで人懐っこい。
元ネタ ハネッコ→歪な進化
ハネッコの綿胞子をまんま雪にしたら可愛いなぁなんて思いながら製作したポケモンです。
元々ユウスケの手持ちはくさ・こおりばかりなので四天王戦でカツラ相手に惨敗すると言う設定を考えていました。その為くさ・こおりタイプは多く作った気がします。
006 変種ジグザグマ 変種ハスボー等
変種ノコッチ等後に姿を消したり単なる色違いのこおりタイプを持っているポケモンとして生み出した者達です。正直苦肉の策でした。
ユウスケやホクオウはともかくユキナリの手持ちがこおりタイプ持ちばかりになってしまうととてもチャンピオンになれないので変種→環境による変化で変種から脱却と言う流れを作ったんです。
基本的には体色が白い奴等ばっかりですね。ジグザグマは初期に手に入れて以降ボックス行きになり物語が終わるまで出てこなくなる不遇のポケモンとなりました。
とは言え個人的に考えるとユキナリは優しい人なのでなんだかんだマッスグマにしているのではないかと思います。
007 ストーム(すいせいポケモン) ひかり・いわ
光を宿した美しい隕石の姿をしたポケモン。ひかり・いわとは思えぬ素早さと攻撃力を持つが防御力はさほど無い。
元ネタ 彗星
『てんからのむかえ』と言う、今となってみれば超チート技を華麗に繰り出した最初のひかりタイプ持ちのポケモンです。
当初からブラックも書きたいなと思っていて、その布石の為に当初から『ひかりタイプ』のポケモンを出したいと思っていました。
008 マッド(おたけびポケモン) マドラー マドラゴン くさ・こおり
地中から掘り出された状態で宙に浮いている為常に機嫌が悪い、株の様な姿をしたポケモン。凄まじい雄叫びは相手を死に追いやる。
元ネタ マンドラゴラ
生きている植物として一番有名なんじゃないかと思うマンドラゴラがモチーフです。相手を疲弊させる程の騒音を放つと言う意味ではバクオングと大差無いですねw
植物シリーズはユウスケの持ちポケがくさオンリーなので暫くの間続きました。
009 ロンリー ホーリー エンジエル(はくあいポケモン) ひかり・ひこう
頭の輪は常に光り輝いている。翼を広げ強烈な光を発して敵の動きを封じ込めるのが得意。宙に浮いている為じめんタイプの攻撃が効かない。
元ネタ 天使
当時はひかりタイプの定義を自分の中でも掴んでいなかった為、天使と言う安直な考えに落ち着きました。
翼を持っている割にひこうタイプらしい攻撃をさせなかったのが今となっては少々心残りな気もします。
010 ヘイケ ウミホタ ヤコチュ(しんかいポケモン) みず・ひかり
ヘイケやウミホタの時はトレーナーが目視確認出来ない程に小さい。ヤコチュでさえも卓球のボール程の大きさしか無いのが特徴。
海のペットとして可愛がられているが、大量発生した際には不幸な事が起こると言われている為『影蛍』とも呼ばれている。
元ネタ サウンドノベルゲーム『夜光虫』
青く光る発光体の時点で元ネタは決まっていました。最初にひかりだから蛍→うみほたる→海の蛍って言えば夜光虫みたいな歪な結論に辿り着いています。
サウンドノベル『夜光虫』ではピカチュウを元ネタにしたとしか思えない怪生物が出てくるのでその影響も入っていますね。
011 変種ノコッチ→ドシャヘビ→ガシャーク(さつりくポケモン) どく・ノーマル
性格は極めて粗暴。変種進化の果てに大蛇に匹敵する程の体躯を得るに至った。どくタイプらしく相手をじわじわと追い詰めていく戦法を得意とする。
元ネタ ノコッチ&『バイオハザード』のヨーン
毒蛇のイメージ自体は既にハブネークやアーボックが持っているのですが、他の重要なトレーナーが主軸として使っていくポケモンなので製作したオリポケです。
基本的に2回進化するポケモンを主人公は連れていると言う設定にしているのでその為でもありますが。
バイオハザードではリチャードをその猛毒で苦しめた大蛇ヨーン(欠伸)がモデルになっています。あれもノコッチみたいな形をしていますからね。
012 クロバー(こうふくポケモン) くさ・ひこう
野生のクロバーに遭遇したトレーナーには何か1つ良い事が起こると言われている。風に乗って移動し沢山の種をばら撒きその種は新たなクロバーの卵に変化するのだ。
元ネタ 四葉のクローバー
ユウスケが恐ろしく強いモンジャラを獲得する為に生み出したので幸福→四葉のクローバーから取りました。ミドリの主役級オリポケなので感慨深いです。
012 ミノッチ→ミノガー ユキゴキ→ミノガー→ゴキブロス(しゅうあくポケモン) どく・むし
トーホクでは2種類のポケモンが同じ名前であるミノガーと言うポケモンに進化する。ゴキブロスに進化するのはユキゴキからミノガーになったものだけである。
ユキゴキはむし・こおりだがゴキブロスに進化するとどく・むしになり、素早さと防御力がほぼ倍増。女性トレーナーには嫌われている。
元ネタ 蓑虫→ゴキブリ
ブラックでの活躍が既に決まっているゴキブロスさんです。元々ゴキブロスさんの絵は様々な人が描いており、想像はし易かったですがw
このオリジナルポケモンを作ったのはダイパ発売前なので蓑虫関係のポケモンと見事に被ってしまいましたね。
013 サギー シラワカ(はくぎんポケモン) みず・こおり→みず・はがね
金粉の様なものが付着している小魚ポケモン。
専ら釣り好きの間では食用のみで親しまれていると言う可哀想なポケモンだが進化すると白銀の身体を持つシラワカに進化する。
そのあまりの美しさと強さはトレーナーの間で大人気。だがサギーを進化させる為には様々な努力が必要な為育てるトレーナーは少ない。
元ネタ 公魚
トーホク版コイキングと言った所でしょうか。氷で穴を開けて釣るポケモンがいたら面白いんじゃないかと思って作りました。
014 キミズ メトラ ダイチミズ(つちほぐしポケモン)
釣り用の餌としても使われる事がある小型ポケモン。ダイチミズが群れで地面に潜ると荒れ果てた土地も緑豊かな草原へと変化すると言われている。
豊穣の神として祭っている神社も存在し、じめんタイプのポケモンとしてもかなりの強さを発揮するのだ。
元ネタ 蚯蚓
釣り用の餌も生き物である事は間違いなく、そうそうポケモンじゃない生き物が出てくるワケにもいかないので『餌用ポケモン』と言う初めてのジャンルを確立しましたw
まぁあんまり需要は無いでしょうけど。進化すると途端に大きく、そして強くなるのはサギーと同様と言う設定です。
015 ヒュードロ ヒザガクン ヤナギレイ(おどかしポケモン) エスパー・ゴースト
生暖かい風を好み道行く人を驚かせる事を生業とする変わったポケモン。最初は顔も見えず中性的なイメージを持っているがヤナギレイになると青い髪が長くなり
片目が見える様になる。死んだ人間の霊がポケモンに変化したとも言われているが定かでは無い。進化すると温和な性格になるが負けず嫌いな所は変わらない様だ。
元ネタ 柳の下の女幽霊
キメラでは無いのですが人間に近い形をしている、所謂ナゲキ&ダゲキと似た様なタイプのポケモンです。
余談ですがポケモンの名前も人名もノリで付けている事が多いのでよく被るんですよね。今回はヤナギさんと見事に被っている(2回目)ワケですが……
016 オッタゴ トト (どちらもみず・こおり) せんぎょポケモン
寒冷地の湖に生息している淡水魚タイプのポケモンで、どちらも美しい色の鱗を持っている。
オッタゴは楕円形の体つきだがトトは長細いと言う特徴があり見分ける事は容易。特に美しいオッタゴは希少とされ高値で取引される事もあると言う。
元ネタ 不明
当時の記憶があまりありません。寒冷地の湖に既存のポケモンが(しかも魚タイプの)いるイメージが沸かず作ったものだと思われます。
017 ベトベター→(分裂変種進化)ドロリン→ドロドロン どく・こおり ようかいポケモン
雪が溶けた様な姿をしている巨大な体躯を持つポケモン。相手を凍らせる冷たさと相手を溶かす毒液で一方的に追い詰めるバトルスタイルが特徴。
性格はお気楽で何を考えているかよく解らないがそれ故に底も見えない。野生のドロドロンは雪原に隠れて獲物を仕留める。
元ネタ ベトベトン+雪解け
トサカの持ちポケ&切り札です。どく・こおりのポケモンがイメージし辛かったので分裂変種進化にしました。
元々マルノームが若干ベトベトンと見た目が被っているので口調はハッキリと区別しています。その結果マルノームの方は音速さんと化しましたがw
(マルノームの口調や『病魔剣ミルキーウェイ!』等の奇声は全て古賀亮一先生の漫画『ニニンがシノブ伝』の音速丸さんが元ネタです)
018 シンリュウ かいしんポケモン ドラゴン・こおり
トーホクの海と空の守護神として祭られている伝説のポケモン。トーホクの陸の守護神はゴウセツとも言われておりどちらも信仰の対象となっている。
長い身体は巨大な沢山の翼によって揚力を得ており空高く舞い上がる事が出来る。霞を食べて生きているとも言われるが詳しい事は解っていない。
元ネタ レックウザ+こおりタイプ付加
ゴウセツが畏怖の対象として神になっている事に対し、純粋に崇められている正義の神を登場させたいと思い作ったポケモンです。
ドラゴンボールの『神龍』をまんま読みしただけなのですが、名前としては妥当な所ではないでしょうかw
019 イシツブテ→(分裂変種進化)ユキダマ→ユキダルマ いわ・こおり せっきゅうポケモン
巨大な雪が何層にも何層にも張り付いて強力な硬さを持っており、巨大な雪球として体当たりをする事も出来るポケモン。
その身体ゆえに熱さには弱く、温暖な気候の場所ではまともに戦う事すら出来ない。だが寒冷地では無敵の強さを遺憾なく発揮する。
元ネタ ゴローニャ+こおりタイプ付加
ブラックの様にやりたい放題と言うワケにはいかなかった舞台設定の為、変種タイプのポケモンが多くなっています。
元々舞台が全く別の場所なのでオリジナルポケモンがばかすか出てきても不思議では無いのですが、変種を強く意識した結果なのかもしれません。
020 グリニトロ えきじょうポケモン ばくはつ
エメラルドグリーンに輝いている不定形な形のポケモン。半球の様な形をしている事が多いが、少しでも衝撃を与えると爆発してしまう。
大きな規模の爆発から生まれてくるとも言われており学界でも注目が集まっている様だ。
元ネタ ニトログリセリン
イタリア人であるソブレロが発見した爆発物です。当時は『実用化は不可能』と言われていましたがアルフレッド・ノーベルがダイナマイトを発明した事により実用化しました。
狭心症の薬としても知られており……と言うのがニトログリセリンに関する説明ですwまぁ爆発と言えばまずはニトログリセリンですよね。
021 ダイナモ かやくポケモン ばくはつ
巨大な手榴弾の様な胴体に手足が付いている様なポケモン。ごつごつした硬い鎧はアルマジロを彷彿とさせる。
縄張りを主張する為に爆発し、より巨大な爆発を行なった方が縄張りを護る事が出来る。捕食の際も逃亡の際も爆発する爆破を武器とするポケモンだ。
元ネタ ダイナマイト
平和利用の為にダイナマイトが使われる事はあんまり無いのですが、ともかくダイナマイトと言うよりは手榴弾のポケモンとなってしまいました。
どうしてこうなった……激怒して爆発する事自体は人間でもよくありますよね。本当に爆発するワケでは無いですけども。
022 ビックボム タイマーポケモン ばくはつ
グリニトロ→ビックボム(黒い鉄球を持たせた状態でレベルを上げると進化)。巨大なボム兵の姿をしておりゼンマイこそ無いものの長い導火線が付いている。
僅かな衝撃で爆発する事こそ無くなったが、爆発力はグリニトロより遥かに増しその爆発でビルがまるごと吹き飛んでしまう程。
元ネタ ボム兵
任天堂元ネタシリーズ第1弾。そういやボム兵ってあの黒歴史の一部とも言われる映画版マリオに登場してるんですよね。
何故かヒロインがデイジー姫でファミコンっぽいキノコ王が出てくるのにボム兵とかまんま恐竜のヨッシーが出てくるとか突っ込み所満載ですが。
023 ブルレイド どうかせんポケモン ばくはつ
左右の手のどちらかがが起爆スイッチになっており、胴体は巨大なダイナマイトの姿をしているポケモン。
24時間が経過するか1回爆発するとスイッチである手がランダムに変化する。
元ネタ 危険色+赤か青か
元々危険である事を示す黄色と黒の縞模様に赤か青かのスイッチ。これぞまさしく爆発の王道、時限爆弾です。古畑任三郎でも最後の線はやっぱり赤・青でした。
二者択一って言うのは様々な作品のテーマとして登場する事がありますがその読み合いもなかなか熱いものがありますね。
024 変種イワーク(クリスタルイワーク) いわ・こおり
身体を構成する物質が変化した結果、硬い氷の塊となったイワーク。雪山の下等で生活してきた結果変化したものと思われる。
元ネタ イワーク+氷
オーロラアンノーンと同じく、そのポケモンである事には変わりないのですがタイプが変化してしまっているポケモンです。
変種の中でも変化が軽いって事ですね。勿論オリジナルポケモンにするには微妙なポケモンがそうなったりするんですが。
025 コケシダ ふうかポケモン いわ・くさ
巨大な岩石の上部分を苔が覆っており、その岩と苔が共生関係にあるポケモン。
苔は光合成により岩に対してエネルギーを提供し、岩はそのエネルギーを使い外敵から苔を守っている。
元ネタ 共生関係
イソギンチャクとカクレクマノミの様に、一方的な共生もありますがこの場合は双方が利益を得るタイプの共生関係ですね。
例えばマンタインにくっついているテッポウオなんかは一方的な共生だと思われます。
026 ガツーン りゅうひょうポケモン いわ・こおり
ノーマルフォーム・エアフォーム・タンクフォームの3つの姿を持ち、変化する度に特殊能力も変化するポケモン。
リューキューに生息しているテラバイトの様に天候で変化するワケでは無く、自分の意志で自在に変化出来ると言う所も大きい。
元ネタ デオキシスのフォルムチェンジ
陸・海・空にするにはいわ・こおりじゃちょっとなぁ……と言う事で陸・陸・空みたいな感じになりましたw
アオヤマさんの切り札ポケだけあって滅茶苦茶強いチート設定のオリジナルポケモンなのですが、何とかユキナリを勝たせる事が出来ましたね。
027 アイロクス(はがね・こおり) ライラック(でんき・こおり) ビャッカミ(あく・こおり) イワオドシ(いわ・こおり) リオネット(みず・こおり)
アイロクス:正六面体のキューブの形をした謎の生命体。太古の昔のオーパーツの一種とも呼ばれているが詳細は不明。
ライラック:口から吐き出されている冷気が両手から放たれる電撃と融合し雹を生み出すポケモン。人型タイプ。
ビャッカミ:貪欲であり欲望のままに行動する凶悪なポケモン。白い狼の姿をしており、その素早さと攻撃力は底が知れない。
イワオドシ:口から冷気を常に吐き出している獅子舞の様な顔をしたポケモン。歯を打ち鳴らすと火花の代わりにダイヤモンドダストを生み出す。
リオネット:両手から飛び出す『バッカルコーン』を武器にして戦う流氷の妖精と呼ばれるポケモン。その美しさに魅了されるトレーナーは多い。
元ネタ 氷のキューブ(アイロクス) 人型(ライラック) ビャッカミ(白い狼) イワオドシ(獅子舞) リオネット(クリオネ)
ホクオウさんの手持ち設定です。特にビャッカミはレイカさんの過去に大きな影響を与えてしまっているポケモンですね。
良いポケモンばかりでは無く、悪いポケモンもいる。レッド達の行為を正当化する事は出来ないけれど否定する事も出来ない。
そういう曖昧模糊とした世界を象徴するオリジナルポケモンは何匹か作っています。人間に害を与えるポケモンと言う意味で。
028 スフィア(みず・ひかり) えいえんポケモン
平行世界の1つとも言える『永遠都市(エターナル・シティ)』を作り出した幻のポケモン。彼女が浸かった水は『命の水』となり生き物に永劫の命を与える。
薄まった命の水を人間が飲めば歳も取らない。太古の昔、ポケモンがその原液に浸かった為に強靭な生命力を宿すに至ったと言う伝説がある。
元ネタ 妖精+命の水
人間が欲する永遠のテーマである不老不死。ポケモンが何故あそこまで強靭な生命力を持ち人間よりも遥かに長生きするのか……その理由を考えていた時に作ったポケモンです。
番外編として映画みたいな短編を挟むと言うのはやってみたかったですし、結果的に上手くいったと思っています。ブラックでも番外編は行なう予定です。
029 ペペン ペンペル ペンギペン(こおり・ひこう) こうていポケモン
進化すると翼が生える。キミズの進化系であるメトラが大好物であるがダイチミズになると大きさで負ける為襲う事は出来ない。
草タイプのポケモンや草食動物系のポケモンを捕食する事もある。食べられそうなものには何にでも手を出す雑食性だ。
元ネタ ペンギン
デリバードとは違う2進化出来るこおり・ひこうポケモンを作っています。同じ系列にアオイさんが使うナガルルーがいますね。
トーホクでのオリジナルポケモンはその殆どが風土によりこおりタイプ持ちとなっています。
030 パラケラス (エスパー・こおり) なだれよちポケモン
雪崩を予知する力を持つポケモン。昔からパラケラスを雪山で発見した際は即その場から離れる様にしろと言う教えが残っている。
そのサイコパワーは極めて強く、念動力・瞬間移動・透視能力等多岐に渡るが余程調子の良い時で無いと発揮出来ない。
元ネタ 人型+超能力者
元々ブラックで登場するザロクと言うキャラクターは念動力・瞬間移動・透視能力を全て使う事が出来る人物と言う設定でした。
しかし1人の人間がそこまでやれるとなると主人公達の立場が無くなってしまう為割り振っています。(リョウとリリィ)
このポケモンはその名残とも言える自分にとっては懐かしいオリポケの1匹ですね。
031 コグマ コオリグマ ハカイグマ (こおり・あく) おおボスポケモン
凶暴で欲望を満たす為には手段を選ばないビャッカミを大人しくさせ、その群れを支配する程の強大なパワーと残虐性を持っている為並のトレーナーでは捕まえる為に殺されてしまう。
小さい頃から凶暴で暴れ回る為、トーホクではコグマのうちに捕まえて被害を抑えようとする人々がいる程警戒されている。
元ネタ グリズリー
ハカイグマはパニック映画『グリズリー』の影響が強く出ているオリジナルポケモンです。
レイカを押し倒したビャッカミのスケールを上回る凶暴さと言えば、やっぱりあの映画で人々を殺しまくったグリズリーですよね。
032 フサギ ミミフサギ ユキフサギ(ノーマル・こおり) びんかんポケモン
僅かな音にも敏感な反応を見せ長い耳を塞ぐ。その後脱兎の如く逃げる事からトレーナー達の間ではあまり評価されてはこなかったポケモン。
非常に愛くるしい姿をしている為トーホクではマスコット的存在として女子高生を中心に流行している。
元ネタ 耳を塞ぐ+雪ウサギ
『ゴニョニョのまま進化を続けたポケモン』と言うイメージです。こおりは雪ウサギを連想させるものがあり同時に耳を塞ぐ→臆病なポケモンと言う形になりました。
それにしても本当にノーマル・こおりタイプのポケモンがいたらかくとうタイプにボコボコにされる事請け合いですよねw
033 ナガルルー(ひこう・こおり) ひしょうポケモン
『夏告げ鳥』の異名を持つ鳥型ポケモン。夏になると渡り鳥として一斉に群れが移動を始める事からその異名が付いた。
美しいポケモントップ10には入るだろうと言われており、コレクターも垂涎のポケモンとして有名である。
元ネタ 鶴
東北地方や北海道周辺を舞台としているホワイトで鳥ポケモンオリジナルと言ったら鶴しか無いだろうと思って作ったオリジナルポケモンです。
大体ひこうタイプのオリジナルポケモンは鳥型にすると楽で良いですね。アオイさんの場合は鳥使いなので尚更なのですが。
034 カスイマー(かくとう・こおり) ごうすいポケモン
過冷却水並の温度を保った滝に打たれる事によって引き締まった筋肉がさらに強くなり、吹雪の中でも難無く戦う事が出来る。
獣型だが2本足での活動が可能。流氷が浮かぶ海を20ノットのスピードで泳ぐ事が出来る。
元ネタ 過冷却水→カスイ+水泳をする人=スイマー
過冷却水とは、温度がマイナスになっても氷にならずかろうじて液体の状態を保っている水の事です。
まぁ人間が頭から被ろうものならショック死してしまうんじゃないかと言う水。そんな水の中を泳いでも20ノット(約時速70km)を叩き出すポケモンですね。
ちなみに音速の定義は空中と水中では違う為、水中でのマッハ2は空中でのマッハ2よりもっと速くなります。
035 ヒョウケツ(はがね・こおり) けっしょうポケモン
周りの氷を身体に貼り付け鋼の如く硬い氷の塊を作り出し、その中にいる事で我が身を守っているポケモン。
その耐久力は凄まじく、ダイナマイトの爆発や乗用車の最高時速での衝突でもビクともしない。割れたりコナゴナになったりする事が無いのである。
元ネタ 氷結
モンジャラの様に何かを身につけて己の身を守るタイプのポケモンですね。
元々オモリの使う鋼タイプのポケモンは防御力重視と言う設定だったので守りに徹するオリジナルポケモンを登場させました。
036 サーベル(こおり) きょうあくポケモン
氷河期の頃に生息していたポケモン。氷河期の終焉による極端な食糧不足により絶滅したが、最新の科学によって復活した。
鋭い牙と爪で相手の肉を切り裂き捕食する。縄張りは広範囲に渡り、雌と遭遇するとその場で交尾を行い子を増やす。
元ネタ サーベルタイガー
『スノーストーカー』と呼ばれる所謂想像上の未来の動物の様に、雪上で活動する猛禽類タイプのポケモンは牙を持っているだろうと思いました。
恐らく牙や爪が発達するのはそこに僅かながら棲む草食動物の毛皮が分厚くなる為だと思われます。それを切り裂く為に牙が大きくなるのでしょう。
037 ワットン(でんき・こおり) ひょうでんポケモン
人型タイプ。体の細胞1つ1つが雪の粒子の様になっており、それにより発光・放電を自在に行なう事が出来る。
冬の夜になるとワットンの群れが美しく輝きイルミネーションの様になる事から『生きる電飾』とも呼ばれているポケモン。
元ネタ W=ワット
ライラックは単に氷と放電を行なうポケモンだったので、違いを出す為体中の放電により発光していると言う設定にしました。
ちなみに細胞を発光させて体全体を光らせる生物は自然界に実在しています。イカ等にそれが見られる様です。
038 トウセッカ(ほのお・こおり) おうじゃポケモン
青い炎を吐く純白の虎型ポケモン。背中の毛は青く燃え上がっており、触れた瞬間全身が燃える程の温度を常に保っている。
それ以外の毛は温度が極端に低く、牙の温度はマイナス15度。噛み付いた瞬間に相手を凍傷にする程強力な力も持ち合わせている。
元ネタ トラ+闘+雪+火
難題とも言えるほのおとこおり、相反する2つのタイプを持つポケモンでしかもコセイリンとの違いを出さなければならず苦労しました。
サーベルタイガーでは無く普通の虎にする事で何とかサーベルとの違いも出せたと思っています。
039 カラカッサ(くさ・ゴースト) げたはきポケモン
雨を呼ぶと言われているポケモン。子供に雨を浴びせて風邪を引かせると言う悪戯をする。
古い日本家屋の近くを住処とする事が多く、姿を現す時には独特の音を立てて相手を威嚇するのだ。
元ネタ 傘妖怪
当時異常に少なかったドラゴンポケモンとゴーストポケモンは殆どオリジナルにしてお茶を濁すと言う結果になりました。シリーズのコンセプトは『日本の妖怪』です。
1本の足が下駄を履きカランコロンと音を立てて現れる唐傘は有名な妖怪の1つですよね。
040 ダイダラ(あく・ゴースト) きょじんポケモン
山に住み人が大声を出すと全く同じ言葉を返してくる事から山彦の正体として広く知られている。
ポケモンとしては最大規模の大きさを誇り公式大会でもその強さは証明されてきた。古い文献にダイダラを描いた絵が残っている。
元ネタ ダイダラボッチ
メジャー妖怪のダイダラボッチ。デイダラボッチと呼ぶ事もあるそうですが、とにかく大きくて悪さを働く赤い鬼です。
天井に付く程の身長と言う表現でハッキリした身長の明言を敢えて避けました。大きさを想像して頂ければ幸いです。
041 カマイタチ(こおり・ゴースト) さつりくポケモン
吹雪の凄まじい風に紛れて真空状態を作り出し、相手の動きが止まった所で両手の鎌を使い切り刻む。白イタチの姿をしているポケモン。
過去に起きた惨殺事件の殆どがカマイタチの仕業である事はよく知られている。余程優秀なトレーナーで無ければ捕まえる事は出来ない。
元ネタ ノロイ+かまいたち
白イタチと言えば『ガンバの冒険』で強烈な印象を残したラスボスノロイですよね。かまいたちと言えば『かまいたちの夜』。
東北を代表する有名妖怪と言う事で最後にこのモチーフを持ってきました。当時は(いや今も)ゴーストポケモンが本当に少なかったですね。
042 ストナ ストガー ストラキア(でんき・ドラゴン) プラズマポケモン
体外に放出される電撃の威力はもとより、そのスピードは人の目には全く見えない。
雷に打たれて死亡したと思われていた事故が実はストラキアの電撃を浴びたものだったと言うケースが数例報告されている。
元ネタ 蜥蜴+電気
ドラゴンと言う鈍重なイメージと電気と言う素早さを重視するイメージを融合させる為に蜥蜴に近いデザインを考えています。
ドラゴンタイプなので威厳が出る必要もあるのですが、そこをいまいち出せなかったのは残念な所でした。
043 ヒフキドン カサイドン ギャンガ(ほのお・ドラゴン) しゃくどうポケモン
甲殻類の様な硬い殻に覆われており、進化する度に殻を脱いでさらに硬い殻を身に纏っていく。
吐く炎の温度は200度を上回り周囲を焦土にしてしまう程の熱が体外に放たれる。ギャンガが生息している地域では作物が育たないのだ。
元ネタ 甲殻類+龍
ドラゴン・赤い・重戦車イメージと言う事で、鎧となる身体の表面を殻が覆っていると言う設定にしました。
ストラキアと違って突然鈍重になるワケですが、高火力だが遅いと言うオリジナルポケモンの設定を理解し易い見た目を考え付く事が出来たと思います。
044 ナイツ トゥナイト ナイトロウ(ゴースト・ドラゴン) しにがみポケモン
紫色の肌、漆黒の翼を持つ畏怖の象徴として人々に長い間恐れられてきた。人間の魂を奪う死神の化身とも言われており、その捕食方法は極めて残酷。
相手を自由に伸び縮みする爪で捕らえると遥か上空に舞い上がり地面に叩き落して息の根を止めるのだ。
元ネタ 死神+ドラゴン
トリッキーな戦い方をするポケモンとして作りました。先程のストラキアが速さ重視、ギャンガが高火力重視だったのでナイトロウは寧ろ実体の見えない敵と言うイメージですね。
蛇足ですが『トゥナイト2』と言うお下劣番組が大好きだったので進化前の名前にさり気なく入れています。あの頃は良かったなぁ!
045 クレバス ブリザード エルシール(こおり・ドラゴン) とうけつポケモン
その美しさと強さはエリア『日本』だけでは無く海外のトレーナー達も認める程。圧倒的な力で相手を捻じ伏せ凍らせる。
エメラルドグリーンに輝く体の周りには常に粉雪が舞い、本気を出せば付近の景色は近付いただけで一面の雪景色になる事も。
元ネタ 氷+龍
丁度こおり・ドラゴンと言うポケモンが公式で登場する前に作ったキャラクターです。結局どちらも最強扱いのポケモンになりましたね。
次回作ではどうやら炎や電気のパワーをキュレムが取り込む様ですが、それに負けない位の存在感を見せてくれたと思います。
046 クルス クレスル クルセリオ(みず・こおり) ようせいポケモン
その美しさから『海の妖精』と呼ばれる事もある海豹型のポケモン。流線型のボディと透き通る様な水色の身体が特徴的。
極寒の海水の中でも素早いスピードで相手を捉え捕食する事が出来る。芸も達者でシーワールドではジュゴンと並ぶ人気者だ。
元ネタ 金銀版の公式没ポケモン
絶対にやっておきたかったシリーズ第1弾。公式の没ポケですw正確に言うと御三家になるハズだった『クルス』が元ネタですね。
没ポケ流用シリーズはそんなに多くないのですが、やっぱりオリジナルポケモンをやるなら入れておきたいなと思っておりましたw
047 ヒグマ ホノオグマ バーナベア(ほのお・あく) ぼうぎゃくポケモン
黒い体毛に覆われており、身体からは常に紅蓮の炎が噴き出している。
主食が炎の為野生のバーナベアは山火事を起こし草木を燃やした栄養分のある炎を吸い込んで己のエネルギーにするのだ。
元ネタ 金銀版の公式没ポケモンパート2
絶対に(以下略)シリーズの第2弾は金銀の没ポケである御三家『ホノオグマ』です。名前だけ拝借した形になります。
やっぱり悪のイメージが強いグリズリーなので、ハカイグマに引き続き悪の座を欲しいままにしてもらいました。
048 ミズワニ ヌマワニ ガーガッツ(みず・あく) きょうあくポケモン
『湿地帯の悪魔』と呼ばれ恐れられているポケモン。リューキューの温暖な気候によりさらに個体数が激増している。
元々はイッシュ地方に生息していたポケモンだったのだが環境の違いから巨大化した。草食ポケモンに襲い掛かり丸呑みにしてしまう。
元ネタ パニック映画『アリゲーター』&『クロコダイル』
パニック映画シリーズになりつつあるリューキュー御三家なのですが、オーダイルと思いっきり被ってます。気にしないで!w
パニック映画は必ずと言っていい程ある無意味なエロシーン(全く物語の進行には関係が無い)が大好きだったりします。
049 ナニガオ ヨルガオ アクマガオ(くさ・あく) ようかポケモン
普段は何食わぬ顔でじっとしているが、獲物が近付いた瞬間に蔓を鞭の様にしならせ虫ポケモンを叩き落して捕食する。
獲物を引き付ける為に甘い香りを漂わせたり、唾液を栄養分のある蜜に変化させたりと捕食の為の努力を決して惜しまない。
元ネタ パニック映画では御馴染みの巨大食虫植物
人間すら捕食してしまう巨大食虫植物もパニック映画の定番として頻繁に登場してきました。パニック映画に採用されると言う事はそれそのものが恐怖や悪の象徴なのです。
あくタイプとしてオリジナルポケモンを作る際には最適だと思いましたね。それにしてもポケモンは本家の時点からして自由度が高いですなぁ。
050 ダーガー ヴァルラハ デュランダ(やみ・ドラゴン) しんえんポケモン
闇を纏う漆黒の龍として恐れられてきた伝説級の実力を持つポケモン。周囲に闇を作り出し相手の視界を奪った所で喰らいつき息の根を止める。
その習性からダークパワーとの相性は抜群で、ダークポケモン状態になると手が付けられなくなる程に強く、凶暴になる。
元ネタ 闇+ドラゴン
ホワイトの終盤にリューキュー御三家やリューキューで登場する新しいタイプを出したのはブラックの布石と言う意味合いが非常に強いです。
やみタイプとひかりタイプのポケモンの登場頻度もさらに増し、その為にオリジナルポケモンも増えていくのです。
恐らく進化前のポケモンの名前等を合わせると100匹程になるのでは無いでしょうか。ブラック版もいずれ書きます。