NEMESIS














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新生の章
第百四十六話「氷の要塞」

 キュレムはボールに戻さずそのままの状態で放置する事に決めた。黒い姿がどれだけ持続するのか、試したかったためでもある。白い姿の持続時間は既に計測済みだった。

「どうしてキュレムを戻さん?」

 アデクが火を焚きながら不思議そうに尋ねる。

「一日でも早くキュレムとの連携を固めるのならばボールに戻す時間すら惜しい。それに、計っている」

「何を」

「黒い姿の持続時間だ。白い姿は最大三時間。だがコールドフレアを使用すればそれは半減する」

「よくそこまで……」

 アデクが感心する。火を焚くのにもアデクはポケモンの力に頼っていなかった。

「どうしてウルガモスを使わない。火を使うのは十八番だろう?」

 アデクは丸太に座り込んで、「人間、楽なほうに流れちゃお終いよ」と応ずる。

「確かにウルガモスならこの程度の火、すぐに起こせる。だが、楽な事にポケモンを使ったんじゃな。いつか、本当に必要な時、戦闘出来ないのでは話にならん」

「違いないな」

 ヤナギは応じてアデクの対面の丸太に座り込んだ。丸太は「フリーズボルト」の練習に使用したもので結果的に程よい大きさに切り分けられている。どうやら「フリーズボルト」は斬るような動作にも使えるらしい。電気で焼き切ったのだろう。ちょうどのこぎりのように。

 ヤナギが「フリーズボルト」について纏めたのは三点だった。

「フリーズボルト。分かったのは、自分を中心に四方八方へと凍結範囲を伸ばす技。その瞬間に電気を生じさせ、相手の体内に送り込んで暴発させる。逆に言えば凍結範囲が伸びなければ相手に命中させられない。二つ目に分かった事、凍結の速度は瞬間冷却よりも速いが、範囲自体は短い。レベル5と同程度。つまり、キュレムの視界の範囲。これがネックだな。見えない敵やあまりに遠過ぎる敵だと命中しない。三つ目、コールドフレアと同じく撃てる回数に制限がある。最大の威力ならば二回が限度。そこから先は撃つ度に威力が下がる」

「それでも、この威力ならば大したものじゃて」

 アデクが周囲を見やる。隆起した地面や縦に断ち割られた木などが散乱している。草むらは端から端までが根こそぎ焼かれていた。

「だがこの程度ではミュウツーには勝てない」

 ヤナギの出した結論にアデクは火に薪をくべながら、「そのミュウツーじゃがな」と口にする。

「オレは、全く動けんかった。あれを前にすれば、もう勝てん言うのが嫌と言うほど分かった。ウルガモスでいくら策を弄そうと無駄。今までそんな事は感じた事もなかったが、あれだけは特別じゃ。殺気の塊、狂気の渦、鬼、どう形容しても当てはまらん」

 アデクの言い分はヤナギにも分かる。相対してみてあれほどのプレッシャーは感じた事がない。キュレムが萎縮したのが肌で分かったほどだ。

「伝説でさえ縮み上がる。あれは何だ?」

「オレは最初、ヒトかと思った」

 ヒト。その言葉は奇妙に浮いて感じられる。確かに人型ではあるのだが、あれはヒトとは真逆の位置にいる存在であった。しかしそれでいて何よりもヒトに近いポケモンである事は理解出来る。

「手足の長さも、肌の色もそうだが、あれはヒトを想起させるな」

「そう生易しいものじゃない事はお前さんが一番よく分かっておるじゃろうが」

 想起させる、なんてものじゃない。直感的に攻撃を忌避させる。それがミュウツーというポケモンにあった。

「原初の記憶か、どうか分からないが、俺にはキュレムが攻撃を躊躇ったようにも思えて仕方ない」

「手持ちを疑っているのか?」

「違う。キュレムは攻撃動作に移ったし、実際攻撃もした。だが、迷いがあったと言うべきか……。キュレムの中に、何か本能的に組み込まれたプロテクトでもあった、と思う……。そうとしか今は言えない」

 明言化出来ない歯がゆさにヤナギは舌打ちを漏らす。だが似たような忌避を感じた事ならばある。

 ――オーキド・ユキナリとオノノクス。

 ミュウツーの放つものはあれに酷似している。シルフビルでの戦闘局面、オノノクスに進化した際、放たれた黒い光条。持っていた殺気がまるで同じだった。しかし、とヤナギはこの考えを止める。だとすればユキナリとミュウツーが同じ存在になってしまう。それだけはヤナギの中で避けたかった。勝てなかった存在と、勝てる気のしなかった存在が同じなど。

「お前さんでも分からん事があるか」

「キュレムを手にし、ヘキサも手中に入れた時、俺は正直、覚悟を決めたつもりだった。オーキド・ユキナリを抹殺し、全てを自分の思い通りにすると。だが、結果的にオーキド・ユキナリは彼岸へと旅立ち、俺は何も出来ず立ち尽くすばかりだった」

 これがヘキサツールに刻まれた人間とそうでない人間の隔絶か。ヤナギの言葉にアデクは、「オレもユキナリとの差は思い知った」と告げる。

「ユキナリを超えようとも思ったな。だが、今にして思えば、それは一時の感情に身を任せた事に過ぎなかった。完全に敵視する事も出来なくってな。どっちつかずなんだよ、オレは」

 アデクは鍋を炎にかける。スタンドをつけて鍋を固定し、ぐつぐつと煮込み始めた。

「レトルトだがシチューじゃ。うまいぞ」

「俺は今まで宿屋できちんとしたものを食ってきたクチでね。こういうのは身体が受け付けない」

 ヤナギの言葉にアデクは、「勿体ない奴じゃのう」とシチューを混ぜ始める。

「お前さん、どこの出身じゃったか」

「ジョウトだ。チョウジタウンで代々、長の家系でね。父上は……きっと心配しているだろう。あの人はそういう人だからな」

 自分の声明がどう受け止められたのかも分からない。確認のしようがないが、恐らく父親であるカンザキ執行官は対応に追われている事だろう。父親の仕事を増やしてしまった事に一抹の罪悪感を覚えないでもなかった。

「族長、みたいなものか」

 アデクの言い回しにそういえば先住民族の末裔という触れ込みだったかと思い出す。

「みたいなものだ」

「瞬間冷却は、あれは誰かに教わったのか?」

「祖父にな。父上には戦闘センスは遺伝しなかったが俺には遺伝した。お爺様はとてもかわいがってくださったが、一番に厳しい師匠でもあった。ウリムーによる瞬間冷却術、血液凍結、表皮凍結、氷壁、あらゆる凍結術を俺に叩き込まされた。子供の頃の俺は泣いて怖がった時もあったが、何よりもそれが自分に必要なのだと本能の部分で分かっていたのかもしれない。どれだけ怒鳴られてもお爺様のところに行った」

「チョウジタウン、って言うとジョウトでも真ん中よりちょっと西のほうじゃないか」

 アデクがポケギアの地図機能を呼び出してちょうどチョウジタウンの場所を探していたらしい。アデク自身はジョウトに渡った事はないのだろうか。

「ジョウトには?」

「一度もないな。そもそもカントーに来たのだって初めてじゃし」

「イッシュからか。不安はなかったのか? その、言葉とか……」

「一応は標準語と呼ばれているものをマスターしたつもりじゃけれどな」

 その割にはアデクの口調は随分とジョウト寄りだ。ヤナギは、「まぁ支障がないのならばいいが」と濁す。

「なんじゃい。何か言いたい事でもありそうじゃな」

「いや、お前は、どういう家系だったんだ? 公式の情報では先住民族の末裔という事だったが」

「ああ。まぁ末裔と言えば末裔かな」

 アデクの言葉に含むものを感じヤナギは問いかけていた。

「公式に不備でもあったのか?」

「いや、不備はないが。……せっかくじゃし、言っておこう。イッシュではな、奴隷制度というものがつい何十年か前まであってな」

 シチューを混ぜるアデクの言葉に苦渋が滲み出ていた。奴隷制度。ヤナギも聞いた事くらいはある。イッシュに根付いていた選民意識。それが先住民族との衝突を招いたと。

「イッシュは、その、カロスから渡ってきた人間も多かったんじゃ。だから、人種差別ってもんが……。恥ずかしい事じゃが」

 アデクは自分の恥のように口にするがそれはカロスの人間達の恥部なのだろう。自分達は虐げられていた。それをアデクは自分達も悪かったように口にする。

「後から来た人間達が勝手につけたものだろう」

「それでも、戦ったオレ達も悪いと言えば悪いんじゃ。相手が敵だと決めつけてかかったのはどちらも同じじゃからのう」

 相容れない敵だと思い込む。自分とユキナリもそれだったのかもしれない。シルフビルで対峙した時、あるいは谷間の発電所で合間見えた時、何故言葉による理解よりも戦闘を優先したのか。それは自分の中にある敵意を相手に見たからだろう。

「抗ったお前達は悪くないだろう。価値観が違えば、争うものだ」

「そうじゃのう。お前さんの言葉ももっとも。だがな、もし価値観が同じになった、今のような時代だとしても依然として差別はある。カロスの人間はオレ達を許さんじゃろうし、オレ達の中にもあいつらを許さんみたいなものはある。イッシュ建国神話を聞いた事があるか?」

 思わぬ問いかけにヤナギはシロナが言っていたイッシュの英雄伝説を思い出す。

「確か、白い龍と黒い龍が争って、イッシュ地方が焦土になったとか言う、あれか」

「あの建国神話、いや英雄伝説か。あれはカロスから持ち込まれたものかもしれない、って言い出す研究者もいてな。イッシュには何もなかった。それこそ古い因習に縛られた土地だった、って言い出す輩が本国にはおる」

 それは、とヤナギは言葉を濁す。それではまるでアデク達の居場所などないではないか。アデクはその視線を感じ取ったのか、「別に英雄伝説がイッシュ独自のものだとか」と続けた。

「そういう固い物の見方を強制するわけじゃない。ただな、まだお互いの理解は難しい、っていう話じゃ。歩み寄れたと思ったら実は平行線だった、なんて事はよくある話で……。オレは、結局、赦しを請いたいだけなのかも知れんな」

「誰に?」

 アデクは自分の分のシチューをカップに注ぎながら、「誰に、か」と呟く。

「ユキナリを否定したまんまじゃ寝覚めが悪い。オレは絶対にユキナリに再会したい」

 ヤナギは頬杖をついた。

「お互い、オーキド・ユキナリには貸しがあるというわけか」

「話が早いな。そう。あいつにこのまま消えてもらっちゃ困る、っていう点で言えばオレもお前さんも大して変わらん」

 アデクは快活に笑った。ヤナギは、「大して変わらない、か」と口にする。

 だがアデクは仲間で自分は敵だろう。ユキナリにとってそれは覆らないはずだ。ならば、自分は敵であり続ける事が正しいのではないか。あの時はキクコ奪還のために手を組んだに過ぎない。本来は相容れない敵同士。

「……だが、オーキド・ユキナリにとって帰るべき場所があるとすれば、それはお前達のところだ。俺では決して用意が出来ない。そのようなところなんだからな」

 呟いていると背後のキュレムが身じろぎした。どうやら黒い姿の限界が訪れたらしい。ポケギアを見やる。

「一時間半か。白い姿に比べると短いような気がするが、フリーズボルトの反動だろう。一時間半を目処にして戦闘を行なう」

 キュレムが灰色の龍の姿へと戻る。アデクが、「似ているな」と呟いた。

「似ている? 何とだ?」

「英雄伝説に出てくる二体の龍に。今にして思えば白い姿はその片割れ、黒い姿もその龍の一部と見えなくもない」

「その姿は?」

 アデクは枝を使って地面に描くが下手な絵で分かったものではなかった。

「まぁ、とにかく似ておる。そのキュレムって言うポケモン、どこで手に入れた?」

「これは、ヘキサが輸送してきたんだ。イッシュから、と言っていたか」

 そう考えると英雄伝説のポケモンと全くの無関係ではないのかもしれない。だが、英雄伝説の龍は二体のはず。一体のポケモンになったという話は聞いていない。

「イッシュにも秘境ってものがまだ残っていてな。北方のカゴメタウンっていうところにジャイアントホールって場所がある」

 アデクは枝を振り回して語り出した。まるで怪談でも語っているかのような話し振りだ。

「ジャイアントホールには誰に近づかん。夜になると奇怪な呻り声が聞こえてくるんだと。それが悪魔の呼び声じゃと信じて疑っていない連中が住んでおる」

「オカルトだな」

「だが、実際にオレもその呻り声を聞いた。その声と、キュレムって奴の声が似ているような気がしたんじゃが……」

 アデクがキュレムを仰ぎ見る。ヤナギは、「偶然だ」と切り捨てた。

「俺は信じていないものが二つある。俺よりも強い奴と、そういうオカルト話だ」

 ヤナギの言葉にアデクは、「怖がっておるのと違うか?」とからかった。ヤナギは相手にせず、「どうだかな」とかわす。

 そのようなポケモンを使っているのだとすれば自分は悪魔を使役しているのか、それとも使役されているのか。どちらともつかない。ただキュレムは自分を認めてくれている。ハンサムが焼け死に、自分がその末路を辿らなかったのは実力があるからだ。それだけは自負としてあった。キュレムをボールに戻す時、アデクが、「おいちょっと待て」と声を出した。怪訝そうに振り返る。

「何だ? 今日のスパーリングはもう」

「そうじゃない。キュレム、足元に何かが浮かんでおるぞ」

 アデクの指摘にヤナギはキュレムが冷気を用いて足元の地面を凍らせ、何かを描いている事に気づく。慌てて歩み寄ると描かれていたのは複雑な地形のようなものだった。キュレムはレーザーを放射するように冷気で地面を刻んでいる。何か意味のある事だとヤナギは判断した。

「何の意味が……」

「ちょっと見せてみい」

 アデクがシチューを持ったまま歩み寄り、窺い見て、「こりゃ設計図だ」と口にする。

「設計図?」

「ああ、ちょうどこの辺に」

 アデクが指差したのは貫いている十字の線であった。

「大きさを表す線が刻み込まれている。これは三次元の設計図だ。キュレムは何通りこれを作っている?」

 唐突な質問に、「俺が分かるか」と突っぱねる。アデクはキュレムの足元を探った。キュレムは足を退ける。その下から新たに設計図らしきものが浮かんでいた。

「どうやらオレ達が喋っている間にキュレムはこの設計図を組み上げていたようじゃな。いくつもある。ヤナギ、紙はあるか?」

「そんなもの持っているわけがない」

「じゃあポケギアにそういう機能はないか?」

 そういえばポケギアには写真撮影機能がついていたか。ヤナギは、「写真なら出来るが」とポケギアを掲げる。

「じゃあ撮れ」

 アデクの物言いにヤナギは、「何を真剣になっている?」と尋ねた。

「何なのかまるで分からないもののために」

「まるで分からない、というわけでもあるまい。キュレムが、ポケモンが作った設計図じゃ。何かの意図が見え隠れする」

 アデクの声に、「まさかヘキサの?」と訊いていた。ハンサムが予め仕込んでいた罠か。だがアデクは、「ヘキサじゃとして、今開示する意味が分からん」と答える。もっとも話だ。

「恐らくは、これはキュレムの意思なんじゃないか?」

「キュレムの?」

 ヤナギはキュレムを仰ぎ見る。キュレムが何を考えているのか推し量る事は難しい。マンムーならばもっと心が通じ合えていたのだが、昨日今日で何もかもをお見通しの仲というのは無理な話だ。

「キュレムの意思だとして、何を伝えている?」

 アデクはポケギアで撮影しながら、「さぁな」と応ずる。

「さぁな、って、これを設計図だと言ったのはお前だろう。何を根拠に」

「オレ達が作っていた家の設計図によく似ている。これはイッシュ伝統の図法じゃ。だから一発で設計図だと分かった」

 だとしても何の。疑問が深まるばかりだったがアデクは呟く。

「こりゃ、船じゃな」

「船、だと?」

 思いも寄らない言葉にヤナギは眉根を寄せる。

「そう。船の設計図。だがこの設計図の奇怪なところは、このスケールじゃと明らかに数年、いや数十年単位のものが出来上がるという事じゃ」

「だったらキュレムはデタラメを伝えている」

「オレはそうは思わん」

 即座に否定されヤナギは、「何故」と問うた。

「ポケモンは嘘をつかんよ。嘘をつくのは人間だけじゃ」

 その言葉は不思議な重みを持っていた。自然賛美というわけではないが、アデクの声音には生活に根ざしたものがある。

「……だがこの船、図法はともかくとして何で作ればこのスケールが可能になる? 木材で作るにせよ、何年何十年単位の設計図をオレ達に見せるのはどうしてじゃ?」

 ヤナギはキュレムの目を見つめる。黄色く光る眼は何かを訴えかけているようだった。不意にヤナギは呟いていた。

「……氷だ」

 その言葉にアデクが振り返る。

「氷で作るんだ。キュレムほどの冷気の使い手ならば何年も何十年もかからない。せいぜい十日前後で作れる」

 ヤナギの口調に、「おいおいおい」とアデクが突っかかる。

「いくらなんでも氷の船ってのは納得がいかん。動力はどうする? 氷は半導体。電気はほぼ通さんぞ」

「一つだけ、氷を苗床に動力にする方法がある」

 ヤナギの声にアデクは息を詰めた。

「その方法は?」

 ヤナギはキュレムを仰ぐ。きっと、これが言いたいに違いない。

「キュレムそのものが船の動力だ」

 アデクが声を詰まらせる。あまりに信じられない言葉だったのだろう。キュレムとヤナギを交互に見やり、「だがな、ヤナギ」とアデクはうろたえる。

「そんな事をすれば戦力のダウンどころでは済まないぞ。キュレムが使えんとなると、こちらではお前さんという貴重な戦力を失う事になる」

「誰も、キュレムが動力になっている間動けないとは言っていないだろう」

 その言葉にアデクは目を丸くする。

「ただの船じゃない。キュレムの設計したこれは戦闘母艦だ。自分も攻撃出来るように仕込んでいるはず。そうでなければキュレムが俺達に伝えるわけがない」

「し、しかしな、お前さん。本当にキュレムの生成能力で十日前後なんじゃろうな?」

「俺にも分からん。だが、試してみる価値はある。キュレムの氷は、そうそう融けはしない。明日から作業に取りかかろう。アデク、お前は設計図を纏めておいてくれ。イッシュ伝統の設計図ならば解読するのは俺ではなくお前だ」

 ヤナギの言葉にアデクは設計図を写真に収め、「どうなっても知らんぞ」とやけっぱちに呟く。

「さぁな。だがきっと悪いほうには転がらないはずさ」


オンドゥル大使 ( 2015/08/13(木) 21:36 )