第二十七話:ヨノワールの秘密
――夢を見た。どこまで行っても先の見えない真っ白な空間、空も地面も自分の姿すら見えない。身体の感覚もどこかおかしく、動こうとしても手や足といった器官が初めからなかったかのようにピクリとも動かない。しかし、ゆりかごの中にいるかのように妙な安らぎが全身を駆け廻り、動けないことを差し引いても悪くないと思えるほど心地よさを感じた。なにをするでもなく、ただ真っ白な空間の真ん中で揺られるだけの夢。唯一聞こえるのは、どこか懐かしさを感じる男性の声。男の声がつむぐ言葉は慰めだったり、叱責だったり、あるいはからかうような台詞だったり。耳にフィルターがかかっているかのように聞き取りずらい言葉だったが、聞くたびに元気が出てくるような不思議な言葉。――もっと聞きたい、もっと声を聞かせてほしい。しかし、そんな想いが強くなるたび、どんどん声は遠のいていく。気づけば真っ白だった空間は暗闇が支配し始め、声は聞こえなくなってしまった。
「―――――」
空間が黒く塗りつぶされる直前、私は振り絞るように声を発した。自分でも聞き取れないほどの小さな声。なんと言ったのか、今の私にはもうわからない。ただただ空間が黒一色になるのを見ていることしかできなくなった。これからどうなるのか、そんなことを考える力さえ黒く塗りつぶされていく。すべてが闇へと染まった。
『―――――!!』
刹那、真っ黒に染まった空間に一筋の光が差した。ねっとりと絡み付くような闇は光を恐れ、蜘蛛の子を散らすように遠ざかっていく。空間は再び白を取り戻した。再び聞こえる男の声。しかし、先程とは違い優しげでどこか幼さの残る高い声色。相変わらず言葉は聞き取りにくいが、声の主を想像するだけで大体何を言っているのか理解できる。私は声に応えて名前を呼んだ。
「カズキ――」
「あ、気が付きましたよ」
「ヒナタ!ヒナタぁ!」
耳元でキンキンと頭に響く声が聞こえる。ドゴームほどではないが、寝ているところに耳元で叫ばれたら誰だって起きるというものだ。耳を塞ぎながら起きようとして、体中に奔る痛みに顔をしかめる。うっすらと目を開くと、ぼやける視界に二匹のポケモンの姿が映った。
「ッ!?つぅ……」
「ヒナタ、大丈夫?」
前脚で軽く目を擦り、痛みのあまりあふれ出た涙を拭い去る。クリアになった視界に次に映ったのは、心配そうに私の顔を覗き込んでいるカズキの顔だった。近くには同じく心配そうな、しかしホッとしたような表情をしたチリーンの姿も見える。一瞬、私は今がどういう状況なのを判断することができなかった。目をぱちくりさせ、ボーっとしていた頭を働かせて整理し、数呼吸置いてようやく理解するに至る。
「安静にしてないとだめですよ。手当はしましたが、まだ全快じゃないんですから」
見慣れた天井や床、簡素な机、藁のベッド。どうやらここはギルドの弟子部屋の一つ。私達リリーフの部屋のようだ。水晶の湖での一戦、ジュプトルの猛攻に全滅まで追い詰められた絶体絶命の状況だったあの場所からここまで戻ってこれたことにひとまず安心する。痛まないように庇いながら慎重に傷口を見てみると、布のようなもので止血されていた。
「あ、ありが……ゲホッ!ゲホッ!」
「あ、ヒナタ!」
治療してくれたであろうチリーンにお礼を言おうとして、喉の痛みに思わず咳き込んでしまう。首の後ろが鈍く痛みを発しているのもあるが、喉の奥に強い痛みを感じる。落ち着いたところで再度声を出してみるが、小さく掠れたような声しか出てこなかった。……そういえば、ジュプトルとの戦闘の最中に水晶の欠片を吸い込んでしまった気がする。あれが原因かなぁ。
「無理しないで?」
すかさず手を差し伸べてくれたカズキに小さくお礼を言ってベッドへと倒れ込む。この調子じゃ今日一日はまともに動けそうにないかな……。そういえば、あの後どうなったんだろう?アグノムやウィン達は大丈夫だろうか?私が目で訴えかけると要領のいいチリーンはすぐに察してくれた。さすが、ギルドの医療や料理を担当するだけあって弟子達の気持ちをよくわかっている。そのことに掛けては右に出る者はいないだろう。
「クレスントの皆さんは隣の部屋でキマワリとガランさん達が看病していますよ。アグノムさんも無事に気が付いて、今はギルドにいらっしゃいます」
特にアグノムは見た目ほどひどい怪我ではなかったようで、ギルドに到着してすぐに目を覚ましたようだ。カズキも見ての通り無事で、左足に布が巻かれているものの歩く分には支障がないくらいには回復したそうだ。どうやらみんな無事な様子。ほっと胸を撫で下ろす。
「よかった……」
「ヒナタさんとカズキさんも無事でなによりです。早速他の皆さんにも伝えましょう!」
風鈴のような容姿の体を揺らすと心地よい音色が響き渡る。怪我の治療、夕食の合図など、繊細ながらも耳に響く音はすぐに弟子達の下に届くことだろう。数秒の後、ドタドタと騒がしい音が廊下から聞こえると勢いよく部屋の扉が開かれた。
「うおおー!ホントかー!!」
「キャー!よかったですわー!!」
「ううっ、無事でなによりでゲス。二匹にもしものことがあったら、あっしは、あっしはぁ……!」
「ヘイヘーイ!無事でよかったぜ!」
ドゴームを筆頭にキマワリ、ビッパ、ヘイガニ。元々そこまで広くもない部屋はすぐにいっぱいになり鮨詰め状態に。私達の無事を喜んでくれるのは嬉しいけど、みんな大声で叫ぶから耳がキーンとなった。特にドゴームのせいで。怪我ポケがいるのにうるさいといつもは怒らないチリーンがぴしゃりと言い放つとようやく静かになった。
「おお、お前ら大丈夫だったか?」
「あ、ガラン。それにスカイも」
落ち着いたところで、遅れて部屋を訪れたのはガランとスカイだった。ぎゅうぎゅう詰めの状態でさらに体の大きいスカイまで入る余裕がなく入り口から覘くだけだったが、私達の無事を確認してからからと嬉しそうに笑った。どうでもいいけど、弟子達の中でもスカイの体長は群を抜いて大きい。部屋の扉を通るのがぎりぎりだけど、窮屈じゃないのかな?主に一緒の部屋のウィンとルナが。
「お前ら感謝しろよ?ここまで運んだのは俺らなんだからな」
「見つけたのが最初ってだけだろ。みんなにも手伝ってもらったんだし」
得意げに鼻を鳴らすスカイをガランが窘める。そういえば、気絶してたわけだから水晶の湖からここまで運んでもらったわけだよね。弟子達が集結している今、改めて助けてもらったお礼を言うと、笑って返してくれた。私の周りはいいポケモン達でいっぱいのようだ。自然と私達にも笑みが浮かび、和やかな空気が流れ始める。
「ところで二匹とも、お腹空いてませんか?」
『あ……』
チリーンの言葉に反応してぐぅぅ、と気の抜けた音がお腹から響く。危機を脱し、仲間に囲まれ安心しきったせいか緊張していた身体も空腹を思い出してしまったようだ。それはカズキも同様だったようで、お腹を押さえて頬を赤く染めている。絶妙なタイミングに弟子達は大笑い。確かにジュプトル捕獲のために必死で戦っていたからいつも以上にお腹が空いているというのはわかるけど、タイミングが良すぎるでしょう。恥ずかしい……。
「ふふっ、すぐにご飯にしますね」
今日はいろいろな意味で忘れられない一日になりそうだ。ふらつく体を支えられて食堂へと向かう私達。今は、無事に戻ってこれたことを素直に喜ぶとしよう。
翌日。体の節々に鈍い痛みが奔るものの普通に歩いたり軽く走ったりできるくらいに回復することができた。ポケモンの自然治癒力にはいつも驚かされる。でも、それくらいの回復力がなければギルドの運営はままならないだろう。毎日毎日危険は不思議なダンジョンへ足を運んでいるのだから、すぐに治ってくれなければいくら有名探検家のギルドと言えど、これほどの少数で動かすのは不可能だろう。まあ、今回はその回復力を過信して無茶をしすぎてしまったという感は否めないが。
「さあみんな、仕事にかかるよ♪」
『おおーッ!!』
前日の激戦が嘘のようにいつも通りの朝礼。ただ、少しだけいつもと違う点があった。私はぽっかりと空いた二匹分のスペースを見て顔をしかめる。本来、そこにはウィンとルナの二匹がいるはずだった。しかし、今日はまだ姿を見ていない。ジュプトルとの闘いの傷がまだ癒えていないのだろうか?
確かに、あの時のウィンはすごかった。今一度あの場面を想起してみる。元々イーブイとは思えないくらいの身体能力を持っていたが、それを上回るほどの素早さ、攻撃力。翼を持ち、青空の化身と言っても遜色ないくらい美しく、気高さを感じさせるあの姿。明らかに普通ではない特別な力だとわかる。それがなんなのかはわからないけど。
「ウィン、大丈夫かなぁ」
「少し様子を見てみましょうか」
キマワリの話ではルナは昨日からずっとウィンに付き添っているとのこと。あまりに心配そうな顔をしているのでスカイですら声を掛けるのを躊躇ったらしい。こっそりと置いた食事にも全く手を付けず、ひたすらにウィンのそばの寄り添っている。ルナ自身も怪我を負っているため、あまり無茶はしてほしくないのだが……。
ウィン、そしてルナの状態を確認するためにもここは一度訪ねてみるべきだろう。そう思って弟子部屋の一つに足を踏み出そうとした時、ギルド内に聞き慣れない音が響き渡る。
「ディグダ、どうした!?」
「コイルさんです。ジバコイル保安官より緊急の連絡があるのですぐにトレジャータウンの広場に全員集まってほしいとのことです」
コイルはジバコイル保安官の部下に当たるポケモンだ。緊急のサイレンを鳴らすということはよほど重要な話があるみたいね。ディグダの報告を聞き、弟子達が慌ただしく出口へと向かう。ウィン達の事は気になるが、私達もその波に乗って広場へと向かう他なかった。
トレジャータウンはいつも以上の喧騒に包まれていた。どうやら呼び出されたのはギルドのポケモンだけでなく、トレジャータウンに住むポケモン達にも召集が掛けられたらしい。多種多様な種族のポケモンが入り乱れ、これで出店でも出ていれば完全にお祭り騒ぎ。ただ、お祭りと違って和気あいあいとした雰囲気ではなく、誰もが真剣な表情で広場の中央を見据えていた。そこにいるのは呼び出した張本人であるジバコイル保安官。そして、ヨノワールの姿。いつの間に帰ってきていたのだろうか?
「エー、皆サン集マッタヨウナノデ話ヲ始メタイト思イマス」
無機質な特有の話し方が広場に響く。相変わらず聞き取りにくいが、話の内容が時の歯車についてとわかれば耳を澄ませて真剣に聞かざるを得ない。
ここ最近、ジュプトルという盗賊が時の歯車を盗んでいる事件。時の歯車の守護者すらも歯が立たなかったジュプトルの魔の手から、今回初めて時の歯車を護ることができた。護ったのは時の歯車の守護者であるアグノム。そして、傷ついたアグノムを救い、ジュプトルを追い払ったのがヨノワールだと。無機質ながらもわずかに感情を高ぶらせて話すジバコイル。
まあ、実際にジュプトルと戦ったのは私達で、ヨノワールは本当にただ追い払っただけなんだけどさ。とはいえ、水晶の洞窟に時の歯車があるかもしれないと言ってくれたのはヨノワールだし、一番の功労者と言っても差支えないだろう。
「す、すげぇ」
「さすが有名な探検家だな!」
ジュプトルという凶悪犯を追い払ったという事実に観衆は大いに沸きあがった。時の歯車を盗むなど、明らかに常軌を逸している盗賊に不安感を持つ住民は大勢いたため、ヨノワールという心強い味方ができたことに対する喜びの念も混ざっているのだろう。
しかし、まだ安心できるわけではない。捕獲していない以上、ジュプトルには再び時の歯車を盗むチャンスがあるということだ。あれほどに時の歯車に執着しているところを見ると次も必ず現れる。
「ジバコイル保安官、すみませんがここから先は」
「ワカリマシタ。デハ、オ願イシマス」
ジバコイルに代わり、ヨノワールが前に出る。ヨノワールとてこれで安心できるとは毛頭思っていないらしく、奴は再び時の歯車を盗みに現れると断言する。不安に駆られる住民に対し、次こそは必ず捕まえるとも宣言した。
確かな実績、そして信頼。どちらも持ち合わせる一流の探検家の鶴の一声で住民の不安は一気に取り払われた。私とて、頼りになるのは確かだと思っている。しかし、私には一つ疑問があった。
「ヨノワールさん、聞いてもいいですか?」
「なんでしょう?」
水晶の湖で私が意識を取り戻した時、ヨノワールがジュプトルに向けて言った一言、“久しぶりだな”と。それが意味するところはヨノワールは以前からジュプトルのことを知っていたということだ。二匹の間で過去に一体何があったのか、どういう関係なのか、それを知りたい。
問いに対してヨノワールは一瞬渋い顔をしたが、覚悟を決めたように頷くと両手を広げ、話し始めた。
「私は前からジュプトルのことを知っています。しかし、その訳を説明する前に皆さんに話しておかなければならないことがあります」
これから話す出来事は信じられないようなことかもしれない。しかし、すべて事実。それを念頭に置いて話を聞いてもらいたい。いつになく長い前置きに私はデジャブを感じた。私はこの言い回しを前にも一度聞いている。それはウィンとルナが過去からタイムスリップしてきたポケモンだということを知らされた時。だからこそ、ジュプトルが“未来から来たポケモン”だと知らされてもみんなよりは驚きも少なかった。
「未来でのジュプトルはやはり悪党で、指名手配中のポケモンでした」
ジュプトルは追手から逃れるために過去の世界。つまり私達がいる世界へとタイムスリップしてきた。まんまと逃げおおせたジュプトルは逃げ延びた地で再び悪だくみを考え、その過程として時の歯車を盗んでいた。それこそ、常人では考えもしないような凶悪な思想。それは――
「ジュプトルの目的は、“星の停止”です」
「星の、停止?」
聞き慣れない単語に戸惑うポケモン達。その全容はとても恐ろしいものだった。
星の停止とは、星自体の時が止まってしまうこと。つまり、時の歯車を盗むことで局地的に起きていた時の停止が星全体に及ぶということ。時が止まった空間がどうなるか、ギルド員はもちろん、住民達もおおよその情報は知っている。
風は吹かず、昼も来ないし、春も夏もない。すべてが灰色と化した空間では時を刻むものは存在せず、重力に従って落ちる水滴すら空中で静止する暗黒の空間。それが星全体に起こったらどうなるか、想像するだけでも恐ろしい。
「まさに、世界の破滅と言っても過言ではないでしょう」
世界の破滅。誰もがその言葉の意味を理解し、恐怖し、慄いた。当初はあれだけ騒がしかった広場も声を出すことすら憚られる静寂が広がる。一時的に時が止まってしまったかのように。唯一平静を保っていたのは驚愕の事実を叩きつけたヨノワールのみだった。
もしも、時の停止が世界中で起こってしまったら。以前から頭の片隅で考えていた机上の空論は正論へと変わり目前へと迫っている。無意識に体が震えた。
「最近、時が狂い始めたのもすべては時の歯車が盗まれたことが影響しています。このままでは、世界は破滅してしまうのです」
「そ、そんな!」
「俺達どうすればいいんだよ!?」
キーワードを再度口にし、認識をさらに確実なものにする。ついにパニックを起こす者まで現れ、広場は騒然となった。ヨノワールの事が本当だとしたら、確かに危機的状況。強調してそれを確実に理解してもらうためなのかもしれないけど、わざわざパニックを起こすようなことを何度も言わなくてもいいんじゃないかと思った。一瞬だけ、真剣な表情の裏にせせら笑いを浮かべるヨノワールが見えた気がして、腹が立った。……考えすぎだよね。
「へ、ヘイ!ちょっとわかんないことがあるんだが」
怪我ポケが出る前に何とか騒ぎを鎮めて落ち着いたところでヘイガニが手を上げた。今が大変なのはよくわかった。しかし、わからないことがもう一つ。それは何と言ってもヨノワールのこと。知らないことはないとさえ豪語される物知りなヨノワールだが、いくらなんでも未来のことまで知っているはずがない。それこそ、未来予知でもしない限り。的確な質問にヨノワールはふっと笑った。
「おっしゃる通り。普通なら知りようがない、しかし、なぜそれを私が知っているのか。それは私もジュプトル同様、未来から来たポケモンだからです」
ジュプトルに続き、ヨノワール自身も未来からタイムスリップしてきた。その事実にポケモン達は驚愕の表情を浮かべた。あまりのスケールの大きさに情報処理能力が追い付かずに頭を抱えている者もいる。
「私の目的はジュプトルを捕まえることなのです。そのために、私はこの世界についていろいろ調べました」
物知りの理由はその産物なのだと話すヨノワール。なるほど、ヨノワールがジュプトルのことを前から知っていたのはそういうことだったわけね。言うなれば、未来におけるヨノワールはこの時代で言うジバコイル保安官のような存在なのだろう。凶悪犯とはいえ、過去に逃げた盗賊を追いかけてタイムスリップするなんてよほど正義感が強いのだろう。
「な、何で黙ってたんだよ?」
「申し訳ありません。それは私も心苦しかったのです。しかし、もしもいきなりそんなことを言ったら、一体誰が信じてくれたでしょうか?」
「うぐっ」
普通、自分は未来からタイムスリップしてきたといきなり言われたら誰だっては疑うだろう。冗談と思うか、呆れられるか、まず良い反応は得られないのは明白だ。それにジュプトルを追うためには変な噂を立てて警戒されないためにも秘密にしておいた方がいい。私の質問を一度渋ったのもそのためだろう。
「しかし、今まで皆さんに黙っていたのは事実です。本当に申し訳ありませんでした」
「いやいやいやいやいやいや!そういうことなら仕方ないでしょう!」
「ソウデス。ヨノワールサンハ間違ッテイナイ」
誰もがヨノワールを批判することはなかった。ギルドのみんなも、トレジャータウンのポケモン達も、ヨノワールの真摯な態度に感銘を受け優しく受け入れる。そして、今自分達がすべきこと――世界を破滅させないためにもなんとしてでもジュプトルを捕まえなくてはならない。心を司る守護者の三匹までもが賛同し、みんなの気持ちが一つになった瞬間だった。
「皆さん、ありがとうございます。皆さんの……ポケモン全員の力を合わせてなんとしてでもジュプトルの悪だくみを阻止しましょう!」
『おおーーーッ!!!』