第六話:お尋ね者を捕まえろ!
マリルの案内でひた走ること数分、私達はとある山の入り口へ到達した。
特徴的なとがった岩が何本も聳(そび)えるように並んでいる。地図を見ると、どうやらここは“トゲトゲ山”というらしい。
マリルの話では、スリープと一緒に落とし物を探していたのだが、この辺りを探していたところいつの間にか二人ともいなくなっていたそうだ。
「ここで間違いなさそうね」
「ヒナタ、わかるの?」
「ええ」
ここに来るのは初めてだけど、私には確かな確証があった。
あの時――広場でスリープとぶつかった時に見えたあの夢では、二人は山のような場所にいた。そして、たぶんあれは山頂だと思う。
急がないとルリリが危ないかもしれない。
「わかった。マリル、ここは僕達探検隊リリーフに任せて!」
「は、はい。お願いします」
「行くわよ!」
ルリリをスリープの手から救出すべく、私達はトゲトゲ山に足を踏み入れた。
探検隊になってから。いや、ポケモンになってからの初めての山のダンジョンということもあり、道中は苦難の連続だった。
襲ってくるポケモン達のレベルも高いというのもあったが、それに加えて足場もいつものような平坦な道ではなく角度のついた上り坂であるため経験不足の私達ではかなりの悪条件だ。
それにこの二日間でだいぶ慣れたとは言え、こんな山道では私にとっては進むだけでも過酷な道のりだった。
「はぁはぁ、カズキ大丈夫?」
「な、なんとか……」
背後からのムックルの奇襲を何とかかわして撃退するも、すでに体力が限界だ。
辛そうに膝を突いているカズキを見てバッグからオレンの実を取り出し、半分に割る。
半分をカズキに。そしてもう半分を私が使い、傷ついた体を癒す。
「もうすぐ頂上のはずよ。頑張って!」
「う、うんっ!」
バッグの中には道中で拾った木の枝やクラボやモモンなどの木の実、食料のリンゴが少しばかりある。
しかし、もうすぐ頂上とは言え、傷を癒す効果があるオレンの実はすでに使い果たしてしまった。
こんな状態でお尋ね者として懸賞金が懸けられるほどの相手と戦うなんてできるだろうか?
悪戦苦闘しながら山を登ること数分。私達は山頂へと辿り着くことができた。
円形の開けた空間を囲うようにとがった岩が聳(そび)えており、さながら闘技場のような雰囲気を醸し出している。
そして、その広場の奥に佇む二つの影が存在した。一つは怯えた様子で後ずさりをしている小さな影。そしてそれを追い詰めるようにじりじりと詰め寄る大きな影。
そう、ルリリとスリープの二人だ。
「言うことを聞かないと痛い目に遭わせるぞ!」
「た、助けて……!!」
景色、状況、台詞。どれもあの時見た夢と全く同じだ!
今にも襲い掛かりそうなスリープを見て、私達は急いで飛び出した。
「スリィープッ!!」
「ッ!?お、お前ら、どうしてここに!?」
こんな山の山頂でまさか邪魔が入るだなんて思ってもいなかったのだろう。カズキの声に反応して振り返ったスリープの顔は驚きの色に染まっている。
「お尋ね者のスリープ、僕達は探検隊リリーフだ!ルリリちゃんを返してもらうよ!」
「た、探検隊だと!?くそっ、もう追手が来たのか」
捲(まく)し立てるように声を張り上げるカズキに恐れをなしたのかスリープの顔に焦りが見え始める。
もはやルリリは眼中にないようで、その注意は完全に私達の方へと向いていた。
この隙に何とかルリリを助けられないものか……。
「……ん?お前、震えてるのか?」
「うっ……」
考えを巡らせているとカズキの様子がおかしいことに気付いたスリープから焦りの色が消えた。
その指摘につられてカズキの方を見てみると、確かに体は小刻みに震えており心なしか私の後ろに隠れている気がする。
痛いところを突かれたカズキは言葉に詰まり、さらに身を引いた。
これは、完全に怖がってるわね。
「なるほど、そういうことか。お前ら探検隊って言ってもなったばかりの新人なんだろ?」
「……………」
何も言い返せない。ここで威勢を張っても今のカズキではただの強がりにしか聞こえないだろう。
何も答えないのを肯定と受け取ったスリープはニヤリと笑って勢いづく。
「図星のようだな。今までいろんな探検隊を見てきたが、お前らみたいな弱そうな探検隊は初めて見たよ」
「それなら、そんな弱い私達に捕まえられるあなたはどれだけ間抜けなんでしょうね?」
「なんだと……?」
私の挑発にニヤついていた顔が引き締まる。カズキも何を言ってるんだという顔で私を見ているのが見えた。
だけど、これは私の考えた作戦。明らかに実力は向こうの方が上だし、真正面から向かって行って勝てるなんて始めから思ってはいなかった。だから、挑発をして相手の思考能力を鈍らせ、その作戦に不可欠な準備をする隙を作ろうとした。
ちょっと不安だったけれど、とりあえずは挑発に乗ってくれたようで一安心。でも、ここからが本当の勝負どころ。
私は後ろに隠れているカズキに作戦の要となる重大な役割をそっと耳打ちをして伝える。
「え、でも……」
「大丈夫、きっとうまくいくから。“向こうは任せた”わよ?」
「わ、わかった」
作戦を聞いたカズキは戸惑ったような顔を見せたが、私の後押しが聞いたのかこくりと頷いてくれた。
今度からはカズキと一緒に作戦を立てるようにしようかな。その方が混乱しないだろうし。
「てめぇ、新米のくせして舐めた口聞きやがって。覚悟はできてるんだろうな?」
「あら、新米だからって甘く見ないことね。それに最後の言葉は私の台詞だから」
「上等だ。生きて帰れると思うなよッ!」
挑発にキレたのか怒りに任せて突進してくるスリープ。右手を拳で固めているから恐らく殴りかかってくるのだろう。
このくらいでキレるなんて沸点が低いこと。自我がなくなったように見境なく攻撃してくる道中のポケモン達よりはましなんだろうが、もう少し落ち着きがあってもいいのに。
「そんな攻撃当たらないわよッ」
ギリギリまで引きつけたところで左へひょいと体を移動させると、スリープの拳は空を切って前のめりに倒れこむ。
もしかして、私はこいつを過大評価しすぎていたのかもしれない。これなら普通に倒せる気がしてきた。
「ツルのムチ!」
私に背中を見せて転んでいる無防備な背中に向かってしならせたツルを勢いよく振り下ろす。
お尋ね者という割にはどうってことない。そう思っていた――しかし。
「えっ」
スリープの体の中心を捉えていたはずのツルのムチは、あろうことか固い地面を叩いていた。
手元が狂ったとか、そんなんじゃない。叩いた地面の場所は、確かにスリープの体があった場所だ。
この一瞬でよけられた?まさか、そんな……。
攻撃がかわされたということを理解することができず、わずかな間だがツルを振り下ろした状態で棒立ちになってしまった。そして、数瞬後に頬に走った痛みによって嫌でもわからされることになる。
「うぐッ……!?」
「甘いんだよ新米。“予知夢”が使えるオレにそんな不意打ちが効くと思ったか?」
予知夢。それはポケモン達が持つ固有の特性のうちの一つで、ときどき相手の攻撃をかわすことができる能力だ。
夢を食べると言われるスリープならではの能力。ここでそれが発動するとは思わなかった。
前足で頬を押さえながらなんとか立ち上がるものの、さっきまでの自信は脆くも崩れ去っていた。
「これくらい、なんでもないわよ」
「強がるなよ。もうフラフラじゃないか」
やはり虚勢を張っても効果がないようだ。
ここに来るまでの道中ですでに体力は限界に近かったが、エスパータイプとは思えない程の威力の“はたく”を食らったおかげで文字通りフラフラの状態だ。
強い。お尋ね者として指名手配されてるだけのことはある。
「これで終わりにしてやるよ!」
指をポキポキ鳴らしながら近寄ってくるスリープは殴る気満々のようだ。
エスパータイプの得意技であろう“念力”を使ってこないあたり、まだ実力の半分も出していないということだろうか?
どうする。予知夢がある以上、迂闊(うかつ)な攻撃はできない。冷たい汗が滑り落ちる。
「覚悟はいいな?」
打開策が浮かばないまま、ついにスリープが目の前まで距離を詰めてきた。
固い拳が振り上げられ、私の眉間を目がけて一気に振り下ろされる。
万事休すか……!
「ヒナタ!!」
「……ッ!」
と、その時。突如響き渡った声にスリープの動きがわずかに鈍る。
やるなら、ここしかない!
「うりゃぁぁぁ!!」
「なにッ、うわぁ!?」
スリープの気が逸れた一瞬の隙をついて素早くツルを伸ばして腕に巻きつけると、巴投げの要領で思いっきり後ろに投げ飛ばした。
投げた先には、まるで不燃物を燃やした時のような濃密な黒い霧が立ち込めている空間があり、スリープの体は吸い込まれるようにその中へと入っていった。
「ゲホッ!な、なんだこれは!?」
この黒煙の正体は濃度を高くした“煙幕”。
作戦を伝えられたカズキは私がスリープの気を引いている隙にこの“特別な煙幕”を作り出していたのだ。
あの状況でこの煙幕が完成しているかどうかは一か八かだったが、なんとかうまくいったようだ。
「カズキ、今よ!」
「うん!行け、火の粉ぉ!!」
止(とど)めと言わんばかりに勢いよく放たれた無数の火の粉は煙幕の中へ着弾する。
だが、これは中にいるスリープを狙ったわけではない。この煙幕はただの煙幕ではないからだ。
バチィ、と何かが弾ける音がしたと思うと、その音は次第に大きくなっていく。そして――
ドガァァァン!!!
強烈な轟音と突風を引き起こしながら煙幕は大爆発を起こした。
煙幕の濃度を高くすることによって黒煙の中に大量の微粒子をばら撒き、それに着火することによって小規模な粉塵爆発を起こす。
実践はおろか実験ですらやったことがない、ただ知識として知っているだけの情報だったが、どうやらうまくいってくれたようだ。
「ぁ………ぁ……」
一瞬にして炎の塊と化した煙幕が晴れた後には、全身黒焦げの状態でうつ伏せに倒れているスリープの姿があった。
なんとかスリープを倒すことに成功した私達はルリリを保護して無事にトゲトゲ山を抜けることができた。
登る時は足場の悪い道に苦戦を強いられたが、降りるのは下り坂なのでルリリを守りながらとはいえ危なげなく下山することができて一安心だ。
問題があったとすれば……。
「こいつ、重すぎ……」
そう、あの後気絶したスリープを放っておくわけにも行かず、こうして運んできたのだ。
持ち上げるなんてできそうになかったからツルを巻きつけて引きずってきたのだけれど、本当に重たい。
自分で言うのもなんだけど、こんな重いのをよく投げ飛ばせたものだと褒めてやりたいくらいだ。
とりあえず降りれたし、ここで一休みしよう……。
「皆さん、無事でしたか!」
過酷な道のりとお尋ね者との戦闘によって満身創痍でへたり込んでいると、今となっては見知った青色のポケモンがこちらに歩いてくるのが見えた。
確か入り口で待っていたはずだったのだが、どこに行っていたのだろうか?
「マリル、どこに行ってたの?」
「あの、皆さんの帰りが遅いので、ちょっと心配になっちゃって。それで、ジバコイル保安官を呼びに一度トレジャータウンへ行ってたんです」
「ジバコイル保安官?」
ジバコイルという種族は知っているが、保安官ということはこの辺りの地域の治安を守る役職のポケモンだろうか。
掲示板にお尋ね者討伐の依頼書まで貼ってあったからてっきりそれもギルドの仕事かと思ってたけど、やっぱりそういう役職のポケモンもいるのね。
それにしてはお尋ね者の依頼書が多すぎたような気もするけど……。あれかな。ペラップが言ってたけど、時が狂い始めた影響なのかな。
「あ、来たみたいだよ」
カズキが指差す先には、マリルが来た道を少し遅れて近づいてくるポケモンの姿がいくつか見られた。
銀色のメタリックな体色にUFOを思わせる奇抜な外見で、進化前のレアコイルの面影を残したU字型の磁石のようなアームが左右と後ろに装着されている。中心に光る赤い目玉は瞳孔が開かれ、機械的な動きでキョロキョロとあたりの様子を見ている。
間違いない、あれがジバコイル保安官だ。
「初メマシテ。私ハ“ジバコイル”ト申シマス。コノ地域ノ保安官ヲ務メサセテイタダイテオリマス。ドウゾオ見知リオキヲ」
「こ、こちらこそ」
なんだろう、すごく聞き取りにくい……。
やっぱり無機質な機械っぽいポケモンはこういう電子音?みたいな感じになるのだろうか。
直接話しているはずなのにまるでトランシーバー越しに話しているような気分になる。
「オ尋ネ者ノ逮捕ニゴ協力イタダキ感謝イタシマス。スリープハ私達ノ方デ連行イタシマショウ」
「あ、ありがとうございます」
おそらくお辞儀をしているのだろうが、浮いている上に表情が全く変わらないせいで全然わからない。
スリープを引き取ってくれるのはありがたいけど、うーん……ちょっと苦手かもしれない。
内心でわずかに苦手意識が芽生えた私のことを知ってか知らずか、ジバコイルは引き連れていたコイル達に指示を出すと気絶したスリープを立たせる。
「懸賞金ノ方ハギルドニ送ッテオキマスノデ。ドウゾコレカラモオ尋ネ者ノ逮捕ニゴ協力願イマス!」
最後に両手?のアームをピカピカと点滅させるとコイル達とともに去っていった。
……最後のあれはなんだったのだろうか。
「お兄ちゃん!」
「ルリリ、無事だったのか!」
ジバコイルが去りようやく落ち着いたところで、カズキの後ろでびくびくしていたルリリが飛び出していった。
よほどスリープが怖かったのだろう。ここまで降りてくる時もスリープを引きずる私には全然近づかなかったしね。……私が嫌われてるわけじゃない、よね?
「お兄ちゃん、おにいちゃ〜ん!うわぁぁぁぁん!!」
恐怖の根源であるスリープがいなくなり、そして兄の姿を確認できて安心したのか、目の奥に溜まっていたものが堰(せき)を切って涙となって溢れ出す。
無理もないだろう。こんな幼い子が誘拐された上に痛い目に遭わせると脅されたのだ。私だって他人事みたいに言ってるけど、もし自分が同じ目に遭わされたらと思うとぞっとする。
「ルリリ、怪我はないか?」
「大丈夫よ、どこも怪我はしてないわ」
「ホントですか!よ、よかった……」
泣いていて話せないルリリに代わって答えてあげる。
しかし、こうして無事に救出することができてよかった。
泣き散らすルリリをもう離さないと言わんばかりにぎゅーっと強く抱きしめるマリルを見ると心からそう思う。
……ちょっと鼻がツンとしてきた。もらい泣きしちゃいそう。
「ヒナタさん。カズキさん。ルリリを助けてくれてありがとうございます!ほら、ルリリもお礼を言って」
「ぐすっ……うん。助けてくれてありがとう」
泣いたせいか少し赤くなった目から涙を拭いながら深々とお辞儀をする二人。
「いいんだよ。僕達は探検隊として当たり前のことをしただけだからね!」
「さあ、早く帰ってお母さんを安心させてあげるといいわ」
「「はいっ!」」
あれからトレジャータウンへと帰ってきた私達はマリル達を家まで送り、ギルドに戻って今回のことをペラップに報告した。
急いで飛び出して行ったせいで正式に依頼を受けていなかったのでドヤされるかと少し心配したが、あの後ビッパがちゃんと申請してくれていたようで何のお咎めもなかった。
ビッパ先輩ありがとう!
「お前達よくやったな。ジバコイル保安官からお礼の言葉を受け取ったぞ♪」
初のお尋ね者討伐が無事に成功したということで上機嫌な様子のペラップ。
まあ、一時はどうなることかと思ったけど、結果としてうまくいってよかったよかった。
「これは今回の報酬だ♪」
そう言って取り出したのはポケが入っていると思しき麻袋。
そういえば、ジバコイルが懸賞金はギルドに送っておくとか言ってたっけ。なんだか麻袋の膨らみが小さすぎて嫌な予感しかしないんだけど……。
それを受け取ったカズキが中を覗いてみると――
「え、たった300ポケ!?」
「やっぱり……」
懸賞金がたった300ポケなわけないしたぶん本来は十倍の3000ポケだったんだろうが……ギルドのしきたりがまたしてもか。
入り口の場所に“探検隊の心得十か条”なる掲示板があったが、十条目の稼いだ賞金はみんなで分けるというのはこのことだろうか。
まあ、納得は全く全然してないけどね!
「これが修行というものだ。これからもこの調子で頑張ってくれよ♪」
「うぅ……」
ホクホク顔で去っていくペラップに思わずツルが伸びてしまったが理性で何とか抑え込んだ。
あの鳥はいつか必ず焼き鳥にしたい。なんて一瞬思ったけど、こんなところで暴れたら大問題なので自重せざるを得ない。
まあ、今はかなり疲れているというのもあってその気力もなかったんだけどね。
「うーん、あとちょっとでいいから分け前が多かったらいいのになぁ」
「確かに、さすがに十分の一はひどいわね」
これをあの温和そうなプクリンがやってるとは考えにくいから、たぶんギルドの財政管理はペラップがやっているのだろう。
あれか、このギルドはこれくらい巻き上げないと経営できないくらい金欠なのか。
「それにしてもお腹減ったね」
「あ、そういえば」
言われてみると確かにお腹が減っている。一応帰る途中に持って行ったリンゴを少しかじったが、さすがにそれだけではお腹は満たされなかったか。
カズキのお腹は早く食べ物をよこせと言わんばかりにグーグー鳴っている。
私もつられて鳴りそう……って言ったそばから腹の音が。
「ルリリを助けるのに必死だったから、お腹が空いてたのを忘れてたね」
「もういい時間だし、早く食堂に行きましょうか」
「そうだね」
ギルドの食事は弟子の一人であるチリーンというポケモンがすべてを担っている。基本的には晩御飯の一食だけだが、希望すれば簡単なものであれば朝食も作ってくれるらしい。
料理の腕はギルドの中ではピカイチらしく、晩御飯を知らせる鈴の音を聞くと弟子達は揃って歓声を上げるそうだ。
私も昨日体験したが、大皿に乗せられた木の実料理はもたもたしているとあっという間になくなってしまうほどの人気。あれはもう戦争って言ってもいいんじゃないかな。
気を効かせてキマワリやチリーンが取り分けてくれなかったら食べ損なっていたことだろう。
さすがに今回は予習済みなので遠くまで伸ばせるツルを駆使してたっぷり取らせてもらったけどね!
お行儀が悪いって?うん、それは思ったけどお腹空いてるから気にしない。