あとがき
こんばんは、穂風湊です。
今回は七夕、ということで「幻想ミレニアム」を投稿いたしました。
前編の最後に書いたように、この作品は「ポケモンストーリーコンテスト 〜ムウマ編集長のポケバナ大賞〜」に応募した作品で、ありがたいことに第3位をいただきました。
コンテストのお題は「時」「数」のいずれかをテーマとした作品を書くこと。それを聞いたとき、ある一枚の絵が頭に浮かびました。
ジラーチをキュウコンが高台から花畑を静かに見下ろす。「一千年の話をしよう」そう言い、ジラーチと別れてから千年の話をキュウコンが聞かせる、というイラストでした。
プロットを練る間も、本編を書く間も、どこで見たのか、どなたのイラストだったのかを思い出せなかったのですが、結果発表前に教えていただきました。こちら(
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=3551147)です。鳩急行のイラコン、第十回の第三位を取っていて、知っている方も多いのではないでしょうか。
とても素敵な絵だと思います。
ジラーチとキュウコンの会話で
「千年生きられたら、違う今があったのかもしれない」
「千年生きるのも大変だぞ」
とありました。
ジラーチは幻だと知っているからこそ違う今を望み、キュウコンは死んでいるからこそ千年生きるのは難しいと答えます。お互いにまだ本当のことを言いかねていました。
キュウコンとジラーチの千年後の会話のシーン、そこが一番気に入っています。
そろそろ長くなってきたので、このあたりで筆を置きましょう。
ここまで読んでくださり、どうもありがとうございました。