あとがき
※先に申しますとこのあとがきは17153字らしいです。
たとえばチャットとか、たとえばツイッターとか、たとえばスカイプとか、たとえばツイキャスとか。
詰め込んだこの物語について語りたいことをどうやったら満足に吐きだせるのかを考えた時、結局私は今までと同じくこのあとがきというスペースに立つことになったのでした。
喋ることが得意な人、チャットで他の人と話しながら語るのが得意な人、いろんな人がいると思うのですが。
私はすごくそれに憧れるのですが。
チャットで話したりラジくオをさせていただいたりするうち、結局こうやってまとめて書き上げるのが一番満足するんじゃないかと。
私は文を書くことだけは唯一特技と言えるものだと思うので。
そして言いたいことがたくさんあるが故に文でなければ全部吐き出しきれないと思うので。
はい、そんなわけで。
2013年春の文合わせに出させていただきました、『零』。
またある意味私の心に強く残るものになりました。書いていて本当に楽しかったです。企画で書いてきたやつは今まで修正とかまともにやらずに再公開することばかりだったのですが(主にめんどくさくて)、今回は世界観に対して不完全燃焼だった部分があったのが事実なので、やる気の火が消えないうちに一気に加筆・修正して完全版を出すことができました。加筆がここまで楽しかったことも今までいろいろ書いてたのに初めてかもしれません。
ちなみに完全版は約27000字でした。7000字も違うと印象も変わりそうです。
じゃあ静寂の声のあとがきよろしく、軽く箇条書きしながら全力で満足してこの物語に良い締めをできるよう、語り尽くしていくことにしましょう。
・タイトル
シンプルなタイトルに私はとても憧れます。
私が前々からタイトルでやりたいろ思っていることっていうのは大きく分けて三つあります。今後増えていく可能性大ですが。
一つ目が、矛盾したタイトル。これを自作で実践しているのは、今やっている長編「まっしろな闇」、ついこないだ完結した「静寂の声」、昔書いた「声なき鎮魂歌」「砂の涙」など。砂の涙なんてあまりにも昔の作品すぎて見る気にすらなれないんですけど白目(今までの作品タイトルを眺めながら)。タイトルを考えるとき、大体私はここを中心に考えます。思いついたら「キタ」となってこれでやります。
二つ目が、タイトルというか作品全体なのですが、タイトルの言葉をオチに持ってくること。これはまだ実践していません。これめっちゃくっちゃかっこいいと思うんですよ! うまくやると一気に物語が締まるというか。本でそういうのに出会うと私はすごく震撼するんですね。ほんで真似したくなるんですね。完全憧れですね。でも意外とこれ難しいんですよ。やろうと思うと臭くなる。変になる。そう、これに必要とされるのは他の何者でもないセンスですので。才能ですね。私は文書くの好きなんですけど今の力っていうのは書き重ねてきたものが形成したものであって実際紛れも無い凡才ですので辛い。でもいつかやりたい。これ例に出すイコールオチがモロバレルなので控えるんですけども。
三つ目が、漢字一文字のシンプルイズベストなタイトル。自作で実践しているのは、昔書いた「寂」「翔」「道」、そして今回書いた「零」。折角の機会なのでこのタイトルに対する前々からの私の思い()を語ってみようかと。
むかーし、ポケノベでの企画にて。覚えている人がいるかはわからないけど「塔」というタイトルの小説を書いた人がいました。内容は抑揚が殆どない物語でした。内容は正直ちゃんと覚えていません。でも、塔というこのタイトルだけは数年経った今でも私の頭の中に焼き付いています。
かっこいいと思ったのですね。詳しくは覚えていないけど雰囲気が静かな物語で、それがタイトルの一文字の漢字ととてもマッチしているように見えたのでした。やろうと思えば他にタイトルのつけようがあったのに、あえてその一文字に集約する。素晴らしい、と。一文字のタイトルに、大きなインパクトはありません。そりゃあ、周りの小説全てが十文字以上の長いタイトルばかりだったらある意味映えるでしょう。しかしなかなかそういうこともありません。でも、私は「塔」というタイトルがとても好きでした。そして今もきっとこれからも私の中に残ることになるのでした。
そして、真似したくなったと。単純です。
初めて実践したのが一次創作の「寂」。
これは一次故、拠点であるポケノベでは勿論晒していないので読んでいない方が多いんじゃないかと思います。こっそりとストテラの一次創作スレにあげて、その後ひっそりと自分の城(サイト)に置いているのですが。完全に自分に酔ってるので今の自分には恥ずかしくて冷静な目で読み返せない所謂恥ずか死にするタイプのものですが。
全体の雰囲気は深夜付近のひっそりとした怠惰な調子で、文量も多くなくさらりと読めるし、一文字である「寂」はぴったりであるのかなと思っています。
そしてまた使ったのが2010年春企画の「翔」。次に実践したのが2010年冬企画の「道」。
ただ、この二つに関しては他にやりようがあったんじゃないかと今でも思います。先程申したように、一文字タイトルにはインパクトがありません。これが個人的には最大のデメリットだと思います。タイトルの言葉をオチに持ってくるというやつはセンスがものを言うと書きましたが、この一文字タイトルこそ本当にセンスしかありません。シンプルは難しい。本当に難しい。無駄にかっこつけることはできない。装飾品は一切無い。そこが……素敵。しかし声に大にして言えるのですが私にセンスはありません。それは今までの企画のテーマの使い方や物語の単純さ、比喩表現等を振り返ってもそうです。そしてこの二タイトルは空回りでした。タイトルが弱いという感想は二つともいただいております。ここが自分のほんと嫌らしいところでそれを突っ込んだ人が誰なのかまでしっかりと覚えているんですが、まあそれは置いておいて。その感想もあり、また自分でもひねり出そうとしてでも出なかった末のタイトルであって、渾身なものは無かったので、それが伝わったのかなあと。
まあ二度の失敗(この二作には本当に申し訳ないけど)をして、ある程度このタイトルの付け方の難しさと、どういうものに付けたらいいのかみたいなのを考え出すんですね。
憧れの「塔」は内容もシンプルでした。タイトルと中身のシンクロが異常でした。
自分では納得した「寂」も似たような感じで、内容に抑揚はほとんど無く、静かな物語。
一文字タイトルにインパクトは無い。だから、内容と合わさって完成されるものがあるのかなあと。普通のタイトルもそうだろって思われるかもしれないですけど、一文字のやつはとりわけそうじゃないかなと。
なかなかうまくいかなくて葛藤もあってまあ、難しいとそこに落ち着きます。
そして今回の企画。
書いて書いて、でもタイトルはなかなか出てきませんでした。書いてる最中に思いついたら良いけど何も浮かんできませんでした。矛盾タイトルも、タイトルをオチに持ってくるのも、ぴんとくるものはありませんでした。
私の今回の企画の見解として、最低でも二十作は出てくるだろうと思っていました。結果としてちょうど二十作が並んだわけですが、それだけの作品タイトルが並ぶ中で一文字タイトルはやはりインパクトに欠けるというのは目に見えていました。当時はまったく考えていませんでしたが他に一文字タイトルの小説があったら本当に打ち消し合ってしまうものあるでしょうしね。本当にこれ賭けなところあるので。難しい子です。
でも結果として、「零」というタイトルに落ち着きました。
主人公は暇を弄んでいて、王族という位置にありながらそれらしいことをできていない王子。王に関しては勿論、家族に対しても淡白で、アキレアと共に過ごしている。満たされぬ日々を過ごし、そして満たされぬ空っぽの心で生きてきた。しかし戦争がおこり、天変地異によりイッシュは焼き尽くされてしまった。そして何も無くなった。
彼自身の「空っぽ」の心。「何も無くなった」国土、それゆえ「零から」始めなければいけない。
そして、「空っぽ」だからこそ受け入れられる、悲しみと怒り。ポケモンの声と人間の声。
無駄に大きな規模の世界観。
ふと書いているときに浮かびました。ああ、この物語は「零」だ、と。0でもぜろでもゼロでもなく、漢字一文字、零だと。スケールが大きい内容であるからこそ、その大きさに背反するようなシンプルなこのタイトルがぴったりだ、と。決してこれは静かな物語ではないけれど、内容が大きいのにタイトルは極限までシンプルに纏め上げる。このギャップを、私はやばいかっこいいって思いながらノリノリで命名したんですね(基本的にギャップ好き)。本当に極限までという話になると漢字のそれ自体にまで至るわけですが。ちなみに私は「一」というベストオブシンプルなこの漢字が好きです。まさに極限。いつかタイトルに使いたいです。いや、日本語って素晴らしいですよね。漢字は良い。欧米のように字自体は記号でしかないそれに比べたら、この字それ自体に美しさがある日本語は素敵です。日本人で良かったです。
考えを改めて、また零から始めなければならない。
零から。
アキレアに声をかける章より引用しましたが、「零から」を強調したのはタイトルである零を印象付けさせるためです。
ところで零から始めるってあまり言わないですよね。一から始めるというのはよく聞くのですが。主人公には、イッシュには一すら無い。本当に何も無い状態から始まっていく。それを強調できるし、私はこの二つの文が実は好きです。
そんなわけでこのたった一文字に実は強い気持ちが込められていました。そんなこと物語を読むだけでは絶対伝わらないのでこのあとがきに書くわけですが。
結果的に感想を見たところタイトルについては良いと言われなければ弱いとも言われませんでした。多分、どうとも思われなかったのかな、と。ちょっとだけしょんぼりしました。そしてタイトルにひっそりと渾身を込めた故に「雫」と間違われたことは実はけっこうショックでした。こんなところで言うなんて本当に本当に性格悪くてすいませんそのあの零です。いや、一文字タイトルって難しいですよね(棒)でも確かに言われてみれば零と雫はとても似ていますから分かります。だのに!!
でも後からある人にタイトルが素敵だと言われたのでちょっとだけほっとしたりしました。
今までどうとも思っていなくても、これを読んで少しでも「零」という題名を良いなあと思ってくれたら嬉しいです。
・捨てた物語ときっかけ
ガラスと旗というテーマが発表されてからすぐにこれを書こうと思ったわけではありませんでした。むしろ最初はガラスでいこうと思っていました。
一年ぶりの企画ということでそれなりに気合が入っていました。でも直後は何も出てきませんでした。そしてある時かのヴィレッジヴァンガード通称ヴィレヴァンでぶらぶらしていた時たまたま「群青」という漫画を見つけまして。
群青。
私はこの題名にすごく感銘を受けました。影響されやすいタチです、ええ。そこからヴィレヴァンを回りながら頭の中は物語を形成することでいっぱいだったこと、よく覚えています。これでいこう、本当にそう思っていました。群青という題名の物語を作ろうと。もともと私の好きな水彩絵師さんで群青色がとても美しい人がいて、それもあって群青というワードは私の中でとても特別でした。
でもうまく展開が結びつかずそれが何日も続いて要は詰んで、すんごく久しぶりにメモ用紙に使いたいワードを書き並べて物語を形成していこうとしていました。
恥ずかしながらそのワード集を晒すと、
群青 グンジョウ ぐんじょう
おぼろ月 わずかに欠けている 水面 映っている 雨 天気雨
鈴
ガラス 壊れそう 頑丈 ヒビ 閉じこもっている ステンドガラス
旗 一番 白旗 フラッグ フラグ 死亡フラグ
水玉 水滴 湖で体を清める
夏の雪 忌 ワユカコさん
パーカー 目の下のクマ 殺戮者
泳ぐ 潜る もぐる おでこ 手首 さよなら
はい。思ったこと考え付いた言葉を書き連ねただけなのでいかにカオスなのかが分かるでしょう。群青の世界観を作ろうとした思いと、諦めて違う物語を作ろうとした思いがいろいろ混じってます。ちなみにワユカコさんというのは先程申し上げました私の好きな水彩絵師さんです。本当に素敵な絵を描かれるので興味があればぜひ。
「群青」とコードネームを付けられた綺麗な女の子と、元「群青」である男の子の話を作ろうとしていました。いつか死ぬ運命の女の子を男の子が好きになって、最終的に男の子がいっそ自分で彼女を殺そうとする話だった気がします。歪んだ愛情な。暗い。でも群青をうまく設定付けられなかったので、泣く泣くやめました。多分締切十日前くらいだったと思います。いつか書くか分かりません。
そして私が次に何を思ったかというと、HGSSのアルフの遺跡について書こうとしました。あそこも謎があるので、物語を形成すれば素敵なものになるんじゃないか、と。久々に起動してアンノーンを殆ど集めていなかったことに絶望しました。アンノーンはそれ自体が文字になり、多分ポケモンと人をつないでいた。描かれた文章や手に入るアイテム、ラジオで聞ける声、アンノーンノートに書かれるそれぞれのアンノーンの文字に呼応した英単語など、いろいろ要素はあるから組み合わせて考察すればいいものができるかもしれない。そこに三犬とかを組み合わせていったら面白いとは思うんですが、ちょっと考察がうまくいかなかったこととガラス旗をさすがに組み込める気がしなかったので断念。
そして私は代わりになんとなくBWを起動して、そこからようやく動き始めるのでした。
知っている人ならよく知っていると思いますが、私はBWがものすごく好きです。キャラクターも世界観も本当に本当に大好きです。でもよく言われるのですが、冷静に見るとけっこう雑な部分もあり、謎なままのことがけっこう多くあります。
私は今回その謎の中で、イッシュ建国伝説について焦点を当てました。
建国伝説の内容に関しては作品の序でかるーく書きましたが、一匹のドラゴンがいた。双子の英雄がいた。国を作った。仲違いした。レシゼクが生まれた。戦争という名の兄弟喧嘩が始まった。しかし収まった。そしてしばらくして、また争いが始まり、怒ったレシゼクが国を焼き尽くした……。
ふと思いませんか、この焼き尽くされた国を再生した存在について明確なスポットが当てられていないのですね。というか少なくとも人の耳には伝えられてきていないのですね。モブキャラの話を聞く限り。正直喧嘩が収まったあたりからは雑ですしね。私はそこが面白いなあと思い、BWとBW2の中で主人公を走らせ情報収集にいそしんだのでした。その間集めた情報とか軽い考察なんかをノートに書いていたわけですが汚すぎる上情報量がさっきのやつの比にならないのでこの場に晒せるもんじゃありません。考察を整理するためのものであって実際小説に出てきているのは一握りなわけですしね。ああ。
そして、調べているうちにどうガラスと旗を使おうかと思っていて、ふと国旗が出てきたのでした。
国旗。
焼き尽くされた後に、再起を誓い、主人公が国旗を突き刺す。
そんな狙ったドラマチック展開を思いついてもうこれしかないと思いました。そこからは衝動の世界です。(まあその後あいわなびーひーろーでイッシュ国旗が出てきてアッーってなったのは秘密です)
いろんな要素が組み合わさって世界観は形勢されていきます。なにしろスケールがでかいくせに妄想でしかないのですんごく難しかったです。これどうだと思う?とか話し合いながらやるべきものなような気がしながら企画であるが故にそんなこと相談できず一人黙々と確定と消去を繰り返してました。おかしな孤独感。考察は多分二、三日くらい。
・海底遺跡
今回の主人公を描くにあたっての核となった情報は、既に感想会でも言ったし勘がいい人は読んだときに察知したかもしれませんが、海底遺跡です。
ここに海底遺跡の文献を提示しますと、
1F
01.勇気あるものよ、王の言葉に耳を傾けよ
02.ここは王を称えるところ
03.素数を理解するものは世界の真理を理解する
04.王は二番目の角を曲がる
05.王は三番目の角を曲がる
06.王は五番目の角を曲がる
07.王は七番目の角を曲がる
08.王の心を持て
09.王は勇気を持つ
10.王は希望を持つ
11.王は優しさを持つ
12.王は夢を持つ
13.王は冒険心を持て
14.王は憎しみに流されなかった
15.王はすべてを受け入れた
16.王は慈愛の心で包んだ
17.王は民を動かす力を持つ
18.王は民を照らす力を持つ
20.王の歩みに迷いはない、迷い子に王の資格なし
2F
1.粗末にしてはならない
2.野蛮であってはならない
3.全ては平等に尊い
4.食べるということ、それはあらゆる命をいただくこと
5.戦いは何も生まない、無限の悲しみを生むだけだ
6.正義と悪だけではない、間があるのだ
7.生きるということ、それは全てに感謝すること
8.王に理解を示すのならば、ここで光を放て
3F
1.王は未来を読み、民を大津波から守った
2.王は全ての希望であり、全ての理想である
3.王は生きとし生けるものと、会話する力を持つ
4.愛する心と、愛する力を持つのだ
5.王に理解を示すのならば、王と同じ力を示せ
4F
1.王はたった一人で●●●●を跳ね除けた
2.●●●●は直ぐに王の仲間になった
3.王は●●●●を生き物と呼んだ
4.王は私たちの希望であり未来である
5.ここに偉大なる王●●●●●を称える
BWでわけのわからん記号の群集を2chの有志が解読したことで一躍有名になった海底遺跡。BW2ではひらがなになっていて階数の数だけずらしていくことで、その本当の答えの文が明らかになりました。
私は解読したことにまずすげえと思いそればかりが優先されたわけですが、この王というのがきっとNに繋がるのだろうと思いつつ、双子の英雄あたりを指しているのかなあと漠然と思っていました。
けれど、四階にはっきりと描かれているように、王はひとりなのです。だから少なくともこの王は双子の英雄ではない。
そしてイッシュの焼き尽くされたあたりの情報を集めていたタイミングでこれを読んだら、もしかしてこの王というのはイッシュを建て直した存在なのではないか、と思いつきました。
主人公の瞼裏の世界、父親が死ぬまでの閃光、炎で焼き尽くされていくイメージ、そして締め、コバルオンが城にいるということと太陽が顔をだすという映像。これは彼が見た未来でした。企画では分かりづらかった部分も多かったので加筆文ではもう少し深めに描いています。
乃響じゅん。さんに「知っていた。僕は知っていたのに。」の部分の解説を、ということでしたのですが、彼は瞼裏の世界で戦火が広がっていくようなイメージを既に見ていたのですね。閃光と父様の繋がりについて主人公は疑っていたし、炎のイメージも彼には異常に現実的でかつ頭痛もひどく、実際に戦争が始まった時、彼が抱いたのは既視感でした。周囲の殺伐とした雰囲気を汲み取っても、いずれ争いが起こり得るのは予想できる。けれど彼は目を逸らし続けた。「のに」に込められたのは、まだ残されていた彼の「いつか元に戻る」という希望が打ち砕かれたことと、後悔の念です。ただ、これらも企画分でも確かに分かりづらいかなと思ったので、加筆分では閃光部分の時期のシーンを増やしたり彼自身のその瞼裏の世界についての考察などを入れて解りやすくした、つもりです。納得していただければ幸いです。甘いなら、甘いと!言ってくださって良いので!
まあそれは置いておいて話に戻りましょう。
3階にあるようにこの王は未来を読み、生きとし生けるものと会話する力を持ちます。ここはポケモンと会話できるということだろと思いポケモンと会話する力を主人公には持たせています。
彼の性格や台詞には、この碑文を元にしたものが詰まっています。戦いは何も生まない、無限の悲しみを生むだけ。正義と悪だけではない、間がある。王はすべてを受け入れた。などなど。ただまあ主人公の力が発揮されるのはむしろこの物語の後ですしすべてを詰め込むわけにもいかないですよね! なんていうのは言い訳ですねはい。
ただ四階の謎の部分は自信持って当てはめることができずに物語を造り出しちゃったんですね。本当はちゃんと確定してからやるべきなんでしょうけど。
偉大なる王は「ハルモニア」でまず間違いないかなと思うのですが。BWでは謎の記号として判明されていないものがあるので、それを見れば解ってもらえると思いますが記号を見てもやっぱりわけがわかりません。
私が無理矢理当てはめたものを提示すると、
王はたった一人でにんげんを跳ね除けた
ドラゴンは直ぐに王の仲間になった
王はポケモンを生き物と呼んだ
王は私たちの希望であり未来である
ここに偉大なる王ハルモニアを称える
ですね。
「にんげん」はまず記号の形的に人間が近い。この天変地異の後に王族への怒りや何も無くなったことへの悲しみなどによる民の抵抗がきたとすれば、なんとなく辻褄合わせ。
「ドラゴン」はレシゼクですかね。記号の形も鳥みたいなのに変な円二つ。見てもらえばわかります。主人公の奮闘する様子を見て赦し、協力する。彼を英雄として認める。
「ポケモン」はですねーこれが難しいですねー。記号の形的にはそういうの見えないんですが、生き物と呼んだというのがまあよくわからない。それまで生き物でなかったもの。でも、たとえば主人公にとってはポケモンは身近なものでも、一般民にとってはポケモンは特殊な存在であったとすれば。そもそも、モンスターボールが無い時代であるのは間違いないのでそうなれば使役は大変ですしね。主人公が人とポケモンを繋げようとしたのだとすれば、人間もポケモンも同じ生き物であるのだと言ったのだとすれば。
正直ドラゴンとポケモンは入れ替えてもいけると思うし案外その方がすんなりいくところもあるかもしれませんが、そこは記号の形に頼ると。
ハルモニアはまあ、ハルモニア。Nがこの王の血を受け継いであの力を持っているのだとすれば、ここはハルモニア。
そんな考察です。本当はこういうのを話し合いながら作りたかったです。難しかった。けど、正直物語上は関係ない部分なのであやふやでも書けました。なんとなく決めたのは拘りです。
・いろんな情報を組み合わせて世界観と全体の流れの形成
ちょっとだけ集めた情報を載せながら考察を重ねていきます。
古代の城:大昔の英雄がドラゴンポケモンをしたがえてつくった国の跡地。ここを中心に長い年月をかけてイッシュ地方に人やポケモンが増えた。
現場にいるサイキッカーによると、ここには多くの悲しみに喜びがある。
まあ理解できるんですが、ちょっと待てと思ったのが、レシゼクによってイッシュは焼き払われたということ。恐らくこの古代の城の紹介文を読めば、古代の城が双子の英雄の作ったものであるようですが、焼き払われています。国土をすべて飲み込むような勢いだったなら、数千年前の建造物は崩れてしまうのでは?
物語の王族の住んでいたのは古代の城と同じ位置と思ってもらえば。しかし、一度崩れ、そして主人公を初めとした人間ポケモン達が再建した。ただ、言い伝えとしては残らなかった。間違ったまま伝えられてきた。再建者のことが人の耳にまったく伝えられていない状況を考えれば、これは十分あり得るかな、と。
文中でちょっとあっさりとしていながらも噴火の様子も描かれていますが、イッシュには何気に山が多いので数千年前なら活火山でもおかしくありません。
また、タウンマップの情報より、18番道路(はじまりの町カノコタウンの西側にある道路)は、リゾートデザートと地続きだったと推測している研究者がいるという。
リゾートデザートと18番道路の間には大きな距離があります。この二つが仮に本当に地続きだったのだとして、なぜ分断されたか。そこに、レシゼクの怒りに誘発された火山活動、大地震などの要素を考えれば、ありえるのではないかと。実際この二つの災害で国が沈んだということは現実の文献として規模によってあり得ると言われていますしね。ポンペイとかね。
だから噴火もしたし地震も起こったし、国土が激変するほどのものになればイッシュを焼き尽くしたという話も十分通用します。故にこの規模になると古代の城がそんな昔から残り続けていたというのはどうしても私は納得できない。
ただ、イッシュの国ができる前のもっと大昔にできたというリュウラセンの塔に関しては、レシゼクに関するところと思われるし、位置も辺鄙なところなので外れたのかなあ……とか。ここらへんは言い訳も辻褄合わせもやろうと思えばいくらでもできそうですけどね。何しろ謎に包まれていますし。
あと正直スルーしたのは、海底遺跡にも描かれている大津波。
十分にあり得るんですけどね……ほら……災害は一度大きなものがきただけでは終わりませんから……物語のその後の物語で……きっと……。
あと頭を悩ませたのがコバルオン達の立ち位置。
彼等は人間同士の戦争によってすみかを失ったポケモンを守るために人間と戦ったポケモンです。イッシュは少なくとも明らかになっている中で二度大きな戦争をしています。どちらで戦ったのか。どちらでも戦ったのか。そういう時代設定に関しては調べた限り確定できるほどの情報はありません。ただ、双子の兄弟喧嘩ではレシラムゼクロムが戦争に直接関わっていることが明らかになっているので、人間同士だけでなく巨大ドラゴンが関わっている戦争より、その後の子孫の戦争の方が人間のエゴが浮き彫りになっていて、コバルオン達が闘う環境としては良いのかなと。ここで戦っていてもおかしくはないだろうし、人間に対する怒りが大きくなっても普通だろうと。だから物語にはコバルオンを入れて、最終的には主人公と組む戦士のポケモンとなるのでした。
という災害の様子や古代の城あたりの推測がある程度固まってきてから、その他いろいろ考えて、大きな流れは頭の中にできあがりました。
メモにあることをそのまま書こうとしますと、
隕石衝突→キュレム現る←カゴメおばあさんの話
↓
共に国を作る
↓
双子の英雄 兄弟喧嘩→→レシラム(兄・真実)
→ゼクロム(弟・理想)
↓
争い収束
↓
子孫が再び争う
↓
レシゼクイッシュを焼き尽くす
↓
再び歩き出す
国旗
キュレムあたりに関してはまったく物語に関係ないのでここは省略。そこらへんもいろいろ調べたんですが省略。
なんかこの周辺にあといろいろメモがあったり、一番最後の国旗のところはやたらめったら強調してあったり、そしてチャートの上にはでかでかと国旗と書いていたり、とにかく国旗強調な自分の思いが残っていてすごく面白いです。ただめっちゃ汚いです。
まあこんな雑な流れで解っていたようなことでも、いろいろ情報が交錯していたこともあり整理しないと頭がパンクしそうでした。
ここまで書いていよいよ本文を書くことになるのでした。あとは自分の頭が動かすままに。基本私は脳内プロットです。こっからが本調子です。でもこうしてちゃんと調べるのは初めてでした。ポケモンのことだけでなく噴火について調べたり、レシゼクに関連しそうな神々を調べてみたり、新鮮で楽しかったです。
・アキレア
感想会で、アキレアの名前の由来はありますか、と尋ねられました。あります、と即答しました。
アキレアというのは花で、花言葉は戦い。
かっこいい、とただ思いました。勇敢な空の戦士であり、本編でも主人公を乗せ戦争や天変地異の起こる中で空を翔ける彼にはふさわしい名前だと思いました。
アキレアはいろんな意味でこの物語で際立っている存在だと勝手に思っています。
まず、主人公、主人公の家族(両親、長男、次男、三男)、婆や、従者、大臣などなどさりげなくいろいろ出ている割に固有名っていうのはまったく出していない。兄が三人もいていちいち次男の兄様とか三男の兄様とか言うのも紛らわしいものかなって思ったんですが、次男と三男は大体出てくるタイミングっていうのは同じだし、何よりこうして名前すら出てこないあたり、主人公にとってアキレア以外との関係は意外と稀薄であることが浮き彫りになるかと思って突き進みました。しかし、アキレアは固有名を最初から出しています。主人公にとってはアキレアという存在は本当に大きかったのでした。それを強調させるために、彼だけは名前を出しました。このへん突っ込まれるかと思ったら一切突っ込まれなくてウフフオッケー☆って感じでした。こうやって書いていてもちょっと空回り感が半端じゃないですがもう突き進むことにします。
逆に何人もの人に突っ込まれたのが、アキレアはどうなったのかということ。一番突っ込まれましたね。正直恐れてはいましたけどね。ここは私の力量不足です。一人だけならまだしも、多数の人に言われるとさすがに、ああ、足りなかったんだなと。
はっきりここで申せば、アキレアは死にました。
戦争が始まってから主人公を守り続け、空を飛び続け、しかし十分な食料などを得ることはできず、やつれていき、天変地異の熱風に煽られ、鳥ポケモン達の攻撃を受け、既にそこで彼は限界でした。動けなくなっているほどに。主人公はそこを無理してその後も連れて行ったわけですが(ここらへんは主人公のエゴ的なところがある)。そしてここを境に忽然と存在感を消したアキレア。違和感を感じるのも無理はないか、と。書いている間も、アキレアが死んだことを直接的に言うかどうかというのはとても迷っていて、コバルオンと話している最中に「王族なら従者ぐらい従えていないのか」「死んだよ」といったような会話を挟もうかとも思っていました。でもやめました。ぼやかしました。
土砂降りを歩き、国旗を持って帰ってからのシーンでアキレアに独白で語りかけるところがあります。
ここでかぎかっこを使っていないのは、会話ではないから。純粋に主人公の独白であるから。アキレアに話しかけているのは話しかけているのだけど、もう彼から言葉が返ってくることは無い。それを暗示したかったのです。
そんな僕を、君は見守っていてくれるかい。
最後に付け加えられたここに、「空から」をつけるかも悩んで、やめました。あからさまなことはしたくなかったからです。
コバルオンに対しては「手を貸してくれ」と言っていたのに対し、常に傍にいて、主人公を引っ張ってきたアキレアに向かって「見守っていてくれるかい」と言うのは、死を暗示するものができないだろうかと思ったのですが、ううん、解りづらいですよね。
だから加筆修正分ではもう少し分かりやすい表現をちりばめておきました。ただ、アキレアが死んだと直接書き込むことは結局やりませんでした。そこは拘りです。でも、彼は死にました。感想会で意外とあっさり言いましたねと言われましたが、物語上では美しさとか気にしているからであって、まあ、彼が死んだことに変わりはないのです。
アキレアが死んだことで主人公は大きなものを失った。そして国は無くなった。歩いている途中若干気がおかしくなったかのような心理描写をしたのは、失ったものの大きさに自分を見失っているかのようにしたかったのでした。
・コバルオン
アキレアが物語に出なくなった代わりに登場したのが、コバルオン。ここで、また新たな固有名です。
コバルオンの秘めたる怒りなどに関しては物語で十分言えていると思うので省略。
彼(?)は、アキレアに代わりこれからの主人公のパートナーとなるポケモンです。
アキレア、つまりウォーグルは図鑑より、勇敢勇猛な大空の戦士と表記されています。
コバルオンは図鑑では明確な示しがありませんが、ポケモンを守るため人間と争った伝説のポケモンということで、戦士という言葉がぴったりと合うと言えると思います。
アキレアとコバルオンの共通点として、「戦士」ということがあるのです。
君は勇敢な空の戦士と呼ばれるポケモンだろう。
君は多くのポケモンを守る戦士だろう。
主人公は、一つ目をアキレアに向かって「五」の終わり部分において、二つ目をコバルオンに向かって締めに向かっていくところの部分において発言しています。
少し違いがありながらも、調子が似ていることがこうして比較すると解ってもらえるかなと。
主人公の仲間として、アキレアとコバルオンの間でバトンタッチがされたみたいな意識はあります。それを表したくてこういった繋がりがありました。気付いた人がいたらすごいなーと思います。
・前半
言い訳はしたくないんですが二万字縛りは正直きつかったです。相当削って二万にしました。
私がこの物語で書きたかったのは、天変地異から最後までです。描写の具合から気合がそこから違うことはけっこうモロバレルだったんじゃないでしょうか。
だから、削った部分の多くはその前、日常のシーンでした。
非日常の異様さというのは日常がいかに平和であったりするかで落ち度が全然違うので、日常の風景というのは削りたくなかったのですが。案の定その部分については突っ込みがきたので「デスヨネー」と。これに関しては納得としか……はい……!
だから加筆修正版では大幅に前半部分を膨らませてあります。閃光と頭痛のやつがあっさりとしすぎていたこともあり、頭痛開始から父様の死までの間にワンクッションを置いたりして、展開はなだらかにしたつもりです。「一」において地の文でだらりと説明口調になってしまったのがちょっときついかと思いましたが、主人公の普段の様子であったりなんやりをいれて、多少は修正できてたら……いいな……。削りって怖いですね白目
「暇だなあ」
窓枠に肘を付きながら呟くと、傍にいたウォーグル――アキレアが顔を上げる。
「十回目だ」
「何が」
「今日、暇って言った回数」
「そんなの数えてるなんて、君こそ暇だね」
呆れた声で僕が言うとアキレアは鼻を鳴らす。僕はまた外に広がる景色に視線を戻した。
一より。会話文のテンポが苦手な私としてはこの部分はうまくできたんじゃないかなんて思ってます。アキレアとの信頼し合ったような関係も見えるし、個人的には好きです。
・天変地異〜ラスト
激しさと静けさ。それをイメージして。
箇条書きにはしたもののここに関してはあまり言うことがないというか、それこそ言うことは全部本文においてきたみたいな。
ちなみに、アキレアから落ちかける(落ちた)シーンは企画分では二回、提出分では三回になっています。やりすぎ? と思いながら、それだけ大変であったこと、そしてアキレアの体力が段々と消耗している様とかが表れていればなあと。最初のやつはあっさりとした雰囲気で、二回目は本当に落ちかけたながらもなんとか助け出し、三回目は完全に落ちる。そこでアキレアは一気に大ダメージでした。
ラストあたりはちょっと早足だったかなーと思ってワンシーン加えるかまで考えましたが、心理描写を少し厚くするだけで押え。あまり詰め込んでもわけわからんくなっちゃいそうで。主に私が。どのへんが、というのは読んでください。国旗発見直後なんかは明らかに増えています。
「僕には未来が見える!」
叫ぶ。
「絶対に国を造り変えてみせる!!」
この部分に関してはNの台詞を完全に意識したというかそれを造り変えました。
「ボクには 未来が みえる!絶対に勝つ!! 」
Nの台詞は上記のものになります。こういうネタを意識した繋がりを仕込むのは好きです。気付いた人にはにやっとしてもらえた……かも?
国旗を突き刺すシーンを書いた時は考察からそれまでの過程を考えてちょっと感慨深いものがあったり。(その後削り地獄になろうとは)
そうですね、あと国旗を持ち出した理由について突っ込まれたので。
「それはなんだ」
コバルオンは顎で指す。棒を揺らしてみせると、コバルオンが頷いた。
「国旗だ」
「国旗?」
「残っていたんだ」
「なぜ持っている」
「持とうと思ったからさ」
意味が理解できないようでコバルオンは目を細めて僅かに首を傾げる。
国旗持ち出し直後から引用です。つまり、コバルオンと同じ気持ちになったということですね。
持とうと思ったというのは、彼の決意の表れです。持たなくてもいいじゃん、だって? それは野暮というものです。加筆分では国旗を見つけた後心理描写を熱くして決意をする様子を描いているので、解りやすくなったかなあと。でも確かに見返すと企画分はこの辺の主人公の気持ちの動きがかなり分かりづらいんですね。あっさりとしすぎていると伝わらない。曖昧とは難しいところです。
・主人公
正直こんな王子でいいのだろうかとは思いましたとも。序盤から中盤にかけて、暇だとか空虚感であったりとか一歩引いていたりとか、これから国旗を掲げて国を引っ張る「王」であるには、あまりにも性格が弱すぎるのではないか? と。そして途中からやる気を出し始めるのが棚から牡丹餅的であるというか、調子が良すぎだと思われるのではないか? と。
最初からリーダーシップをはっている人でも良かったのです。それでも止められず、茫然として、そしてまた再スタートすると。その方がある意味ではかっこよかったかもしれません。
でも私はそれを選びませんでした。基本的に私は若者の成長物語が好きですから。どこまでもどこまでも後悔して、そして自由奔放だったからこそ見てきた景色に思いを馳せ、また取り戻したいと。おかしいことはやっぱりおかしい。修正しなければならないと。空っぽだからこそすべてを受け入れることができるという文句は彼の性格だから書けるものだったかな。
急には自分の性格を変えられないかもしれない。でもそれはまた、後の話。
彼についても本文で十分動かさせてもらったので、特筆するようなことはあまりありません。王子様主人公、書くのは初めてでしたが難しくも面白かったです。
過去の過ちがあったという「真実」。未来を信じる「理想」。
一人でレシラムゼクロムの象徴、元は一匹のドラゴンだったものたちの象徴を掲げているそんな主人公でした。未来を見ることができる。ポケモンと話すことができるからこそ人とポケモンをつなげられる存在。うん、やっぱり言いたいことは置いてきましたね。やりきった。
こんなものでしょうか。大分書きました。まさかここまで長くなるとは思っていませんでした白目。
長すぎてやめた人もいるでしょう。長すぎて大分読み飛ばした人もいるでしょう。
でもここまで読んでくださった方がいるのなら、有難いです。むしろ私はあとがきあって作品完成されるかなみたいなところあるので。
やっぱりあとがきにして良かったです。こんなこと、満足にやるにはあとがきしか元々ありませんね。やってよかった。
そして、この物語を書けて良かったです。こういう壮大なのを書けるところまで、ある程度やってきたのかなあなんて。妄想を満足できるほど形にできる力です。やー、ずっと創作活動やってきてて良かったですなんて。
ちょっとだけ最後に、考えていることを。
BW独特の設定である英雄や王、プラズマ団などに関連したオムニバス的なのを作りたいなあと少し思っています。
明らかに〇戸屋さん主催のバ〇ルスの影響を受けています。いいなと思ったことはすぐ真似したくなるタチです。
この零も含め何個か短編を作って順番などの構成も考えて、文庫ではないけど、ネット上にちゃんとした短編集文庫的イメージなものをバーンと一気に出してみたいなあ。
既に今短編集を一つ持っていますが、それを消して。いやほら、私自分のサイトありますし、ほら、てへ。
そんな野望です。既にポケノベにあげてない分でそれらしいものを一つ持っているので、全部で十作、つまりあと八作くらい作ればそれらしくなるのでしょうか。
XY発売までにやれたら理想的ですけど、時間ないw
でもできる限りはやってみたいなーと。
そんな理想です。
と最後は野望を語ってみたり。
それくらい私BW大好きですから。
BW好きとして、この物語を書けて改めて良かった。変な辻褄合わせもあったけれど、やれてよかったです。この時代の小説を読んだことがないので、ネット上で一番かっこいいイッシュ伝説になってたら、いいな!
ではそういうわけで、〆とさせていただきましょう。
ここまで読んでくださった方に、精一杯の感謝を。そして、企画で投票をしてくださった方、感想を書いてくださった方、読んでくださった方々にも心の底からの感謝を。
ありがとうございました。
海