まっしろな闇 - +α
5th anniversary
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それでも物語は、既に始まっているのだ。
例えそれが、どんなに先の見えない暗闇の中に歩いていく道だったとしても。

それでも物語は、既に始まっているのだ。
例えそれが、どんなに涙を止めることのできない道だったとしても。




















 そのある日、ひとりの少年の存在が抹消された。

 そのある日、ひとりの少年のイノチが生まれた。


 そして、始まった。




















It's white. However. it's dark.


まっしろな闇


5th anniversary
















ウォルタ。
水の町にて、彼等は出会う。
体を痺れさせる血だまりの匂い。かけがえのない弟との別れ。
月光に照る刃。生きているかのような炎。

遠ざかる故郷の光景。
そして彼等の旅路は始まっていく。












バハロ。
黒の団の少年。笹波白という存在。藤波黒という存在。
戦いの最中、突如倒れる少年。
地を駆けるポニータ。空を駆けるピジョット。
決別の戦いは彼等の見知らぬ場所で駆け巡る。
















トレアス。
旅を支える存在との出会い。
過去にも現在にも未来にも大きく不安に揺れる少女。
自身に振り回されるように大きく感情が揺らぐ少年。

やがて彼は一点の決意を道半ばに見据える。














リコリス。
かつての仲間、紅崎圭との再会。
彼を取り巻くあたたかな環境。いずれは離れ行く運命。
その瞬間は唐突に、激動としてやってくる。

少年は決意する。今まで出せなかった一歩を踏み出すことを。
少年は動揺する。心も力も制御できない自分自身に。
少女は決心する。大切なものを支えたいと。
















キリ。
偶然降り立った町での、偶然の出会い。
自由を求める少女。
小さな背中に圧し掛かる運命。逆らえない定め。その中での刹那の光。

抗おうと必死に伸ばした手は、懸命の叫びは、届かない。















旅路の中で疲れ切った心は互いに向き合う。
その時再び立ち上がり、前を向く。

抗う物語は、進み続ける。





































彼等は、歩き続ける。

































■筆者メッセージ
本日、まっしろな闇が連載を始めてから5周年を迎えました。振り返れば、なんだかいろいろとあったなあと思いますが、そこはこの場では割愛。
祝うという感じではないのですが、簡単に振り返る感じでなんだかかっこつけてみました。(恥ずかしい)白さを前面に押し出してみました。こんなに余白を使ったのはいつ以来でしょう。
5年も続けてこられたのは、この作品を読んでくださる皆様のおかげでございます。本当に感謝が付きません……!!
これからもクロ達の旅を見守っていただければ、幸いと思います。
( 2014/02/22(土) 00:52 )