ある町角の小さなお店
からん。からん。
扉を開けると、上部についていた鐘がなります。
あなたはすこし緊張しながらも、すこし薄暗いその店に入りました。
緑を基調としたお店です。
入ってすぐ隣にはカウンターがあり、深緑の布がしかれています。
床と壁は木でできています。なかなかいい雰囲気ではありませんか。
正面に目を戻します。
そこにはいくつかの扉がありました。全て色が違います。
「いらっしゃい。」
突然声がして、あなたは飛び上がるほどにビックリしました。
見ると、カウンターの奥から背の低いおばあさんが出てきます。見た目は高齢そうですが、声はしっかりしていて若々しいです。
「あんたはなにしにきたんだい。」
あなたは深く息を吸い、あらかじめ用意しておいたセリフをはき出します。
それというのも、あなたの友達がこの店の常連客で、これを聞かれるという話を聞いていたからでした。
それを聞いた老婆はぐっと目を細めました。まるで針のよう。
「おまいさん、ポケモンはすきかい?」
あなたはこたえます。
とっても小さな声だったので、残念ながら私には聞こえなかったのですが、たぶん、いえ絶対に、『好き』だったのでしょう。
すると、老婆はあなたを手招きして一つのドアを開けました。
さて、ここから先は、私のついていってはいけないところです。
どうぞ、ポケモンの日常をお楽しみください。