カティラ学園内初戦闘!
「グラエナ! シャドーボールでそこのムウマを落とせ!」
「ガァァァ・・・・・・ガァッ!」
グラエナの口から放たれた『シャドーボール』。
直線でかなり速かったが・・・・・・。
「ムウマ、かわして!」
「ムゥッ!」
アトマのムウマも負けてはいない。
小柄な体躯を生かして、華麗に避けた。
「甘いよ! ミカルゲ、かげうち!」
「みょぉぉぉんっ!」
影に侵入し、ムウマを攻撃しようとしたが・・・・・・。
「そこだっ! バレットパンチ!」
「メタァッ!」
「みゅぉーっ!?」
ガルバのメタグロスはミカルゲの顔を横殴りし、ふっ飛ばした。
「なかなかだね!」
「お前もだっ! アトマ!」
お互いのハイタッチし、攻守逆転。
「メタグロス! サイコキネシス!」
「馬鹿かっ?! 『サイコキネシス』は悪タイプには無効だっ!」
キータは高笑いし、ユウカが小さく笑う、が。
『サイコキネシス』の対象は違った。
メリメリ・・・・・・
「「「?」」」
ガルバ以外の頭上に「?」マークがついた。
バギョォンッ!
「メタァァァッ!!!」
「グルァーッ!?」
「みょーんっ!?」
いきなり大木が、グラエナとミカルゲを襲撃した。
「いっ一体何があったんですかっ!?」
「『サイコキネシス』の対象はミカルゲでもグラエナでもムウマでもないさ・・・・・・そこの大木を浮かせ、投げたんだよっ!」
「な・・・・・・なんだと・・・・・・」
先ほどの大木攻撃により、グラエナは気絶していた・・・・・・――