謎のポケモン 名は『X』!
「奴等の特性は厄介だな・・・・・・特殊構成の此奴で叩くか」
シンエンはヘルケーノに指示を出そうと、そちらに目を向けた、瞬間。
「ダゲキ、『ストーンエッジ』。 ナゲキは『やまあらし』でブーバーンに攻撃をかけろ!」
「何ッ!?」
清掃員のダゲキが周りに岩の刃を作り上げている間に、ナゲキがヘルケーノを掴みにかかる。
「甘い! 全力回避!」
シンエンはヘルケーノに、回避指示を出す。
意外と速いヘルケーノはナゲキの掴みかかる行動を横に跳んで避け、次に来る岩の刃を避けて、避けて、避け・・・・・・きれなかった。
「ブバァァァァンッ!?」
「ヘルケーノォォォッ!?」
数が多すぎて、何発か被弾する。
攻撃が高いダゲキの『ストーンエッジ』を耐える術は無く、ヘルケーノは地に沈んだ。
「ふむ・・・・・・案外耐久が低いな・・・・・・」
清掃員が顎に手を添え、感想を述べていると・・・・・・――
「・・・・・・」
――シンエンは2つ目のボールを構えた。
「・・・・・・いけ、『X』!」
シンエンから現れたポケモン。
その正体は・・・・・・?――