β 物品カタログ
〇:装備品
△:種、回復アイテム
◇:飛び道具、枝系
☆:不思議玉
・その他
〇統主のリングル:探検隊連盟からギルドの親方、副親方に支給される非売品。スロットが四つあり、確率で罠を無効化する事が出来る。
〇覚醒の原石:とあるダンジョンの最奥部に位置する祭壇で課される、試練を突破する事で授けられると言われている、虹色の宝石。これを身につける事で、ダンジョン外でもメガ進化する事が可能だが、心から信頼できる相方がいないと発動する事が出来ない。
・氷華茶:ウィルドビレッジの名産品、になる予定。陸白の山麓のみに自生する氷華草から抽出されたハーブティー。ハッカのような風味と微かな苦み、オレン系の酸味を嗜む事が出来る。
・風蓮茶:ニアレビレッジの名産品。この周辺でしか採れないため、ラスカ諸島内でも高級品として流通している。白い風蓮草を氷水で抽出したハーブティー。独特な渋みがああるため、味の好みが分かれる逸品。出がらしは若草色の顔料となるため、利用価値がかなり高い。
・ビアーコーヒー:水の大陸では幅広く飲まれている、香ばしい香りが特徴的なコーヒー。細かく砕いて熱湯で抽出すると、より一層香りが引き立つ。適量のカフェインが含まれているため、朝に出される事が多い。
・水中用呼吸機:陸上で生活する種族が、水中で活動する上では欠かせない補助器具。口に咥える事で、水中でも呼吸する事が出来る。五十回ほど繰り返して使う事が出来、一回につき三時間ほどその効果を発揮する。種族に合わせて、四種類のサイズが用意されている。
○感謝の結石:ある化学者が作り出した白い結晶。グラシデアの花の花粉の成分から出来ている。
・パイルソーダ:五大陸全域で一般的な炭酸飲料。強めの炭酸水が、パイルの実の酸味と辛味を引き立てている。老若男女問わず、幅広い世代に親しまれている。
○闘志の帯:ある化学者が創り出した茜色の帯。詳細は不明だが、攻撃技の威力を強化する効果がある。
○時の御守り:ある化学者が創り出した一品。ブレスレットとピアスの二タイプがある。“時の歯車”と同じ材料から出来ており、メリット、デメリットを含む素早さ変動系の効果を無効化する事が出来る。
△治癒の種:ある化学者が創り出した一品。癒しの種に、化学的な処理をしたオレンの実やオボンの実の果汁を染みこませたもの。状態異常を回復する他に、自然治癒力を一時的に高める効果がある。
・氷華の珠石:陸白の山麓で採る事が出来る、属性の石の一つ。氷の様な薄い水色を帯び、触れると氷の様な冷たさがある。
○平生の襷:ある化学者が創りだしたクリーム色の襷。高濃度のキーの実の果汁は染みこませてあるため、高確率で混乱状態を防ぐことが出来る。
○精神のリボン:ある化学者が創りだした紅色のリボン。試作段階だが、空腹になりやすくなる代わりに技の威力、効果を高める事ができる。
・発熱薬:ある化学者が創りだした防寒用の薬。うっすらと赤味を帯びた液体で、辛みが強い。フィラの実の辛味成分を抽出して混ぜているので、飲むと体の内側から暖かくなる。その代わり、常温以上での使用は控える必要がある。
△焼炎の種:ある化学者が創りだした赤味を帯びた茶色の種。砕く事で空気中の酸素と反応し、触れていた物を燃やす事が出来る。とても脆く潰れやすいため、取り扱いには注意が必要である。
◇誘雷針:ある化学者が戦闘に用いる、銀製の針。プラスの電荷とマイナスの電荷を帯びた物の二種類があり、これらの間で電気タイプの特殊技を維持する事ができる。また同時に複数本を用いる事で、電撃を分岐させることも可能であるが、針に触れると自身も感電してしまうため、扱いには注意が必要である。
△群生の種:ある化学者が創り出した若草色の種。タダの種を特殊な液体に浸し、生育速度を飛躍的に高めている。衝撃を加える事により発育が促進され、瞬く間に蔓が延びる。これを利用する事で、様々な利用法が可能である。
・黒陽草:黒の花園だけに自生する、真っ黒な花。葉の部分にも独特な甘い香りがある。花の蜜は黒糖の原料、葉は紅茶、出がらしも黒の顔料として使われるなど、捨てる部分が無いほど利用価値が高い。
・Zギア(出典:ティア様):別の諸島で普及している、腕時計型の携帯端末。様々なバージョン、アプリが内蔵されている。その中でもこれは、ある研究者が改良に改良を重ねて開発したもの。その諸島では一般的に販売されているらしいが、この諸島での販売は未定。しかし渡航経験者の口コミで、僅かではあるが一部の間でのみ知られはじめている。
△治癒強化薬:ある化学者が開発した、薄水色の薬品。オレンの実とオボンの実、少量の林檎を原料として用いているため、ミックスジュースのような味がある。体力を回復するだけでなく、飲んだ人の自然回復力を一時的に強化する効果がある。製法さえ覚えれば、誰でも簡単に調合する事が可能である。
△音速の種:ある化学者が開発した、俊足の種の強化版。空腹の度合いが増す代わりに、この種一つで三倍速状態で一定時間行動する事ができる。俊足の種二つと食酢、食塩だけを原料に作る事ができるので、覚えさえすれば簡単に調合する事が可能である。
・焼炎の珠石:ある火山地帯で採る事ができる、属性の石の一つ。燃え盛る炎のような深紅の石で、常に熱を帯びている。火を使わずにお湯を沸かす事ができるなど、利用価値がかなり高いが、一部のコレクターの間にしか知られていない。
・太陽の笛:異世界に行くために必要な、三十センチほどの長さの宝具。薄いオレンジ色で、太陽を模した装飾が施されている。十個ある穴を順番に塞いで音を奏でる事で、それに対応する世界へと渡る突入口を開く事が出来る。全ての穴には零から九の数字が割り振られていて、“六”、“二”、“四”に対応する穴を塞いで吹く事で、“太陽の次元”に帰ってくる事が出来る。
・月の笛:“太陽の笛”に相当する笛。作中で語られていないため不明だが、“太陽の笛”の“月の次元”バージョンといえる宝具。しかし“月の次元”では、何者かにより持ち出されてしまっているため、所在は不明である。
・Pギア(出展:ティア様):Zギアの初期型モデル。初期型とはいえ常用するには十分の性能があるため、“ルデラ諸島”では一般的に使用されている。しかしラスカ諸島での認知度は全く無く、販売される予定もない。またCギアなど様々な型も存在し、これはギルドに所属する人専用のモデルである。
○防炎の輝石:ある化学者が創り出した緋色の結晶。詳細は不明だが、炎タイプのダメージを軽減する効果がある。
○地裂の輝石:ある化学者が創り出した土色の結晶。詳細は不明だが、地面タイプのダメージを軽減する効果がある。
・属性の純石:ある化学者が創り出した、純粋な属性の結晶。二つの四面体を一つの面で重ねたような構造をした二センチぐらいの宝石で、透明度がかなり高い。“属性の石”に化学的な処理をし、同じ属性の木の実の果汁、あるいは粉末で抽出する。抽出した溶液を化学的に分離し、純粋な属性成分を精製する事で作る事が出来る。“属性の石”が「〜の珠石」という事に対し、これは「〜の晶石」と名付けられている。
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変色のブレスレット:ある二人の化学者が協力して開発した、銀色のブレスレット。詳細は不明だが、リングルを基に創られている。現段階では開発途中だが、空きスロットに“属性の純石”を装填する事で、対応する属性エネルギーを逆流させる事によって装着者に直接伝える。そうする事で目覚めるパワーの属性を変更する事が可能で、種族と属性の組み合わせによっては姿や種族が変わる事がある。U型(プロトタイプ)は一属性のみで、石の取り外しは出来ない。D型に装填できる属性は二つで、石の取り外しが出来る。ブレスレットを通して技のエネルギーを送り込む事で、石の属性を目覚めるパワー、種族によっては姿に反映することが出来る。N型はある人物専用に作られ、石のスロット数が九つある。名前の由来は、U型が一(Un)、D型が二(Deux)、N型が九(Neuf)である。
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翔嵐の珠石:“陸白の山麓”の山頂のみで採れる、属性の石の一つ。青く淡い光を放っており、一定範囲内であれば高所でも気圧が平地並になる効果がある。
・仮死薬:ある化学者が秘密裏に改良した黒色の毒薬。専用の中和剤と同時に服用する事で、五時間心臓を止める事が出来る。化学的な処理をして毒性を抑えているが、置換基の立体配座が一つ変わるだけで即効性のある致死性の猛毒となる。
△変声の種:ある化学者が創りだした、一時的に声を変える事ができる種。食べると副作用で喉が乾くが、胃酸と種の成分と反応し、分解されることでヘリウムが発生する。しかしこれ以外何の効果も無いので、ダンジョン内では全く役に立たない代物である。
◇
依属の針:ある化学者が銀の針から創りだした飛び道具。この針を持つか咥えるかした状態で技を発動させると、その属性を針に纏わせ、針状に形成する事が出来る。技本来の威力からは弱体化するが、その代わりに飛躍的に持続時間を延ばす事が可能である。
◇造弾の杖:ある化学者が独自に発明した。発動させた技のエネルギーを杖に送り込む事で、その属性の弾丸系の技に変換することが出来る。開発者のみが実用新案権を持っており、現在特許を申請をしている最中である。
・奴属の鎖:“月の次元”から持ち込まれた赤黒い鎖。輪の部分を対象に着ける事で、その人を意のままに操ることが出来る。“太陽の次元”には無い技術で創られているため、構造や仕組みは一切不明である。
◇隷断つの小刀:ある化学者が作り出した、赤銀色の針。ある伝説の種族の能力と炎タイプのエネルギーが混ぜられたものが、銀の針に付与されている。エネルギーを流し込む事で、“奴属の鎖”を断ち切る事ができる。
△氷結の種:ある化学者が創り出したうす水色の種。砕けたり裂けたりすると、その時に触れていた部分の温度が一気に下がる。接触部が濡れている場合凍りついてしまうので、扱いには注意が必要である。