ポケットモンスターズファンタジー 彼女の願いと一つの宝石











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Chapter 04±01
Unknown02
Side ウィア
Location ミウの家
TimeLimit 約七ヶ月


「...ココならたぶん大丈夫。アーシアちゃん達と出会ってから家に帰る事は無かったから。それにしてもウィアちゃん...飛び降りるなんて度胸ある」
「あはは...咄嗟に思いついたのがそれしか無くてですね...。けど、ミウちゃんなら受け止めてくれるって信じてたから」
「頭で考えてたらちょっと危なかったけど、自然と身体が動いて、変身して、受け止められたから良かったけど、あんまりやめてね? ...さて、暗い話は終わり! ウィアちゃんはドリ飲める? あとミルクや砂糖とか」
「の、飲みます! あ、ミルクや砂糖はいつも使わないですね」
「ふふっ、見た目と違ってやっぱり大人ね。 さて..."熱湯"からの"サイコキネシス"っと。後は"鬼火"やってからの"サイコキネシス"をして.........あれ、ポット何処だったかしら?」
「手伝います! えーと、入れるとしたらどの棚に?」
「確か...下段の真ん中。真っ白の...それそれ。蓋開けてそこに置いてもらえる?」
「はい。 ...にしても、ミウさん凄い事しますね?」

 私は立ち上がって、棚から白のポットを取り出しながら、キッチンにあったポットを置くであろう布製の下敷きの上に蓋を開けて置いた。その横ではミウちゃんが"サイコキネシス"を使って少量の"熱湯"を生成後に浮かせて、その下に"鬼火"をまた"サイコキネシス"で"熱湯"の下に調整して温めてた。
 なんと言うか...凄いの一言しか出ない。それしか言葉の表わしようが無いというか、そもそもに私は導かれし者と遠からず同じ感じな身体だから、同時に技を発動もできるはず。だけど実際は電気系統を全て扱えて、電気技は全て無効化出来る事。充分にそれは凄いと思っているし、マスターが使えない電気技を使って、いざとなれば電気技が使えないマスターを、今ならミウちゃんを少しでも守ることも出来るから...

「...んー、だからそんなに凄い事でも無いかも。それにウィアちゃんなら賢いから、意外と直ぐに扱えるか...あれ、ウィアちゃん?」
「へっ? あ、はいそうですね。私も使えたらなと、思います。幅が広がるわけですし」
「そうね。けど、こんな事が出来るのってミュウの姿だけだったりするの。だから変身すると人並みになっちゃうのが悩みのタネ」
「ミ、ミウちゃんならきっと行けます! だってミウちゃん凄いから!」
「...ふふ、ありがと。さ、さて...中々に沸騰したから"鬼火"消して、沸かしたお湯をポットに入れてと。あ、言い忘れたけどインスタントで大丈夫?」
「はい、大丈夫です。あ、コップは何処に?」
「上の棚。けど、高いから私が取るわ。 ...あったあった。一応で砂糖とミルクも...あった。こんなのしか無いけど、少しでも身体が温まれば良いわね。一番はスープかもしれないけど」
「確かにそうかもですけど、ドリが飲めるなら、それだけでも嬉しいです。あんまり出回りにくいですし...」

 私は率直にそう述べた。苦味を持つドリの実やチーゴ、バンジ、一言で言えば苦味主体で甘みか酸味がある木の実は喫茶店などで出される珈琲として使われている。グレードとしては五段階あって、ドリの実はグレードは四もある。マスターと飲む時はニを飲んでたし、喫茶店は三を主に使ってるから結構高級品。まさかインスタントがあったなんて知らなかったけど、高いのは簡単に予測が付く...。

「確かにそうね...だから普通は飲まないのだけど、今日から始まる事を祝って...の言い方も変だけど、そんな感じと思って入れたの。だから気にしなくても大丈夫だし、もう少し入れないと味が無いわよ?」
「そうですか...ですが、このくらいで。で、では頂きます.........あっ」
「どう?」
「...凄く美味しい。それに香りも全然違う」
「ふふ、良かった。一応グレード四の中では低ランク品なんだけど」
「へっ? こ、これでですか...?」
「インスタントは今飲んでるグレード四の低までしか無いの。品質の良い物すぎるとインスタントには向かないらしくて、どう頑張ってもここが限界みたい。後は自分で挽いてって」
「そうなのです...あっ」
「あら、こんな熱々をもう飲み終わっちゃったのね。もう一杯どうぞウィアちゃん。今度はゆっくり飲みながら作戦会議しましょ」
「あうぅ...お恥ずかしい.........///」

ティア ( 2017/10/30(月) 16:00 )