ポケットモンスターズファンタジー 彼女の願いと一つの宝石
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Chapter 01
空間
Side アーシア


「うんん...あれ、私ったらいつの間に寝ちゃってたんだ...。あれ、今って何時?」

 私のまだ寝ぼけた頭は以外にも早く覚醒して、右手あたりに置いた目覚ましに手を伸ばして時間を確認した。すると今の時間は朝の五時で、起きるにはまだ早すぎる時間だった。でも、私の頭は完全に覚醒してしまって、またここから寝るとなれば今度は寝過ごしちゃう可能性だって大いにある。あれ、そう思えば昔にもこんな事があったような...居つだったっけ。
 前にも私はこの部屋で、グレースにあるポケセン兼用の宿屋で早めに起きた事がある。確かその時は...記憶が正しければプラスルのレミさんだった筈。あの時に分かれてからずっともう会えないで居るけど元気にしてるか...ん?

「あれ、こんな時間にメールが来た。送り主は...あっ、エレナさんだ。なんだろ...」

 暗がりの部屋にメールのパターンであるフラッシュに気が付いて起き上がる。そしてテーブルに置いておいたZギア、ウォズからウィアに見送られた時に渡されたGギアの最新モデルを手に取って開いた。
 内容は〈久しぶり、元気してる?〉の書き出しから始まって、昨日の地震について事と身の安否を改めて送ってきたり聞いてきた内容。私はその内容に書かれた質問に回答しながら、親方との勝負に買った事やライトさんの愚痴を軽く書き込んで送信し返した。
 それから何通かメールを送受信してると、いつも起きる時間くらいになって、そしてベットで寝っ転がりながらメールをしてた事に気が付く。その事に軽く苦笑いながらZギアを装着して、身なりを整えて宿屋を後にしてギルドに向かった。
 外は温度差で軽く霧になっているけれど、グレースタウンでは良くある事らしく、住民のみんなやココに訪れる人は気にしていないのだとか。それにしても...

「...うう、やっぱり寒い。やっぱり一枚だけでも羽織れば良かったかなぁ...」

 思った以上に霧が濃くて、そのせいで毛並みが濡れて段々と体温が奪われていく。ちょっとヤバイかとも思いながら、歩く速度を早めてギルドの方向へ向かう。暫くするとグレースギルド、ナルトシティのプクリン型ギルドと違って民家の様な家に辿り着く。
 そこでZギアをドアを前にして右にある壁の出っ張りに近づけると、目の前の扉からガチャっと鍵が空いた音がする。そのまま私は扉を押し上げて中に入ると、そこには吹き抜けで、暖炉があり、椅子やテーブルが置かれた談話室。昨日はそこで地震の影響について話を聞いて、私が免許皆伝で弟子の師匠として宣言した場所であり、私が初めてこのギルドに入って歓迎会されたのもこの場所...。

「...なんだろ、何もかもがあっという間だった。DM事件を解決してからあっという間に二年半が...って、確か今ってこの年数だよね。けど、私が来たのは約三年前なのに何処かで半年くらい空間がある...。 そう思えば、誰かが半年くらい行方が分からなかったって言われたような気がする。その時なんの事か分からなくて流しちゃったけど、それってもしかして私の事だったんじゃ.........」

ティア ( 2017/05/09(火) 16:47 )