ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜

















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Collaborator
事実
 あれからしばらくして、3人は時間通り宿に戻り、食事を終え、身支度をし、ルーナに見送られながら予定時刻より二時間早く出発した。理由は食事中の事の話しの事だった。
「レイエルさん」
「ん?なに、アーシアちゃん」
「あのー、シュエリと言うプクリン知ってますか?」
「知ってるも何も、ナルトシティーのギルド長よ? でも、どうして知ってるわけ?」
「し、信じてもらえないかもしれませんが・・・夢で問い掛けて来たんです。 助けて、あいつを封じ込められなかったと」
「あいつ?」
「はい、ダークライとかなんとか」
「ダークライ・・・聞かない名前ね」
「私も聞かないですねその名前。 アーシアさん、もしかして朝、震えてたのは・・・」
「はい、その通りです・・・。 全方向真っ暗の場所に私が居て、しばらくしたらプクリンが現れて

助けて。あいつを封じ込められなかった。私の名前はシュエリ。

と尋ねたら聞いて来て、最後に血だらけのシュエリさんが私から逃げてと言われて目覚めたんです。その時、後ろに赤く光る目みたいなのが見えたような気が・・・」
「成る程ね、そうなるとー・・・確認した方がイイかも知れないわね。 少しゆっくりして行くつもりだったけど、確かめなきゃダメかも知れない。ちょっと、レミちゃんと話してくるわ。アーシアちゃんは食べて待ってて」
「は、はい。お願いします」
 そう言い、皿に残ったサラダを食べ終えると、レミとルーナが居るテーブルに飛んで行った。それから一分くらいして、すぐに戻って来て、
「レミちゃん救助隊みたいだから、ギルドに入るのは苦労しないみたい。だから行って、確かめて見ましょ。テレポーター使うから、ちょっと急ぐわよ」
「は、はい。で、でも、テレポーターって・・・?」
「その名の通り、町と街を繋ぐ瞬間移動装置よ。普通なら決まった場所にしか飛ばせないんだけど、追加料金を払うか、探検隊か救助隊なら指定位置に飛ばしてくれるのよ。それでギルドまでひとっ飛びってわけ。っとまあ、そう言うことだから。 サクッと確かめて、今日だけは楽しむわよ。プラス、ライトと仲を直す事。かなりきつーく、社会的にも説教しておいたから」
「ごほっごほっ!! しゃ、社会的にって・・・」
 口に入れたパンで咳き込み、慌てて水を飲んで流し込む。
「ちょっと、ライトをサイコキネシスで浮かせて、高速で飛んだだけよ。社会的にはちょっと言い過ぎね。ともかく、言うことは言っておいたから」
「あ、ありがとうです・・・」
「ふぅー・・・もう少しデザート取って来るわね。アーシアちゃんも居る?」
「お、お願いします。オレンゼリーで・・・」
「りょーかい」
 そんなことがあり、現在に至る。

「ココがテレポーターがある、グレースタウンのステーションよ。運営の時間制限があるから夜は来れないのよね、朝は早く行けるんだけど」
「たぶん私たちみたいに、ここへ泊まってすぐに何処か行く人に向けてなのでは? 私が普段行くギルドもココから行くことありますし」
「ところで、レミちゃんは何処に所属?」
「私はエルドタウンです。探検隊と救助隊共にそのギルドで取得してます」
「へぇー、エルドの。 エルドタウンと言えは大きな木の実とタワーよね。私、結構前に上った事あるけど、夜景が中々綺麗なのよね。街明かりがそこまで明るくないから、星が凄く良く見えるし。また時間あったら行きたいわねー・・・」
「そ、そんなに綺麗なんですか?」
「ええそうよ。アーシアちゃんにも見せてあげたいわ。 でも・・・事が終われば、アーシアちゃんと分かれることに・・・なるのかしら・・・」
「たぶん・・・。 それに私は元々、ココの世界には居ない存在ですし・・・」
 既に明るくなった空を見上げながら、悲しそうに呟く。それを見て、同じようにレイエルとレミは空を見上げて、
「・・・そうよね、だからアーシアちゃん。この世界に居る間は、なるべく悲しい顔を見せて欲しくないの。それに、絶対出来ない体験なわけだし、確かに元の世界に戻ることは第一、でも、友情を、アーシアや他の人達の記憶が残らないなんてもっと嫌。辛いこともあるけど、それ以上に私は楽しい事を教えて上げたい。新しい事を教えて上げたい。そんな感情があるのよ。 一言で言うと、アーシアちゃんやマートル、これから出会うかも知れない他の人が、この世界でも生きていた事を残したいって感じね」
「私だってそうですよアーシアさん。私は今・・・始めてこんなに凄いドキドキしてる。 アーシアさんに合わなければこんな感情にはならなかったし、何よりも・・・話したと思うけど、記憶を無くしてから生きる気力をあんまり持てて無かったの。その時偶々ルーナさんが話し掛けてきて、何度話して行くうちに頑張ろうと気になれたの。どん底で、不安しか無かった毎日が一人のおかげで明るく取り戻せたの。それを今、アーシアちゃんにも渡したい、解決したい・・・そう思って私も行くことを決意したの」
 話を聞き、アーシアは記憶のピースを一つ思い出す。けどそれは、自分がいつも一人で居ること、人からの温もりを感じたことが無いこと、そして・・・親の温もりすら感じた事が無いことに・・・・・・。
 そして、それを言おうと口を開けようとした時・・・
「おーい・・・お話中すまんのじゃが、そろそろ転送してもイイかのぉ? そろそろ目的地との接続がタイムアウトしそうなんじゃ」あ、そうですか。アーシアさん、話しはあっちに飛んでからに。管理人さん、転送お願いします」
「ほい、値段はタダにサービスじゃ。そこのイーブイのお嬢ちゃん、何があったかおじさんには分からん。けど、頑張るのじゃぞ? それじゃ、転送!!」
 老眼鏡をクイッと上げながらその人は、アーシアにちょっとしたエールを送ると、レバーを下ろして3人を目的地、ナルトシティーの入り口前に飛ばした。

〜〜〜〜〜☆〜〜〜〜〜

 そして、飛ばされて直ぐの事。ゆっくりと目を開けると、3人の目の前にプクリン型の建物が目に入った。どうやら口が入り口らしく、梯子のようなものが奥に見える。
「ほんと、あっという間ね。普通ならここまで来るの1時間以上掛かるとこだけど」
「そうですね。ナルトシティーのギルド・・・まさかこのような形で来ることになるとは・・・。 あ、えーと、バッチ見せてセキュリティを解除しないといけませんね。少し待って下さい」
 そう言うと、レミは卵に羽が付いたバッチを取り出し、同じ形をしている台座に填め込む。すると直ぐに扉が開き、建物の中に電気が付く。
「あら、早いわね」
「・・・おかしいですね。いつもココから認証が入るのですけど、填めただけで開くなんて変です。軽く警戒して行きましょう」
「そう。レミちゃん、電気ちょっと私に対して放ってくれる?サイコキネシスで受け止めて、何か居たら飛ばすし、光源にもなるし」
「は、はい。 "十万ボルト"ッ!!」
「"サイコキネシス"ッ!! ・・・ふう、ありがと。さてと、入るわよ」
「はい。 アーシアさん、行きますよ」
「・・・え、あ、はい」
 3人はゆっくりと梯子を下る。フロアはどうやら、一番上を含めて3フロアあるらしく、今降りた二階が食堂、掲示板、郵便箱、雑談室がある。一番したのフロアは親方の部屋、食料庫、弟子の部屋、お風呂、そして保健室へとそれぞれ繋がっている。しかも、地下と思いきや、山の中をくり抜いた感じで作ってあるのと、小高い場所に作ってあることもあり、外は窓からちゃんと見える構造になっている。
「あれ、この時間なら弟子達が居る時間なんですが・・・ますます変ですね」
「なんか、明らかに何かあった感じね。アーシアちゃん、私の後ろに隠れてるのよ」
「は、はい」
「んー・・・ここのフロアからは物音が聞き取れないですね。アーシアさん、何か聞こえますか?」
「・・・いえ、聞こえないです」
「っとなると、もう一つ下ね。 今度は先に私が降りるわねレミちゃん」
「あっ、はい」
 そう言いながらも、既にレイエルはゆっくりと降りて行った。かるーく見渡し、2人に大丈夫と声を掛ける。
「んー・・・本当に無人ね。ここで合ってるか心配になって来るわよコレ・・・」
「よいしょっと。いえ、ちゃんと合ってます。後ろ見たら、しっかりナルトシティーの街並みでしたし」
「そう。なら・・・ん?この奥から声がするわね?」
「そっちの方向は保健室です。つまり、誰か治療を受けてて、見てるから居なかったかもしれませんね。行ってみましょう」
 レミの案内で奥へと進む、すると予測通り、保健室の中には複数人の人が、声からして居るようだった。そして、軽くノックして、中へと入ると、何人かがそこには居た。けど全員、俯き、正気は感じ取れない。まるで何かに取り憑かれるように・・・
「な、何これ・・・この人達どうしたのよ?」
「分かりません。けど、正気では無いことは確かです・・・一体何が?」
「なんか、怖いです・・・」
「そうね。多分だけど、私のメロディで治せるはず・・・いえ、治して見せる。アーシアちゃん、レミちゃん、ちょっと静かにしてて」
 そう言い、オカリナの吹き口に口を付ける。そして"サイコキネシス"を発動し、オカリナが青白い光の輪郭に包まれる。
 そして、とてもゆったりとしたメロディーを奏で始める。自分に心地良い風がすーっと抜けて行くような、とてもリラックス出来るメロディーを・・・
 それから3分くらい奏で、メロディは2回目に入った時、
「・・・・・・あ、あれ・・・あの、私、今までどうしてました?」
「あっ、気が付いたのですね?良かった・・・。 貴方達はココで正気を無くして居たんです。一体何があったんですか?」
「えーと・・・昨日の夕方頃、一人のエーフィが危険なダンジョンに入って、救助に行ったんです。救助は成功して連れ帰って来て、シュエリさんの指示で別れたんです。私はお風呂場行って、入って、そこから・・・記憶が・・・」
「なるほど・・・あの、名前は?」
「私は、ここの副親方であるトゲチックのリンネと申します。弟子を含め、私を正気に戻してくれてありがとうございます。貴方は・・・エルドタウンの?」
「はい。そこに居るイーブイ、アーシアさんがココの親方の・・・って、はやっ!!?」
「ひゃあっ!!?」
「あ、レミ!!正気に戻った人達のことを願い!!」
 そう言い告げると、レイエルはリンネを同じく急いで追いかける。アーシアも"電光石火"を使い、その後をついて行く・・・そして追い付くと、リンネは扉に全身で体当たりをしていた。
「っ!! か、硬い・・・木の扉なのに・・・・・・てぇーい!!」
「居た!! えーと、リンネさんどいて!!」
「えっ!!? は、はい!!」
 聞こえるよに大声で言い、どいた瞬間にレイエルはかなりオドロオドロしい"シャドーボール"を扉に向けて放つ。そして、その球体は扉にぶつかると、小さな爆発と煙を起こした。流石に壊れただろうと思って、レイエルは一応作って置いた二球目は自然消滅させた。砂煙みたいなのが晴れると、先程まであった扉は粉々に砕け散っており、部屋の中が見れるようになった。
「う、うぅ・・・」
「レイエルさん!!? だ、大丈夫ですか!!?」
「平気よ、平気・・・ちょっと、フラッとしただけ。 それよりとアーシアちゃん、やっぱり中を見ちゃダメ。レミのところに戻りなさい。後で行くから」
「は、はい・・」
 レイエルがそう言うと、トボトボとアーシアはさっきのところへと戻る。居なくなった後、リンネとレイエルはゆっくりと部屋に入った。
 中は凄いことになっていて、流石にコレをアーシアに見せるのはキツすぎると判断して、ワザと小芝居を打って、気を引かせて、中を見させないようにしたのである。
「シュ、シュエリさん・・・」
「・・・死後、12時間以上経ってるわね。原因は恐らく大量出血によりショック死・・・・・・」
「そ、そんな・・・シュエリさん・・・」
「・・・リンネさん、私も悲しいけど、取り敢えず今はシュエリさんにベッタリ付いてる血を取って、下に連れて行きましょう。 この姿を弟子には見せられませんよね?」
「そう、ですね・・・お水、組んで来ま・・・フィリアさん!!?」
 振り返ってドアの方に目を向けると、その壁側に、大口を開けて倒れているグレイシア、フィリアが居た。どうやら、シュエリに目線が集中して、二人とも気が付けなかったらしい。
「フィリアさん!!フィリアさん!!」
「・・・どうやら気を失ってるだけね。私、この子運んできます。その間にリンネさんは」
「はい・・・どなたか分かりませんけど、ありがとうございます」
「何かあった時はお互い様。それじゃ」
 そう言うと、レイエルはフィリアをいつも通り浮かせ、先ほどの保健室へと連れて行く。すると、先ほどとは変わってガヤガヤしていた。
 そして入った瞬間に、一人のリーフィアがレイエルに跳び掛かりそうな感じでよって来た。
「フィ、フィリア!! おいムウマ、フィリアは大丈夫なのか!!?」
「大丈夫、気を失ってるだけよ。 先に言っとく、親方の部屋には絶対まだ行かないこと、リンネさんからの命令よ。因みに私の名前はレイエルよリーフィア」
「あの、リンネさんは・・・?」
 リーフィアからかるーく距離を置きながら、話しかけて来た人を見る。その者は少々震え、小さな声で話しかけて来たキルリアだった。が、普通のキルリアのように気品が無く、スカートみたいなのはヨレヨレで、今居る人の中で一番ショックで力無いとレイエルは感じた。
「そんなに震えなくてイイわよ、もう大丈夫だから。 リンネさんはちょっとね。ところで、中には誰が?もしかして、エーフィー?」
「そうです。中で治療を受けてるのですが、どうやら道具や木の実での回復を受け付けないようで・・・」
「木の実と道具の回復が効かない? そう、分かったわ。取り敢えず今はフィリアさんを・・・」
 浮かせながら、ドアノブを回してゆっくりと中へ入る。中は至って普通で、言うならば、ちょっとエタノールの匂いが強いと感じる他に違和感を感じることは無かった。思ったこのと言えば、扉を閉じた瞬間、外の音が丸っ切り聞こえなくなったことくらいしか無かった。
「ここが空いてるわね。 それで、この人が・・・って、アーシアはここに居たのね」
「はい。この人に連れて行かれまして」
「レイエル、始めまして。僕の名前はウォルタ。 シルクのパートナーと言うか、旅仲間?かなー。よろしくね」
「こちらこそよ」
「えっと、二人は考古学者みたいで、最近起こった、この諸島を色々調べているそうです」
「ふーん、考古学者ね・・・」
  考古学者とワードを聞いて、言われれば雰囲気がそれっぽいと感じた。
「最近この島のを調べたって言ったわよね? 何か分かったのかしら?」
「分かったことは殆ど無いよー。言うとしたら、最近以上が起き始めた、一つの町がダンジョンに飲み込まれた、時空間の亀裂が見つかった。そして、その原因が『この世界の住人じゃない人が要る』ということ。だから、その元凶を元の世界に戻すか、キツイ言い方だけど、抹消するか、それが元に戻す方法なんじゃ無いかなって僕たち、ギルドのみんなの共通見解なんだ」
「・・・こ、この世界の・・・住人・・・じゃ無い・・・人・・・それが・・・元凶・・・・・・」 
「そうだよ。だからそれを・・・アーシア?大丈夫?いきなり震えてど、どうしたの?」
「・・・ウォルタ、ここでその話は無しにして」
「え?どうして? ま、まさか・・・っ!!」
「ひゃあっ!!?」
 目の色を変えてパイプベットから飛び降り、いきなりアーシアを押し倒す。抜け出そうとするが、足と腕の間に身体を入れられてしまっているため、空を掻くだけだった。
「君・・・この世界の人じゃ無いよね? 絶対そうだよね?」
「あぁ・・・あぁ・・・・・・」
「ちょ、アーシアちゃんになにしてるのよ!! 離れなさいッ!!」
「離れるよ、話してくれればね。ねぇ、どっちなの?」
「わ、たし・・・は・・・」
「は、離れなさいって言ってるのッ!! "サイコキネシス"ッ!!」
 レイエルが無理やりサイコキネシスでウォルタを引き剥がし、アーシアを自分に寄せる。流石に何事かと思ったのか、病室前の椅子に座ってた全員が中へ入ってきて、震えてるアーシアと、睨みつけてるレイエル、それを睨み返すウォルタの姿を今来た全員が見ることになった。
「れ、冷静に冷静に!! 一体何があったと言うのですかっ!!?」
「この子、本物なんだルリ。このイーブイ、この世界の人じゃないんだよ!!」
 ウォルタの発言に一斉にギルドの全員が驚きの声を上げた。そして驚いた後、ウォルタのように全員、同じ目でレイエルとアーシアを睨み付ける。その視線にアーシアは更に震えを増幅され・・・
「はぁ、はぁ・・・はぁはぁ・・・はぁはぁはぁはぁ・・・・・・ほひゅっ!!ほひゅっ!!ほひゅっ!!」
「ア、アーシアちゃん!!? ちょっとどうしちゃったのよ!!?」
 普通の息ではあり得ない仕方に、レイエルは慌ててアーシアの顔を見る。凄く苦しそうに、なにより、息がちゃんと吸えてないとすぐに判断出来た。
「アーシアちゃんしっかりして!!」
「ふん、ちゃんと息が出来てなくて、そのうちソイツは脳に酸素が足らなくなって死ぬな。俺たちにとっては好都合だな」
「・・・もう一回、言ってみなさいよ・・・・・・」
「俺たちにとって、この世界にとって、こいつは死んでもらわねーと困るっつてんだ」
 オーダイルの一言に、レイエルは何処かのスイッチがバキンッと壊れような気がした。そして、冷静な判断も同時に崩れて行くような気も・・・
「許さ、ない・・・許さない・・・許さない許さないッ!! その言葉撤回しなうっ!!?」
「・・・う、うるさいわね・・・イタタ・・・まだダメージが・・・とにかく、そのイーブイを・・・助けて・・・絶対わけがあるはず・・・」
「シルクっ!!? で、でも!!」
「イイから・・・早くっ!!」
 レイエルがオーダイルに、よく分からないドス赤い球体を放つ前に、滑り込みでエーフィのシルクがシャドーボールをレイエルにヒットさせ、ダウンさせる。そして、シルクの指示に渋々ウォルタは従い、助手でルリも入り、アーシアに処置を始める。
 一方オーダイルは病室のドアを力一杯閉めて出て行き、その後に続いて他のギルドの人も外へ出て行ってしまった。
「アーシアさん・・・ゆっくり、ゆっくりと・・・ゆっくりと息を吸って、吐いて下さい。 そうそう、ゆっくり、落ち着いて・・・」
「す、すぅー・・・はぁー・・・すぅー・・・はぁー・・・・・・」
「アーシア・・・大丈夫?」
「はい・・・大丈夫です・・・。 あの、ウォルタさん・・・さっき言ったことって・・・」
「ホントだよ。でもごめん・・・理由、あるよね・・・いきなりあんなこと言って、ホントにごめん・・・」
「イイですよ・・・そのことには変わりないですから・・・」
 軽く目線をずらしながらアーシアは答える。それを見て、本当に申し訳ない事をしてしまったんだとウォルタも同様に視線をずらしてし、静寂が訪れる。
 少しして、シルクがパイプベットから起き上がり、軽くヨロヨロしながら、
「私からも、ごめんなさい。 えーとアーシア、で良いのよね?良かったら少しだけ話して貰ってもイイかしら?話せる範囲で」
 と言い、ベットから飛び降りた。降りた瞬間、軽く顔が引きつったが、すぐに戻してアーシアの前へ。
「は、はい。でも、シルクさんは・・・横になっていた方が・・・」
「イイの。それよりムウマさんをベットに。 私、加減しないで放ったからダメージが・・・」
「大丈夫ですよ、当たりどころ悪くて、気絶してるだけみたいです。でも、取り敢えずベットには寝かしておきます。 ・・・んっしょ・・・」
「私がやるわ。自分が蒔いた種は自分でやらないと。 め、"瞑想"からの"サイコキネシス"・・・」
 弱っている能力を瞑想で上げ、サイコキネシスを使ってレイエルを浮かす。そして、今まで自分が寝ていたベットにゆっくりと寝かした。寝かせた後、軽く深呼吸をして、
「イイわよ、教えて頂戴」
 と、紙とペンを取り出して、アーシアの話しを聞き始めるのであった・・・・・・・・・。


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後書き
 ティアです。ちょっと遅くなりましたが 【Collaboration-storyの真実と絆の英雄】 から、エーフィのシルクとミズゴロウのウォルタが接触しました!
 この子達は @さん と言う方からお借りしたキャラクターで、二人ともちょっと特殊能力を持っていたり、シルクは科学が長けていて、ウォルタは変身出来たり、色々出来ます。
 ココでは詳しく言いませんが、ここの小説内の設定は【Collaboration-story-data】にありますのでご覧下さい。


 本家本編はこちらからどうぞです。
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大本作品名:絆の軌跡 〜過去と未来の交錯〜
投稿者:@さん
アドレス:http://bit.ly/15u3YVz
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■筆者メッセージ
今回の文字数
8000オーバー!

いつの間にココまで書いてて、びっくりしました(・ω・)
ティア ( 2014/09/09(火) 20:16 )