ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜

















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The way to hope
決断
Side リファル


「覚悟しろ! ...ダ、ダークブレード!!」

 俺はシャドーボールを使った事によるデメリットを押し込み、それを勝るありったけの力をブレードと四脚に加えた。かすれる意識と割れるように痛む頭痛に引きつつながらも、俺から見てシルクの右側から押さえ込んでいるダークライ目掛けてブレードを切り込んで走り抜けた。その途端に大きな悲鳴と収まる突風、その後に小さく倒れ込む音...。
 俺は残された意識を無理に持ちこたえさせて、後ろを確認......

「はぁ...はぁ...はぁ......やった...か?」

 倒れてピクリともしないダークライ、そして倒れているシルク...お腹の浮き沈みがあるという事は生きているという事だ...良かった。だが、安心は出来ない...。まずはしっかりとダークライを倒せたか確認しなければ...。
 俺はヨロヨロとしながらヤツへと近づき、どうなっているかを確認をする。記憶が正しければ身体正面の左側に俺が攻撃した傷がある筈だ...手応えもあったから合っているだろう...。

「うぐっ.........やべぇ...意識保つのがやっとだ...。症状を押さえ...はぁはぁ...込むカプセルは持っていねぇ...はは、こんなところで《ダーク化》してたまる...ものか......」

 そうだ、俺には...帰るべき場所が出来たんだ......仲間という帰るべき場所が...意識を保て...闇に囚われたらダメだ......。俺達の帰りを...みんなが...フィリアが...待ってんだ......。

「うがぁ......はぁはぁはぁ...。 た、短剣が...折れている...? まさか...ホントに...やったのか...?」

 奴が倒れている少し先に短剣が転がっていて、柄にはSyueriと刻み込まれていて、小さな赤いルビーが天から指す光を反射して光っていた。やはり、コレはオリジナル...何故ココに...。
 それよりもだ...スガマサは......ダメだ、あの出血量は助からない...。やはり助けたかったが...すまない、ホントにスイレン...済まないことをした...俺は人殺しをまたしてしまったんだ...俺はまた......。

「リファ...ル...さ......」
「シル...ク...?」

 微かに聞こえた声に顔を上げると、半めを開いて俺の事を見るシルクの姿...。少し引き気味っと言う事は...あぁ、今のでダーク化が始まっちまったか...それに、さっきよりも変に意識がはっきりとしてきやがった...。
 くそ...やはり《時空の亀裂》に触った者は最終的にこうなる運命なのか...このまま暴れるなら、いっその事......。

「シルク...多分察しているだろうが......俺は、言うならば心を囚われし者の一人、奇跡的に逃げ切った被害者だ...。シャドーボールが使えるのが...何よりの証拠...」
「...ふふ、技数的に変だとは...思ってたけど......そうだったのね...。 はぁ...はぁ...一つだけ、教えて...私には...リファルさんは...普通の人とは変わらないように見えてた...。亀裂に飲まれた者は...直ぐにでも豹変する...筈なのに......」
「その筈だ、けど俺は症状がすぐに起きなかった...。だが暫くして、俺は何故かシャドーボールが使えることに気が付いた。いや、気が付いたと言うよりは、エナジーボールを放つ時にたまたま出ちまったが正しい。その時がまさに、俺が人殺しをしてしまった時......この音は、来たか...。すまんシルク、一つだけ頼まれてくれ」
「ええ...いいわ...」
「...俺を探さないでくれるか? 死に場所は自分で選びてぇんだ...」
「そう、言うと思ったわ...。周りに迷惑を...掛けたくない、もう誰も傷付けたくないから...それに、姿は見せられない...から?」
「そうだな...その通りだ。じゃあな、シルク...お前のおかげで助かったぜ、ありがとうな。それと...サヨナラだ。少しの間だけフィリアの事も...任せた」
「ええ、任されました...。じゃあ私、少し寝かせてもらうわ...。もう、持たない...から......」
「ああ...ゆっくり休むんだぞ......じゃあな...」

 そう言い残して、腕に身に着けているGギアをリーフブレードでバンドを切り落とし、俺は壁に開いている大穴から外へと飛び出した。上には夕焼け色に染まった空、眼下にはアルトマーレの美しい街並みが広がっていた.........


ー後書きー


 久しぶり?いや、もしかしたら初めての超短編かな。ここでは少しリファルについて補足説明を致しますが、その前になんでこのようなエピソードになったか説明を入れる必要があります。そこそこ長く、読まなくても問題が無いので、ココから下は読みたい人のみで。

 では、何故このようなストーリーになったかと言いますと、それはリファルの根本的な設定ミスによって描かれました。当初のプロットではリファルも生還ルートであり、ダークライも自然災害系統も起こさず、突入メンバー全員とダークライとの戦闘が起きる筈でした。が、ルカリオのリッカが登場した辺りでキャラクター全員を振り返ったところ、リファルの技数が多い事に気が付いたのと、ココに乗せてあるLienさんとのコラボ小説側でリファルがシャドーボールを「本当なら使いたく無いが...シャ、シャドーボール!」と、使っていたのが理由です。
 結果、完成していたプロットを再構築を行う事となり、この続編となるシリーズでもリファルの存在を変更しないといけなくなり、結果的にリファルがメンバーから外れる事となりました。リファルの事がもし、もし気に入った方が居たらごめんなさい。

 さて次はリファルの詳細...というか最終プロフィールですが、以下のように変更致します。


【名前】リファル
【種族】リーフィア
【役割】ポケモン(闇に飲まれし者)
【性別】男の子
【年齢】22才
【性格】勇敢 慎重
【好き】仲間
【嫌い】仲間が傷つく姿
【外見】通常より色が黒系
【口調】ちょっとそっけない言い方。だが前まではこれが普通と思っていたらしいが、棘の中に優しさありの口調に変わっている。

【人称】
一人称: 俺
二人称: お前 あんた(敵には)
三人称: あいつ

【現時点で使える技】
エナジーボール シャドーボール ソーラービーム リーフブレード アイアンテール 守る

【混合技】
名前: ダークブレード
配合: シャドーボール & リーフブレード
効果: 発射したシャドーボールをリーフブレードの剣先で触れてコーティングする。コーティングされたブレードは草タイプと闇タイプの混合タイプとなり、威力が桁違いに跳ね上がる。

【バトルスタイル】
回り気にせずに突っ込んで行って道を切り開くタイプ。だが、仲間との触れ合いや強化合宿を通して仲間への気持ちが凄く強くなった。

【サンプルボイス】
「俺はリファルだ。宜しく頼む」
「...そうか、そこまで言うならやってやろうじゃねぇか。掛かって来い」
「***!! よくも...許さねぇ!!」
「俺はな、お前たちが困らないように教えてんだ。鬼と言われようがこの特訓は続けていく。 ほら、もう一度だ!」
『仲間か...前まではお前だけ無事なら良いと思っていたが、アーシアやシルク達と話すようになってから、自分でも代わったと実感が出来る。アイツらに出会えて、ほんとに良かったと思える。笑う回数も増えたしな...さてと、そろそろまた始めるか。フィリア、サポート宜しくなっ?』


 さて、最後に今後の展開になりますが...なんとなく分かるようにエンドが近いです。途中一年のブランクを挟んでしまい、小説を消滅しようと考えてもいましたが、少し時間軸をずらして再スタートする事ができました。一番に、ここまで続けられたのは読者があってこそ...本当に感謝致します。
 このまま頑張ってラストまで突っ走ります!

ティア ( 2017/01/11(水) 23:37 )