ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜

















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[2]Final Story
封印都市で - 前編
「ウォルタ君の言う通りね。迷ってる暇はないわ。 行くわよ」
 どちらにせよ戻されちゃうだろうし、この場合はこれしか無いわね。何か誘導されているような気がするけど...。それと後はライトさんに連絡が出来れば...なんで繋がらないのかしら...もしかして霧のせいなのかしら?

 ...そんな事より安全をとって進まなきゃ。前の洞窟の時は多少は無理出来るしウォルタ君と二人ならまだいいけど、リトちゃんと特にマートル君が居るから安全マージンを取りながらしなきゃいけない...。
 私の技は全て特殊技しか使えないしウォルタ君も物理が多めで、そして私達は守る為の技は持ち合わせてない...。まだ階段だから問題ないけど、もし開けた場所に出たら定期的にベーシックスキャン掛けて敵を把握かしら?

「あ、そろそろ階段終わるみたいだよ〜」
「...え?あ、ほんとね。 ...なんか、一気に開けた場所に出て来ちゃったみたいね」気
「ココもまっくらでなんにも見えないね」
「...あっ、ここ崖になってます」
「...ホントね。ちょっと待ってて...あった。 みんな、良いって言うまで目をあけちゃダメよ。目が痛くなるから」
 そう私が言って、皆が目を隠したのを確認してから私は爆発の種改を投げ、すぐ投げた物に対して"シャドーボール"を当てた。すると攻撃を受けて種が破裂し、巨大な発光源になったのをサイコキネシスで捕まえて周りを確認...なにココ...?

「い、いいわよ。 まさか、アルトマーレの地下にこんなのがあったなんて知らなかったわ...」
「...凄い、地下都市だココ。壊れ具合を見るに相当昔までは住んでたんじゃないかなココは」
「け、けどココはこんなに暗いですし...」
「世の中には暗闇を好む者も居るのよ。ゴーストタイプ、闇タイプ、地面タイプ、色々とね」
 眼科に広がる地下都市はしっかりと文明を持っていたようで、生活に絶対必要な水はちゃんと流れていて、遠くには木だった物が何本も生えているのが私は見えた。それに微妙に風もあって、息苦しさも全く感じない。
 なぜかしら。元々ここは地下都市だったのかと疑問符を浮かべたい場所な気がする。本当は太陽の日差しが当たるちゃんとした場所だったんじゃないかって...





「さ、寒い......」
「え、大丈夫リトちゃん?」
「...一応耐えられますが、手足の先からドンドン冷たくなっていくような、変な感じが......」
「身体が冷えたのかな? 屋内で日の光も当たらないし」
「ちょっと待ってね...あった、ヒートドリンク」
「...えっと、コレは?」
「飲み物よ。その中には身体の中から温まるような成分が入っていて、飲むとたちまち温まるわよ。 飲みやすくはしてあるから、安心して」
「それは良いのですが...何故こんな物を?」
「ほら、この前雪山に行ったじゃない? 誰か危ない状態になった時の緊急飲料...あの時はまだ作れてなくて、ようやく向かう途中のフェリーの中で完成させたのよ」
「なるほど...」
 リトは透明の容器に入れられた薄紅の液体を恐る恐る口に持って行って飲む。すると、少し驚いた反応をした後に、

「あっ、ぴりっと辛くて美味しい。 けど、辛いだけじゃなくて、木の実まで判別できないけど、落ち着けるような感じでもありますね」
「でしょ? 試作段階の試飲をウォルタ君にしてもらったんだけど...」
「試作は大失敗だったね〜。 即効性は高くて良かったんだけど苦いし辛いし、しかも凄い喉乾くでダメだったんだよね」
「あ、もしかして飲み物いっぱい飲んでたのって...」
「その通り。久しぶりに違う意味で驚かせられたよ〜」
「...シルクさんって何でも出来るのですね。私も見習いたいです」
「そんなのじゃないわよ。ただ用意が多いだけ。備えって物よ」
「じゃなくて。今も光ってる物とか、飲んでるヒートドリンクとか特製の回復薬とか。 それに戦闘に対して、その他知識も凄く一杯あるじゃないですか」
「それにシルクおねーちゃんスゴクやさしいしねーっ」
「確かに、僕もシルクは凄いと思うよー?」
「...ふふ、なんか照れちゃうわ。 あれ?着信...」
 急にシルクのGギアから着信音が鳴り、直ぐに出てみるとインカムをしたプラスルであるココミの顔がディスプレイに映し出された。

『あっ!良かった繋がった! 今まで何していたのですか!?』
「心配かけてごめんなさい。コチラからも連絡をしたかったけど、さっきまで全員圏外で繋がらなかったのよ...」
『全員...? 何があったのか分かりませんけど、今どちらに?』
「それが分からないの。西エリアには着いたのだけれども、気が付いたら変な所にいて、どっちに行っても同じ場所に戻されちゃうの。まるでそこだけ空間が取り残されているかのように。 それで、いま地下に行く階段があったから下って、地下都市を見つけて驚いてた時に」
『通話が来たと。おかしいですね...何故繋がらくなって、今繋がっているのか。しかも地下で屋内って事ですよね? うーん...あ、さっき空間が何かとか言ってましたけど、それは?』
「えっと、どっち行っても同じ場所に戻されちゃうの。しかも空は息苦しくなるみたいで、ちょっとウォルタ君が危なかった」
『陸もダメ、空もダメと...。 そちらも分かり次第報告致します。ウィアちゃ...あれ、居ない』
〈私はもうこっちですよ〉
「あ、いつの間に居たんだ...」
 ふと、ウォルタが持ってるGギアから声がして、ディスプレイを見てみるとそこにはウィアの姿が映し出されていた。

〈また繋がらなくなると困りますし、私はライブラリを沢山記憶してますから何とかなるかと〉
『ウィアちゃんが居るなら安心ね。 ...で、今地下に居るのでしたっけ?その割には明るいですし、町並みのような物が見えるのですけど』
「調査はしてないけど、文明を持っていたかも知れない地下都市よ。 調べてみたいとは思うけど、まずは出口を確保してから。ココって地図情報か地上に出る為の方法ってある?」
〈調べますね .........ココは地図情報は無いようです。あと、貴方達が歩き下ってきた所までマッピングはしましたが、海抜より下に貴方達は居るようですね。そして肝心な地上への出口ですが、ここから真反対のところにあるようです〉
「そこまでの距離とか分かる? そんなに距離無いなら飛んじゃおうかなって」
〈おおよそ六百メートルです。 けどさっき息苦しくってと言ってましたし大丈夫なのですか?〉
「もう大丈夫だよ。心配ありがとねー?」
〈...お、お礼には及びません。 そんな事より向かうなら早く向かいましょう。知らない場所は先に退路を確保することが先決です〉
「その意見に私も同意よ。それにそろそろ発光種の燃焼が終わるわ」
 光が弱々しくなってきているのを見て、シルクはそう皆に伝える。確かに初めは少々目視すると目が痛くなる程の発光度だったが、今はずっと見ていても痛くもならなく、寧ろゆっくりと消え行き、煌めく炎に変わりつつある光源を眺めてると落ち着いた気持ちになれる...気がした。

「早くいこ? ぼく、ずっとくらいトコロ居るの嫌だもん...」
「それは同感ですね」
『ではこちら通話切りますね。皆さんお気をつけて』
「うん、分かってるよ。 ...よし、みんな乗って。ウィアさん案内ヨロシクねー」
〈了解しました。 ...対象まで627メートル。そこまでの音声案内を開始します〉
「頼んだわよ。ウォルタ君、ウィアちゃん」
「おっけー!」
〈は、はい。任せて下さい〉
 ちょっとして発光種の発光が終わり、辺りに静寂の闇が訪れる。ウォルタは飛び立つとウィアの案内通りに天井からの突起物を避けながら出口に向かうのだった...。


ーーーーー


 どうも、ティアです。なんか最近プロットがプロットしてない(´・ω・`)


 さて、それはともかく置いておくとし(<-いいの...?)、今回の振り返りというか次回告知とちょっとした宣伝です。

 まず振り返りですが、戦闘シーン無かったですね...。それに不安なので、一度執筆して確かめなきゃダメかな...?

 次に次回告知...はい、予測通りアーシアチームです。今思ったけど、目的は一緒でもやってる事は二つの物語やっちゃってますね...そりゃペース落ちるよね;
 けどね、お借りした子達を登場させないのもどうかと思ったら、どうしてもこのくらいの規模と八人同時とか無理だから結局この分け方になっちゃったわけです...。か、完結したら執筆しようかしら...。

 最後にちょっとした宣伝です。私は[NO MORE WAR Those who seek freedom and peace]っという名前の作品(以後NO MORE WAR)にコラボと参戦しました。この作品は題名通り戦争を主軸とした小説で、スピード感と平和を願い戦う主人公が強靭な敵たちに立ち向かう小説です(読んで空想で話してる事もあったr)。しかもこの執筆者、新規参戦者(ポケノベルに)らしく、これからの成長も見どころですねー。

 では、以上!

ティア ( 2016/02/01(月) 09:10 )