act4 開会式とくじ引き
そして夜が明ける……
いよいよバトル大会当日っ!!!
さっき起きたばかりだけど私のテンションはすでにマックス!!!
「よーし!!!がんばるわよーーー!!!絶対優勝してやるんだから!!!」
私が叫ぶと布団の中からもぞもぞと小さなパートナーが出てくる。
「ぶ〜〜〜い・・・・・・」
どうやら私が叫んだことで飛び起きてしまったようである。
そういえば昨夜寝るときにイーブイが一緒に寝たそうだったから一緒に寝たんだっけ。
私は苦笑しながら眠そうな顔をしてるイーブイを撫でてあげる。
「ごめんね。起こしちゃって。今日から大会だから興奮しちゃったんだ。」
するとイーブイは首を横に振る。
気にしないで。大丈夫だよって言ってるように見えた。
「よし!!!まずは顔洗って歯を磨いて朝ごはんだね!!!いこっか!!」
「ぶい!!」
私は支度するとドアを開けて食堂へ向かった。
食堂につくと・・・・・・
「あれ???二人とももう来てたの?」
「ブイ??」
そこにはコウダイとマナがいた。
「ああ!!なんかさ興奮して眠れなくてな!!」
「私も!!」
みんなそうなんだ!!私だけだと思ってたからちょっとびっくり。
そして料理が来て食べながら私たちは話す。
「それでさ!!バトル大会ってどこでやるの?」
「ああそれはトキワスタジアムっていうでかいスタジアムでやるらしいんだ!!燃えるだろ?」
でかいスタジアム・・・・
「うん燃える!!!がんばろ!!!」
「そうだろ!!スタジアムで初バトルするんだ。鮮烈デビュー飾ってやるぜ!!」
「うん!!!」
するとマナはあらあらという。
「二人とも燃えてるわね。でもスタジアムでの鮮烈デビューはそんなに甘くはないかな?」
マナは話を続ける。
「おそらくね大会に出るのは皆バトル慣れしてるトレーナーだわ。それに出てくるのは鍛えられたポケモン。勝利するのはちょっと厳しいと思う・・・」
でもいい経験にはなるはずよ!!といいマナは笑いかけた。
「うん!!何事も経験だね!!初バトル楽しんでこよ!!そして勝つ!!!」
「おう!!俺も勝っておまえも倒す!!せいぜいやられるんじゃないぜ!!!」
「やられないわよ!!たぶん!!あんたもぶっ倒すんだから!!」
言い合う私たちにそろそろ行きましょとマナが言う。
そしてポケモンセンターを後にした。
時間はちょっとすぎ現在午前9時30分。
「わぁあ」
「すっげー」
私たちは戦いの舞台トキワスタジアムに到着した。
周りには屋台があり溢れかえる人たち。
まさしくお祭りモードだった。
「わ!!わたあめがある!!たこやき!!やきそばも!!!」
私は目を輝かせるけどそこにぐさりと一言。
「お前さっき飯食っただろうが。それに食いに来たんじゃなくて戦いに来たんだろうが。」
「う…戦った後ならいいじゃん。」
「まあ昼飯時ならいいかもな。それで昨日エントリーは済ませたがどうすればいいんだ?」
コウダイが聞くとマナが答える。
「たしか私たちはそのままバトルフィールドに行けばいいらしいわ。すでにジョーイさんが出場登録を済ましてあるし。行きましょ。」
私たちはマナについていく。
広いスタジアムを移動する私たち。
いくつかドアを開けたらたくさんのお客さんと出場するトレーナーそして立派なバトルフィールドがあった。
「すごい!!!ここでバトルするんだ!!!」
「たしかここで開会式だったか?」
「ええ開会式をやって組み合わせの発表を行うのよ。たしか9時55分
からだから・・・もうすぐだわ!!」
鼓動が高鳴る・・・・ここから始まるんだ!!!
ポケモンマスターへの道が!!!
ーそして9時55分ー
パンパンパンと煙の花火みたいのが上がる。
「お!!始まるぞ!!!」
するとヘリコプターが現れて司会のおじさんが飛び降りてくる。」
「あ!!あぶな!!」
「とおっ!!!!」
すかさずパラシュートを開いて司会のおじさんが降りる。
そして大会の開催を高らかに宣言した。
「皆さま!!!お待たせしました!!!これよりトキワカップを開会します!!!」
わあああああああ!!!っと会場のボルテージがマックスになる。
「大会の司会進行このわたくし!!ゴウノが務めさせていただきます!!皆さまよろしくお願いします!!そして解説はこの街のバトルクラブのバトルマネージャー!!ドンジョージさんです!!」
「どうも。君たちの素晴らしいバトルを期待したりする!!!」
そして優勝賞品の発表が行われた。
「優勝者にはこのポケモンの能力を上げる羽が1セットが贈与されます!!!皆さん頑張ってください!!!!」
「すっごい!!頑張んなきゃ!!!」
私はテンションマックスになる。
とそこでついに・・・・・・
「それでは出場者のみなさんにはまずはトーナメントのくじ引きをしてもらいたいと思います!!!それでは係りの者が行くのでくじを引いてください!!」
まずはくじ引きかぁ・・・・・真ん中くらいの数字がいいな・・・・・・
係りの人が来て私はくじを左手で引く。
数字は…1
「1だ!!コウダイとマナは?」
「私は4だわ。」
「おれは17だ。」
1……やな予感がする…
「それではモニターに注目!!開幕カードは!!1と3!!すなわちサトリ選手とクウシン選手のバトルでこの大会は幕を開けます!!!」
う…!!!開幕戦!!!
なんか貧乏くじひいちゃった?
「どうしよ私開幕戦だよ!!」
「ドンマイ・・・!がんばってらっしゃいな。」
「俺ちゃんとお前の負けっぷり見ておくよ」
「誰が負けっぷりだって!!!」
すると私のバトル相手の人が近づいてくる。
と・・・とりあえずあいさつよね?
「よろしく!!!」
「ふん!!よりによって弱そうなやつが相手とは!!よう新米!!お前は簡単にひねりつぶしてやるよ!!」
「な・・・・・・」
なによむかつく!!!
「あんたは私がぶっ倒す!!!」
「ほう??やってみな?ザコトレーナー」
ぶちっと何かが切れそうだけどこらえる。
「これよりさっそく開幕戦を行います!!サトリ選手とクウシン選手以外は上の展望台へ行ってください。!!」
うぅ・・・きんちょーする。
「がんばれよ〜〜じゃーな!」
「勝てるといいわね。健闘を祈るわ。」
「うん・・・!!」
2人は階段を上って上へあがった。
「これより1回戦第1試合を行います。サトリ選手とクウシン選手お互いに異存はありませんね?」
「うん。」
「ああ。」
審判がルールの説明をする。
「使用ポケモンは1体。どちらかが戦闘不能になった時点で終了にします。それでは両者位置についてください。」
私は位置につく。
「ぶ〜〜い・・・」
イーブイが心配そうな目線で見る。
「大丈夫だよ。私負けないから。」
「てめえごとき瞬殺してやるよ。かかってきな!!」
「……腹立つわねあんた!!!言われなくても!!!」
「両者ポケモンを!!」
私はボールを膨らませるとポッポを出す。
「ポッポ君に決めたわよ!!!」
ぱああああん!!!!
元気よくポッポが出てくる。
「へっ!!これで片づけてやらあ!!カイロスGO!!」
ぱあああん!!!
相手は大きなクワガタのポケモン。強そう
「解説のドンジョージさん。どんなバトルになるでしょう?」
「うむ。相性ではサトリ選手のが有利だったりするが、パワーはカイロスのが上だったりする。パワーとスピードのバトルと見たりする。」
とりあえず…倒す!!!
そしてバトル開始を審判が告げた。
「それでは第1試合!!タイマンバトル始め!!!」
続く