ポラリスside
「泥棒だ!」
ヤナッキーの偉そうな人が、そう叫んだ。
「泥棒じゃねえよ!怪盗だ!怪盗団ポラリス!」
民家の屋根の上を走っていたピカチュウの少年が、ヤナッキーの言葉に反応した。
「そこ!反応しない!さっさと逃げるわよ!」
隣を走るロコンの少女が、少年に言った。
ピカチュウの少年は、セラ・ネイ。
ロコンの少女は、アビス・カルディナ。
二人は、依頼を受けて先程のヤナッキーから盗みをはたらいたのだ。
「よし!このまま逃げ切るぞ!」
「えぇ!」
二人は走るスピードを上げた。ら。
「ッわっ!?」
「きゃあっ!」
なぜか地面(屋根)が揺れ、二人は落ちてしまった。その原因は。
「こんな街!壊してやる!!」
お尋ね者のドククラゲ、リキッド・ロードだった。
「なんだよ、あいつ!」
「分からないけど、このままじゃ被害が大きくなる!いくよ、ネイ!」
「わーった!いくぜ!!」
二人はリキッドに向かっていった。