第四話 はじめてのポケモン
「そうだ!ポケモン図鑑を頼むんだ。ポケモンをあげるよ!」
カグラ博士のこのセリフに、
「本当ですか!?ありがとうございます!」
「本当っすか!?ありがとうございます!」
二人は声を揃えて言った。
「えーっと。この子達の中から自由にどうぞ?」
カグラ博士は、二人の前に、いくつかのモンスターボールを置いた。それと同時に、ボールからポケモン達が飛び出してくる。
「まずは、ひだねポケモンのブビィ。ほのおタイプだよ。次が、しんかポケモンのイーブイ。ノーマルタイプだよ。次が、こねずみポケモンのピチュー。でんきタイプだよ。さて、どの子がいいかな?」
二人は、出てきた3匹を見つめる。
バチッ!
「ぃてッ!!」
突然、リンの右腕に電気がはしった。
「大丈夫!?」
「お、おう!ったく、なんなんだよ!」
リンは、自分に電気を当てた張本人、ピチューを見た。
「もしかしてお前、ついてきたいのか?」
ピチューはその通り、と言うように頷いた。
「よっしゃ!よろしくな!チュピ!」
リンは、ピチューを抱き上げて言った。
「リンはピチューにするんだね。それじゃあ私は、君かな!イーブイ!」
ライトはイーブイを抱き上げた。
「名前は・・・サクラ、とかどうかな?」
イーブイは嬉しそうに鳴いた。
「うん!よろしくね、サクラ!」
ライトも嬉しそうに言った。
こうして二人は、はじめてのポケモンを貰ったのであった。