第一話 はじまりの始まり
ミラルエ地方シホウシティ。その外れに、一軒の家が建っている。
ジリリリリリ
「むぅ・・・。もう少し・・・。」
少女は、鳴っていた目覚ましを止めながら二度寝しようとした。が、
「ライト!起きなさい!」
一階から少女を呼ぶ声で、仕方なく起きることに。
「もう少し寝たかったな〜・・・。」
少女の名前はライト。今日は、彼女が旅に出る日である。
ライトは手早く着替えを終えると、一階に向かった。
「さっ。朝ごはんよ。」
「わぁ!ありがとう!お母さん!」
「いいのよ!別に!」
ライトは笑顔で朝ごはんを食べ始めた。
「よし!準備オッケー!」
ライトは、鞄を持って玄関に向かった。
「もう行くのね?」
ライトの母が、ライトに話しかけた。
「うん!行ってきます!お母さん!」
ライトは家から飛び出た。