キャラクター募集……?(ひそやかに)
筆者は悩んでいた。
この小説なのか小説でないのよくわからない群体のページに、存在しないものの存在に。
「そうか!……うーむ、いや……こうか。いや、それもどうかな」
筆者だけではメリハリに話が進まないので誰かをお呼びしたいところだ。
光中くんでいいか。
「一体どうしたんですか。そんなに一人で唸って」
「ヒソヒソヒソ」
「なるほどー、やはりそれはですねヒソヒソ……」
「なるほど、ではこういうのはどうだろうか……カキカキ」
「あーそれはちょっとここのラインがですね……けしけし
おかしい、二人の会話なのに全く何をしゃべっているのか伝わってこない。
そういう時もある。
ここは思い切ってこちらから訪ねてみよう。
おーい!おーい!
「じゃあそういう訳で。光中くんお疲れ様。クリスちゃんに宜しくー」
「はーい!またどこかでー」
勿体ぶっているうちに話が終わってしまった。二度も呼んだのに。
結局なんの話をしていたのか、この欄のタイトルから読者の皆様方はもうお気付きであろう。
「いや?別にキャラクターの公募をかけようという訳ではないぞ。」
ではなぜにどうして今回はこのようなタイトルな訳で?
「いや、今日は控えめに文を投稿して、他の筆者の小説を色々見ていたんだが、どうもキャラクター募集という交流が今は一番こうきてる感じの、そう超絶ぐぐっときてる感じの試みなのだが、これも色々と他小説を見た感想なのだが、とりあえず可愛い女の子や可愛いポケモンが出てきた時の感想の温度がかなり高いという印象がある訳だ。」
つまりうちにも可愛い女の子が恥じらいだり飛び跳ねたり泣いたり戦ったり胸がばいんばいん高なったりするサクセスでファンタジーなハートフルストーリーが必要であると。
「そうだ、ざっと見てこの訳のわからないあなたは何がしたいのよと逆に聞き返されそうなこの電波タイトル小説まがいの謎バイオ空間には、若くて美人で最高超絶反則可愛いビューティフルでキュートポップなガールメイトもポケモンガールが、ひ・と・か・け・ら・も居ない!!」
クリスちゃんとルザミネちゃんくらいですかね。
「確かに!ルザミネちゃんもクリスちゃんも可愛いが悲しいかなどっちも既婚者だ!俺は既婚者が主人公の学園ライフ冒険ライフどっちも全力カマンカマンウーイエ!だがしかし!読者においてはどうも恋愛してるんだけど秘密もいっぱいで困っちゃう感じのおめめキラキラした若い女の子が出てくる方が、最高にこうかばつぐんにきゅうしょに萌え萌えな展開であるらしい。そうでなければならんらしい!」
うーん、あれだ、二人とも結婚してるの隠して年齢も隠して秘密いっぱいいっぱいで制服着て野原に男と座らせて花火なんか見せて勢いで子供でも作っちゃったらもう完璧ジャスティスなのでは!?
「大きすぎる!秘密があまりにも大きすぎる!大きすぎるし重すぎる!昔そんなアニメもあった。だがしかし、ロリババアがもてはやされていたのは2000年代の頭のネジが吹っ飛んだ実験ラブコメファンタジーの世界だけだ!2020を目の前にしてそのジャスティスは古過ぎる!」
やはり新しいキャラクターを公募するという方向で?
「ああ、大体こう、キャラクター募集をすると、他のサイトでも何回かやったので経験談も含めてだが、可愛いキャラが来るものだ。なぜかこういう時は読者の方がとても気を使ってか自分の人となりをヘンタイだと思われたくはないせいなのかは分からんが、とにかくここで募集すれば空間内のギャップも相成って、いい感じの待遇になるのではないかと考えたがだがだがだがしかし!」
なにか問題が?
「こんな所に可愛いキャラをぶちこむなど、ソルガレオの百倍やばいウルトラホールに赤ん坊のリーリエを放り投げるようなものだ。そんなゲーム内のエーテル財団も裸足で逃げ出すような奇抜かつ奇天烈な行為に、健全な読者の方々が協力してくれるのかは甚だ疑問がある。」
確かにこの決断は、勇気と理性でどうにかなる問題ではなさそうだ……。
「だが……今の所この投稿所の更新率はいい。何かの間違いで可愛いキャラを投げ込んでくれる人がいるかもしれん。この際ポケモンでも人間でもバケモノでも平然と受け入れたい気持ちだけはあるのだが……。」
まぁまぁそう言わず、ここは読者さんの興味本位に賭けてみては。
「そうしてみようかな……全くやらないのも無い事と同じではあるしな。よし、決めたぞ。」
【キャラクター大募集】
【年齢性別:問いません(出来れば若くて優しい子がいいです)】
【人間ポケモン怪物バケモノ:問いません(喋れない子も筆者の力で喋らせます)】
【特技特性才能性格:問いません(不都合があれば改造します)】
【投稿は感想所へどうぞ(アドレス登録してないので拍手ですと気付きません)】
「できたぞ!ついに我が城のキャラクター募集が完成した!面に貼るのはちょっと恥ずかしいので、このページを見た方は、今すぐ感想ポチッとしてドコドコおくってね♪待ってまーす♪」
これネタで言ってるのかよく分からないんだけど。
とにかく全てが怪しすぎる。拒否。
募集じゃなくて勧誘だよこれじゃあ……。
なんて反応で懸念されても、私は知らないぞ!
「うーん、いや、これくらいアブノーマルに決めてかないとウチにはきっと合わないぞ。これでいい」
本当に良いのだな?
では皆様そんな訳で、キャラクターを募集をお待ちしております。
投稿後は即採用、即労働、即主人公をお約束いたします。
必要に応じて時系列、設定を超えて駆り出されます。
多少パイをぶつけられたり腕がロケットに変形するなどは致しますが、命だけは助かります。
「ご応募、お待ちしておりまーす!」