mystory1
仲間
「え…?」

私が…外で助けてもらった…?

「ありえないわ…ァだって私には家族が」

家族…?私に家族はいるの?

「あぁ そっか。確かムースちゃんはピカチュウとイーブイの間に産まれたんだよね?変な事聞いてごめんね」

ピカチュウとイーブイ…私は雑種類…なのよね。
何で私はそんな事知ってるのだろう?家族がいたのかすら思い出せなかった私が…

「ムースちゃん?」

「…………」

「あ…ごめんォ気を悪くしちゃったかな…?本当ごめんね?」

「……あ、何か?」

「え?」

「気のせいか。ううん」

「あ…いやね?気を悪くしちゃったかな〜って」

「そんな事無いよゥ大丈夫。ちょっと気になってる事があっただけだから」

「僕で良ければ相談に」

「いいのァ私の問題だし」

「………………。ごめん。」

「とにかく…散歩してくる!」

「足痛いのに?」

「…りゥリハビリってやつィやるのァ良いでしょ別にゥ」

「………………行ってらっしゃい。5時までに戻ってくるんだよ?最近暗くなるのが早いから…」

「?何で戻らなきゃいけないの?」

「だって家無いって…」

「あ〜ゥさては病院代が欲しいんでしょ?仕方ないな〜ャ働くからベタベタしないでよね」

「えィちが」

「それじゃ!行ってくるね」

「行っちゃった…僕はただ……せっかく会えたのにな…久々に…………」

・:*:・゚'★.。・:*:・゚'☆・:

「痛い〜痛い〜走りたい〜のに〜走れないーァあ〜もっムシャクシャするぅーゥ」

ガサガサゥ

「っィ」

私は戦闘体制をとった。

「ムース…」

「………誰」

「…ムース…ゥ生きてたの…ィ」

「は?」

相手、パチリスはニヤッと笑ってみせた。
けしてその笑みは良い印象を持つ事は出来なかった…

「アハッハハハハハッ チパだよ…忘れたの?それとも演技?ね、皆心配してるんだよ?早く学校おいでよ…?私メチャクチャ心配したんだから!!勉強どれだけ今進んでる?あ〜あとね今度…」

「まってゥ質問攻めされても迷惑なのよ…スゥ。あなた…チパは私の何なの?」

「友達だよ?あ…いや親友だよゥ」

「…そう。」ニコッ

親友…か…なら私の事聞けるよね

「ねぇ…チパ。私の両親ってどんな種族だっけ」

「急に何?ピカチュウとイーブイでしょ?」

間違いない…ゥこの子、少なくとも知り合いではあるァ

「チパ…アハッ 変な事聞いてごめんァじゃあ私、行くとこあるからァじゃあね」
「バイバ〜イ」

ガサガサ…

「アホみたい…キャハハッ促

・:*:・゚'★.。・:*:・゚'☆・:

「ただいま〜ねぇ聞いてよゥずいぶん歩けるようになったんだよゥ」

「…ムース。僕のこと…覚えてる?」

「はい?」

「やっぱりね……あのさ、実は僕………ムースの…彼氏なんだ…ゥ」

Sumire ( 2015/10/28(水) 13:57 )