兄
これは、ハリマロンのオチバが探検隊になる前の話…
オチバには、兄がいた。
その兄は探検隊をしていて、それなりの実力があった。そしてオチバは、その兄の探検話を聞くのが大好きだった。
「ねえ兄さん、今日はどんな話をしてくれるの?」
そして今日も、オチバは兄、色違いのハリマロンのコウヨウの話を聞きたがっていた。
「ああ、そうだな…」
コウヨウは話すことを考える。
「よし、ダンジョンで急に出てきたハブネークとのバトルの話をしようかな。」
コウヨウはオチバに話をした。そして話の途中…
「いや〜そのハブネーク毒タイプだからかなり苦戦しちゃってさあ…」
「兄さん。」
突然オチバは話の途中でコウヨウに話しかける。
「僕も、探検隊になりたい。兄さんみたいに、バトルができるようになるにはどうすればいいの?」
コウヨウはオチバの言葉がすこし意外だった。オチバは、探検の話は好きで聞いていたと思っていたが、、オチバが探検隊にはなろうとしてるとは思っていなかったからだ。
自分の活動に興味を持ってくれたことが、コウヨウは嬉しかった。そしてコウヨウは言った。
「バトル、やってみるか?」
オチバは答えた。
「うん、やってみる!」
そしてオチバは探検隊になるための道を進みはじめたのであった。
02 技 に続く。