水の宝石を入手せよ
戻ってきた大部屋で、あなたは少しの迷いも見せずに真ん中の扉へと歩みを進める。その行動に驚いたパートナーは目を大きく見開いたものの、慌ててあなたの後を追って走ってきた。
パートナーは扉の横の板に目を移すが、あなたはそれに構わず扉を開けて中へと入る。そこは石が置いてあったのと同じような小部屋の中だった。目の前には行く手を塞ぐかのように液体状の壁が広がっている。この壁のせいか、部屋の中はどこか涼しかった。
一目で自分では無理だと感じたあなたは、後ろで様子を伺っていたパートナーに声をかけた。その迫力にびくり、と体を震わせたパートナーだったが、何かを諦めたかのように塊へと進んでいく。
しかし、水に適していないパートナーは時々震える声であなたに訴えてくる。あなたはそれを無視して、さっさと宝石を取るように命じた。
無言になりうつむいたパートナーはゆっくりと壁の前へと進むと、恐る恐る中に体を入れる。見た目に反して勢いでもあるのかパートナーが悲鳴をあげるが、あなたはそれに全く動じることなく様子を見る。
やがてぐったりとしたパートナーが青い宝石をくわえて戻ってきた。あなたはぜえぜえと荒い息を吐くパートナーを褒めることなく宝石を奪うと、落とさないよう丁寧にリュックへとしまう。
どこかこちらの顔を伺うようなパートナーにあなたは回復の薬を使うと、その顔をじっくり見ることなく部屋を出ようとする。
だが、あなたが扉に手をかけた瞬間、後ろで不自然な物音が響き渡る!
何事かと振り向くあなたの前には、一匹のミロカロスがいつの間にかできた水球の中で泳いでいた。どこから現れたのか、なんていう疑問はもう持たない。少しでもここにいれば水浸し以上のことをされると思い、あなたはすぐに扉を開けて外に出る。
素早く扉を閉めて安堵の息を吐くあなただが、何かが足りない気がしてならない。しばらく辺りをキョロキョロと見回して、やっとパートナーがいないことに気が付いた。ミロカロスに襲われていたら今後が大変だ! あなたは急いで扉を開け、ミロカロスと対峙するパートナーを抱きかかえる。
ミロカロスは不思議なことに無防備に近いあなたを襲うことなく、ただ睨みつけるような視線を送っている。このことにパートナーは何か声をあげたが、あなたはそれに構わず再び部屋を出た。
あなたは更に手に入れたい宝石があるのなら他の扉を目指してもいいし、もう大丈夫ならあの扉の前に戻ってもいい。
更に宝石を探す→他の裏ルート「〜の宝石を入手せよ」へと続く
黒い扉の前に戻る→裏ルート「再び扉の前へ」へと続く
※戻らずに次のページに進むと「雷の宝石を入手せよ」になります。