タクトとユウヤ
ユウヤの自宅は探偵事務所の下の階、44階にある。後その44階と探偵事務所の階のエレベーターはつながっている。だからって別に便利というわけではない。
そういうのはどうでもいい話だ。そういうことを考えながらも探偵事務所に行く探偵事務所に行ってまずはポストをチェック。留守のときに依頼が来ることもたまにあるからだ。しかしたまに預かり所のチラシ紙が張られていることもある。まぁこれは同じ探偵事務所にいる風頃見 卓斗(以下タクト)のせいだけど、剥がしても何度も張るから…意味はないとユウヤは飽きれてしまっている。だから結局一枚だけは許した。
「うーん今日は一通だけかぁ…」
ソファーに寝転がりながらユウヤはこうつぶやい手紙を見る。考えているのはいつものことボーっとしているのもいつものこと。でもボーっとしているときだけ毎回油断をする。この前も…このソファーから落ちたことがありそれをタクトに見られてびっくりしたことがある。ボーっとしているときは気づかないことがユウヤには多いのだ。
「おーい入るぞ…」
そういっているうちにタクトが入ってきた。ユウヤはボーっとしながらも手紙を見ている。しかしここで気づかなかったことがおきた。
「っておい!ちょっとお湯沸いているぞ!」
お湯が沸いていて夜間から水が少し噴出してしまっていたのである。それを見た宅とはすぐにそこのところに行って火を止める。
「お前何…やってたんだ?」
「うーんお湯沸かしてた。コーンポタージュを入れようと思って…。」
「それだけ?」
「それだけ。」
ユウヤはこういってソファーから起き上がって立ち上がり手紙を机に置き、愛用のマグカップにインスタントのコーンポタージュを入れてそこにお湯を入れてスプーンでかき混ぜる。
「それてこれはなんだこれ?」
タクトが机においてあった手紙を見た。
「今日届いた依頼書の手紙。」
「手紙?内容は?」
「うーんまだ読んでないよ…」
まだ中身は読んでいないことに少し不信感を抱くが…まぁボーっとしていたこともあるからしょうがないだろう。
「とりあえずコーンポタージュ飲んでから読むよ…」
ユウヤはこういってコーンポタージュが入ったコップを置いた。
「タクトも飲むか?」
「ああ…」
ユウヤが聞いたことはにタクトが答えるとユウヤはまたそのお湯のとこに行ってマグカップにコーンポタージュを入れた。