ポケモン・ザ・ワールド〜希望の魔法使い〜





小説トップ
Entracte−第1楽章・第2楽章−
第1楽章お疲れ様会

星空町のご飯屋『ひとつまみ』にて。
星空町マジカルベースのポケモン達や、町の住民の何匹かが、ここに集結していた。

モモコ「はい! というわけで『ポケモン・ザ・ワールド〜希望の魔法使い〜』第1楽章を読んで下さった皆さん! お疲れ様でした!」
ミツキ「『きぼまほ』のスタートラインになる、全13話にわたる話はどうだったか?」
ライヤ「本作は、実は今から4年前の2014年に本格的に連載が始まって、2年前の2016年にリメイクし、今年に入って休止していたところが復活したという異例の展開なのですが……」
コノハ「今回はリメイク前の話は抜きにして、第1楽章全般を振り返っていくつもりよ!」

モデラート「じゃあ、大抵名前の並びでは1番にくるミツキが、乾杯の音頭を!」

ミツキ「えっ!? えーと……第1楽章、みんなお疲れ様でした。 だいぶ今回では、俺は物語を引っ掻き回したり、ズルズル引きずったりして迷惑かけたところもあるけど、これからはちゃんと主役らしく頑張っていきます!」

店中から拍手が、わあっと広がった。

ミツキ「じゃ、乾杯!」

***

@第1楽章を終えての登場キャラ達からの感想

コノハ「それにしても、第1楽章の間のミツキとモモコは、かなりギスギスしてたわよね」
モモコ「そ、それは否定できないや……」
ミツキ「もうやめてくれ」

ユズネ「だ、い、た、い! 作者はワイを話の中で復活させる気あるんか!? あんな惨いことせぇへんでもええのに!」

ミツキ「ユズネ!? なんでお前がここにいるんだよ!?」
ユズネ「あのなぁ〜、これはお疲れ様会やで? 第1楽章お疲れ様でしたーってやる会やから、登場キャラが出てくることに異議なんてあらへんやろ? あ、カケル。 ワイオレンジュースでな」
カケル「はいよっ!」
モデラート「ボクは焼きたてクリームパンで〜」
トスト「さすがマスター、ブレないな」

現時点では、モモコはユズネと直接的な面識がないため、彼の人となり____改めポケとなりやキャラを初めて目の当たりにしている。

モモコ「こ、これがユズネさん……。 でも何でコガネ弁?」
コノハ「さぁ? あまり深く考えたことはなかったわね」

次々と出されるオードブルをつまみながら、魔法使い達は第1楽章を振り返っていた。

フローラ「あたし、ひとつだけ解せないことがあるの。 ミツキとライヤとコノハが登場第1号なのは分かるわ。 でもなんで! フィルが! マジカルベースの魔法使い顔出し第1号なのよ!」
フィル「そりゃあもちろん、ボクの優雅さを読者のみんなに知らし示すためだよ」

フィルが「ふぁさっ」と長いリボンを靡かせる。

リリィ「まぁまぁフローラ、ちゃんとそのあと私達も出番あったんだし」
クレイ「俺なんてなぁ……初登場シーンが酔っ払った時だったんだぞ」

ライヤ「思えばモモコも第1楽章から大変でしたよね。 ポケモンになって魔法使いになって、クライシスに狙われて……」
コノハ「これが主人公の苦労ってやつ?」
モモコ「いや、本当に大変だったよー。 ドレンテの息が首元かかった時とか本当に鳥肌立ったもん」
ドレンテ「失礼な、あれはモモコにボクのことを忘れないようにするためにインパクトを残しておいたんだよ」
モモコ「んなこと言ったって……」

気に留めないで会話をするモモコだったが、違和感に気づいたその時。
隣にドレンテが何食わぬ顔で居座って「やぁ」と左前脚を挨拶がわりに掲げている。

魔法使い一同「「何でお前がここにいる!?」」

一気に戦闘態勢に入る魔法使い達は、ここが食堂であるにも関わらず各々のウェポンを構え出した。

ドレンテ「別にいいじゃないか、お疲れ様会なんだし」
グラーヴェ「ちなみに、俺達も来てるからな」
ソナタ「この野菜サラダ、美味しいじゃない!」

すっかりクライシスは、普段の敵意むき出しの態度とは打って変わってくつろいでいる。

ドレンテ「ボクはただ、モモコに『キミはボクのモノだ』って言ってただけなのに、みんなから集中砲火を食らうのは心外だよ」
モモコ「それが問題発言なんだってば! 普通の人やポケモンならもっとドン引きだよ!」
ドレンテ「そういうものなのかい?」
ミツキ「……だめだこいつ」

ドレンテの態度にやれやれ、と頭を抱えるチームカルテット。
そこにバーンと大きな音を立てて、1匹のポッチャマが店の中へとずかずかと歩いてくる。
ガッゾと同じぐらいの年頃であり、幼さがあるもののどこかふてぶてしさも感じられる。

???「ところで、第1楽章といえば締めに出てきた私のことも忘れてないわよね?」

一同「「誰?」」

誰もポッチャマのことを知らず、キョトンとする一同。

ポッチャマ「くっ……そうよね。 まだ私は誰とも面識がないもんね……」
タクト「こんにちはーっ! お疲れ様会の会場って、ここっスか?」

ポッチャマが落胆しているのをよそに、お騒がせ方向音痴ボーイことヒコザルのタクトが元気な声を上げて店に入ってくる。

コノハ「あ、アンタはいつかのヒコザルくんね」
タクト「はい! お疲れ様会ってことで、オレもついつい来ちゃいました〜」
マナーレ「よく来てくれたな。 何が飲みたい?」
タクト「いいンすか!? えーと……じゃあ、モモンシェイクで!」

マナーレの奢りで、タクトはモモンシェイクをご馳走になる。

モモコ「それにしても、『きぼまほ』って本当にたくさんのポケモンが登場してるんだね」
ミツキ「天の声から聞いたんだけどよ、これでもまだ序の口でまだまだ新キャラは登場するらしいぜ」
モモコ「えーっ!? まだ出るの?」
ライヤ「覚え切れるでしょうか……」
コノハ「そのうち、この中の何匹かがフェードアウトしちゃったりして」

コノハは主役級の余裕の笑みを浮かべる。

シオン「んなわけあるか! オレ達は仲間だろ? フェードアウトなんて悲しいこと言うな!」
リオン「シオン……暑い夏をさらに暑苦しくさせる気なのですか」

***

A第1楽章の反響などまとめ

ミツキ「それにしても、第1楽章だけでも多くの人達に見てもらえたのはデカいよな」
モモコ「特に多かったのは、『楽器を使うのが新鮮』『ポケモンと魔法ってあまり見たことないから面白い』『キャラがみんな立ってる』……本当に嬉しいことだよね!」

コノハ「中でもドレンテの問題発言の数々は、特にSNSでも有名になってるわね」
ドレンテ「みんな本当に心外だよ? ボクは凄くいいって思ったから凄くいいねって言っただけなのに、それをヘンタイ扱いなんて!」
ユズネ「おめーは思ってることをズバズバ言い過ぎなんや。 もうちょい言葉選び考えたらええんちゃう?」
ドレンテ「た、例えば?」
ユズネ「こう……『フハハハハ! もっと苦しめ! もっと泣き叫べ!』みたいな?」
ドレンテ「そっちの方が物議を醸し出すと思うけど……」

モデラート「巷では、ボクや賢いライヤ、謎が多い主人公枠のモモコが黒幕説立ってるみたいだね〜」
マナーレ「マスターが黒幕なんて、あるはずがなかろう!」
ライヤ「え、ええっ!? 僕ですか!?」
モモコ「なんで〜!?」

ガッゾ「モモコのおねーちゃんやライヤのおにーちゃんがクライシスだったら……オイラ……オイラ……」
フローラ「うわーモモコとライヤがガッゾ泣かしたー」
シオン「ダメだろガッゾ泣かしちゃ!」
モモコ「だ、大丈夫だよガッゾ! 多分今のところそういうのないと思うから!」
ライヤ「そうですよ!」

タクト「特に『きぼまほ』はまだまだ謎が多い作品っスよね。 これからの展開が楽しみっス!」
ブランチ「『ポケダン探検隊』から登場したオレ達が、チームカルテットと見つけたあの壁画も気になるよな」
ノクターン「4匹のポケモンが五線譜の上を走ってるやつか。 昔話とミツキさん達は言っていたが……」
エレガ「何だか壮大な物語になりそうよねっ! ウフフッ!」

カケル「オレ達住民の話も、もっと増えてくれたらなぁ」
ストゥッツ「確かに、せっかく登場するだけしたんなら、もう少し見せ場は欲しいところだな」

***

B締めくくり

ミツキ「……とまぁそんな感じで、『きぼまほ』の物語はまだ始まったばかり」
モモコ「これからどんな風になっていくのか、ワクワクするね!」
ライヤ「笑いあり、涙あり、時にはえーと……何かしらもきっとあると思いますが!」
コノハ「これからも、アタシ達をよろしくねっ!」

モモコ「では、今回のお疲れ様会はこれにておひらきにします! 引き続き、『きぼまほ』の世界をどうかお楽しみください!」

花鳥風月 ( 2019/06/14(金) 00:33 )