story7 探検?[羽ばたきの森]
チームエクシードは用意を済ませ、どう行くかを議論していた。
「ここの[羽ばたきの森]を抜けて、[輝きの道]を通って行こうよ!」
リンの出した案にエバはうなずく。
「そうだな。羽ばたきっていう単語に何やら恐ろしいものを感じるが、そこが一番最短だな。」
そうして二人はギルドを出た。目指すは…[花咲の都]だ。
〜★〜
「うおわっ!」
「エバ、生きてる!?」
場所は変わって、ここは[羽ばたきの森]。入った瞬間に鳥ポケに狙われるエバ。ご愁傷さま。
エバに向かって飛んできた【エアカッター】まあそこは格闘タイプ。綺麗にバク転してよける。
「生きてるわ!!」
着地して振り向きざまに
「【波導爆弾】!」
エアカッターを放ったハトーボーに向けて波導爆弾投げる。ヒット!吹き飛ばされるハトーボー。憐れ、そこには大きな木の棒を持ったリンが!
「ていやーっ!」
勢いよく振った木の棒に激突したハトーボーは星となって飛んで行った。
「ホームラン!」
「ホームランじゃねえよ!」
くるっと振り向いてポーズを決めたリンにエバツッコミ。吹っ飛んでったハトーボーのことは?
「よしっ!次行ってみよお!」
「とっとと終わらせるぞ。」
一つの部屋に踏み込んだリン。と・・・・・?
「わあい♪モンスターハウスだあ!」
「わあい♪じゃねえだろ!」
リンのボケ・・・これボケか?にツッコミながらもエバは左手に波導爆弾を作り出す。
「行くぞ、リン!」
「あいさ!」
うじゃうじゃといる鳥ポケの中に突っ込んで行くエバとリン。さあどうなる!?
「【波導爆弾】!」
目の前にいたポッポに波導爆弾を投げつけるエバ。後ろからピジョンが放った【エアカッター】はジャンプでよける。とんだときにくるりと反転して
「もういっちょ!」
ピジョンに【波導弾】。エバは二つの技を使い分けられるらしい。【燕返し】で突っ込んでくるスバメには、
「【見切り】」
猛特訓の末覚えた【見切り】でよけ、木に激突したスバメをつかんで投げる。後ろから襲いかかろうとしていたオニスズメに激突した。二匹まとめて片を付けたエバは額に流れる汗をぬぐう。
「リンは大丈夫か?」
ぼそりとつぶやいたエバは突っ込んでくるピジョットを迎撃する体制を整えた。
「エバ、退いて!」
「!」
リンの声に横にずれたエバが見たのは葉っぱが白く光っているリンだった。白く光る葉っぱを前に出すリン。白い光が増していく。
「いくよ・・・!【リーフ・バースト】!!」
白い閃光がエバのいた位置を駆け抜ける。その光が収まった時、周りにいたのは――
「す、すげ・・・・。」
倒れている鳥ポケたちだった。
「ふふふ、リン猛特訓の末覚えた必殺技!【リーフ・バースト】いかがかしら!?」
高らかに言い放つリン。ここでエバのツッコミor合いの手が・・・・?
「あ、あれ・・・・?」
入らなかった。かわいそうなリン。エバはとっとと階段を見つけて次の階に向かっていた。
「エバ―!まーってーよー!」
視界にギリギリ入ったエバを追いかけて、リンは走り出した。
〜★〜
「や、やっと着いた…!」
「着いたな。」
エバとリンの二人は[羽ばたきの森]を抜けて[輝きの森]の前に来ていた。真っ赤な夕日がエバとリンの網膜を焼く。
「もう、休まない…?」
「そこは同意だな。」
てなわけで二人は軽く夕食を食べ、眠った。
〜★〜
夢を見た。
「どうして…?」
一人の少女が目の前で泣いている。それを無視して私は不思議なところへ少女を押した。
「なんで・・・?○○」
そこで夢は途切れた。