03
カツラ「はははっ、よろしく頼むぞファイアーにエンテイ」
ファイアー「フゥーッ!(はい、よろしくお願いしますカツラさん!)」
エンテイ「グフゥーッ!(よろしくお願いします!)」
カツラ「何か特訓でもするか、特訓……心臓がトックントックン言っとるわ!」
エンテイ(寒っ、俺ほのおタイプだよね、さっきまで身も心もほっかほっかだったのに!ある意味凄いぜカツラさん………)
ファイアー(なんか「決まった!」って顔してるし!)
カツラ「お、ステータスを確かめとらんかった、えーと、レベル51覚えている技かえんほうしゃ、ドリルくちばし、こうそくいどう、にらみつける……ん?何でにらみつけるなんか覚えとるんじゃ?」
ファイアー「!!(そこ触れないでーっ、何か技マシンで上書きしてーっ!)」
カツラ「大切な技か何かなのか?レベル51になるまでとっておくとは……よっぽど思い入れのある技なんだのぉ」
ファイアー「フゥーッファー!(違います!最近覚えた思い入れなんて欠片もない技ですーっ!)」
エンテイ(そういえばお前あだ名睨み付けるさんだったな)
ファイアー(うるせーっ!)
カツラ「うむ、そうか。じゃあワシなんかが勝手に忘れさせててはいかんのぉ。安心せい、いまの技でも勝てるように特訓しようか」
ファイアー(お前わざとやってんじゃねーのっ!?)
カツラ「決まりじゃな」
ファイアー「フゥーッ!(俺の話聞いてないだろーっ!)」
エンテイ「ガウ(ドンマイ)」
エリカ「……あら、セレビィちゃんねよろしくお願いします」
セレビィ「ビッ、ビィ!(こっ、こちらこそよろしくお願いします!)」
エリカ「うふふ、せっかくだから私のお料理でも食べる?」
セレビィ「ビィー(ぜひお願いします!)」
エリカ「ちょっと待っててね、材料を摘んでくるから」
セレビィ(……材料?)
エリカは植物園の中に入って行った。
エリカ「お待たせしましたかな、今から作るから少し待っててね」
セレビィ(ワクワク)
エリカ「えーと、まずフシギソウの葉っぱ二枚……」
セレビィ(えっ?)
エリカ「チェリンボの蜜、ウツドンの葉っぱ、マダツボミのつぼみ………」
セレビィ(ウギャー!)
エリカ「マダツボミのつぼみはすりつぶして細かく切ったキレイハナの花と混ぜるといい香りが付くのよ」
エリカはセレビィの方を見てにっこり笑う。セレビィの顔がひきつる。
「あとは味を少し塩で整えて………こんなものかしら。セレビィちゃん味見する?」
エリカはセレビィの前に匙を持ってくる。セレビィは見ずに気絶した。
エリカ「………あら?」
セレビィ「…………」