01
ナツメ「私はミュウツーね」
イツキ「何を言ってるんだ君は。ミュウツーは私が使うのだ」
ナツメ「あなたはミュウを使えばいいじゃない。最近の映画のミュウツーメスっぽかったし」
イツキ「一番はじめの映画では俺とか言ってた立派なオスだ!」
ナツメ「それに一応出現場所はハナダの洞窟でカントーじゃない。ど真ん中にいるあなたよりは私が適当よ」
イツキ「それを言ったらファイアーはどうすればいいんだ?あいつジョウト・カントーどころかナナシマじゃないか!最近はチャンピオンロードで佇んでるし!」
ナツメ「睨み付けるさんのことは関係ないでしょう」
ミュウ・ミュウツー(悪口混じってるよね)
ナツメ「じゃあミュウツーに決めてもらいましょうよ」
ナツメ・イツキはミュウツーをじっと見る。
ミュウツー「…………(どっち選んでもまずい)」
ミュウ(私は……私は自分の睫毛ごときに負けたのっ!?こいつ私の睫毛から生まれたクローン。じゃないの?そうよね、公式はこっちにだけストーンあげてるもんね、二個もっ!)
イツキ「見ろ!ミュウツーは私を見ている!私がいいんだ!」
ミュウツー(あのド派手なメガネは何……?格好も凄い)
ナツメ「なっ……こっちを見なさいミュウツー!」
ミュウ(私帰ろうかな……デパートにでも行こっかな……)
イツキ「おお、私を選んでくれるのかミュウツー!」
そう言った瞬間ミュウツーはナツメの方を向く。
ミュウツー(ド派手メガネ野郎よりはこっちがいい……)
イツキ「恥ずかしがってるのか?そうだ、そうだよな!」
イツキはミュウツーに抱きつく
ミュウツー「ピィィ!(くっつくな気色悪い!あとメガネの角が当たるっ!)」
ナツメは目を逸らす
ナツメ「こんな男に汚されたミュウツーはこっちから願い下げよっ!」
ミュウツー(うそぉぉ!)
イツキ「だってさ、よろしくなミュウツー!」
ミュウツー「………(帰りたい)」
ミュウ(ザマミロ)
ナツメ「ドーブルにへんしんさせて倒せば……」ブツブツ
ミュウ(ゲッ……)
ミュウ・ミュウツー(棄権したい……)